【完結】アーセナルギアは思考する   作:鹿狼

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File25 死海

 心なしか、吹雪がどんどん強くなっている気がする。

 余りにも重圧な風と冷気の奔流は、巨大な壁が押し迫っているかのようだ。それは体への負担だけではなく、心さえ圧し折らんと圧し掛かってくる。

 

 単冠湾泊地からキスカ島を更に越え、アラスカにあるアリューシャン列島へと近づいていく。合衆国も深海凄艦も、核の捜索に力を入れているのか、道中遭遇した敵はいずれも駆逐艦か軽巡ばかり。対処は容易い。

 

 だからこそ、この後待ち構えるものが、大きく感じられる。

 吹き荒れる暴風は、私たちを護っているのかもしれない。無数の蠱毒と化し、少しでも漏れれば世界を犯してしまう奈落の淀みから。

 全てを隠し、全てを護るパンドラの中へと、スネークたちは踏み入っていく。

 

 

 

 

―― File25 死海 ――

 

 

 

 

 アリューシャン列島に入り込んだスネークたちだが、そこで一旦足を止めた。ここから先にいるのは、無数の米艦娘と深海凄艦。対するこちらはほんの数隻、アーセナルギアのミサイルを使おうにも、スペクターとの戦いで大量に使用してしまった。次使えば確実に残弾がなくなる。そこまでやる義理はなかった。

 

 残る全てのレイを動員したとしても、足りるか分からない。したがってスネークたちは、まず北方棲姫の陣地を奪還することに決めた。陸上型である彼女が本来の陣地を取り戻せば、相当な戦力になる。

 

 敵の気を引く陽動班と、隠密に行動する北方棲姫の護衛艦隊。二手に分かれ、スネークたちは進んでいく。北方棲姫の護衛には、スネークと神通、伊58がついた。陣地を取り戻した北方棲姫が、万一裏切ったとしても、スネークなら瞬時に対処できる。それを踏まえた人選だった。

 

「しかし何だ、随分と奇妙な光景だ」

 

「言うな」

 

 尚陸上型である北方棲姫は、普通の深海凄艦と違い海に立てない。立とうとすると沈む。なので彼女は、この中で最も体格のいいスネークに背負われていた。だが大きさが違い過ぎて、子供をおんぶしているのとそう差がない。

 

 一応、彼女が何かしてもすぐ対処する意味もあるが、それにしてもシュールな光景だった。

 だが核弾頭の隠し場所を知るのは彼女だけだ、裏切りに注意するとともに、守らなくてはならない。それもまた奇妙な関係だとスネークは思う。

 

「最初から場所を言ってくれれば、ゴーヤたちは楽ができたんでちが」

 

「あの態度を見て信用できると?」

 

「ごもっともだな」

 

 北方棲姫と同じく、部外者であるスネークは笑う。核を求める癖に、都合の悪い部分を隠そうとしたツケが回ってきたのだ。

 

 なら合衆国と軽巡棲姫といえば、こちらも怪しい。

 恐らく――というかほぼ間違いなく、どちらかが核を見つけた瞬間、奇襲からの潰し合いが始まると予想されている。

 ただ憶測の混乱を突いて彼女たちを出し抜くのは、流石に博打が過ぎたので、こんな方法を取っている。

 

 それに、どの道北方棲姫の力は必要だった。

 米艦隊や深海凄艦を迎撃しないまま核の隠し場所に向かっては、場所を教えるのと同じだ。こちらに向かってこようがこまいが、戦いは避けられなかった。

 

「あんな連中に良いように使われるとは、私も落ちぶれたものだ」

 

 北方棲姫がスネークたちと協力しているのは、妥協だ。本当なら、永遠に自分の手で管理し続けたかった。

 なら、とスネークは思い、耳を叩く。周りにばれないよう、彼女だけに見えるように。

 

〈どうした、急に無線など〉

 

〈お前、まさかとは思うが、自爆する気か?〉

 

 無線越しで、顔は合わせていない。しかし彼女の息を呑む声が耳に聞こえた。

 

〈どうして〉

 

〈核を誰にも渡さない確実な方法だからだ〉

 

〈自爆など必要ない、基地を取り戻したと同時に、お前たちを沈めればいいだけだ〉

 

〈お前は裏切らないよ、間違いなく〉

 

 スネークは考える時間もなく、即答した。

 北方棲姫はD事案による、価値観の変貌を目撃している。その時の恐怖は相当のものだ、信じていた部下が、砲を向けてくるなど。

 それを知っている彼女が、同じことをする可能性は低い。人の心を数値化できるG.Wに聞かなくても、察することができた。違っていたら一巻の終わりだが――信じたかった。

 

〈何故そう言い切れる〉

 

〈裏切り、嘘、偽装――そういったものが嫌いなのさ、私は特に〉

 

 騙され利用され使い潰されてきた蛇たちの模倣子(MEME)を纏うスネークは、そういったものを本能的に嫌っていた。自分自身の経験ではないが、利用されたことへの絶望や怒りも、知っていた。

 

〈だから提案しよう〉

 

〈提案だと?〉

 

〈核弾頭は、私に渡せ〉

 

 何を言っているんだこいつは、とでも言いたげな沈黙が無線機から流れた。

 

〈私はどこの勢力にも属してない、お前が管理するのとそう変わりはない。それに完璧な保管場所もある〉

 

〈そんな場所があるのか〉

 

()()、アーセナルギアは核ミサイルの搭載能力を持っている、そこに収めればいい。動かせない場所に延々と置き続けるより、確実ではないか?〉

 

〈……核が、欲しいのか〉

 

〈ああ、欲しい。だが使うつもりはない。核は抑止力だ、使わないからこそ価値が生まれる。私のテクノロジーは世界中から狙われている、核を搭載すれば、そいつらを牽制できる〉

 

 スネークが望むのは、自由だった。何者にも縛られないフリーダムを欲していた。核を手に入れれば、周りもおいそれと手を出せなくなる。

 

 信用できないなら、核を乗せた艤装ごと北方棲姫の管理下に置いてもらってもいい。核を受け取る対価として、陣地の防衛に協力しよう、とスネークは言った。

 

〈まあその場合、私が戦うための資源は、多少融通してほしいが〉

 

〈信用できるとでも、お前の方が強い、バランスは成り立っていない〉

 

〈私が数の暴力に弱いのは知っている筈だ〉

 

 アーセナルギアは最弱の艦である。

 補給なしで戦えばすぐに弾が尽き、巨大さだけが取り柄の棺桶に成り果てる。無数の深海凄艦を率いることができる北方棲姫の陣地など、墓穴同然。だからこそスネークは、そこが居場所で良いと言うのだ。

 

 それでも呑み込むのは難しい提案だと、スネーク自身理解していた。出会って数日では信用関係も糞もない。

 

〈まあ、あとは信じて貰うしかないが。考えておいてくれ〉

 

〈そうか〉

 

〈それと、もう一ついいか?〉

 

〈なんだ〉

 

〈『愛国者達』、という言葉に聞き覚えはないか?〉

 

 あの忍者は、確かに愛国者達と言った。

 しかしG.Wの調べでは、この世界に愛国者達はいない。スネークの知る規範としての彼等は、最初から存在していないのだ。自分を生み出し、制御した連中がいない。G.Wには悪いが、心から安堵した。

 

〈ある〉

 

〈――どこで聞いた〉

 

〈戦艦棲姫が、その名を自称していた〉

 

 安らぎは、いとも呆気なく終わりを迎えた。

 これは偶然か、それとも必然か。アーセナルギアと愛国者達、どこへ逃げたとしても、自由を求める限り、その因縁は切れないのかもしれない。

 核程度で、自由を掴めるのか。確証は得られなかった。

 

 

*

 

 

 北方棲姫の案内は的確だった、この吹雪の中でも迷わずに進むことができ、目的地である彼女の拠点はもう目前となる。

 

 同時刻、木曽から無線が入った。現在深海凄艦と交戦中だと、その中にはやはり、合衆国の艦娘も混じっていることも。彼女の報告を聞いた神通は、それを伝える間ずっと顔をしかめていた。

 

 どうも想定より数が少ないらしい。

 深海凄艦ではなく、合衆国の艦娘が多くない。物量でいつも戦ってきたあの国にしては珍しい。いくら初期の失敗があるとはいえ、それでもなお日本に勝る国力だ。数が少ないことなどあるのか。

 

 そもそも投入している数が少ないのか、それとも――目の前の拠点内部防衛に回しているのか。それを調べるために、尖峰として伊58を、偵察に向かわせたのが、数刻前のことだった。

 

「通信途絶だと?」

 

 そんな馬鹿な、と改めて問いただす。

 

「はい何度呼びかけ(CALL)ても反応がないんです」

 

 心配しているのだろう、酷く焦りながら早口でまくしたてる。敵にやられてしまったのかもしれない、スネークも伊58の安否は気になった。

 

「スネーク、時間がないぞ」

 

「分かっている、行くしかない」

 

 木曽たちが稼げる時間にも限界がある、偵察結果を得れなかったのは残念だが、もう行くしかない。

 

「注意しろ、通信が途絶したということは、少なくとも敵はいる」

 

 艦娘か深海凄艦か、多いか少ないか。実際に戦いながら確かめるしかない。北方棲姫を背負いながらスネークたちは、彼女の陣地のある場所――ダッチハーバーへ突入した。

 

 アラスカ州アリューシャン列島、ウナラスカ島には合衆国の海軍基地が設置されている。WW2の時は北方での活動拠点でもあったそこは、かつて日本海軍の襲撃を受けたこともある。しかし最後まで、上陸はされなかった。

 

 この時代でもダッチハーバー基地はあったが、かつて北方棲姫はそこを襲撃した。理由はない。そもそも深海凄艦は基本人を襲うものだ。今こうやって話が通じているのは、D事案を見て何か感じたからに過ぎない。

 

 北方棲姫のもつ深海の力に汚染されたダッチハーバーは、まるで巨大な生物の腹の中にも思えた。吹雪のせいでやはり遠くは見えないが、生物的に変異した防波堤が見える。

 

「北方棲姫、ここは私の知るダッチハーバーとはだいぶ異なって見えるが」

 

「拠点に作り変える時、色々いじっていたからな」

 

 内部まで通る水路や、あちこちに設置された地下水路。人のサイズで海に出ることができ、かつ水中へ潜れる深海凄艦なら、この水路を万全に活用できるだろう。スネークも水中へ潜れるが、あの艤装では多分通れないので、活用は諦めた。

 

「電探に反応あり、敵がきます!」

 

 神通が叫ぶと、思考は瞬時に切り替わる。

 スネークはどうせ使わない大型艤装をパージし、スネーク・アームとブレードだけのシンプルなスタイルに戻る。大型艤装の上に姫を置き、彼女は吹雪を切り裂いた。

 

 自分自身の電探も、敵の姿を捉えている。吹雪を切ったすぐ目の前に、戦艦が一隻いた。事前に察知していたスネークは先手をとり、一撃で首を跳ねた。

 

 何が起きたのか分からない、といった表情で、タ級の顔は沈んだ。スネークは頭を失った体が倒れるのを見て安堵する。亡霊艦(スペクター)がそう何隻もいなくてよかった。

その時、海底でいくつかの爆発が起きた。

 

 予想通り、機雷が撒かれていた。

 直前に展開したメタルギア・レイが、機雷を水圧カッターで破壊したのだ。水路は狭い、場所を特定するのは難しいことではない。特に水中を自由自在に移動できるレイならば。

 

 神通はその間、近接攻撃しかできないスネークの代わりに、敵艦隊と真っ向からぶつかっていた。吹雪のおかげで時間は稼げている、確実に命中するわけではないが、しかし一発一発の砲弾が、敵の動きを制限している。

 

 となれば、私がやるべきだ。

 スネークは瞬時に、スニーキング・モードへ変異した。彼女の発散する気配が吹雪と同化し、存在が溶け落ちる。

 

 音が消え、気配が消える。慣れたものだ、と思い掛けて、慢心だと気を引き締める。今のスネークを探知するには、レーダーを使うしかない。

 

 敵艦の中に、それを持っている奴がいたのだろう。彼女たちに接近し始めた時、一隻がスネークの方向に振り向いた。その時、一瞬だけ艦隊の統制が乱れたのを、電探越しに神通は見ていた。

 

 彼女は迷いなく、主砲を旗艦へ向けて撃ちこんだ。牽制ではなく直撃を狙って。直前で気づいた旗艦はすぐに回避行動へ移ろうとする、だが回避に注意を向けさせるのが、神通の狙いだった。

 

 足元に見えたのは、雷撃の軌跡だった。

 こちらの方が威力的にはまずい、旗艦である彼女はやむを得ず、装甲に包まれた片腕で主砲を受け止める。回避しなかったので、雷撃はそのまま外れていった。

 

 だが、彼女の首は、その瞬間飛んでいった。

 スネークのブレードだった、そうか、逃げれば雷撃が、逃げなければ主砲を受け止めた瞬間に、この刀が。

 

 唯一レーダーを持っていた旗艦が沈んだことで、艦隊は統制を失う。いや、完全には失ってない。しかしこれでスネークは、誰にも探知出来なくなってしまったのだ。神通の魚雷が、主砲が、ブレードにCQC。艦隊は瞬く間にやられ、沈んでいった。

 

「きた」

 

「どうした?」

 

「今私の陣地が、私の陣地に戻った感覚がある」

 

 別に陣地を奪還するのに、敵を全て根絶する必要は無いらしい。

 そう言いながら、北方棲姫は腕を振り上げる。レーダーや基地に供えられた砲台が動き出すのが、感知できる。

 

「マダ妙ナ違和感ハアルガ、イケル」

 

 北方棲姫が腕を振り遅した瞬間、木曽たちが戦っていた方向で、凄まじい大爆発が巻き起こった。

 

 

*

 

 

 やはりおかしい、数が少なすぎる。

 張り巡らされた水路からダッチハーバーへ上陸したスネークは、首を傾げる。木曽にもう一度無線を繋いでみたが、向こうに展開している敵艦隊は深海凄艦がメイン。米艦は数えるほどしかいない。それも北方棲姫の攻撃で、のきなみ壊滅したが。

 

 基地を歩き回ってみても、人の気配はしない。陣地は取り戻したが、まさかあれだけではないだろう。何かの罠か、と思いながら進んでいく。

 

「妙だ、地形が私の知るものとも違っている」

 

「やはり、他に基地型がいるんでしょうか」

 

「それならもっと抵抗が激しくていいはずだ」

 

「なら、お前が留守の間に、工事でもされんじゃないか?」

 

 深海凄艦だって基地の整備はする、なら工事もする。奪った陣地を自分たちに都合よく改造してもおかしくない。

 

「だと良いが」

 

「まだなにかあるのか」

 

「お前も、違和感を感じているのではないか」

 

 スネークは、無言のままだった。

 何か、言葉で説明できない感覚がある。吹雪による圧迫感だと良いのだが、得体の知れない怪物が、寄り添っているような。

 

 彼女の歩みは、いつの間にか早まっていた。神通の動きも連れられて早くなるが、スネークは気にしない。気にする余裕も、またそうだ。

 

 北方棲姫が向かうように指示した建物に着いた頃には、緊張で爆発しそうだった。普段はこの中で休息を取ったり、基地の防衛などを考えていたらしい。核の隠し場所も、この中にあるという。

 

「地図に記しておいたのか?」

 

「そうだ、入り組んだ暗礁地帯の中央に核はある、海図なしでは確実に座礁する」

 

 暗礁塗れということか。核なんて危険物を隠すなら、それくらいしてもおかしくないが。

 屋内に吹雪は入らない。雪に視界を奪われないということだ。

 

 故に彼女たちは、違和感の正体を目の当たりにすることになる。

 

「――え?」

 

 その光景を受け止め切れない神通が、間抜けな声を漏らした。

 声を漏らさないスネークと北方棲姫も、その現象を理解できてはいない。異常だ、一言でいえば異常なことが起きている。

 

()()()()()?」

 

 壁が、床が、中に置かれていたであろう物が、全てぐずぐずに溶け落ちていた。

 天井に空いた穴からは、隙間風が打ち付けている。壁はまるで、生き物の腸のような歪さで融解していた。

 

「砲撃の熱でも、薬品の溶け方にも見えない。これはいったい……?」

 

 どんな兵器がこれを可能にした? 何故そんな壊し方をする必要がある? 理解しがたい光景を前に、スネークたちの歩みは止まった。

 

 刹那、小さな足音が聞こえた。

 

「誰ですか!」

 

 真っ先に反応したのは、距離の関係で神通だった。しかし音の鳴った扉に人影はない、慎重な足取りで神通は、扉の外へ出る。

 吹雪は止んでいた。止んでいたからこそ、全貌が見えた。

 

「こいつは、凄まじいな」

 

 絶句して声も出なくなった神通の代弁者だった。

 溶けていたのは、そう、基地の全てだったのだ。地面から建物にいたるまで、高濃度の酸性雨に晒され続けたような、地獄のような世界が広がっていた。

 

「ま、まさか……白鯨?」

 

「待て、なぜそうなる」

 

「だって、こんなことができる兵器を私は知りません。でもここは、北方さんの陣地は白鯨に襲われたって」

 

 北方棲姫の陣地が戦艦棲姫に襲われた時、白鯨も同伴していた。しかし彼女自身すぐに逃げてしまったので、具体的な詳細は分かっていない。この異常事態を白鯨のせいにするには早計だが、未知の存在だからか、奇妙な説得力もあった。

 

「それは今はいい、さっきの足音はどこにいった」

 

 それより付けられている方がよっぽど問題だった、見る限り姿は見当たらない。驚いている内に見逃してしまったか。

 

 仕方なくスネークたちは、建物の地下に移動する。部屋の中を探し回る北方棲姫が持って来たのは、厳重にロックされた箱だった。無事でよかったと安堵しながら、彼女は箱を開ける。その中には事前に言っていた通り、海図が書かれていた。

 

「本当に暗礁まみれですね」

 

「しかも年中吹雪が吹いている、視界は実質ゼロ、空からの侵入も不可能だ」

 

「……スネーク?」

 

 彼女のようすを不思議に思った神通が声をかける、しかし彼女には聞こえない。スネークは嫌な汗を感じながら、海図を凝視していたのだから。

 

 見覚えがあった。

 その海図を知っていた、まさか核がここに隠されている。因縁しか感じないと。

 

「まさか、シャドー・モセス」

 

 一言発した瞬間、スネークと神通は、また足音を聞いた。だがブレードを抜くよりも早く、レ級のような黒い影が、天井から舞い降りた。

 

「――え」

 

 回避する暇などない、謎の影は一瞬で、スネークの腹をナイフで切り裂いた。




シャドー・モセス島(MGS)

 アラスカ、アリューシャン列島フォックス諸島の中に存在する断崖絶壁の孤島。第二次世界大戦後の火山活動により形成された、かなり新しい島。しかし四方を断崖絶壁に囲まれ、しかも四六時中アリューシャン諸島の猛吹雪に覆われており、陸からも空からも侵入を防いでいる。その為か近隣の漁師たちは不気味な島と感じていた。
 逆に言えばその分隠し事にもってつけであり、元々の世界では核廃棄施設になる予定だったが、START2の失敗により用途がなくなり、お払い箱になったところをAT社が買い取り、新型メタルギアの開発、演習施設として利用されることになった。
 この世界においてはSTART2より前に深海凄艦が出現したため、核廃棄施設としては建造されていない。だが代わりに新型核弾頭の研究施設として利用されており、核の管理設備等は整っている。隠蔽のため近隣の島々にはダミーの基地が幾つも建設され、地下に建造されており衛星写真での特定は困難。
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