シノ憑依物語   作:アルマイト

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思いつくままに書いております。


蟲が変態しました。


家の蟲がバグってる件

「・・・どうしたものか」

 

 

アカデミー入学を翌日に控え、いつものように昆虫採集に出かけた今日この頃。

油女家近くの森の中で切り株に腰掛けながら遥か遠くの空を眺めていた。アカデミーに入学し忍術を学び、ナルトやサスケと競い合うことが楽しみだったあの頃が懐かしい・・・というのも教科書に載っていた分身の術や変化の術ができないのである。チャクラは練れているらしく、分身体を作れるが2体が限界。変化の術も数分しか持たないのである。

 

 

「やはりこいつが問題か・・・」

 

自身の腹を撫でる。そこにいる俺の蟲達の親。此奴とともに生きて6年の月日が経つ。愛情も湧き名前―我尾刺と名付け、家族のように思うようになった。そんな我尾刺に言いたい・・・

 

 

俺のチャクラを返せと。

 

我尾刺にチャクラの八割方を取られ、残りの2割で他の蟲達を操っている状態のせいかカツカツである。もう俺のHP(チャクラ)はゼロよ!と叫びたいがシノボディーでは叫べない。ちくせう。

 

他の蟲達の分を分身や変化に使うことで試験や課題は乗り越えられるが、実戦だと確実に積む。陽動や騙し打ちができないのは忍者として失格だと思う。早急になんとかせねば・・・と我尾刺に交渉開始。

 

 

出てきてくれとお願いしてみる 無視される・・・失敗。

 

チャクラの供給をカットする  身体の中で脱皮しようとする・・・失敗。

 

強制的に奇壊蟲で排出     臍にアッー!・・・失敗。

 

 

蟲ならぬバグである。こうなったら意地である。なんとしてでも出てきて貰わねば命に関わる。今の現状を打開すべく我尾刺の子供にお願いしてみる。与えるチャクラが増えるかもと交渉。子供たち奮起する。結託し総力戦へ。

 

 

「我尾刺出てこい」

 

奇壊蟲の術で操り外に排出する。鋭角なフォルム、髭のような触角、黒い光沢、尻尾の針、三つの複眼。入れられた頃と同じ外見をしているが全く違う。6年もの間、小さな体に大量のチャクラを蓄えていたのである。そのチャクラを使い脱皮・・・進化を始める。

 

 

ギチギチと殻が擦れ合い不快な音が流れるが、俺にとっては心が躍る音楽。クラシックでいうなら序曲。殻が縦に割れ、幾分か大きくなり形が変わり、一本から三本に増えた針を持つ尻尾が最初に飛び出す。次に幾分か大きくなった頭が顔を出す。二本の触角が太くなり、先に針のようなものが生えている。そして終曲。もっとも変わったのは背中の突起のような部分に薄く光が反射して虹色に見える翅が二つ。羽を震わせ飛び立ち、こちらを向き空中に停滞飛行している。

 

 

「奇壊蟲の術」

 

背中のポシェットから我尾刺を幾分か小さくしたような蟲達が群れを率いて親に襲い掛かる。羽が擦れ合う音が響き合い蟲の悲鳴が木霊する。体格の差は歴然だが、数の上では圧倒的有利・・・

 

 

だがしかし、相手が悪かった。

 

 

我尾刺(親)の前には子供たちが山のように積み上げられていた。羽が千切れているもの、頭が取れてもなお動き続けるもの。これだけの損害を受けた子供たち。

 

 

我尾刺(親)は至って無傷・・・いや、更に進化を経て様変わり。さらに大きくなり、翅が四枚に増えていた。戦闘中に脱皮したのだろうが、あまりに早すぎる。流石は六年もの間、俺の中で力を蓄えていた蟲である。子供たちもこれぐらい成長してくれれば嬉しいのだが。

 

 

 

はてさて、アカデミーだけでなく忍者としてうまくやっていけるのだろうか・・・と我尾刺(親)が俺(巣)に向かって飛んでくる中つらつらと考えていた。

 

 

 

 

 

 

余談だが、父シビに我尾刺(親)のことに相談すると自身と同じくらい住みやすい環境を整え移住して貰えばいいとアドバイスを貰い、シビ作(蟲の繭で下地を作り加工した)瓢箪を片手に我尾刺(親)に土下座している少年が居たそうな・・・。

 

 




1300・・・(ノД`)
もう少し詰め込めば2000文字いきますかね(;^ω^)
ガンバリマス(>_<)


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