「やっはろー!」
これがあたしの挨拶だ。人からは変わってるねとか言われるけど、あたしのアイデンティー?だから気にしてない。そんなあたしにも好きな人がいるんだ。その人はかっこよくて、凛としてて、可愛くて。…んーと、あ!あとかっこいい!
「こんにちは、由比ヶ浜さん」
「…おう」
いつもの、変わらない、毎日。変わらない、友達。楽しいんだけど…何かが足りない、そう思ってる。これは思い立ったが父日…って言うのかな?よし!勇気出すぞー!
「ねね、ゆきのん」
「ど、どうしたのかしら。…何かいつもより近いような気がするのだけれどどうしてかしら」
ゆきのんの椅子にぴったりあたしの椅子をくっつけてあたしもゆきのんに抱きつく。やっぱり、こうしてると心地いいんだぁ。
「…俺がいる事を忘れるなよ」
…っは!危ない危ない。ヒッキーの前でイチャつく所だった。流石に晒しプレイは早すぎるよね…。
「むー、ヒッキーは出てって!」
「…何故だ。何か悪いことしたか?俺」
「いいから!これからゆきのんに大事な話するんだから!」
「…そうか、頑張れよ」
そう言って部室から出て行ってくれた。何かを察したような顔をしてたけどバレちゃったかな…?廊下からは「ゆっりゆっらっらっ…」と聞こえてきた。…やっぱバレてるじゃん!
「そ、それで大事な話とは何なのかしら?由比ヶ浜さん。手早く済ませてくれると助かるのだけれど」
「もー、ゆきのんつれないなぁ」
そんな所も可愛くていいんだけどね!
「あたしね、ゆきのんの事が好きなの!」
「…へ?」
ゆきのんの気の抜けた声が返ってきた。まさか告白されるとは思わなかったんだろうなぁ。
「好きで好きで堪らないの!だから、あたしと付き合ってください!」
「…え?…え?」
ゆきのん戸惑ってるなぁ。これって直ぐには返事もらえないパターンじゃない…?
「え、えと…。その、恋愛的な意味での好き…ってことよね?」
恐る恐るといった表情で聞き返してくるゆきのん。こんな所も可愛い…。あれ?これってかなりの重症?
「うん!大好きなの!」
「…ご、ごめんなさい。す、少しだけ時間をくれないかしら。まだ気持ちの整理が出来てないのよ。まさか、由比ヶ浜さんにこ…告白されるとは思いもしていなかったから…」
「いいよっ、ゆきのん!あたし待ってるから!」
それから暫くあたしはゆきのんに抱きついていた。ゆきのんは恥ずかしそうにするだけで大きな拒否反応はなかった。これって脈アリって認識でいいんだよね!?
「で、では今日はこれで終わりにしましょうか」
「うん!また明日ね、ゆきのん」
「ええ」
そうやって部活は終わって、あたしは家に帰った。正直言うと不安で心が潰れそうだけど後悔はしていない。自分の気持ちを伝えるのって大事だもん!
__ゆきのん、大好きだよ。
そっと、心の中で呟いた。
完全に作者の趣味全開、気まぐれな更新でお送りします、本作です。
あらすじにも書きましたがハーメルンには雪結がほぼ無いんですよね…。果たしてこの作品に需要があるのかは疑問ですが。
圧倒的文字数の少なさ(・Д・)