防御寄りな個性の少年の話   作:リリィ・ロストマン

12 / 15

 3日目です
 昼間の訓練はしょって晩飯の話してます カキタカッタカラ!
 未だに神野区のアレに大河を向かわせるか否かで迷っております
 ちなみに、大河は普通科にいたので、敵との遭遇は初でございます



林間合宿3

 

 

 昨日と同じ訓練を行い、リミッターが1800まで伸び、気絶時間も20分まで短縮されたその日の夜、俺はA組女子と肉じゃがを作っていた。

 男子は相澤先生のお叱りを受け、肉の入っていない肉じゃが、端的に言えば「じゃが」をしくしくと作っている。

 男子が腕相撲や枕投げで白熱している間、女子は合同で女子会を開いたらしい。そして仲良くなり、今日の肉じゃがはクラスで分かれて牛と豚で作り食べ合いっこすることになったそうだ。俺はそれに紛れ込んだ形である。

 

 「味付けは誰がやるんだ?」

 

 「ケロ。私がやることになっているわ」

 

 「梅雨ちゃんか。梅雨ちゃん家は玉ねぎ炒めるか?」

 

 「私の家ではそのまま煮ていたわ。炒めた方が美味しいのかしら?」

 

 「俺の家はそうしてる。でも味とか変わるから今日は梅雨ちゃんの作り方に任せるよ」

 

 「ケロ。分かったわ」

 

 肉じゃが。よくお袋の味と称されるこの料理は、野菜の下処理の方法や煮汁の味付けなど、様々な要因でその家庭独自の味が生まれる。俺の家だと、カレーのように玉ねぎを炒めてから煮込むのが定番である。

 

 「大河くん土鍋でご飯炊けるんや・・・!」

 

 「昔取った杵柄だよ」

 

 「でもでも、すごいことだよ~!」

 

 そんなにすごいことなのか。気にするのは水加減と火加減くらいなんだけどな。まぁ火加減は薪だから経験積まないと難しいか。

 

 「昨日のご飯もとても美味しかったですわ。何か秘訣のようなものがあるのでしょうか?」

 

 「秘訣かは分からないけど、経験と練習かな。俺は母さんに教わってからちょくちょく自宅でやってた。土鍋ご飯の味覚えちゃったから炊飯器のがなんか物足りなくてな」

 

 「意外だねー。なんかサバイバルとかも出来そう」

 

 「サバイバルもある程度の知識は持ってるな」

 

 「ハイスペックすぎひん!?」

 

 「母さんが思い付きで行動するタイプだから自然にそうなった。「無人島に行くわよ!」とかなんの脈絡もなしに言う人だから」

 

 「うわぁ・・・」

 

 ちなみにさっきの玉ねぎ炒める云々も母さんが言い出したことである。最初は「嘘だろ?」と思ったが食べてみたら意外にも好みの味だった。

 

 「畑中ぁぁ!!俺はお前を許さねえぞぉぉぉ!!」

 

 峰田は瀬呂のテープで拘束されている。俺と人使のこの状況を見て峰田が発狂するのは分かりきっていたので、相澤先生に相談した結果である。

 言い忘れていたが、人使はB組女子と肉じゃが作りに励んでいる。俺達にその気はないが、誰がどう見てもハーレムである。

 

 「貴様のような下等生物に許しを乞う謂れはない!」

 

 「中二病拗らせたのか変態」

 

 「おお我が最愛の友、人使よ!我に何の用だ?」

 

 「殴りに来た」

 

 「分かった俺が悪かった」

 

 突然の来訪にもめげず高貴な貴族を演じていたが、相手が悪かったようだ。

 

 「で、どうした?」

 

 「八百万に用があってな。さっきチャッカマン作ってたのが見えたから、貸してもらえないかと思って」

 

 「よろしいですわ。どうぞお持ちになってください」

 

 声のかかった八百万がチャッカマンを渡す。

 

 「けどなんで人使なんだ?八百万に用があるなら仲良い女子の方がいいと思うんだけど」

 

 「お前がいるからだよ。後は自分で考えろ」

 

 それだけ言って去っていく人使。俺は頭をフル回転させる。

 

 (俺がいるから・・・つまり俺はB組女子に避けられた・・・あとは避けられる理由・・・)

 

 心当たりは2つ。初日の風呂での一件と、体育祭での一件。どちらにしても悪いのは間違いなく俺だ。

 

 「ごめんみんな。ちょっと謝りに行ってくる」

 

 「「「誰に?」」」

 

 「B組の女子に」

 

 言い終えるや否や走り出す。B組の女子が全員こちらを向いたのを確認し、空中で1回転したあと着地と共に土下座の体勢に移行する。ダイナミック土下座と言ったところか。

 

 「すいませんでした」

 

 空気が硬直している気がする。その硬直を破ったのは、聞き覚えのある明るい声だった。

 

 「まさかホントに謝りに来るなんてな」

 

 体育祭の時に話をしたサイドテール女子ー拳藤である。

 

 「俺の言った通りだろ?」

 

 そして人使の勝ち誇ったような声。俺は立ち上がった。

 

 「ようし状況が整理できた。俺は人使に唆されたってことだな?」

 

 「お前が勝手に深読みして勘違いしただけだろ」

 

 「あれを聞いて深読みしなかったらそれはもはや俺じゃない」

 

 「だから騙されるんだよ」

 

 「唆すよりひどくなってるぞ」

 

 真顔で言い合っているが空気は緊張するどころかむしろ和んでいる。それを感じてか、女子の面々が次々と口を開く。

 

 「ホントに仲良いんだね」

 

 「憧れちゃいノコ!」

 

 「やましくない?」

 

 「ん」

 

 一部俺の理解の範疇を超えているが、仲が良いと言いたいのだろう。

 

 「ジャパニーズは罵り合うことをフレンドリーと言うのデスか?」

 

 「冗談だからな。英語で言うならジョークか?」

 

 「OH、ジョークデスか!ナルホド!」

 

 この子は外人さんかな?にしては罵るとか普通じゃ聞かない日本語を知ってるみたいだ。・・・まさかとは思うが物間の影響か?

 

 「そうらしいぞ」

 

 「だからナチュラルに心を読むな」

 

 「顔に書いてあるからな」

 

 「「「いや私達にはわかんないけど・・・」」」

 

 そりゃそうだろう。これはお互いに思考を読むのが得意だからできる言わば達人芸のようなものだ。

 

 「さっきのは、角取が罵るって単語使ってたからもしかしたら物間の影響かなと思ったんだ」

 

 「あー、うん。しょっちゅう物間がいらんこと教えてるのは間違いないよ」

 

 「性格がああじゃなければいいリーダーになれただろうな」

 

 「「「分かる」」」

 

 人使の言葉に女子が同意する。どうやら物間はあの性格以外はみんなに認められているらしい。

 

 「さてと。そろそろ戻るわ」

 

 談笑もそこそこに、俺はA組の肉じゃが作りに戻った。

 

 

 

 「大丈夫だったん?」

 

 「俺の勘違いだった」

 

 土鍋の火加減を確認しつつ麗日に応える。

 

 「勘違いねぇ・・・心当たりはあったわけだ」

 

 「否定はしない。正直勘違いでよかったと思ってるくらいだ」

 

 「ふーん。まぁいいや」

 

 「それよりさ、どんな話したの?」

 

 「俺と人使の仲がいいってのと、角取が物間にいらんこと吹き込まれてるって話」

 

 「えー、つまんなーい」

 

 「もっと恋に発展しそうな話してよー」

 

 「恋て。俺にそれを求められると困るな」

 

 そういうのは女子同士で話すもんじゃないのか?いや、女子会やったはずだからもしかしてそれ系の話が出来なかったパターンか。

 

 「2人ともやめな。あんまり追い込むと変態が出てくるよ」

 

 「耳朗さん?さすがの俺も女の子から言われたら傷つきますよ?」

 

 「でもウチから見たら充分変態だし」

 

 「返す言葉もない」

 

 「皆さん、そろそろ肉じゃがが出来ますわ」

 

 「ケロ、ご飯ももうすぐかしら?」

 

 「あと5分ってとこだな。じゃ、準備始めるか」

 

 皿やコップなど、食卓の用意をする。B組の方ももうすぐ出来るようだ。

 

 

 

 「なんで今日も立ち食いなんだ」

 

 「あの女子の輪に入るのが心苦しいってのと」

 

 「男子が横取りしに来ないよう牽制です」

 

 相澤先生に答える。今俺達の前では女子のみの食事会が開かれているのだ。俺達も誘われたがさすがに断った。

 男子は昨日の先生の宣言通り、肉のない「じゃが」を食べている。ほぼないと思ってはいるが、肉食べたさに取りに来る輩がいるかもしれないので一応警戒している。

 

 「男子は問題ない。そろそろブラドが肉を焼き終えて持ってくるはずだ。だが、そうか・・・」

 

 先生は理解したようだ。

 俺達はさっきまでハーレム状態だったため、今男子の輪に戻りたくない。かといって、女子の輪に入るのも辛いものがある。結局、ここで2人で食べるのが一番安全なのだ。

 

 「仕方ないな。だが、立っている必要はあるのか?」

 

 「気分です」

 

 「立ち食いってなかなか出来ないので」

 

 「そうか。まぁ、倒れない程度にしろよ」

 

 そう言って先生は去っていった。何か言われそうな気がしていたので少し拍子抜けだ。

 

 

 

 

 「さて、腹も膨れた!皿も洗った!!お次はぁ~!?」

 

 「肝を試す時間だぁー!!」

 

 「「「試すぜぇー!!」」」

 

 ピクシーボブの声かけに高らかに応答した5人は、補習の為相澤先生に連れていかれた。

 今日は林間合宿のお楽しみの1つとして肝試しを行う。A組B組に分かれ、最初はB組が脅かす役になり、A組の肝試しが終わったら交代という流れだ。

 

 「俺はA組、人使はB組でいいんですよね」

 

 「言われる前に気付くなんて、さすがイレイザーのお気に入りね」

 

 「お気に入り?俺達がですか?」

 

 「そうよ。編入が決まったとはいえ、本来この合宿はヒーロー科在籍者以外は参加が認められてないの。それを覆してまで、イレイザーはあなた達を参加させた。まぁ、本人は自分からは絶対言わないだろうけどね」

 

 言わないだろうな。「わざわざ言う必要がない」とか思ってそうだ。

 

 「私達も、あなた達の成長と志には光るものを感じてる。とはいえ今はお楽しみの時間!補習で参加できない人の分まで、しっかり楽しんできなさい!」

 

 「もちろんです!」

 

 「心臓を止める勢いで脅かします」

 

 真顔で言うな人使。マンダレイが反応に困ってるぞ。

 

 

 

 くじ引きの結果、俺は耳朗とペアになった。順番は3番目だ。

 

 「うぇぇ・・・なんでよりによってアンタなの・・・」

 

 「露骨に嫌そうな顔だな。耳朗は怖いのは苦手なのか?」

 

 「うぅぅ・・・アンタよりはマシ・・・」

 

 「俺どんだけ嫌われてんだ・・・」

 

 やばい。女子からここまで言われるとさすがにへこむ。でも組み合わせ変えるのはダメって言われたし諦めるしかないか。

 

 

 

 「行くぞ耳朗」

 

 「うぅ・・・いきたくない・・・」

 

 小刻みに震えながらも歩き出す耳朗。俺はその少し前を歩いていく。

 

 「たぶんそろそろ来るぞ」

 

 「来るって・・・なにが・・・?」

 

 スタート地点が見えなくなった辺りで、ガサガサと草の音が聞こえ、目の前を黒い物体が横切った。

 

 「・・・ッ!?」

 

 耳朗は小さく悲鳴をあげて、俺の後ろに隠れた。

 

 「大丈夫か?」

 

 「・・・今の、何?」

 

 「人使だ」

 

 「・・・なんで、来るのが分かったの?」

 

 「あいつならスタート直後に仕掛けるだろうなと思って。顔も見えたから間違いない」

 

 淡々と説明する俺の後ろで、小動物のように怯えている耳朗。この状況で言うのは不謹慎だが、とてもかわいい。

 

 「歩けるか?」

 

 「うん・・・あのさ。手、握っててもいいかな?」

 

 「こんな手でよければいくらでも」

 

 おずおずと俺の手を握る耳朗。肝試し中じゃなかったら俺は妄想に囚われてその場でフリーズする自信がある。でも今は、この少女を無事にゴールまで送り届けることが最優先だ。

 

 

 

 そこからは、事あるごとに耳朗が悲鳴をあげた。最初はかわいいと思っていたのだが、次第に面白いと思い始めた。

 

 「ホントに苦手なんだな」

 

 「楽しそうなのがムカつく。アンタは平気なの?」

 

 「幽霊以外は平気だよ。今回は人がやってるって分かってるから尚更だな」

 

 「幽霊はダメなんだ?」

 

 「こっちから干渉できないからな。なんつーか太刀打ちできない怖さだな」

 

 「ごめん、振っといてなんだけどそれ以上言わないで」

 

 震えが増した。想像して怖くなった感じだな。

 ふと、エネルギーが増えたのを感じた。立ち止まった俺に、恐怖に押し潰されている耳朗がくっついてきた。ついさっき幽霊の話をしてたからか。

 

 

 「何?なんかいたの?」

 

 「急にエネルギーが増えた。前に言ったけど、俺は個性を吸収してエネルギーにしてる」

 

 若干耳朗の恐怖が和らいだ。別の事に意識を割いた結果だろう。

 

 「誰かの個性を吸収したってこと?」

 

 「そうなる。でもそうなると・・・」

 

 俺が言い終わるより先に、紫色の霧が広がってくるのが見えた。

 

 「霧?誰の個性だ?耳朗分かるか?」

 

 「ウチが知ってる限りでは、B組にこんな個性はいな・・・い・・・」

 

 握っていた手から力が抜け、耳朗はその場に倒れ込んだ。

 

 「っ!おい!どうした耳朗!!」

 

 声をかけるも返事はない。意識を失っているようだ。呼吸も苦しそうに聞こえる。

 

 (まさか毒ガスかなんかか!?だとしたら離れないとまずい!!)

 

 俺は耳朗を抱え上げ、霧の薄い方へ走り出した。

 

 

 

 「八百万!大丈夫か!?」

 

 走っている途中に八百万がいた。個性で作ったであろうガスマスクをつけている。

 

 「私は大丈夫ですわ!それより畑中さんは!?」

 

 「俺は個性のお陰で無事だ。けどそのせいで気付くのが遅れて耳朗が吸っちまった!」

 

 八百万は瞬時に状況を理解し、ガスマスクを作り出して耳朗につけた。

 

 「これで一先ずこれ以上の悪化は防げますわ」

 

 「ありがとう。マンダレイのテレパスはあったか?」

 

 「スタート地点に敵が2名、他にもいる可能性があると。それと動けるものは直ちに施設へと仰っていました」

 

 マンダレイは個性で離れた人にテレパシーを送ることができるのだが、俺は個性のせいでそれを受け取ることができない。八百万もそれに気付き、すぐに説明してくれた。

 

 「分かった。八百万、耳朗を頼んでもいいか?」

 

 「駄目です!交戦は許可されていません!それに、畑中さんが危険に」「大丈夫だ」

 

 八百万が制止するのは分かっていた。それでも、俺には作戦がある。

 

 「1分で戻ってくる。待っててくれ」

 

 言い終えるより早く、俺はその場を駆け出した。エネルギーを使って。

 

 (離れて薄くなったってことは、出してる奴を中心に広がってるはず。なら、濃い方にいけば辿り着ける!)

 

 体育祭で加減を間違えたエネルギーによる跳躍。それを駆使しつつ、体にもエネルギーを纏うことで木々をなぎ倒し、最短で中心を目指す。

 

 (体から毒ガスを出せる奴が肉体を鍛えるとは思えない。気絶させてガスを止める!)

 

 確証はないが、無意識下では個性は基本的に発動しないはずだ。

 考えながら走っていると、10秒もかからずに敵を発見した。

 

 「なっ!!!」

 

 すれ違いざまに顔面を殴りつける。その一撃で敵は意識を手放した。

 学生服を来た中学生と思われる少年。手に持っていた拳銃を奪い、個性のガスが止まった事を確認し、八百万の元へ戻った。

 

 「もう倒したのですか!?」

 

 「言ったろ、大丈夫だって」

 

 八百万が驚くのも無理はないだろう。まだ30秒ほどしか経っていない。

 

 「俺はとりあえず耳朗を避難させる。八百万はどうする?」

 

 「私は他の方を探します。ガスで動けない方がいるかもしれません」

 

 「分かった。無茶はするなよ」

 

 救ける為に動くと言った八百万に対し、俺は2つ返事で了承した。さっきの瞬時の状況判断能力を見れば信じるに値する言葉だ。

 俺はそこで八百万と別れ、耳朗を抱えて施設へと走り出した。

 

 

 

 施設まであと少しのところで人影が見えた。警戒して立ち止まったが、そこにいたのは相澤先生だった。

 

 「畑中か!耳朗は何があった!?」

 

 「敵の毒ガスにやられました!原因は取り除いたのでこれ以上悪化することはありません!」

 

 「取り除いた・・・?お前、敵と戦ったのか!?」

 

 「通りすがりにぶん殴ったら気絶しました!」

 

 「・・・分かった。耳朗を連れて施設で待機していろ!」

 

 「お断りします!」

 

 「・・・どういうつもりだ?」

 

 すんなり許可が出ないのは分かってる。それでも!

 

 「八百万がガスを吸って動けない人を探してます。俺はそれの応援に向かうつもりです!」

 

 「・・・エネルギーの残量は?」

 

 「1582です!」

 

 「分かった。ただし、敵との交戦は極力避けろ!」

 

 「はい!」

 

 俺が動くことで救けられる命があるなら、全力で救ける!

 

 

 





 マスタードくん御愁傷様
 思い付いたから書いたけど大河がヤベェ奴になりました 原作に出てくる敵で考えると、マスキュラーと脳無以外なら有利とれますね チートか(笑)
 あと相澤先生が大河に対して妙に甘いのは、放課後訓練にずっと付き合っていて個性の詳細を知り尽くしているが故の判断によるものです
 次回で林間合宿は終わります・・・たぶん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。