感想に大河の個性が便利ってありましたが、さらに便利になります(爆) まぁ多用するとなくなるので多目に見てください(懇願)
ちなみにまだ出てきませんが、エネルギーの吸収効率はかなり悪い設定です 今の大河のエネルギーがたくさんあるのは、単に轟が規格外だっただけです
微チートを入れるか否かが最近の悩みです
体育祭前日。最後の特訓を始める前に、相澤先生からある疑問を投げかけられた。
「畑中。お前のその個性は防御には使えないのか?」
「言われてみれば、試したことないですね。人使。ちょっといいか?」
掌に薄い円形を作り、人使に軽くパンチしてもらう。
「・・・掌に当たる前に、何かにぶつかったような気がする」
「まじか、じゃあこれは?」
野球ボールサイズの球体を作り、人使に触らせる。
「・・・なんだこれ。何もないはずなのに、何かあるみたいな」
「本当か?」
相澤先生も気になったようだ。
「・・・本当にあるな」
「試しに壁に押し付けてみます」
壁に軽く押し付けてみると、エネルギーは霧散することなく留まった。そして強く押し付けると、エネルギーは潰れて平べったくなった。
「・・・畑中、説明を頼む」
「・・・俺のエネルギーは質量が有るみたいですね。それと、ある程度の力を加えると変形します」
冷静に考えれば、壁や人にぶつかるのだから触れない訳がない。固さはおそらく、込めた威力に比例するだろう。
変形については、分かりやすいようにエネルギーを両の手でこねくり回してみせた。
「すまん畑中。やってることは分かるんだが遊んでるようにしか見えん」
「大河には見えてるんだろうけど、見た目は完全に頭おかしい人だぞ」
「そのあたりはもう諦めることにしました」
しょうがないじゃん!俺には見えるんだよ!
「結論として、防御にも使えるということでいいんだな?」
「そうですね。使い方次第で、不意討ちとか騙し討ちにも対応できそうです」
部分的な防御はもちろん、全身に纏えば鎧のようにも使えるだろう。
そして、防御に使えるということは。
「これもしかして攻撃にも使えますかね?」
「だろうな。今までは飛び道具だけだったが、飛ばさずに使えば武器になるはずだ。お前以外に見えない分、回避も難しいだろう。とりあえず実験だ。なんかやってみろ」
促され、手で握れる形で棒状のエネルギーを作る。こうすることで、持つ、振るというイメージを補強することができる。
徐に人使に近寄り、振りかぶって軽く振り下ろす。頭を狙ったその一撃は、人使が避けたので肩にぶつかった。
肩に痛みを感じたらしい人使が、少し顔を歪めながら肩を押さえている。
「なんで頭なんだ」
「俺はなんで避けられたのか聞きたい」
「手の向きと動き見てたら気付いた」
「お前俺に対してだけハイスペック過ぎないか?」
ぶっちゃけ避けるのは薄々分かってたんだが。俺達は双子かってレベルでお互いの思考を読み取れるのだ。
「どうだ?」
「使えますね。あとは、使うエネルギー量によって固さが変わるみたいなんで、その辺をこれから調べます」
「よし。今日が最終日だ。気合い入れていけ!」
それから、俺はエネルギーの固さと強度の確認を、人使は相澤先生直伝の体術の修練を行った。
体育祭当日。主審はミッドナイト先生だった。
エロいのはエロいんだが何かが違う。恥じらいがないからか。あれで胸元とかを手で隠して恥ずかしそうにしてたらあっ待って想像しちゃったあぁヤバいダメだそんな「大河」・・・危なかった。
「ありがとう。僕は君に救われた」
「殴られたいのか?」
「ごめんなさい許してください」
「ったく」
そんなこんなで、いつの間にか選手宣誓になっていた。代表者は爆豪だった。1回会っただけだけどあいつまともなこと言えるのか?
「せんせー。俺が1位になる」
あっうんやっぱり。全員敵に回した。
「精々跳ねのいい踏み台になってくれ」
追い討ちまで完璧かよ。むしろ尊敬するわ。
会場全体が敵意に染まる中、第1種目が障害物競走に決まる。コースを外れなければ何をしてもいいという説明を受け、スタート位置につく。
「頑張れよ」
「お互い様だろ」
そうして、障害物競走がスタートした。
スタート直後、轟が氷を張って後続の足止めにかかった。大多数が悪戦苦闘する中、個性をうまく使って切り抜けていく奴等を横目に、俺は普通に走っていた。
「なんで走れてるんだ!?」
「おい!あいつの足元だけ氷がなくなってるぞ!!」
「どんな個性だ!?」
(初見じゃ驚くのも無理はないか。けどこれ意外と難しいんだからな!?)
見えている氷じゃなく、その下の地面を捉える必要がある。わりと集中力持ってかれる。
『うぉぉおい!!氷の上走ってるやつがいるぜ!?どこのどいつだぁ!?』
『普通科1ーCの畑中だ』
やたらテンションの高い声とやたらテンションの低い声。実況はマイク先生と相澤先生だな。
相澤先生は実況を好んでするってタイプじゃないから巻き込まれたんだろう。御愁傷様です。
『普通科ぁ!?こいつぁスゲェ!!普通科の期待の星だぁ!!』
期待の星か、ありがたい。こちとらヒーロー科目指してるからな!
『さぁそんな普通科の星にこいつぁ越えられるかぁ!?第1関門!!ロボ・インフェルノォ!!』
うわぁ入試のロボだぁぁ。苦い思い出があるから見たくなかったなぁぁ。
(まぁ倒す必要はないから楽だな。横を通り抜けるだけだ!)
前にいる奴等はの動きは様々だ。動きを止めたり、機動力で上を抜けたり、大砲で壊したり。・・・大砲どうやって作った!?
あとロボに潰されてる奴が2人いた。生きてるってことは、あいつらは堅くなる系の個性だろうな。
俺はロボを避けながら走った。避けきれない攻撃は、エネルギーを集めた腕で全部弾いた。
『あいつ畑中っつったかぁ!?腕でロボの攻撃弾いてるぜぇ!?どうなってんだぁ!?』
『個性の応用だ。あいつの個性は汎用性が高い』
『なぁんでそんな奴が普通科にいるんだぁ!?』
『本人に聞け』
なんか実況が俺のことばっかになってるな。ありがたいけど実況としてはどうなんだ。
『さぁさぁトップ集団は早くも第2関門に差し掛かってるぜぇ!!落ちればアウト!!ザ・フォールゥ!!』
あれ今トップ集団って言ったな。俺そんな上位にいるのか。
ザ・フォールと呼ばれていたそれは、所々に足場が用意され、それらがロープで繋がっている崖だった。
(これは・・・普通に行くしかないな)
歩いて渡るのは危険と判断し、登り棒の要領で進む。
途中空を飛ぶ女の子が見えた。実況曰くサポート科の子らしい。あと飯田が驚異的な体幹と足のエンジンで滑るように綱渡りしてた。
『普通科の星畑中ぁ!!ここは普通に行ったぁ!!機動力のある個性の奴等に抜かれていくゥ!!』
『個性の得手不得手は仕方がない。あとは、それをこの先で挽回出来るかだな』
『随分買ってるなぁイレイザー!!普通科の星に期待してんのかぁ!?』
『見極めてるだけだ。あいつだけじゃなく、自分の個性をどれだけ把握してるかは重要な要素だからな』
『イイコト言うぜイレイザー!!さぁトップは最終関門目前だぁ!!そこはぁ・・・一面、地雷原!!威力は低いが、音と見た目はド派手だぁ!!』
(随分遅れちまったな。さて、地雷原ってのはどんなだ?)
派手な爆発音を聞きながらたどり着いたそこは、言葉通りに一面地雷原だった。良く見ると、地面と地雷原の違いが分かるようになっている。
たまに踏む奴はいるが、みんな地雷を避けながら歩いているため、足止めをくらっている。
(エネルギーを足に集めれば行けるか?でも無効化できる保証はない。なら)
同じように地雷を避けながら歩き始める。先頭は2人。お互いに邪魔をし合っているのでまだ追いつくチャンスはあるかもしれない。
ドゴォォォォォン!!!
全員が少しずつしか進めない中、後方でえげつない爆発音が聞こえた。
(なっ!何だ!?)
もくもくと沸き上がる煙。その中から、ロボの破片を持った緑谷が、勢い良く飛び出してきた。
『なんとぉ!?1ーA緑谷!!爆発の勢いを利用して飛んだぁ!!』
緑谷は先頭に追いつき、ロボの破片を叩きつけて2人の邪魔をした。その衝撃で爆発した地雷の勢いで、さらに前に飛び地雷原を抜けた。
先頭だった2人は、いがみ合いをやめ、新たに先頭に躍り出た緑谷を追いかける。
(爆発の衝撃を利用・・・もしかしたら!!)
俺は、ひらめいた。足の裏、親指の付け根の辺りにエネルギーを集める。
(試してみる価値は、ある!!)
出力は50。自分の体が自分のエネルギーで壊れないのは、実証済みだ。
(ここまで来たら・・・1位狙いたいもんな!!)
そして、深く屈み、前方に向かって跳んだ。
『緑谷に続いてもう一人跳んだぁ!!あいつは畑中かぁ!?』
『(あいつ、今のを見て閃いたのか!?)だがこの角度はまずい!壁にぶつかるぞ!』
結論から言うと、俺は会場入り口の壁にぶつかった。エネルギーによる大ジャンプには成功したが、勢いが強すぎた。
(いっ・・・てぇ!)
予めバリアを張っていたので大怪我は免れたが、壁は衝撃で大きく人の形に抉れた。
落下時、ちょうど真下を通り過ぎていった爆豪と轟が、驚愕の表情を浮かべていた。
(くっそ抜けなかった!!けどまぁ、4位なら上等だ!!)
そのまま2人を追いかける形になり、4位でゴールする
『緑谷に続き大どんでん返しだぁ!!これが普通科の星!!4位、畑中大河ぁ!!』
普通科が上位に食い込むのは珍しいんだろう。会場は、割れんばかりの大歓声に包まれていた。だが俺には、それを喜んでいる暇はなかった。
「オイコラテメェクソ坊主!!」
爆豪に絡まれた。
「ナメてんじゃねぇぞクソが!!」
「いきなりどうした?」
「とぼけてんじゃねえ!!さっきのあの力使ってりゃ、余裕で1位狙えたんじゃねーのか!あぁ!?」
あーなるほど。こいつ俺が手を抜いたと思ってんのか。てことはあの宣誓はこいつなりの発破か。
「今さっき思い付いた使い方だ。別に手を抜いた訳じゃねーぞ」
「最初から思い付いとけやクソが!!」
分かりやすいなこいつ。理解はできても納得はできないってやつだな。
「悪かったよ。けどまだ制御出来ないから出来るようになったら使う」
「・・・チッ、さっさと使えるようにしやがれ!」
たぶんまだ納得はしてないだろうけど、とりあえず引き下がってくれた。
(あんまりエネルギー無駄にしたくないんだけどな)
俺の今のエネルギーは427だ。何があるか分からないから出来る限り節約したい。
(まぁ、競技内容次第だな)
第2種目は騎馬戦。障害物競走の上位42人で2~4人のチームを作り、ハチマキを奪い合うというものだ。順位によってポイントが変わり、1位は1千万という破格の振り分けだった。
ハチマキはチームで1つ。それぞれのポイントの合計がそのままチームのポイントになるそうだ。
(とりあえず人使のところに向かおう)
人使は、既に尾白をチームに加えていた。
「おっ、もう3人目いたのか」
「ホントは君が3人目なんだけどね・・・」
「な?俺の言った通りだろ?」
人使は俺が来るのを分かっていたらしく、先に尾白を勧誘したらしい。
「あと1人か」
「A組はみんなチーム組み終わってるね」
「残ってるのはみんな知らない奴か」
あと1人は見つからなかった。
「孤立してる奴は・・・いないな」
「42人だから半端が出るんだな」
「まさかその半端になるとはね・・・」
結局3人の騎馬になり、作戦会議を始める。
「そういえば畑中君の個性は?」
「他人の個性による攻撃を吸収できる。轟の氷とかが分かりやすいな。あと、吸収した分を飛ばしたり武器にしたり」
「強すぎない!?」
「難点もあるけどな。まぁその辺はおいおい。とりあえず実演しよう」
俺にしか見えない棒を作り尾白の頭を叩く。
「痛い!今の何!?」
「俺の個性。ここに棒があるんだけど俺にしか見えない。あと複雑な形が作れなかったり」
「分かったような、分からないような・・・」
「だろうな。まぁ最低限個性を吸収する方だけ覚えててくれればいいよ」
とりあえず個性の説明は終わった。尾白と人使の個性は全員知っている。人使が既に尾白に話してたことに少し驚いた。
「それで、どっちが騎手をやるの?」
「尾白は騎馬でいいのか?」
「2人よりは力あるだろうからね」
「ありがたいな。俺は騎手をやりたい」
「なんか作戦があるのか?」
「人使に洗脳で前騎馬を止めてもらって、俺が遠距離からハチマキを奪う。さっきの棒の先をフック状にすれば出来るはずだ」
人使が不敵に笑い、尾白がうわぁという顔になった。俺が言うのもなんだけど、悪どい作戦だと思う。
「あとは、無理に狙わずに、近づいてきたチームから奪うスタイルで行こう。3人だから狙われやすいはずだ」
「「分かった」」
そうして作戦会議が終わり、俺達の騎馬戦が始まる。
大河がチートと化している件 増強系と相性が悪いので、そのあたりをトーナメントで書きたいですね 特に切島鉄哲あたりの固くなるタイプにはごり押しで負けます
騎馬戦はどうにかして4人にしたかったんですがダメでした 洗脳なかったらまぁこうなるよね
さーて、騎馬戦とトーナメントでグダグダになるぞー(棒)