アキラと一夏の模擬戦。
「手は抜かなくていいからな」
そう言いながら、白式はアキラの目の前まで。
「わかりました。全力でお相手を務めさせていただきます」
アキラはISを展開する。白い、全体的に細い。その機体は、ライの駆っていたランスロット・クラブとも違う見た目の機体。
「彼も昨日と違う機体ですね」
「昨日のは
「アキラはユーロブリタニアともダクトがあったのかな?」
今のアリーナの管制室には一夏が抜け、ライとカレンが増えていた。
「特殊な機体なの?」
カレンは知らない。あの機体の怖さを。
「あの機体はね、特殊な仕様で、操縦者の意思を拡大して、同じタイプの僚機を操ることのできる特殊な仕様をしてるんだ」
「なっ!?」
「それを搭載しているかは知らないけど、その使用のおかげで、飛躍的に性能が上がるよ」
「手は抜きませんけど、危険を感じたらすぐに降参してください。コントロールしきれるか、僕にもわからないんで」
『では模擬戦を始めろ』
千冬の合図、しかし、アレクサンダは動かない。
「なら、俺から行かせてもらうっ!」
雪片弐型を構え、突っ込んでくる。
しかし、よけないアキラ。そのまま剣先が機体に触れる前10秒。白式の突きは空を切った。
「慢心はだめですよ。この機体は
アレクサンダは四つん這いのような姿勢を地上で取っていた。
「じゃあ、僕も行きます」
人型に戻り、背中にマウントされている刀を抜き打つ。抜くと同時に、刃が紅く発光し、異様な刀に。
「この機体は僕の能力を最大限引き出すために、オリジナルの設計図を元にして僕のためにチューンした機体なんですよ」
機体はアキラの意思に応えるように頭部のツインアイを蒼く発光させる。
「四十万アキラ、アレクサンダ・スペリオル、行きますっ!」
そこからの戦闘は圧倒的差を生み出した。
アキラの繰り出す剣劇は一夏を防戦一方にし、攻勢に出させないようにした。
『う、美しいですわ・・・・・・』
『ゲームみたいだね。必ずアキラが先手を取る』
『蒼月と同じように考えているのかもな』
『でも、それにしても反応速度早いね。そのあたりはカレンに似てるよ』
勝負はあっという間に決着がついた。
「これで、チェックメイトです」
喉に刃の切っ先を向け、尻餅をついた一夏に突き付ける。
『勝負ありだな』
『射撃武器があるように見えるのに、使わずに勝ちましたわね』
『ライと戦い方、似てるわね』
『え? カレンとそっくりだったけど?』
「機体に異常はなしっと。システムも問題なく作動してる」
機体のコンソールを確認しながら状態の確認をしていく。
『お前も強いんだな』
「頑張って努力しましたからね。まぁ、努力以上のものもあったかもしれないですけど」
『そっか』
ISを解除し、一夏の前に。
「けがはないですか?」
「ないよ。それとさ、敬語、やめね? 同じクラスの数少ない男同士なんだからさ」
「君がそれでいいのなら」
「じゃあ、決まりだな。よろしく、アキラ」
「こちらこそ、一夏」
二人は固い握手を交わす。
『アキラ、よかったなぁ』
『えへ、そうね』
だんだんルート変えていきますよぉ、えぇ、変えていきますとも
さて、今回はアキラの実力が知りたいというコーナーですね。本編ですけど
知ってますか? アキラはライとカレンの子、つまるところ、ライみたいに考えながら、カレンみたいに直感もしっかり働く、そんな子なんですねぇ
ボクモソンナズノウガホシイ