授業が終わりカレンは寮の部屋に向かっていた。
「1033、1033ここね」
コンコン。
「返事がない、シャワーかな?」
カレンは部屋を見つけノックをしたが返事がなくシャワーだと思い部屋に入った。
カタカタカタカタと部屋に入ったらキーボードを叩く音が聞こえた。
「あのー・・・」
カレンは水色髪で眼鏡をかけた楯無に似た子に声を掛けた
「・・・誰?」
「私は貴女のルームメイトの紅月カレンよ」
「・・・更識簪」
「もしかして会長の妹さん?」
「あの人を知っているの!?」
「え、ええ試験の時相手だったから」
「そう・・・結果は?」
「私の勝ちよ」
「え!?ほ、本当!?」
「お姉さんから聞いていないの?」
「あの人は関係ない!!」
「えっとごめんなさい?」
「こっちもごめん急に大声だして。後、更識って言わないで簪で良いから」
「分かったわ、私の事もカレンって呼んで(会長と仲が悪いのかしら?)」
「分かった、よろしくカレン」
この頃一夏は箒と一悶着あったが割愛・・・。
そして迎えた代表決定戦当日
「一夏の専用機まだ来ていないの?」
「そうなんだよ、この一週間箒と剣道か体力作りしかしていないんだよ」
「箒・・・」
「な、なんだカレン」
「ISが来てなくっても、ISの知識位教えられたんじゃ・・・」
「うっ・・・」
この一週間でカレン、一夏、箒は名前で呼ぶ程仲が良くなった。現在は控室で一夏の専用機が来るのを待っていたがまだ来ていない。
「仕方ない。紅月」
「はい」
「お前が先にオルコットと戦え」
「分かりました」
千冬の判断で先にカレンとセシリアの組み合わせになった。
「紅月カレン、紅蓮可翔式発進!」
カレンはアリーナに出た。
「あら?貴女が先ですの?」
「ええ、一夏の専用機がまだ来ていないからね」
「そうですか。それにしても全身装甲(フル・スキン)のIS。しかも異様な右腕。貴方のISは特殊な仕様ですの?」
「それは戦っていたら分かるわ」
『これより紅月カレン対セシリア・オルコットの試合を始める。両者所定の位置につけ』
千冬のアナウンスで2人は位置に付いた。
『試合開始!』
「先行頂きますわ!」
セシリアは合図と当時に、スナイパーライフル、スターライトmkⅢを構え発砲した。
カレンはあえて右手、輻射障壁で受けた。
「さあ踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットとブルーティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!」
セシリアはビット4機を出した。
(今は少し様子を見ようかしら?)
カレンは回避もしくは輻射障壁で守っているとある事に気づいた。
(セシリアが動いている時はビットが止まっていて、逆にセシリアが止まっている時はビットが動いている?もしかして同時に動かせないの?仕掛けてみるか)
カレンは輻射波動をロングレンジ照射でセシリアに向かって撃った。
「きゃ!!」
セシリアはまさか輻射波動が遠距離でも撃てるとは思っておらず直撃してしまった。その時ビットの操作も止まってしまった。その隙にカレンは呂号乙型特斬刀をビットに投げ一つ破壊した。続いて集まっていたビット3機にワイドレンジ照射で破壊した。
「そんな・・・」
セシリアは一瞬で4機落とされた事でショックを受けた。その隙を見逃すカレンではなく、セシリアに接近した。
「決める」
と輻射波動を構えた。しかし、
「おあいにく様。ブルーティアーズは6機あってよ!」
セシリアは隠していたビット2機のミサイルをカレンに撃った。
ドガァァァンっ!
着弾し黒煙に覆われセシリアは勝ったと思った。しかし・・・黒煙から紅蓮の右腕がブルーティアーズを捕らえた。
「捕まえた」
「そんな、ミサイルは当たったのに・・・」
「間一髪輻射障壁で守ったのよ。そしてこれで終わりよ!」
と言いカレンは輻射波動を最大出力でブルーティアーズに叩き込んだ。
『勝者紅月カレン』
輻射波動でシールドエネルギーがゼロになりカレンの勝利となった。
「あ、あの・・・」
「ん?」
「貴女の祖国を馬鹿にしてすいませんでした!」
セシリアはカレンに日本を馬鹿にしたことを謝った。
「私も言い過ぎたわごめんなさい」
カレンも少し言い過ぎたと思い謝った。
『紅月次は織斑とだが行けるか?』
「はい大丈夫です」
『15分後に始める、シールドエネルギーを回復させておけ』
「分かりました」
15分後。
「カレンは強いな代表候補生に勝つなんて」
「そうかしら?それが一夏の専用機?」
「ああ″白式″だ」
カレンの前には一次移行(ファーストシフト)が済んだ白式に乗った一夏がいた。
『これより紅月カレン対織斑一夏の試合を始める。両者所定の位置につけ』
「初陣だ行くぞ白式(相棒)!!」
『試合開始!』
「うおおおお!!」
一夏は開始と同時にブースターを最大出力だしてカレンに突っ込んだ。カレンは呂号乙型特斬刀で一夏の雪片弐型を受け止めた。
「早いだけで重さが足りないわよ!」
カレンは右腕で白式を捕らえ輻射波動を流した。
「不味い単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)零落白夜発動!」
「っ!」
カレンはワンオフ・アビリティーの単語を聞き瞬時に右腕を離し白式から距離を取った。
「それ織斑先生と同じね」
「ああ俺は世界で最高の姉さんを持ったよ!!」
「さぁ終わらせましょう」
カレンは輻射波動を構え、一夏は雪片弐型を構えカレンに切りかかった。カレンは紙一重で避け止めの輻射波動を叩き込んだ。
『勝者紅月カレン』
次回は鈴登場予定です。