幼なじみのおしっこが最高に美味い。   作:雨宮照

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ムカデ。

気を取り直して、早速お風呂の準備に取り掛かることにする。さっきまでは別の話に集中することで意識をしないようにしていたが、落ち着いて今の状況を再認識するととんでもない状況だった。……いや、だって幼なじみとはいえ同い歳の女の子とお風呂に入ろうとしてるんだぜ? それに、脱衣所で裸になるなんて……。

と、俺が理性を取り戻してあたふたしていたときだった。

 

「すっぽんぽんぽぽんぽんぽぽんっ!」

 

変な掛け声とともに、真っ先に千夏が服を脱ぎ捨てた! その声と動作に驚いてビクッとなるマツリがかわいい。いや、でもこの空気で千夏が勢いよく脱いでくれたのはありがたい。恥ずかしくてちょっとだけ温度が上がったかのようにも感じられた脱衣所の室内が、少しだけ優しい空気になった気がする。

そして、ほっとして胸を撫で下ろす。

 

「……きゃっ! ち、ちょっとトモヤ! 急になにするのっ! セクハラっ! 痴漢っ! 変態っ!」

「よいではないか」

 

マツリは何を怒っているのだろうか。

……撫で下ろした胸が自分のじゃなかったのが悪かったのだろうか。

 

「……すげえ柔らかかったぞ」

「別に感想は要らないわよっ! やめてよ変態っ!」

「ああ、やっぱりマツリの胸は世界一だなぁ。おしっこも世界一でおっぱいも世界一か。お前もう地球の大統領になれよ」

「全ッ然嬉しくないっ! この馬鹿! しんじゃえっ!」

 

マツリはさっきまでの羞恥の紅とはまた違う赤色のほっぺたをして罵声を浴びせてくる。怒りか、喜びか。それとも羞恥も混じった感情なのかわからないけど、とりあえず気持ちいい。とても気持ちがいい。

 

「こんなやつに千夏ちゃんの裸を見せちゃだめだねっ。ほら千夏ちゃん、お姉ちゃんと一緒にお風呂入ろっ」

「ん……でも、お兄ちゃんも……」

 

マツリが俺を性犯罪者のように扱ってくる。

……いや、まあ、性犯罪で訴えられたら勝てないんだけど。そこは幼なじみのよしみで許してくれるだろうと信じてる。……訴えられそうになったら本当なんでもします。

 

「……それにしても心外だな。さすがに俺も小学生の妹を性的な目で見るほど変態じゃねーよ」

「……まあ、ね。それはわかってるんだけど……」

 

俺が文句をたれると、マツリは言いがかりだし、言い過ぎたと思ったのかバツが悪そうに目をそらす。そんなマツリに、俺はしっかり目を見て言い放った。

 

「妹を性的な目で見ることなんてねーよ。見ると興奮するだけだ」

「性的な目で見てんじゃないのよっ!」

 

マツリが呆れたような目でこっちを見る。ていうかもうこれ、ゴミを見る目だ。学校のプールサイドにムカデが出たときに女子がこんな目でそいつを見てた気がする。……ムカデ、かわいそうに。俺はこの日、初めてムカデに同情した。

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