友情絶唱 宇宙、キターーーーーッ!!!   作:クロトダン

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調子がよかったので連続投稿です。
初めて楽曲コード使用してみようとしましたが、使い方がわからず断念しました。
ではどうぞ。

タイトルの意味は伸ばした手と繋がる絆。





青年は手を伸ばす、罪を背負い込もうとする銀髪の少女に……。

銀髪の少女は戸惑う、自分を心配する戦士の言葉に……。


11:伸、手、繋、絆!

――三人称視点――

 

 

「お前は………!」

 

「よう、無事みたいだな。良かった」

 

 クリスはダスタードが振り下ろした凶刃から救ってくれた仮面ライダーフォーゼの姿を見て驚愕の声をあげ、声をかけられたフォーゼはロケットとドリルのスイッチを切ってクリスの方を向き、倒れている彼女に近寄り手を伸ばした。それを見たクリスは一瞬その手を掴もうとしたが直ぐにその手を振り払い自力で立ち上がる。

 

「何であたしを助けた!あのおっさんもあのバカも何であたしを助ける!?お前らに何度もひどい事をした敵であるあたしを!何で……」

 

「何言ってんだお前?そんなの敵とか味方とか関係ねーだろ。そいつが困ってたり泣いていたら、その手を掴んで助けるのが当たり前だろ!だから……」

 

 フォーゼは当然だろと自信をもって言った言葉に眼を見開いているクリスに向けて手を伸ばした。

 

「俺と一緒に戦ってくれ、クリス」

 

 クリスは自身に向けて手を伸ばすフォーゼの顔を見てしばらく思考すると小さく笑い口を開いた。

 

「…………ハッ、お前あのバカと同じバカなんだな?」

 

「な!お前、バカってなんだよバカって!」

 

 いきなりバカ呼ばわりされたフォーゼはどういう事だと質問するが、クリスはそれを無視してフォーゼの横を通り過ぎ彼の前に立つとボウガン形態のアームドギアを構え、背後にいるフォーゼに目線を向ける。

 

「勝手にしろ。あたしの邪魔をしなければな」

 

「……へへっ!ああ!勝手にするぜ」

 

 クリスの言葉を聞いたフォーゼ右手で頭をキュッと擦るとクリスの隣に並び立ち、自身の胸を二回叩いた拳を自分を襲いかかろうとしているノイズとダスタードの群れに向けて突き付ける。

 

「おっし、行くぜクリス!」

 

「ハッ!それはこっちの台詞だ!」

 

 その言葉を合図に二人は敵に向かって走り出した!それを見たダスタード達は刀を構え駆け出し、最初に体を変形させた複数の飛行型ノイズが二人に襲いかかる。

 

【―ガトリング―】

 

【―ガトリング・オン―】

 

 槍のように降りかかる飛行型ノイズ達の攻撃を二人は左右に飛んで避けると△スロットのドリルスイッチから【アストロスイッチ19・ガトリングスイッチ】と差し換えたフォーゼが左足に物質化(マテリアライズ)したガトリングモジュールを、アームドギアをボウガンからガトリング形態に変形させたクリスが左右から挟み込むようにノイズに銃弾の雨を味合わせ炭に変える。

 

【―クロー・シザース―】

 

【―クロー・シザース・オン―】

 

 鎌を持つ人型ノイズが振り下ろした鎌をフォーゼは□スロットのレーダースイッチを【アストロスイッチ11・シザーススイッチ】に差し換え物質化(マテリアライズ)したシザースモジュールで受け止め、◯スロットのロケットスイッチとクロースイッチを差し換え、物質化(マテリアライズ)させたクローモジュールで人型ノイズの体を切り裂き炭に変え、すぐさま次に襲いかかるノイズを両手のモジュールで切り裂いた。

 

【―BILLON MAIDEN―】

 

 クリスはノイズとダスタードの攻撃を避けると地面を蹴って飛び上がると頭上からガトリングの雨を降らせ、穴だらけに変え地面に着地するとすぐに移動してダスタードの刃をしゃがんでかわしその勢いで足払いをかけ、ダスタードを転倒させアームドギアの銃口を押し付け至近距離で撃ちまくり、ダスタードは形を保てず星屑に散り果てる。

 

「やるじゃないか!」

 

「お前もな!ヘンテコ頭なのに!」

 

「ヘンテコ頭じゃねーよ!」

 

「へッ!……!(あたし今……)」

 

 ノイズとダスタードを倒していく最中に一度互いの背中を合わせると軽口を交わし、クリスは自分でも気づかず自然笑みを浮かんでいる自分に驚いていた。

 彼女の事情を知らんとばかりに三体のダスタードが手裏剣を飛ばしてくるが、二人は難なく避けるとクリスはガトリングを三体のダスタードに向けて撃ち倒す。

 

「よし!こっちも赤く燃えるぜ!」

 

 それを見たフォーゼが展開していたクローモジュールとシザースモジュールのスイッチを切ってクロースイッチを抜いて、赤いスイッチ、【アストロスイッチ20・ファイヤースイッチ】を◯スロットに挿し込み、スイッチをいれると右腕のモジュールデッカーが赤くなりファイヤースイッチから炎が吹き荒れフォーゼの身体を包み込むとフォーゼの姿が変わっていく。

 

【―ファイヤー―】

 

【―ファイヤーオン―】

 

熱い炎がドッとくるぜ!

 

 炎が消えると雷神を彷彿させたエレキステイツに対し、フォーゼのライダースーツが赤く染まり、の字を模るように三角形の意匠の不動明王をイメージした姿。

 仮面ライダーフォーゼ・ファイヤーステイツ(以下:フォーゼFS )にステイツチェンジした!

 

「今度は赤くなった!?」

 

「おう!フォーゼ・ファイヤーステイツだ。行くぜ!」

 

 フォーゼFSは驚くクリスに軽く説明してから、消火器を彷彿させるファイヤーステイツ専用モジュール、【ヒーハックガン・火炎モード】を構え引き金を引くとヒーハックガンから火炎弾が放たれ、ノイズに着弾しノイズの体が燃え上がり瞬く間に炭に変えた。次にフォーゼはヒーハックガンの向きを空中に向け再び引き金を数度引き空中から迫ってきた飛行型ノイズとダスタードに当たり燃え上がらせ炭と星屑に変えた。

 

【―CUT IN CUT OUT ―】

 

 クリスは素早く動き回るダスタード達に展開したリアスカートから追尾式の小型ミサイルを射出し、撃ち出された小型ミサイルがダスタード達に着弾し星屑に散り果てその余波にノイズも巻き込まれ炭に変わり果てた。

 

「こいつでとどめだ!」

 

【―リミットブレイク―】

 

 一ヶ所に集まった残ったノイズとダスタード達にとどめを差すためにフォーゼFSはフォーゼドライバーからファイヤースイッチを抜き取り、ヒーハックガンの挿入口に装填しヒーハックガンから警告音が鳴り響き、コズミックエナジーが最大になるとゆっくりとヒーハックガンを前方に腰だめにして構える。それに合わせてフォーゼと並び立ったクリスも背後から二機の大型ミサイルを展開しそれと同時にリアスカートと脚部から大型ミサイルを支える副脚が展開、地面に固定される。

 

ライダー爆熱シュートォォォッ!!!!

 

くらいやがれぇぇぇぇっ!!!!

 

【―MEGA DETH FUGA ―】

 

 引き金を引いたヒーハックガンから巨大火炎弾とクリスが放った二機の大型ミサイルが前方のノイズとダスタード達に迫り、ノイズとダスタード達はなすすべもなく爆炎に包み込まれ、川辺から巨大な火柱が立ち昇り数秒間燃え続け火柱が消え去るとそこには巨大な焦げ跡しか残っていなかった。

 

 

◇◇◇

 

 

「ふぅ……終わったな」

 

「……ああ」

 

 ノイズを殲滅し周りにまだ残ってないか確認したフォーゼは大きく息を吐いて、ヒーハックガンを肩に担ぎ汗を拭うように頭部をキュッと擦りあげる。

 フォーゼの横で武装を収納したクリスは踵を返して黙ってその場から去ろうとするがそれに気付いたフォーゼが彼女に声をかける。

 

「待ってくれクリス!」

 

 声をかけられたクリスは歩みを止め顔を向けずなんだよと返事をするとフォーゼは背中を見せる彼女に何故一人でいようとするんだと質問した後、俺達と一緒に戦おうと声をかける。

 

「一緒に戦おう?ふざけんな!さっきは成り行きで共闘したけどなぁ!あたしは大人達の事が信じられねーんだよ!」

 

「信じられないって……それはどういう事だ?お前に一体何があったんだよ!」

 

「ああ、いいぜ……なら聞かせてやるよ、あたしが過去にどんな目にあったのか」

 

 フォーゼの問いかけに答えるように振り向いてクリスは自身の過去を久地にした。幼い頃にNGO活動していた両親が内戦に巻き込まれ失った後、その国の大人達に捕まり捕虜となり凌辱され、暴力を振るわれ、やめてくれと懇願しても聞き入れてくれず、赤い手袋と赤いスカーフをしたある一人の男に助けられる日まで絶望の日々を送っていた事。

 その後、日本政府に保護され日本に着いた直後にフィーネに拉致され、フィーネの口車に乗せられ沢山の人達を傷つけ挙げ句の果てに見捨てられま事をフォーゼに自分の気持ちをぶつけるように話した。

 

「どうだ……?これでわかっただろ。あたしはお前等と一緒に戦う資格なんてないんだ。だから汚れたあたしは一人でいたほうが……「そんな事言うなよ!」えっ?」

 

 自身の過去を話しその時の悲しみを思い出して涙を流すクリスの言葉を遮るようにフォーゼが違うと叫んで彼女の両肩を掴み、顔を上げたクリスの瞳と目を合わせると自分の気持ちを彼女に伝える。

 

「確かに傷付いた心は治らないし、犯した罪は消えない。でもな!それを償おうと一人で背負いこむ必要はないんだよ!お前は誰も信じられないかもしれないけど、お前の事を心配してる人間だっているんだ!だからさ!……そんな悲しい事を言わないでくれよ、クリス……」

 

「っ!(こいつ泣いているのか?あたしの為に、なんで……?)離れろっ!」

 

「おわっ!?」

 

 フォーゼが自分の為に泣いているのに気付いたクリスはフォーゼの顔を見る。そこには仮面で隠されて見えない筈のフォーゼ(弦太郎)の涙を流す顔が幻視した。それに驚いたクリスはフォーゼの胸を両手突き飛ばし、フォーゼは突然の事で踏ん張れず地面に尻餅をついてしまい、その隙にクリスはシンフォギアで向上した身体能力でその場から飛び上がり、フォーゼの前から姿を消した。

 

 

◇◇◇

 

 

「あ!弦太郎さーん!こっちです!こっち!」

 

 すっかり空が暗くなり、ノイズの危険ななくなった街に人が戻り初め避難した人達が政府の指示に従いそれぞれ帰路についている中、小川から連絡を受けて商店街に到着した弦太郎は回りを見渡しながら歩いていると自分の名前を呼ぶ妹分の声が聞こえるとそちらに顔を向けると視線の先に泥で汚れて髪がボサボサでこちらに手を振っている響と彼女の隣で同じく姿で手を繋いでこちらに手を振っている未来がいた。

 その彼女達の後ろにワインレッドのシャツが目立つ弦十郎と先ほど連絡をくれたスーツ姿の小川がいた。

 

「響!未来!無事だったんだな!……その様子だと仲直りしたんだな」

 

「はい!心配かけてすみませんでした。でも、もうすっかり元通りになりました!」

 

「私からも心配かけてすみませんでした。でも、もう響一人に背負わせたりしません。私も私ができる範囲で響の助けになります!」

 

「ヘへ、二人ともいい顔してるじゃねーか。仲直りできて俺も嬉しいぜ!」

 

「「はい!」」

 

 弦太郎が笑顔になって胸を二回叩いて拳を前に突き出すとそれに答えるように二人も笑顔で胸を二回叩いて拳を前に突き出すと三人は同時に吹き出して笑いあった。

 

 再び繋がり元通り、いやそれ以上の絆になった二人の少女達の笑顔を見て笑い合う弦太郎。だが、そんな彼の心には一人で背負いこむ銀髪の少女の顔を思い出していた……。

 

 

 




フォーゼとの共闘でテンションが上がったクリスがその流れで威力の高いMEGA DETH FUGAを出してしまい、ライダー爆熱シュートとの相乗効果でヤバイ威力に……(汗)
そしてクリスを助けた赤い手袋とスカーフを巻いた男は一体誰なんだ……!
そしてクリスの心を弦太郎は救えるのか……!


次回はデート回!ライダー部のメンバーと一緒に遊びにいきます!

エレキステイツの好きな必殺技は?

  • ライダー100億ボルトブレイク
  • ライダー100億ボルトシュート
  • ライダー100億ボルトバースト
  • ライダー電光ドリルキック(ダイザー無し)
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