サーヴァント   作:兎露太

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この小説初めてから動物の話ばかりしてますね。
もうしばらく動物話にお付き合いください(;^ω^)



アニメーガス

ダイアゴン横丁から自宅に帰ってきた。

これからゆっくりしながらアルブスとたわむれて、これからの事を考えようと思っていたのだが。

 

「ディア、ホグワーツに行く前に、教えとかなくてはいけないことがある」

 

いつになく真剣な顔になった父が話し掛けてきた。余程重要なことなのだろう。

 

「話って何なの父さん?」

 

「ディアも11歳になり、ホグワーツに行くという事は、主従の契約を誰かと結べるようになったという事だ。父さんも昔、主と結んだ。」

 

父は左肩にある契約印を見せてきた。

主従の契約、エバレン家がそういう家系だとは昔から聞いていた。しかし、詳しいことは何も知らなかった。そして、父の契約印を今日初めて見た。その契約印は狐と狸が刻まれていた。

 

「誰と結んだの、それに何で狐と狸みたいな形なの?」

 

「母さんとだ。狐が母さんで狸が私だ、これは私たちが動物もどきになった時の姿だ」

 

「っえ、二人とも動物もどきになれるの!?」

 

母と主従の契約を結んでいることに驚きはしたが納得ができた。だがそれよりも、アニメーガスができることの方が驚いた。確かあれは難しくて、なれる人も少なかったはずだ。

 

「何を言ってるんだディア、エバレン家の者は本能で動物もどきになる。ディアもなったことあるぞ」

 

何ですか、その本能って。それに俺も動物もどきになれたのか!?

 

「忘れたのか?いつもディアが登ってる、あのケヤキの木から落ちた時になったろ」

 

「それ本当なの。全然記憶にないいんだけど…俺の動物もどきの姿って何?」

 

危険な状況になって姿を変えたのか。俺本当に本能的に動物もどきになったんだな。「何って、そのまま黒色にした姿」

 

父が指をさした。その先には、今だ肩に乗っていたアルブスがいた。

 

「私はてっきり、それを覚えていてアルブスを選んだのかと。アルブスを黒くして、目の瞳の色も逆にしただけだし」

 

「俺が猫になった時ってオッドアイなの!でも、母さんはアルブスを見たとき、オッドアイの猫初めて見たって言ってなかった?」

 

魔法動物ペットショップでアルブスを見た母は、確かに初めてオッドアイの猫を見たといっていた。

なのに、俺の動物もどきの姿を見ていたら、もどきとはいえ猫には変わりないわけだから初めてではないはずだ。

 

「ああ、それね。それは、私しか見てないからだよ。私とディアの二人だけで、鬼ごっこをしていた時の話だからね」

 

「鬼ごっこで何で木に登ったの俺は?」

 

鬼ごっこで何故木に登る必要があるんだろうか。父が木に登って逃げて、それを追いかけたとかだろうか。

 

「それは、鬼の私が少し本気になってしまってね。狸の姿で追い掛け回したら、怖がったディアが木に逃げるように登って…」

 

「落ちて本能的に危険だと思って、動物もどきにすがたをかえたと」

 

「いやー、あの時はさすがに焦ったね。でも、綺麗な着地をきめてくれたし。」

 

父は自分の息子の何をしているんだ。いや、自分の息子だからだろう。

いくら動物好きとはいえ、獲物を狙う獣の目は怖いと思う。きっとその恐怖によるショックから、俺は記憶からなくしたのではないかと思っている。それに他の猫以上にアルブスが気になった理由が、忘れた記憶でも本能的に覚えてたってことか。

 

「っあ、そうだ。エバレン家が本能的に動物もどきになるってのは、周知の事実だから魔法省とか気にしなくていいぞ。本当は登録だのなんだかあるらしいがな」

 

魔法省に登録しなくても良いのか。それなら意識して動物もどきになれるよう、これから練習しよう。

 

あの後、話を契約について戻り。父から今まで知らなかったことも教えられた。だが、今はまだ主を持つ己の姿は想像もつかなかった。

 

 

 

 

 




主従の話が出たのに、契約印の事からアニメーガスに脱線。
でもここでアニメーガスの話を入れたのは、これからの話の設定上必要だったからです。


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