シノ憑依物語   作:アルマイト

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ボクは一匹の蟲 跳べないボクは空を飛ぶ鳥に憧れた

キミはいつか飛べる日が来ると言ってくれた


飛べた!飛べたよ! おめでとう・・と喜ぶボクを祝福してくれた 

キミは嬉しそうだけれど寂しそうでもあった

ボクは間違っていた 本当に欲しかったのは飛ぶための翼じゃない

キミと共に歩くことができるカラダだって!



待っててね    シノ! ボクはヒトになるんだ!



我尾刺 ヒトになる。



*嘘です。

寛大な心でご覧ください。



授業

 

「いい天気だ・・・」

 

「だなぁ・・・」

 

「僕はお腹が空いた・・・」

 

アカデミーに入学して数ヶ月。悩んでいたチャクラ運用もとい、我尾刺さん(敬称)の扱いについて瓢箪に移住して貰い落ち着いたことで忍術に関して滞りなく学ぶことができたため、授業に遅れることなくついていけている。

 

そんなある日、教室ではなくアカデミーの外にある木の塀で囲まれ、案山子が三本広い敷地の真ん中に突き刺さっている場所―演習場で授業が行われていた。放課後、親を待つ子供や友達と遊ぶための者であろう敷地の隅に置かれた土管の上で俺 シカマル チョウジはのんびりと他のクラスメイトが苦無の投擲練習をしているのを眺めていた。シカマル、チョウジが何故一緒にいるかというと俗に言う友人である。こうなった経緯はアカデミー入学当初には必ず行われるであろう自己紹介である。

 

 

「次、油女 シノ君」

 

「・・・俺の名は油女シノ。

 

 好きな食べ物は野菜サラダ。(と肉料理)

 

 嫌いな食べ物はにおいの強いもの。(と辛いもの)」

 

相変わらずのシノボディー。本来言うはずだった言葉が変換されている。解せぬ。

 

ここまでは何ら問題のないどこにでもある自己紹介である。問題はここから。

 

 

 好きなものは蟲だ。(蟲の観察)

 

 趣味は蟲との会話。(修行をすること)

 

 よろしく頼む。」

 

 

例のごとく言葉が変換された。本来言うはずだった言葉だと虫好きの普通の少年という印象を受けるが言った言葉が違うため与える印象が酷い。

 

 

好きなものは蟲?

 

 

趣味は蟲との会話? なにそれこわい・・。

 

 

当然、クラスメイトの子供たちに引かれた。アカデミーの先生で担任であるイルカ先生ですら頬が引きつり気味だった。

 

そんなわけで、俺に話しかける子供たちはゼロに等しくまともに話しかけてくれたのが精神的に達観していたシカマル(席が隣りだった)とシカマルに連れられたチョウジだった。話してみればそれほど変な奴とは思わなかったようで授業の合間などよく話すようになり、友達と言える仲になったのである。

 

 

「ちょっとあんた達!しっかり練習しなさいよね!シカマルとチョウジがサボるのはいつものことだけど、シノもシカマル達と一緒にサボらないの!」  

 

 

女の子にしては珍しく蟲好きの俺に話しかけれる山中 いの。シカマル チョウジ いのは三人の両親が猪鹿蝶と呼ばれ有名であり、親の代から親交があるらしく幼馴染らしい。シカマルにいのを紹介されたが、紹介される以前に知り合っていた。親父に頼まれた買い物を済ませ帰る途中、店先に並んだ花に止まる蟲を観察していたらその日店番をしていたエプロン姿のいのに不審者と思われたのである。なんとか誤解を解き、花を買いその日は別れたが、度々花(蟲)を見に通っているのである。

 

 

「俺たちは先にやったから他のやつに譲ってやっただけだってぇの。なあ、チョウジ?」

 

 

「うん。練習してたらお腹空いちゃって休んでたんだよ~。シノ何か持ってるって言ってたよね?」

 

 

シカマルが尤もらしい言い訳を考え、チョウジにバトンタッチしてそれにチョウジが合わせたらしいが自身の欲求を混ぜてきおった。この子、俺がポ〇チガーリックバター味を隠し持っていることに気づいていたな!チョウジ・・恐ろしい子っ!

 

 

「・・・そうだったな。ほら」

 

「おぉ!ガーリックバター味だ!いただきます!」

 

 

腰のポーチからポ〇チを引き抜き、チョウジに渡す。俺のおやつが凄まじいスピードでチョウジの胃袋に消費されていく。手がぶれているように見えるのは心の汗のせいだろう。

 

 

「ふーん・・・。まぁ、いいけどね。シカマルやチョウジがサボってもシノが居れば必要なことはサボらせないはずだしね!」

 

 

死にたくないから真面目に授業は聞くし態度もいい。忍術、体術ともに好成績で評価も高い。優等生である俺が近くに居れば大丈夫と思ったのだろう。俺の忍術の腕前はアカデミーで習う基礎忍術はマスターしている。性質変化?チャクラの紙が蟲喰いにされ判別不能。体術の腕前はガイ印の根性ベルトを入学時に入手し携帯していたおかげでそれなりの体術である。戦闘スタイル的に逃げるための足腰があればそれでいいと思っているぐらいか。

 

 

「・・・任せておけ」

 

「・・・めんどくせぇ。てか、文句言うためにわざわざ来たのかよ?」

 

「あ!そうだった!今夜、家でバーベキューするらしいからみんなでお酒飲みたいだろうしお父さんたちに伝えておいてね!シノも暇なら来ていいからね!それじゃ!」

 

「親父たちに伝えておいてやるよ」

 

「うおおぉ!肉ー!!」

 

「うむ。必ず行く」

 

 

親父は任務中だからちょうどいいと思い行く旨を伝えておく。各々の返答に相槌を打ったいのが練習している女子たちの中に混ざって行ったのを見送り、土管から腰を上げ飛び降りる。

 

 

「さて、練習を始めるぞ」

 

「おい、マジかよ・・」

 

「えぇ・・。ボク、ポ〇チ一袋じゃ動けないよ・・・」

 

「サボらず練習した方がいい。何故なら・・・動いた後の飯は確実にうまいからだ」

 

 

俺の言った動いた後の飯はうまいという言葉でやる気が燃え上がったのであろうチョウジが飛び降り、やれやれといった様子で立ち上がり土管から降りるシカマル。

 

 

 

三人で並んで演習場の真ん中に置かれた案山子に向かい始めたのだった。

 

 

 

 




キャラの会話難しいですねホント(;^ω^)
恋愛は作者には分からない(`・ω・´)

補足 瓢箪について
なかは蟲の繭のようになっており蟲の巣。
チャクラに関しては
親 他の蟲 主人公
4  3   3
瓢箪のおかけで幾分か楽。
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