転生省特典犯罪制圧課活動記録   作:蒼かえる

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ファイル42 混戦

龍斗は仮面ライダーFATEに変身し、アナザー殺せんせーと対峙する。

 

『FATEセイバー!』

 

FATEセイバーを持って構える龍斗。狭い空間であり校内でもあるため無闇に壊さないような戦略を頭で立てていると、先に動きだしたのアナザー殺せんせーだった。

 

黒い触手を鞭のようにふるい龍斗に向かって攻撃する。セイバーで何とか受け流すも何本もの触手が龍斗に向かっていく。

 

『ガヴェイン!』

 

セイバーの針を動かし引き金を引いて剣を切り払う。

 

『ガヴェイン!デュアルタイムブレーク!』

 

切り払ったことで炎の壁を作り黒い触手を焼き払う龍斗。しかし触手はお構い無しに龍斗を叩き付けてくる。

 

「ぐはッ!」

 

「(クソ、前の手は通用しないのか!)」

 

「なら!」

 

自身の腕に装着されているホルダーからとあるキャラクターウォッチを取り出す。

 

「これで!」

 

『トウホウプロジェクト!』

 

ドライバーからFATEミライドウォッチを外してトウホウプロジェクトのウォッチを装填する。レバーを閉じてエネルギーを解放すると龍斗の頭上には陰陽を模した球体のエネルギー『陰陽玉』が出現し、龍斗が剣の先をアナザー殺せんせーに向けると陰陽玉はその方向へ突進していく。

 

アナザー殺せんせーがガードしようと触手で壁を作ると陰陽玉が接触した瞬間、体にスパークが走る。相手が感電して動けないところで龍斗はFATEセイバーの針を動かす。

 

『アルトリア!』

 

FATEセイバーの刀身が光りだし、龍斗は構える。

 

「ハァァ!!」

『アルトリア!デュアルタイムブレーク!』

 

斬り掛かると同時に引き金を引き、アナザー殺せんせーの胴体を通り過ぎざまに切りつける。続けて後ろを切り上げてアナザー殺せんせーが割って入ってきた窓から放り出す。空中で爆散し地面に倒れたのは黒い触手の塊だった。

 

触手で鞭のように叩きつけられた場所を抑える龍斗は周囲に被害が出ていないか確認するとこちらに向かって走ってくる人影が見えた。

 

「あれは……渚?」

 

龍斗に向かって来ていたのは潮田渚だった。

 

 

 

 

 

渡り廊下に続く庭、本来は生徒たちの憩いの場だが、今では南宮と風華達による謎の怪人との戦闘が繰り広げられていた。南宮が相手を拘束しながら風華達が攻撃を与えるも中々決定打に至らない。

 

風華と雷華は腕にガトリングのような銃器を装着しているテロリスト地味た格好の怪人と攻防を繰り広げていた。

 

テロリストのような怪人は南宮によって地面の魔法陣から現れた鎖によって拘束されているが腕のガトリングを容赦なく発砲していた。

 

風華と雷華はその銃撃から走って逃れながらネビュラスチームガンを撃ち込むが効果は薄いようだった。

 

「これなんで通じてないの!?相手もしかしてアナザーキャラクター!?」

 

「私達の知識じゃイマイチ判断できないけど多分そうでしょ!」

 

「じゃあここで倒すの無理じゃない!?」

 

「それでもやるしかないでしょ!?それに手応えが全く無いわけじゃないわ!他とは何か違うのかも!」

 

「お前ら会話している場合か!口より体を動かせ!」

 

「「はい!」」

 

「雷華!左右から挟むわよ!」

 

「オッケー!」

 

2人はスチームガンにお互いのボトルを装填する。2人で左右に別れて銃口を怪人に向ける。南宮の鎖の拘束によって怪人が動けないところを利用し、怪人はどちらガトリングを向けるべきか逡巡する、その間に2人のスチームガンには各々のギアの色をしたエネルギー弾が膨れ上がる。

 

『『ファンキーブレイク!』』

『ギアエンジン!』

『ギアリモコン!』

 

挟み込むように巨大なエネルギー弾に包まれた怪人は爆散しその場に別の学校の生徒が倒れていた。

 

 

 

 

 

結衣はエボルに変身し継ぎ接ぎの怪人と対峙していた。相手は雷撃や衝撃波などで攻撃をしてくる。南宮からの拘束するための鎖もその攻撃に巻き込まれて全く通じていない。

 

結衣は高速移動で攻撃を避け続けるも常に自身が元いた場所にクレーターができるため、冷や汗を流しながら避けていた。

 

『ひゃぁぁ危ないねぇ主……一撃くらいでやられる訳は無いけど相手も容赦なく連続して攻撃してくるからねぇ……。』

 

「う、うん……自分を守るように雷とか打ってくるから近付けないよ……。」

 

『ちょっと体借りるけどいい?』

 

「お願い!」

 

体の主導権をエボルトに譲った結衣。エボルトは高速移動を使わず俊敏な動きで相手の攻撃を避け続ける。

 

『エーちゃんいつの間に達人みたいになってたの!?』

 

「主に隠れて練習したからねぇ〜♪」

 

「よし!行くぞ!」

 

攻撃を避け続けて連撃が続かなくなったタイミングでエボルトは地球儀のような胸アーマーの中心を高速回転させてレーザーを打ち出す。

 

『エーちゃんそんなこともできるの!?』

 

「スゴいでしょ!」

 

不意のレーザーは見事に怪人の意表を突き直撃する。スパークを走らせながら後方へ転がりその間にエボルトは結衣に体の主導権を返す。

 

「主!決めちゃって!』

 

『任せて!」

 

エボルドライバーのレバーを回して星座早見盤のようなエネルギーを地面に展開する。

 

『Ready go!』

 

「ハァァァ!」

 

足にエネルギーを吸収させて怪人へ走って肉薄する。怪人は近付いてくることに気づくと雷撃と衝撃波を乱雑に打ち出す。結衣は迫り来る攻撃より早く怪人に近付いていき、とうとう怪人の目の前までくる。

 

『エボルテックフィニッシュ!』

 

怪人は拳を突き出し距離を取らせようとするが結衣はその直前で飛び上がり怪人の後ろに着地し、高蹴りで怪人の頭を蹴り穿つ。1秒にも満たないスパークの後、怪人は爆散した。爆煙の中から別のクラスにいた見覚えのある生徒が現れる。校舎の壁に寄せてあげつつ2人の方をむく結衣。

 

「風華ちゃん雷華ちゃんは大丈夫かな?」

 

 

 

 

 

場所は龍斗がいる校内の廊下へ戻る、時刻は3人が怪人を撃破した頃。

 

「渚?どうしたんだそんなに急いで……?」

 

「龍斗くん……実は……これ……。」

 

「これって!」

 

渚が手に持っていたのは殺せんせーが描かれたキャラクターウォッチだった。

 

「どうしてこれを!?」

 

「分からない……いつも間にか持ってたんだけどこれもしかして龍斗くんの役に立つんじゃないかって思って……さっきも似たやつを使ってたでしょ?」

 

「ありがとう……!」

 

「お礼なんていいよ!僕は龍斗くんが仮面ライダーだって分かってから……どこか避けてたんだ……だからこれそのお詫びでもあるんだ!」

 

「渚……。」

 

龍斗はしっかりと渚が持つウォッチを受け取り、まだ完全に倒しきれていないであろうアナザー殺せんせーを完全に倒しに行くために割れた窓ガラス飛び降りた。

 

「頑張って、仮面ライダー!」

 

 

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