転生省特典犯罪制圧課活動記録   作:蒼かえる

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ファイル20 三日目の真実

三日目の昼、森の中を歩いている蒼兎達。途中で明らかに人工物であり、廃棄された倉庫を見つけた。その隣には宿泊施設のような建物もある。

 

「無人島って言ってたよね?なんでここに宿屋みたいなとこあるんだろう?」

 

雷華の独り言に龍斗が返す。

 

「クラスの奴から聞いたんだけどよ、元々は無人島で林間合宿してたけど料理の時に大火事があったんだってよ。」

 

「今はあまり関係なさそうだな……行くぞ。」

 

転生者ライダーを三人倒したとはいえ、まだまだ犯罪を犯す転生者は多くいる。島に来ていないものを含めても一人で対処するのはかなりの重労働になる。

 

「ていうかあの戦艦ヤローはどこなんだよ……」

 

「三人もやられてビビってるんじゃない?」

 

無人島内を歩いていくうちに昨日一緒に海で遊んだ真藤の班と再開する。

 

「おお!みんな何してんだ?」

 

「龍斗くん!真藤さん見てない!?」

 

「いや?見てねぇけど……?」

 

「真藤さんが居ないんだ!今日の昼食の後からどこにも!」

 

 

 

 

 

真藤の班から頼まれて島の中を探し回る蒼兎達。既に教員にも報告してあるため、殺せんせーがマッハ20で探し回っているはずである。全員で森の中を走り真藤の名を呼ぶ。しかし反応する声が聞こえてこない。

 

龍斗のつぶやきに霊夢が反応する。

 

「なんでいなくなっちまったんだ!?」

 

「十中八九転生者ライダーの仕業でしょ!?」

 

霊夢の言葉を返すように蒼兎がつぶやく。

 

「それだともう一つ疑問が残るぞ。」

 

「それって?」

 

「なぜ真藤なのか、だ。」

 

昼過ぎから少したったあとから探し始めてかなりの時間がたち日が落ちはじめていた。

 

「そろそろ時間的にも不味い……。」

 

「殺せんせーも探してるはずですよね……?まだ見つからないとなるとやっぱり意図的に隠されているしか考えられません……。」

 

咲夜が蒼兎達に話しかける。そこで蒼兎は考え始める。この際なぜ隠したのかを考えずどこに隠したのかを考えることにする。

 

「(転生者ライダーが隠したことは確定でいいだろう。殺せんせーも俺達も探して見つからないなら咲夜の言った通り意図的に隠されているしか考えられない……。)」

 

「(残っている転生者ライダーがスナイプだからレベル3で空を飛んで島から出ることも可能だが、島を出た痕跡がないから違う。ロックシードのクラックを使った可能性もあるがクラックを使った後に残る植物を確認していない……。)」

 

「(つまりまだこの島の中にいる。なおかつここまで探して見つからないなら普通の隠し場所じゃない……。)」

 

「(この島の中で普通じゃない隠し場所なんて一つしかない……!)」

 

「お前ら、さっきの宿屋いくぞ……!」

 

「そこに真藤さんが!?」

 

「まだ分からん、だが隠れる場所と言ったらそこしかないだろ…?」

 

 

 

 

 

蒼兎達が先程通った焼け焦げたあとが残る宿屋。三階まであるので手分けして探すことになった。しかし全ての階の部屋をくまなく探しても何も見つからなかった。

 

「クソ……読みが外れたか……?」

 

「蒼兎、あの倉庫ってさっき空いてた……?」

 

雷華が指さす方向には半開きになった倉庫。

 

『さっきは空いてなかったハズだぜ?』

 

「相棒の言う通りだったとしたら俺らがいなくなった後に誰かが入ったことになる……。」

 

「そいつはつまり、転生者ライダーの隠れ場!」

 

日が暮れてきた時間帯、蒼兎達は倉庫の扉を開いた。

 

 

 

 

 

倉庫の奥にはボロボロの椅子に縛りつけられた真藤の姿が見えた。霊夢と咲夜が駆け寄り、手足に縛られた縄を解く。意識を失っているようで縄を解いても目を開けず倒れそうになり、現界したセイバーが支える。

 

「マスター、指示を。」

 

その他三人のサーヴァントも現れ龍斗の指示を待つ。そしてアサシンの千代女を見た龍斗は今更ながら気付いてしまう。

 

「あ………アサシンに探してもらえばよかったわ……。」

 

「「なんでもっと早く気づかないのよ!!」」

 

風華と霊夢の声が重なる。

 

「いやいや!お前らも気づいてなかったろ!?」

 

「気づいてたが俺はマスターじゃないからな、お前が指示を出すと思っていた。」

 

「と、とりあえずサーヴァントの四人は全員で霊夢と咲夜と真藤さんの護衛を……俺たちは」

 

「ああ、スナイプを倒す……!」

 

「あ?なんだお前ら?もうここが分かったっちまったのか?」

 

思ったより近くにいたその男は高校襲撃によって雷華と結衣にとって忘れることの無い強敵。黒いストレートヘアの黄色い目、迷彩柄のつなぎを着た転生者ライダー。

 

「スナイプ……!」

 

「よう、そいつになんか用か?」

 

蒼兎達を気にした様子もなくただ聞いてみただけだとでも言うように質問するスナイプ。ゲーマドライバーを腰に巻いた状態で出てきたことから、既に戦うことも予期していたようである。

 

セイバー達は真藤と霊夢、咲夜を倉庫の入口まで避難させる。

 

「用も何も、真藤さんがいなくなってみんな大騒ぎしてんだよ!」

 

「へぇ?でも俺もそいつが居なきゃ()()()()()()できねぇんだわ、諦めてここを去ってくれ。」

 

「犯罪を犯した転生者が目の前にいんのに去るわけねぇだろ?」

 

『ロボットゼリー!』

 

「そうかよ、まぁどうせ殺す相手だったし、今か後かの話だもんな!?」

 

蒼兎はスクラッシュドライバーにロボットスクラッシュゼリーを装填し、スナイプはバンバンシューティングガシャットとオレンジ色の『ジェットコンバットガシャット』を取り出し、起動ボタンを押す。

 

『バンバンシューティング!』

『ジェットコンバット!』

 

シューティングゲームとコンバットフライトゲームのスタート画面が浮かび上がる。コンバットフライトゲームのスタート画面の方からオレンジ色の『コンバットゲーマ』が現れる。

 

「3発目、変身」

 

スナイプが2つのガシャットをゲーマドライバーにセットしレバーを展開する。

 

『ガシャット!レベルアップ!』

 

『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

 

スナイプレベル2に変身した直後、現れたコンバットゲーマが口を広げて食べるようにスナイプに纏わる。

 

『アガッチャ!ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェット!ジェット!ジェットコンバット!』

 

両手にガトリングを装着し背中と胸部にオレンジのアーマーが纏わら仮面にフェイスバイザーが追加装備される。

 

高い飛行能力と高威力のガトリング砲を持つ仮面ライダースナイプ コンバットシューティングゲーマーレベル3となった。

 

「変身……!」

『ロボット イン グリス!』

 

蒼兎はスナイプに向けてブレイカーのビームモードでエネルギー弾を撃ち続ける。しかしスナイプは蒼兎が撃ち込んだ以上のエネルギー弾をガトリングで撃ち返してくる。

 

蒼兎は右に逸れて回避するもスナイプは銃口で蒼兎を追う。横に走ってガトリング砲のエネルギー弾から逃れる蒼兎。その間に龍斗達も変身する。

 

「なんだよあれ!」

 

『Are you ready?』

「変身!」

『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON! Yeah!』

 

『ビートクローザー!』

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

龍斗がスナイプに向けて走っていく。雄叫びで気づいたスナイプが右のガトリング砲を龍斗に向けて撃ち込む。龍斗はクローザーを盾にしてそのまま突っ込んでいく。

 

攻撃できる距離まで詰めることができた龍斗はクローザーでガトリング砲を切り上げて、胸部に斬撃を食らわせようとするがスナイプが後ろに飛んでギリギリで避けてしまう。

 

スナイプは後ろに飛んだ勢いでジェットパックを起動し倉庫の中を縦横無尽に飛び回る。蒼兎や龍斗の上でガトリング砲の銃撃を浴びせる。

 

風華と雷華も素早く潤動し、風華が膝をついて手を組む。雷華は風華の方へ走っていき風華の組んでいる手にジャンプする。風華は組んでいる手に力を入れて雷華を、投げる。

 

飛んでいった雷華はスナイプに向けてスチームブレードを切りつける。雷華はそのまま重力に従って落ちていきダンボールが山積みになった場所に埋もれる。

 

スナイプが切りつけられたことにより飛行が安定していない。そこに風華のネビュラスチームガンによる射撃。5発のうち4発当てて、スナイプは落ちていく。その間に取り出したガシャットギアデュアルベータのダイアルを右に回す。

 

『バンバンシュミレーション!』

『I ready for Battleship!』

『デュアルガシャット!』

 

コンバットゲーマが離れて蒼兎達をガトリングで牽制する。

 

「50発目、変身。」

 

『デュアルアップ!』

『スクランブルだ!出撃発進!』

『バンバンシミュレーションズ!発進!』

 

スナイプがシュミレーションゲーマを装着し地面を割って着地する。

 

「エーちゃん!よろしく!」

 

『はーい!」

 

『エボルドライバー!』

『コブラ!ライダーシステム!』

『エボリューション!』

 

『Are you ready?』

「変身!」

『コブラ!コブラ!エボルコブラ!』

 

エボルトが瞬間移動でスナイプに肉薄し装甲を削っていく。スナイプは防御の構えを取ってエボルトの攻撃を耐えていた。

 

「(右、正面、左、正面、右、正面、後ろ、正面、左、ここだ!)」

 

スナイプはエボルトの攻撃を先読みしゲーマドライバーのレバーを開閉させる。

 

『ガッチョーン!ガッチャーン!』

『BANG BANG CRITICAL FIRE!』

 

エボルトの次の攻撃が正面だと先読みしてのゼロ距離射撃。エボルトは正面の攻撃を仕掛け、スナイプは構えを解いて腕の砲門を合わせてエボルトの腹部に合わせる。スナイプの胸の装甲が削られるも、ゼロ距離射撃によってエボルトは吹き飛ぶ。

 

「うわぁぁぁ!!!」

 

変身が強制的に解除され、セイバー達がいる方まで地面を転がる結衣。

 

「嬢ちゃん!」

 

ランサーが駆け寄る。風華と雷華も守るように結衣の側に立つ。龍斗が激昂しスナイプに走っていく。

 

「てぇめぇぇぇ!!」

 

「あのコブラ野郎を倒せた……もうなんの問題もない。」

 

スナイプは左腕を振って龍斗のクローザーを弾く。右の砲門でクローズを撃ち抜く。爆発するように吹き飛び、壁に叩きつけられる。

 

「はははは!一気に決めるぜ!」

 

『BANG BANG CRITICAL FIRE!』

 

スナイプの視界にレーダーが現れ標的を捉える。スナイプが持つ十の砲門が標的全てを捉えて、発射される。爆撃によって龍斗、風華と結衣を庇った雷華が強制変身解除、風華も吹き飛ばされる。

 

「ははははははは!!!」

 

「これであいつらを回帰できるぜ。」

 

「な………何言ってやがる……?」

 

スナイプは聞いてきた蒼兎にことの全貌を面白そうに伝える。

 

「俺らのチーム名『THAAD』ってんだが、これはチーム名であると同時に俺らの命の識別名でもあるんだよ。」

 

「そこの女、転生特典は治癒だっただろ?あれな、ただの副作用みたいなもんだ。」

 

「本命は俺ら『THAAD』の失ったチームメンバーの命を回帰させることだ。」

 

「誰かが欠けても、別の誰かが命を回帰させる。俺達と主神様の計画を完遂させるために、お前ら邪魔者を排除するために、その女に俺ら用の特典を渡されたんだ。」

 

「俺以外全員殺られたが俺が回帰させればなんの問題もない、さぁて、お前らを殺したのち、この世界を乗っ取らせてもらうぜ。」

 

「そんなことしたら、世界は崩壊するぞ!」

 

「それがしないんだよ、その方法がある。」

 

「!?」

 

「この世界が崩壊する条件は何らかの別の要因によって融合した世界の主人公が死亡することだ。それ以外はどうなってもこの世界の物語として片付けられる。」

 

「要するに主人公の手足を切って拘束し、一生、生かしておけばなんの問題もない!あとはこの世界にありとあらゆる権能を使って支配すれば、この世界は俺らのもんだ。」

 

「ハーレム計画は主神様の計画を完遂すれば自動的に完遂するもんだったんだよ、お前らの高校を襲撃したのも、融合した世界の主人公の能力がどの程度のものなのか判別するためだ。」

 

「覚醒も何もしていなかったからなんの問題もない!」

 

「ふはは、あはははははは!」

 

「………そうかよ、なら」

 

「『THAAD』最後の一人であるお前を殺してしまえば、なんの問題もないな。」

 

「ッ!?」

 

先の戦闘で倉庫の天井に穴があき、そこから月明かりが差し込む。

 

「相棒、やるぞ。」

『遂に俺を使う気になったな?』

 

変身を自ら解除した蒼兎が取り出した紫のアイテム。金のカバーに緑のキャップ、しかし普通の、龍斗達が使い慣れているあのアイテムより少し長い。蒼兎が取り出した相棒、その名は『クロコダイルクラックフルボトル』。

 

蒼兎は相棒であるボトルのキャップを回し、マークを合わせる。

 

『デンジャー!』

 

何かが迫ってくるような音声と共にスクラッシュドライバーにセットする。

 

『クロコダイル!』

 

先程の音声と警告音が重なり、蒼兎は自身を変える言葉と共にドライバーのレンチを下げた。

 

「変身」

『割れる! 食われる! 砕け散る!』

 

グリスやクローズチャージと同じように地面から蒼兎を囲むようにビーカーが現れる。しかしその横から機械的な鰐の顎が現れビーカーを噛み砕く動きをする。

 

弾けたビーカーの破片と液体の中、一瞬にして紫のスーツ、ヒビ割れの模様がある胸アーマー、鰐の顎を模した肩アーマー、真っ黒の頭部とその側面に顎を開いた鰐の口が形成される。

 

頭部の側面の鰐の顎が真っ黒の仮面を挟み込む。まるで噛み砕いているような動きの後、白いヒビが入り割れて青い複眼が現れる。

 

『クロコダイルインローグ!』

 

『オラァ!』

『キャー!』

 

音声最後の断末魔が敵対した者の末路を語るかのように鳴り響く。内包していたエネルギーのオーラが霧散し周りに衝撃波を与える。

 

『久しぶりだな相棒、この俺を使うのは?』

 

「姿が変わったって大して差は埋まりはしねぇよ!」

 

スナイプが両腕の砲門を蒼兎に向けて、発射する。高威力の砲撃によって土煙が舞う。スナイプは完全に命中したことで倒したと確信した。しかし土煙の中から青い複眼が光ってこちらを見ていることに気づく。

 

「………エボルトはハザードレベルが足りなかったから、砲撃に耐えきれなかったんだろうが、俺は少し違うぞ。」

 

「だ、だったら何度でも食らわせてやるよ!」

 

スナイプは砲撃を連射する。自身に装着されている計10門による砲撃を蒼兎に撃ち続ける。しかし蒼兎は全く気にしていない様子でスナイプに歩いて迫る。

 

『なにあの防御力……?』

 

ローグの全身を覆う装甲『クロコダイラタンアーマー』は内部がヴァリアブルゼリーで満たされており普段は柔らかく動きやすいが攻撃を受けた瞬間に硬化し防御力を飛躍的に高めることができる。これによりスナイプによる砲撃をほぼノーダメージである。

 

蒼兎はスナイプのすぐ近くまで来ると拳を振り上げた。スナイプの装甲を削り取り、後ろの方へ殴り飛ばす。ゆっくりとした動作で蒼兎はスナイプに接近する。

 

スナイプはゲーマドライバーのレバーを開閉させ、結衣とエボルトを強制変身解除に追い込ませた必殺を放つ。

 

「チィ!」

『ガッチョーン』

『ガッチャーン!』

『BANG BANG CRITICAL FIRE!』

 

照準を定めて砲門にエネルギーをチャージする。その間、蒼兎は自身のネビュラスチームガンにクロコダイルクラックフルボトルをセットし銃口をスナイプに向ける。

 

『クロコダイル!』

『ファンキーブレイク!』

 

スナイプと蒼兎が同時に撃ち込む。スナイプの爆撃は連射により威力が落ちているがそれでも直撃すれば大ダメージになる程のもの。しかしその砲撃は蒼兎のスチームガンによるエネルギー弾で相殺され、更にもう一発撃ち込まれる。

 

スナイプに直撃する紫のエネルギー弾。火花を散らしながら後ろに倒れる。

 

「ぐぅ……ぬぅぅぅぅ!!」

 

まだ戦おうと立ち上がろうとするスナイプ。蒼兎はドライバーにボトルを戻しレンチを下げた。

 

『クラックアップフィニッシュ!』

 

両足に紫の鰐の顎が纏わり、飛び上がる。スナイプを足で挟み込み回転して吹き飛ばす。 その一撃は鰐が獲物の肉を食い千切る際に行う「デスロール」を彷彿とさせた。

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

吹き飛ばされ壁に激突し爆散する。地面に落ちた後、変身が解除されスナイプは絶命していた。

 

「転生者ライダー、殲滅完了。」

 

「蒼兎……。」

 

「マスター、彼女が目を覚ましました!」

 

「うぅぅぅ……ここは……?」

 

「し、真藤さん……。」

 

「え?えぇ!?白神さん!?どうしたの!?」

 

「えへへ、ごめんね真藤さん、悪いんだけどこの傷、治して貰えない?」

 

 

 

 

 

蒼兎達は真藤にことの顛末の全てを話した。自身達が仮面ライダーであること、攫われた理由、真藤は少し驚き困惑した様子だったが色々納得していた。

 

「そうなんだ……だから蒼兎くんのあの大怪我も……。」

 

「どういうこと?」

 

「蒼兎くんが前私の家に来てね、その時怪我を治してあげたんだけど、その怪我がただ転んでできるような傷じゃなかったから。」

 

「どちらかと言えばいつも私が治療してる治安部隊の人達と同じような傷だったから。」

 

「なるほどな……。」

 

「ともかくこれで真藤の無事は分かったし早くみんなの所に戻ろう!みんな心配してるから!」

 

その日の夜、教員達の元へ真藤を送り、なんとか理由をつけて真藤がどこにいたのか誤魔化し後日また聞くことにして蒼兎達はテントに戻った。

 

テントの中で龍斗は蒼兎に話しかける。

 

「転生者ライダーは全員倒したな……。」

 

「……ああ。」

 

「次は黒幕と戦うんだよな?」

 

「……多分な。」

 

「全部終わったらさ、蒼兎はどうするんだ?」

 

「……さぁな、多分また別の世界行って、転生者の特典回収するさ。」

 

「そう……か。」

 

こうして蒼兎達のサバイバル合宿最終日は終わった。

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