遊戯王GX~とある少年の転生記   作:0・The Fool

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感想頂きました青いカンテラ様、灰流うらら様。並びにこのお話しを読んでくださる皆様ありがとうございます。


デュエル51 スター発掘デュエル

 

 

「お~い♪」

 

 オベリスク・ブルーの女子の制服を着た翼がピョンピョンとはねながら手を振っていた。今日から翼が転入生として生徒になるなんて感慨深いな。

 

「エヘヘ♪ ボク、可愛い?」

 

 クルッとターンする翼に俺は親指を立てていた。

 

「ありがとう♪」

 

 翼はそう言いながら俺に抱きついた。ちなみに、今この場は、デュエルアカデミアにあるデュエルフィールドであり、大勢の人がスター発掘デュエルを見る為に来ている。

早い話、大勢の人に注目されているわけで、次の瞬間赤、青、黄。3色のフードを着た男達が俺達を包囲していた。

 

「 諸君、ここはどこだ?」

『最後の審判を下す法廷だ!』

「異端者には?」

『死の鉄槌を!』「男とは?」

『愛を捨て、哀に生きる者!』

「宜しい。これより……RYBDAUO異端審問会を始める!」

 

 

 

「………俺に何か言うことは?」

 

 先行ターンでエクゾディアを決めたからか、ブスブスと焦げ臭い香りを漂わせているフードを被った連中に問いかけると、須藤が痙攣しながらも答えていた。

 

「こ、これで終わったと思うなよ? お、俺達が倒れても新たなRYBDAUO異端審問団が異端者を裁くからな。

ガクッ。」

 

 ………自分でガクッって言っちゃったよ。

俺は騒動を唖然とした表情でこちらを見ていたクロノスに視線を向けていた。

 

「学生達に問題有りすぎない?」

「そ、そんな感じがするノーネ。

と、とりあえず、シニョール万丈目とシニョール五階堂でデュエルしてもらうノーネ!」

 

 クロノスの言葉に戸惑った表情の1年と威風堂々が似合う態度の準が立っていた。………初々しいな。俺にもあんな時期があったな。

 

決闘(デュエル)!!』

 

 おっと、いかん。デュエルに集中せんと。

 

「俺のターン! ドロー! 切り込み隊長を召喚! 効果で荒野の女戦士を特殊召喚!」

 

 ………………………。

 

「はぁ?」

「雑魚ね。」

「あれで中等部のエリートなのかな?」

「中等部もレベルが低いよね。」

「あの子が中等部のエリートなんて、恥ずかしいわ。」

 

 俺、雪乃、翼、マナ、明日香の言葉に意味がわからないのか、翔が?を浮かべる。

 

「戦闘破壊限定のリクルートモンスターを守って何がしたいのさ?」

「………あ。」

 

 俺の言葉に翔が気づいたらしい。

 

「切り込み隊長に神剣フェニックスブレードと宝玉の剣を装備!」

 

 その言葉に切り込み隊長の武器が変化した。

 

「やったせ! 五階堂さんのマジックコンボ!」

「さすがの万丈目さんもこれには手を出せないだろう!」

「切り込み隊長のロック決めた方が手っ取り早いし、切り込み隊長が手札に1枚しかないにしても、リクルートモンスターがいるんだから、そいつの効果でサーチして次のターンに切り込み隊長のロック決めた方が良いだろうに。というか攻撃力1800なんてアタッカー次第では突破できるし。」

 

 俺の言葉に五階堂が何故か俺をにらんでいた。

 

「中途半端者の分際で人を見下しやがって! これでターンエンド。」

 

 

 

万丈目ライフ4000手札5枚

伏せカード0枚

伏せモンスター0枚

 

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長ATK1200+300+300 荒野の女戦士ATK1200

伏せカード0枚 宝玉の剣(切り込み隊長に装備) 神剣ーフェニックスブレード(切り込み隊長に装備)

五階堂ライフ4000手札2枚

 

 

 

「俺のターン! ドロー!

カードをセット! そして、大嵐を発動!」

 

 万丈目が発動させたカードが嵐を引き起こしフィールドの魔法を破壊する。

 

「だけど、破壊された宝玉の剣の効果発動! 1枚ドロー!」

「こちらもおじゃまジックの効果発動! おじゃま・イエロー、おじゃま・ブラック、おじゃま・グリーンを手札に加える!」

 

 万丈目が発動させたカードを見て、五階堂は驚いていた。

 

「お、おじゃまだって! そんな使えもしない雑魚カードを使うなんて、万丈目さんが落ちぶれたというデュエルアカデミアの判断は正しかった!」

「確かに落ちぶれたと見られても仕方ないかもしれん。だが、俺はこいつらに教わった事がある。」

 

『兄弟と友情の素晴らしさって奴だ!』

 

 胸を張って言うおじゃま達にたいして準は否定した。

 

「下には下がいることだ! こいつらに比べたら、俺は遥かにましだ!」

 

 準の言葉におじゃまブラザースはずっこけていた。

 

「だが、下に落ちなければ見えてこない世界もある。貴様にそれを見せてやろう!

おじゃま・レッドを攻撃表示で召喚!

おじゃま・レッドを召喚したことにより、手札のおじゃま・イエロー、おじゃま・グリーン、おじゃま・ブラックを特殊召喚!」

 

『イエーイ♪』

 

 準のフィールドにポーズを決めて現れるおじゃま達。

 

「そんな使えもしない雑魚カードを並べるなんて………。」

「手札から、おじゃま・デルタハリケーン! を発動!」

 

 準が発動したカードにおじゃま達はおしりをくっつけ回転する。そして、次の瞬間、五階堂のフィールドのカードが破壊される。

 

「俺のフィールドにおじゃま・イエロー、おじゃま・グリーン、おじゃま・ブラックが揃った時、発動可能で相手フィールドを一掃する。そして、フィールド魔法、おじゃまカントリーを発動!」

 

 えっと、フィールドには攻撃力、守備力が入れ換わったおじゃま達が4体。………1killだよな。

 

「ば、バカな! お、オベリスク・ブルーのエリートの僕がこんな雑魚に負けるだと?」

「1度負けて全てリセットしてこい! おじゃま達の総攻撃!」

 

 

 ペチン! ペチン! ペチペチ!

 

 おじゃま達の飛び蹴りが五階堂のライフを0にした。

 

 

 

「やれやれ。特に見るものがないデュエルだったな。」

 

 名前も知らないラー・イエローの生徒が重い腰をあげかけたその時、

 

「そこの半端者! 降りてきてデュエルしろ!」

 

 五階堂が指差したのは俺?

 

「半端者の分際で人の事を見下した事を後悔させてやる!」

 

 五階堂がふんぞり返って言うけど、正直いってデュエルする義理ないんだけど?

 

「やめたら? 自信満々に挑んであっさり返り討ちになったら可哀想だよ?」

 

 だよな。翼の言葉に4人が頷いていると、五階堂のおでこに青筋が浮いていた。

 

「降りてきてデュエルしないのか! 腰抜け!」

 

 その態度に何故か雪乃が怒っていた。

 

「デュエルしてあげたら? エセリートが自信木っ端微塵になるところを見たいし。」

 

 その言葉に、D(ダーク)HERO(ヒーロー)じゃない別のデッキをデュエルディスクにセットした。

 

 

 

決闘(デュエル)!!』

 

「僕のターン! ドロー!

切り込み隊長召喚! 効果で荒野の女戦士を召喚!

さらに宝玉の剣と神剣ーフェニックスブレードを切り込み隊長に装備!」

 

 何の成長もしてないし。

 

「これでターンエンド!」

 

 

 

一ライフ4000手札5枚

伏せカード0枚

伏せモンスター0枚

 

 

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長ATK1200+300+300 荒野の女戦士ATK1200

伏せカード0枚 宝玉の剣(切り込み隊長に装備) 神剣ーフェニックスブレード(切り込み隊長に装備)

五階堂ライフ4000手札2枚

 

 

 

「俺のターン!

ドロー!

俺も切り込み隊長を召喚!

さらにコマンドナイトを召喚! そして、連合軍を起動!」

 

切り込み隊長ATK1200+400+200×2=2000

コマンドナイトATK1200+400+200×2=2000

 

「攻撃力を自慢したいならせめてこれぐらいやれ!切り込み隊長で切り込み隊長を攻撃!!」

 

 俺の攻撃宣言に切り込み隊長が切り込み隊長に襲いかかる。(五階堂ライフ4000-1200-400-200×2+1200+300+300=3800)

 

「宝玉の剣の効果により1枚ドロー!」

「さらにコマンドナイトで、荒野の女戦士を攻撃!!」

 

 コマンドナイトの攻撃に荒野の女戦士に倒された。そして、その悲鳴が、五階堂のデッキから切り込み隊長を呼び寄せた。

 

「俺はこれでターンエンド!」

 

 

 

一ライフ4000手札3枚

伏せカード0枚 連合軍(戦士族ATK200×2アップ)

伏せモンスター0枚

 切り込み隊長ATK1200+400+200×2 コマンドナイトナイトATK

 

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長ATK1200

伏せカード0枚 

五階堂ライフ3000手札3枚「僕のターン!

ドロー!

切り込み隊長にグレートソードを装備! このカードを装備したモンスターは1体で2体分の生け贄になる! 切り込み隊長を生け贄に、ギルフォード・ザ・レジェンドを召喚! ギルフォード・ザ・レジェンドは墓地にある装備魔法を戦士族に装備させることができる! 神剣ーフェニックスブレードと宝玉の剣をギルフォード・ザ・レジェンドに装備!

バトルだ! ギルフォード・ザ・レジェンドで切り込み隊長に攻撃!!」

 

 ギルフォード・ザ・レジェンドが切り込み隊長を切り裂いていた。(一ライフ4000-2600-300-300+1200+400+200×2=2800)

 

「さらに死者蘇生で切り込み隊長を特殊召喚! カードを1枚セットして

ターンエンド!」

 

 

 

一ライフ2800手札3枚

伏せカード0枚 連合軍(戦士族ATK200×2アップ)

伏せモンスター0枚

 コマンドナイトナイトATK1200+400+200×1 

 

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長ATK1200 ギルフォード・ザ・レジェンドATK2600+300+300

伏せカード1枚 

五階堂ライフ3000手札0枚

 

 

「俺のターン!

ドロー!

切り込み隊長を召喚! 効果でコマンドナイトを召喚!」

 

 俺のフィールドに並んだ3体のモンスターを見て五階堂は舌打ちしていた。

 

「コマンドロックがかけられたか。」

「それだけじゃない。コマンドナイトと連合軍の組み合わせで攻撃力が1400アップしている。」

「く。ギルフォード・ザ・レジェンドの元々の攻撃力に並ばれたか。だけど、まだ足りないぞ! ラー・イエローの半端者じゃ、その程度がげんか………「手札から一族の結束を起動!」」

 

 何かを言いかける五階堂を無視して手札の魔法カードを発動させる。

 

「このカードは墓地の種族が一種類のみの場合、自分フィールドの同種族のモンスターは攻撃力が800アップ!

バトル!

切り込み隊長で切り込み隊長に攻撃!!」

 

 その攻撃宣言に切り込み隊長が切り込み隊長に襲いかかる。しかし、

 

キンッ!!

 

 間に割り込んだ人影がその攻撃を受け止めた。って、あれも切り込み隊長?

 

「リビングデッドの呼び声。」

「その通りだ! 切り込み隊長の攻撃宣言に発動させた!」

 

 攻撃宣言にモンスターの数が増えて巻き戻しが発生したわけか。

しかし、切り込み隊長のロックが完成して攻撃できない。

 

「このままターンエンド!」

 

 

 

一ライフ2800手札1枚

伏せカード0枚 連合軍(戦士族ATK200×3アップ) 一族の結束(戦士族の攻撃力が800アップ)

伏せモンスター0枚

 コマンドナイトナイト×2ATK1200+400+200×3 切り込み隊長ATK1200+400+200×3

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長×2ATK1200 ギルフォード・ザ・レジェンドATK2600+300+300

伏せカード0枚 リビングデッドの呼び声(対象 切り込み隊長1体)

五階堂ライフ3000手札0枚

 

 

「僕のターン!

ドロー!」

 

 ドローしたカードを見つめ、ひょうじょうを歪ませていた。どうやら、逆転のカードをドロー出来なかったらしい。

 

「切り込み隊長を守備表示に変更してターンエンド。」

 

 

 

一ライフ2800手札1枚

伏せカード0枚 連合軍(戦士族ATK200×3アップ) 一族の結束(戦士族の攻撃力が800アップ)

伏せモンスター0枚

 コマンドナイトナイト×2ATK1200+400+200×3 切り込み隊長ATK1200+400+200×3

 

伏せモンスター0枚 切り込み隊長×2DEF400 ギルフォード・ザ・レジェンドATK2600+300+300

伏せカード0枚 リビングデッドの呼び声(対象 切り込み隊長1体)

五階堂ライフ3000手札0枚

 

 

「俺のターン!

ドロー!

ならず者傭兵部隊召喚!」

 

 俺が召喚したモンスターを見て五階堂は笑みを浮かべていた。

 

「たかが、攻撃力1000のモンスターを呼び出しただけじゃないか。」

 

 五階堂の言葉に俺は溜め息を吐いていた。

 

「な、なんだ! その溜め息は!」

「ならず者傭兵部隊の効果は自身を生け贄にすることで、フィールドのモンスターを破壊できる!」

 

 ならず者傭兵部隊が切り込み隊長に襲いかかり全員でリンチしていた。

 

「戦士族の数は元に戻ったけど、これで隊長ロックは崩せたよな?

バトル!

切り込み隊長で切り込み隊長に攻撃!!」

 

 切り込み隊長が切り込み隊長に襲いかかる。

 

「コマンドナイトでギルフォード・ザ・レジェンドに攻撃!!」

 

 コマンドナイトがギルフォード・ザ・レジェンドに襲いかかる。(五階堂ライフ3000-1200-400×2-200×3-800+2600+300+300=3000-3400+3200=2800)

 

「コマンドナイトでダイレクトアタック!」

 

 コマンドナイトが五階堂のライフを0にした。(五階堂ライフ2800--1200-400×2-200×3=-400)

 

 

 

「ば、バカな。元オベリスク・ブルーの万丈目さんならともかく、ラー・イエローの中途半端ものにエリートの僕がまけるなんて。」

 

 予想外の敗北に俯いている五階堂に雪乃が声をかけていた。

 

「どんな気持ちかしら? ラー・イエローの中途半端者にエリートが負けるハズ無いといきこんで挑んでみれば、たいしてライフも削れず、あっさり負けた気分は?」

 

 雪乃の言葉に五階堂は口からエクトプラズマーのようなものを吐き出して意気消沈していた。

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