シノ憑依物語   作:アルマイト

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オリ主による原作キャラ崩壊、時間軸の不一致等ありますが、思いつくままに書いておりますのでご容赦下さい。


プロローグ

プロローグ まさかの憑依先

 

 

「ふむ・・。この虫は俺の虫とも相性がよさそうだ」

 

 

うっそうとした森の木の根元に座った少年が一匹の虫を掌に載せて観察していた。

 

その少年見た目3,4歳。サングラス、フード付のパーカー、忍具を入れるポケット付のズボン、ポシェットを背負っている服装だがこの世界においては普通である。

 

「この虫とこの間生まれた虫との組み合わせはよさそうだ。いや、この虫とも・・・」

 

虫を掌に載せたままブツブツと呟やき心なしか口角が吊り上がっているが少年である。ただし、

 

「虫の高配を考えるのが好きだ。卵が孵りそうなときは心が躍る。新種が生まれたときは感動すら覚える」

 

精神年齢は今世合わせてもうすぐ三十路。身体は子供、頭脳は立派な大人であった。

 

 

この少年もともとは社会人をしつつ、ゲームや漫画といった娯楽で生きていた男である。死因は蜂に刺されたアナフィラキシーショック。会社の同僚と登山に出かけた際に刺されたと思われる。

 

 

 

 

「おぎゃー・・・。」

 

俺は混乱していた。蜂に刺され息ができなくなり、苦しんでいたらいつの間にか赤ん坊。朧げだが視界に映るサングラスを掛けたオッサンと台所に出る黒いダイヤのような虫。渋面のオッサンが不器用にもこちらに笑いかけているのが物凄く怖い。産声が引っ込んだ。

 

 

「シビ 自分の息子が生まれて嬉しいのはわかるがまだ秘術を授けておらぬ。もう少し待つのじゃ」

 

「・・・はい」

 

 

年老いた女性に諌められ、オッサンは渋々といった様子で優しく布団のようなものに寝かしつけてくれた。オッサンはどうやら俺の父親らしい。いい父親なようだ。見た目に反して優しいところが死んだ親父に似ていた。

 

 

「シビ これをお前の息子に」

 

俺が寝かされている位置からは見えないがお婆さんが父親に何かを渡したらしい。受け取った父親は寝ている俺の真上までそのなにかを持ってくる。その何かは小さい壺のようなもので封と書かれた札で蓋を覆い隠していた。凄まじい嫌な予感とともに頭の中をいろいろな考えが駆け巡る。

 

生まれたての赤ん坊に何をプレゼントするつもりだとか、封印しているんだからそのまま封印しておけよとか、壺の中から壺を掻き毟る音はなんだとか。

 

俺の心の叫びが聞こえるわけもなく父親は壺の封と書かれた札を剥ぎ取り、蓋を開け徐に壺の中に手を突き込み何かを掴み持ち上げた。

 

それは一匹の蟲だった。海老のような蟲。鋭角なフォルム、髭のような触角、尻尾の先の針、黒光りする光沢、三つの複眼。

 

 

「シノ お前に油女の秘術を授ける」

 

父親は俺の名らしきものを呼んだがそんなこと気にしている余裕などなかった。海老のような蟲を俺に近づけてきているのだ。

 

ちょっと待ってパパン!

 

どうしてそれを俺の腹の上に持ってくる!俺の上に海老置いて何満足そうにしている!腹の上で躍っていた海老が臍の上に!尻尾の針で俺の臍に狙い定めて、や、やめーッ!アッー!

 

この奇壊蟲の術による伝授により、俺は油女一族の一人となった。

 

余談だが赤ん坊故の羞恥行為は奇壊蟲ほどのダメージはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「親父 帰った」

 

「あぁ おかえり」

 

油女家の屋敷の近くにある森から昆虫採集を終えて帰宅すると居間で茶を飲んでいた親父に帰宅した旨を伝えるとすぐに自身の部屋に向かう。父と子の会話としては少ないかもしれないが、我が家では普通である。親父は常に寡黙だが、俺と同様虫のことになると饒舌に語る。俺はなぜか頭の中ではいろいろしゃべっているが、なぜか喋れない。ただ虫関連だと饒舌になる。これも油女家の呪いだろうか。

 

「帰ってきたぞ」

 

誰も居ないはずの自身の部屋に声を掛け襖を開け中に入る。ここには人ではなく凄まじい数の蟲が居る。赤ん坊の時入れられた海老のような蟲が産んだ子供。この蟲達は俺の言うことは聞いてくれる。聞いてくれず、いまだに腹の中に居続ける奴(あの海老)もいるが。

 

「アカデミーの予習でもするか」

 

背負っていたポシェットの蓋を開け隅に置き、森で捕まえた新入りが古参の蟲に群がられているのを横目に、机の上に群がる蟲達を退け、アカデミーの教科書を広げる。

 

親父から貰ったアカデミーの教科書。俺の年齢だとまだ通えないが、そのうち通う学校のためにと渡されていた。

 

「アカデミー 楽しみだ」

 

ナルトやサスケに会うのが楽しみだったが、それ以上に忍術を使うことが楽しみでならなかった。

 

 

 

 

このときはまだ自身の身に起こっていることを把握していなかった。

 

 

 

 

 




書いていて思いました。
他の作者様方よく長文すらすら書けますね(;^ω^)
尊敬します(>_<)

批判等オブラートにお願いします^^;
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