サーヴァント   作:兎露太

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今日一日どの寮にしようか悩んだ挙句、この寮に入寮させました。



我が道を行く家系

玄関ホールの中に入り、ハグリットからマクゴナガル先生が引率に変わった。入口の右手の方から、何百人ものざわめきが聞こえた。学校中がもうそこに集まっているに違いない。しかし、マクゴナガル先生はホールの脇にある小さな空き部屋に一年生を案内した。窮屈な部屋に詰め込まれ、生徒たちは不安そうにキョロキョロしながら互いに寄りそって立っていた。

 

「準備ができたら戻ってきます。身なりを整え、静かに待っていて下さい」

 

マクゴナガル先生が部屋を出ていくと、部屋の空気が少しだけ緩んだ気がした。

 

「ディア、ディアじゃないか!」

 

そんな時、誰かに後ろから声をかけられた。

 

「なんだ、ドラコか」

 

声を掛けられた方に振り向くと、そこにはドラコ・マルフォイがいた。ドラコとは、一度だけ父に連れていかれた、純血の名家の集まりで出会ったことがある。

 

「あれからパーティの招待状を送っても、エバレン家が来てくれないと父上が嘆いていたぞ。まあその話はいい、ディアはもちろんスリザリンに入るだろう?」

 

「さあな、だがどの寮でも…どの寮だろうと受け入れる」

 

どの寮に選ばれたとしても気にしないが、今後の話を考えるとどうした方が良いのだろう。入る寮によって、俺の未来も変わるだろう。

 

「ディアはエバレン家の者だろ、ならスリザリンに決まっている。それに…」

 

 

「組分け儀式が間もなく始まります。一列になって、ついてきて下さい」

 

ドラコが話している時にちょうどマクゴナガル先生が戻ってきた。ドラコはまだ何かを言おうとしていたが、マクゴナガル先生が戻ってきたため話をやめて後に付いて行くしかなかった。

 

再び玄関ホールに戻り、そこから扉を通って大広間に入った。マクゴナガル先生は上座にあるテーブルの所を先頭に一年生を並ばせた。その後組み分け帽子の歌があり、それが終わるとマクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出た。

 

「ABC順に名前を呼ばれたら、帽子をかぶって椅子に座り組分けを受けてください。アボット・ハンナ!」

 

一人の少女が前に出てきて帽子を被り腰掛けると、一瞬だけ沈黙が訪れ、破るような帽子の叫びが聞こえた。

 

「ハッフルパフ!」

 

名を呼ばれた寮の上級生は歓迎の拍手を上げる。次々に名が呼ばれ、帽子は寮名を告げていく。

 

「エバレン・ディア!」

 

そしてしばらくすると、ついに俺の名が呼ばれた。前に出て椅子に座り、組み分け帽子をかぶった。

 

「おや、エバレン家の者か。エバレン家の者は代々己で道を選んだ、そして君も決まっているようだ」

 

組み分け帽子にはそう言われたが、俺は迷っていた。だが組み分け帽子は決まっていると言う。

 

「君は今度どの道を歩むのだろうか。だが君は選んだ、グリフィンドール!」

 

組み分け帽子が高らかに叫んだ。グリフィンドール寮だと思われるテーブルからは、歓声が上がり大きな拍手が鳴っていた。

 

"今度"と組み分け帽子は言っていたが、俺が転生したという事がわかったのだろうか。それにグリフィンドールに選ばれたが、俺はあの時まだ悩んでいた。俺の心の奥底ではグリフィンドールを望んだのだろうか。

 

 

 

 

 

 




主人公の主になる人が、ある4人の候補から決まらない!
現在そんな状態で進めてます。


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