ダイアゴン横丁に行った日から数日が過ぎた。
そして今日、ついにホグワーツに行く。今はもうすでにホグワーツ特急に乗り込み、席も確保して発車するのを待っていた。すると発車を知らせる音が聞こえた。
キングス・クロス駅を出発してしばらくたった時の事だった。扉が開き、一人の少年がそこには立っていた。
「ここ空いてるかな?遅れてきたら、他はどこもいっぱいみたいなんだ…」
「ええ、空いてますよ。ここは私しか使ってないのでどうぞ」
俺は訪ねてきた人に、向かいの席に座るよう勧めた。
「ありがとう助かったよ。僕はハッフルパフ三年のセドリック・ディゴリー、よろしく!」
「よろしくお願いします、ディゴリー先輩。私は今年入学する、ディア・エバレンです」
先輩だと思って敬語を使ったが、間違ってなかったようで良かった。だが、まさかセドリックだとは思わなかった。俺が自分の紹介をしたとき、セドリックは少し驚いたような様子をしたが、すぐ元の表情に戻った。
「さすがエバレン家の者だね。ディアは今年入学とは思えないほど落ち着いて見えるよ。あと僕の事はセドリックで良いよ、それに敬語もいらない」
「わかったよ、セドリック。改めてよろしく!」
敬語をやめて、セドリックと握手をした。本心はわからないが、エバレン家の者という事だけでは見てないように見える。俺自身として見てくれるようなら、他人が望む"エバレン家"のディアでいる必要はない。その後ホグワーツ特急が着くまで、セドリックと親睦を深めた。
「じゃあ、またねディア。ハッフルパフにディアが入ることを願ってるよ」
「セドリックがいるなら、ハッフルパフも楽しそうだ。どの寮になるかわからなけど、また会おうセドリック」
ホグワーツ特急が到着し、セドリックは先に降りて行った。セドリックのおかげで、一人で暇を持て余す事もなくて良かった。
「イッチ年生!イッチ年生はこっちだ!」
降りた先は人でごった返していた。そしてハグリットが声をあげて、一年生を集めていた。
そして俺もその集まりに加わった。
「さぁ、ついてこいよ!足元に気をつけろ!」
ついにホグワーツか、いったい俺はどの寮に決まるのだろか。そんな事を考えながら進んで行った。そしてついにホグワーツ城が見えるところまで来た。ホグワーツ城は、幻想的でとても綺麗だと思った。その後ボートに乗り込み、どんどんホグワーツ城に近づいていくほどに改めて実感した。
異世界に転生し、物語はもう始まっているのだと。
ハグリッドは生徒達が全員ボートから下りたのを確認し、城へ向かった。生徒達はハグリッドの後に従って付いて行き、ホグワーツ城の入口である大きな扉の前にたどり着いた。
本当はセドリック以外に、ハリーともう一度出会わせようとしましたがやめました(~_~;)