友情絶唱 宇宙、キターーーーーッ!!!   作:クロトダン

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この前10年ぶりの電王の映画を見に行きました。
令和になっても変わらないモモタロス達が観れて楽しかったです。


青年は驚愕する、自身と因縁深い存在に……。

銀髪の少女は涙を流す、自分がすがっていた人に見放された事に……。


9:電、撃、一、閃!

――三人称視点――

 

 

 

「ここか!響はどこにいるんだ……!」

 

「如月さん、あそこです!」

 

 病院から飛び立ったフォーゼが翼を抱えた状態で目的地である森林公園の真上に到着し、上空から響の姿を探していると上空からでも目立つ銃撃と爆発を発見した翼が場所に指を差してフォーゼに伝えるとフォーゼはロケットモジュールの向きを変えて指定された場所に移動した。

 

「見えた!響だ!それにもう一人のあいつは……?」

 

 ある程度移動すると響の姿と彼女に銃撃を飛ばしている赤い鎧を纏った少女――《第二号聖遺物・イチイバル》を纏った雪音 クリスの姿がフォーゼの視界に入りこんだ。

 

「あれは……まさか、第二号聖遺物!」

 

「知ってるのかっ?」

 

「はい、あれは10年前に何者かに盗まれた第二号聖遺物、イチイバルです。ネフシュタンだけでなく第二号聖遺物まで敵の手に堕ちているなんて……」

 

「そうなのか……って!あれはヤバイ!」

 

 翼の説明を聞いたフォーゼが視線を再び地上に向けるとクリスが腰のリアスカートから展開したミサイルが発射されそうなのを目撃して助けようとロケットモジュールを加速させた。

 

「くそ、間に合わねぇ!」

 

「如月さん!私を向こうまで投げてください!」

 

 地上から上空まで距離が離れており、ロケットモジュールを加速したとしてもその間にミサイルが響に直撃してしまう。仮面の下で苦い表情をしながら地上に向かおうとするフォーゼに翼が自分を地上に投げろと提案を投げた。

 

「そんな無茶……っ!?……いや、わかった!頼んだぜ翼!」

 

 フォーゼは無茶だと発言しようとしたが、翼の言葉の真意に気付くと彼女の顔を見て頷いた後、翼を信じて彼女を地上にいる響達に向けて力いっぱいぶん投げた!

 

「―Imyuteus amenohabakiri tron―」

 

 フォーゼにぶん投げられた翼は聖詠を唄い天羽々斬のシンフォギアを身に纏うと直ぐに脚部のアーマーからアームドギアである刀を取り出し地上に向けて投擲した。

 投擲されたアームドギアが刀から巨大な大剣へと形を変えて響に向けて放たれたミサイルの間に入るように地上に突き刺さり響の盾代わりになるのと同時にミサイルが爆発した。

 

 

 

 

「盾……?―「盾とは失礼な」―っ!」

 

「剣だ」

 

 第二号聖遺物・イチイバルを纏ったクリスは響に向けて放たれたミサイルが起こした爆煙が晴れて突然現れた巨大な壁に疑問の声をあげていると彼女の頭上から声が聞こえ、目を見開き視線を頭上に向けると壁の上……否、巨大な剣に変化したアームドギアの上に降り立った翼が盾と言われて少し眉を寄せて下にいるクリスを見下ろしていた。

 

「……ハッ。死に体と聞いていたが、足手まといを助けにきたのかよ?」

 

「もう何も失うものかと決めたんだ」

 

 クリスは突如現れた翼に驚いていたが直ぐ様煽るように悪態を彼女に告げるが、翼はそれに載らず、冷静に自身が決めた気持ちを口にした。

 巨大剣の上にいる翼の横をフォーゼが遅れて通り過ぎ、地面に着地してロケットモジュールの展開を解除してから地面に膝をついている響に手を差し出した。

 

「無事か響?」

 

「弦太郎さん、翼さん……」

 

 差し出された手を握り立ち上がった響は二人の名を呼ぶと頭上から見届けていた翼が彼女に声をかけた。

 

「気付いたか立花。だけど私も如月さんも十全ではない、力を貸して欲しい」

 

「は、はい!」

 

「ウリャァァッ!」

 

【―BILLION MAIDEN―】

 

 翼からの言葉を聞いた響は直ぐに返事を返すとそれと同時にクリスがアームドギアをボウガンから4門の三連ガトリング砲に変形させた技、【BILLION MAIDEN】を頭上にいる翼に向けて放つが翼は巨大剣から飛び降り、冷静に銃撃をかわしながら着地すると同時にクリスに向けて刃を二度繰り出した。

 クリスは一度目の斬撃を身を引く事でかわし、二度目の斬撃を後方に跳んで避けると直ぐに右のガトリング砲から銃撃を放つが、地面を蹴って避けると同時にクリスの頭上を華麗な宙返りで背後を取りながら空中で刃を横凪ぎに振るう。それを見たクリスは頭を下げて刃をやり過ごすがその隙を地面に降り立った翼が握っている柄で彼女のアームドギアを力強く叩きつけた。

 

(この女、以前と動きが違う……!?)

 

 その衝撃に一瞬怯んだクリスは後退するが、いつの間に背後に回り込まれた翼が剣を首もとに突きつけられ動きを止めて以前とは違う彼女の動きに驚きを隠せずにいた。

 

「翼さんその娘は……」

 

「わかっている」

 

「くっ!」

 

 また前みたいになるのではと心配した響が声をかけると翼はそれに口元に笑みを浮かべて答えるとクリスは舌打ちをするとアームドギアで剣を上にかち上げると距離を取りながら向き合い、互いの得物を突きつける。

 

「(刃を交えて敵じゃないと信じたい。それに10年前に失われた第二号聖遺物について問わなければ……)参るっ!」

 

「こんの……なっ!?」

 

 クリスが再び銃撃を放とうとした瞬間、頭上から急降下した二体の飛行型ノイズがアームドギアを破壊したのを目撃して驚いて動きを止めてしまい、その隙を三体目の飛行型ノイズが回転しながらクリスに襲いかかった。

 

「クリスちゃん、危ない!ぐあっ!?」

 

「響っ!」「立花っ!」

 

 飛行型ノイズの攻撃がクリスに当たると思われたがそれを見て駆け出した響が身を挺して庇い、代わりにダメージを受けてしまった。

 

「お前何してんだよ!?」

 

「ごめん……クリスちゃんに当たりそうだったから、つい……」

 

「……っ!馬鹿にしてお前といい、あいつといい、余計なお節介なんだよ!」

 

 フォーゼと翼が駆け寄り周りを警戒していると、ノイズの攻撃を代わりに受けて倒れそうになった響を咄嗟に受け止めたクリスが彼女にどうして庇ったと問いかけると響の答えを聞いて、理解できないと叫んでいると突如女性の声が四人の耳に入る。

 

「命じた事も出来ないなんて、どこまで私を失望させるのかしら……ねぇ、クリス?」

 

「誰だ!」

 

 フォーゼが周りを見渡し声の主を探していると海を見渡す展望台の手すりに寄り掛かる女性の姿が彼らの視界に入った。フォーゼと翼は眼を凝らし、その姿を確かめようとしたが夕日の逆光で詳細な姿が確認出来なかったが辛うじて金髪の女性であると視認できた。

 

「これはどういう事だフィーネ!」

 

(フィーネ?終わりの名を持つ者……?)

 

 クリスが現れた金髪の女性――フィーネの名を呼ぶとそれを聞いた翼は終わりの名の意味を持つ女性に警戒を強くした。クリスは響を突き飛ばして立ち上がりフィーネに向かって、悲痛な声を出しながらフィーネに語りかける。突き飛ばされた響を翼は直ぐに受け止め、フォーゼと共に二人の会話を見守る。

 

「……っ!こんな奴らがいなくて戦争の火種くらいあたしだけで消す事が出来る!そうすればあんたが言ってた呪いから解放すれば、バラバラになった世界が一つに戻れるんだろうっ!」

 

「……ハァ、もう貴女に用はないわ」

 

「っ!?なんだよそれ……っ!どういう事だよ!」

 

 フィーネはクリスの問いかけに答えず手を翳すとクリスの手によりがバラバラになったネフシュタンの鎧が光の粒子に変換、彼女の手の平の上で一つに収束されると彼女の手に吸収されるのを見たフィーネは口元に笑みを浮かべた後、コートのポケットから取り出した黒い長方形の機械をフォーゼ達に向けてボタンを押すと機械から光が放出される。

 放出された光がフォーゼ達の前に降り注がれると光から忍者のような外見をした星屑の兵士――ダスタードが彼らの前に現れた。

 

「さようなら、クリス」

 

 フィーネがクリスに向けて告げた直後、5体のダスタードが刀を抜いてフォーゼ達に襲いかかった!

 

 

 

 

【―シールド・オン―】

 

「危ねぇ!」

 

 フィーネが告げた言葉を聞いたショックで膝をついたクリスに向けて振り下ろされた刃をシールドモジュールを物質化(マテリアライズ)したフォーゼが間に入って刃を防ぐと、シールドモジュールごと刃を振り払い下げダスタードの体を力強く前蹴りで蹴り飛ばしたが、ダスタードは空中で回転して蹴り飛ばされた勢いを殺し地面に着地すると何事もなかったかのように刀を構える。

 

「お前、なんで……?」

 

「そんな状態のお前を放っておけるかよ!それにあいつには色々聞きたい事もあるしな」

 

 敵である自分を助けたフォーゼの行動に問いかけると彼女の問いに対してフォーゼは自分の真っ直ぐな気持ちを伝え、攻撃してきたダスタードの腕を取り、関節を決めながらこちらを傍観しているフィーネを睨み付ける。

 

「こいつらは一体……!くっ!」

 

 ダスタードの繰り出した刃を防いだ翼は病み上がりの状態で左腕で抱えた響を庇いながら、二体目のダスタードが繰り出した刃を辛うじて弾くがその顔には疲労が見え始めていた。

 

「こっの!コイツで一気に決めてやる!」

 

【―エレキ―】

 

【―エレキ・オン―】

 

 ダスタードを頭突きで怯ませ、更におまけと蹴りを喰らわせたフォーゼはロケットスイッチを抜いたフォーゼドライバーにエレキスイッチを装填して直ぐにエレキスイッチを起動させ、エレキステイツにステイツチェンジすると左ソケットにプラグを装填したビリーザロッドを片手にこちらに向かってくるダスタード達を迎え撃とうと駆け出した!

 

「うぉらっ!」

 

 フォーゼESは一体目のダスタードの攻撃を身を屈めてかわしてがら空きになった背中を蹴りつけ、次に向かってきた二体目と三体目のダスタードが振りかざした刃をビリーザロッドで防ぐと片方に頭突き、もう片方には前蹴りを繰り出し地面に転倒させた。

 

「っと!甘いぜ!」

 

 それを見た四体目のダスタードが距離を取り、取り出した数枚の手裏剣をフォーゼESに向けて投擲するが左腕に展開してあるシールドモジュールで手裏剣を弾いて距離を詰めてビリーザロッドを袈裟斬りに振り下ろした。

 残った五体目のダスタードは助走をつけて飛び上がり頭上から刀を振り下ろすがフォーゼESは怯まずビリーザロッドを横凪ぎに振るい、地面に叩き落とすとフォーゼドライバーから抜いたエレキスイッチをビリーザロッドに装填させる。

 

「コイツで終わりだ!」

 

【―リミットブレイク!―】

 

 立ち上がった五体のダスタード達は各々の刀を構えて、駆け出して刃を振りかざすが、必殺技を発動させたフォーゼESの電撃が空間を斬り裂いた。

 

ライダー百億ボルトブレェェイクッ!

 

 すれ違い様に帯電したビリーザロッドでダスタード達の体を斬り付け、体内に流し込まれた強力な電撃に耐えきれずその身を星屑になって散り果てた。

 

 その様子を見終えたフィーネはクスリと冷たい笑みを浮かべた後、手すりから飛び降り彼らの前から姿を眩ました。

 

「待ってくれよ!フィーネェェェッ!」

 

「あ、おい!」

 

 それを見たクリスも後を追い掛けようと飛び上がり、彼らの前から姿を消し、彼女を止めようと手を伸ばしたフォーゼESだったが止める事叶わず、行き場を失くした手を下ろし悔しそうに拳を握り締める事しか出来なかった……。

 

 

 

――三人称視点、終了――




俺、参上!どうもクロトダンです。

今回は長くなりそうになったので分割しました。

次回はライダー部のメンバーとの話し合いを予定してます。


今回のイベントはクリアしましたか?自分クロトダンは思わず泣いてしまいました。
そして綺麗なウェルはいつもの顔芸と黒さがないから違和感を感じました(笑)

次回を楽しみにしてください。

エレキステイツの好きな必殺技は?

  • ライダー100億ボルトブレイク
  • ライダー100億ボルトシュート
  • ライダー100億ボルトバースト
  • ライダー電光ドリルキック(ダイザー無し)
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