幼なじみのおしっこが最高に美味い。   作:雨宮照

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おしっこ。

教室の床に広がってゆくマツリのおしっこを見ながら絶句する。

 

周りの生徒たちもマツリに注目していたため、その場にいた全員が彼女の放尿を見ていたが、声を発するものはただの一人としていない。

 

「……っ。……ぐすっ……すん……ひっく……」

 

隣から、マツリのすすり泣く声が聞こえる。

生徒たちは気まずいと思ったのか、見て見ぬふりをして無理にでも談笑を続ける。

だが時折ちらっ、ちらっと視線を感じるのは致し方ないだろう。

 

ただ、今考えなければならないのは俺たち二人の状況だ。

まず、びしょびしょ。

マツリのおしっこがこっちまで浸食してきてて、彼女のパンツやスカートはおろか、俺のパンツにまで浸透している。

このままでは動けないし、このままここにいたとて授業が始まって余計にややこしいことになる。

つまり、俺がここでとれる行動の最適解は……。

 

「……ずっ……ズズっ……ズルっ……」

「…………えっ? トモヤ、何してるの……?」

「……ズズッ……。……なにって、お前のおしっこを飲んでるんだが、なんだ?」

「……ふええっ!」

 

とりあえず、俺がみんなの視線を引き付けて、その間にマツリが着替えに行く!

それに俺はマツリのおしっこが飲める!

うん、おいしい! 毎朝これを一杯飲んでから学校に来たいです!

 

「……な、なんでトモヤは私のおしっこなんか飲んで……。き、汚いよ……っ?」

「なあ、マツリ。昔も言ったことがあったけどな……ズズッ」

「な、なぁに……」

「恥ずかしいことも辛いことも、一緒に乗り越えようぜ。幼なじみなんだからさっ」

「……と、トモヤ……」

「……ズズっ」

 

俺の言葉を聞いて、泣き止むマツリ。

一瞬で決意を秘めたような表情になる。

なんだか、試合直前のアスリートみたいな顔つきだ。

そして次の瞬間、一瞬だけ頬を緩ませて「……ありがとっ」とぶっきらぼうに言ったと思うと、おしっこを撒き散らしながら小走りで教室から出て行った。

 

しんと教室が静まり返る。

そんな中、俺がマツリのおしっこをすする音だけが「ズズッ……ズズッ……」と響いている。

そんな時間が少しだけ続いて……。

 

「……な、なあ、トモヤ」

「……ズズッ……。ん? なんだ?」

「……あのさ、俺もおしっこ舐めてみたいんだけど……」

「……は? 何言ってんだお前。マツリのおしっこは全部俺のだ。俺はマツリのおしっこを独占することをここに宣言する。お前の分のおしっこは俺がしてやるからちょっと待ってろ」

「あ? お前のおしっこなんか飲むわけないだろ汚いな! 俺だってマツリちゃんのおしっこが……」

「……はっ、これだから素人は。俺がマツリのおしっこを飲むだろ? だから俺がおしっこをしたらそれはマツリのおしっこから出来た俺のおしっこだ。つまり、お前が俺のおしっこを飲めば、間接的にマツリのおしっこを飲んだのと同じことになる!」

「……な、なるほど……」

 

はっはっは、言いくるめてやった。

実際のところ俺が最後にした時点で完全に俺の汚いおしっこなんだが、どうにか納得してもらえたようだ。

それを聞いてた周りの生徒も感心して、俺のおしっこをぜひ恵んでくれと言ってきた。

 

「……ズズッ。ちょっと待ってくれよ、俺がマツリのおしっこを全部飲んでからにしてくれ」

「「はいっ、いくらでも待ちます!」」

 

数分後。

飛び散ったマツリのおしっこの最後の一滴まで全部舐め尽くした俺は、教室のど真ん中で丁寧にズボンを脱ぐとクラスメートに向けて放尿する。

そして、お金が降ってきたかのように狂喜乱舞する生徒たちを後目に、そそくさと教室をあとにする。

 

そして今度は学校の女子トイレの個室にこもって、マツリのおしっこが染み込んだ制服のズボンを口にくわえて、ちゅーちゅーとその生地からおしっこをすすったのだった。


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