黒鉄の英雄簿   作:kouti

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白き遺跡

「おーい・・大丈夫?」

「うーん?」

起きるとさっきの錆びついた部屋だった

「起きたの」

ドアからさらに人が入ってくる。

黒髪のツインテールで男装している

私達より少し身長が高い・・

「早速で悪いけどお使い頼まれて・・」

「あかねさんいきなり過ぎますよ・・だったら

あかねさんが行けば・・」

「あそこの結界には入れないの」

どうやら黒髪ツインテールはあかねという名前らしい

「だったら俺だけで・・」

「はいはい俺言わない私と言いなさい・・しかも

貴方一回戦闘に入ると引かないじゃん・・」

「うぐっ・・」

もしかしてまた脳筋?

「攻防考えてやってるし、無傷で終わらせてるじゃん」

「そりゃ貴方強いからね・・ただかなりの長期戦

でも引かずに突っ込んでたじゃん・・ましてや

魔力切れで」

「うぐっ・・」

「通常の札術士にも火力で押し負けてるし、しかも

使える術も一つじゃすぐに弱点つかれるよ・・」

うわぁ・・全力で論破されてる・・

「じゃあこいつだけで・・いや無理か・・その体で

戦うなんて・・小麦色に焼けてるけど・・あちこち

細っこいし・・」

「もしかしたら戦えるかも知れないよ?」

「いやもし戦えなかったら俺がこいつを守らないと

いけないじゃん・・」

「大丈夫大丈夫!宝物殿だから」

宝物殿?何だろう・・

「はぁ・・わかったよ・・こいつ連れて行けば

いいんだろ?リテヌート?ついて来い・・」

「えっと・・宝物殿って何ですか?」

とりあえずわからない事は聞いとくべきだよね

「ダンジョン・・ってわかるか?」

「えっと財宝が隠されているけど、モンスターや

トラップとかの危険な物が仕掛けられた古代遺跡

ですか?」

「まぁそれの財宝が古代遺物そのもので、大切に

保存されてるけど、あっても簡易的なトラップしか

ない初級者向けのダンジョンだよ。まぁ基本

見つからないけど」

「見つからないのかよ・・」

「そこに行った冒険者か早4日戻って来ないのよ」

あれ?でも確かダンジョンは2週間から一か月は

中ぐらいならかかるって言ってたし普通じゃ?

「普通じゃないのか?」

「宝物殿はどんなに大きくても2日で隅々まで

探索出来るし、宝物殿の結界は大体直径100mほど

の球体よ・・.これより大きいことも無いしこの結界

内は中に入って変えないと変化しない、できても

結界無いから外へ干渉出来ないとか複雑なのよ。

要するに4日戻ってこないのはおかしいってこと」

「わかったよ・・リテヌート?いくぞ」

「わかった・・」

どうやら拒否権は無いようだ・・

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ったく、あかねさんは人使いが荒いなぁ・・」

こうはそんなことばかりさっきから言っている

「そういえばその腰に付けてるの剣?」

なんか空気が気まずいので、どうでも良さそうなこと

を聞いてみる

「これ?刀ってんだ・・正直剣より使いにくい」

「へぇ・・あっ!ここだよ!あかねさんが言ってた

場所」

「ここが・・宝物殿・・なのか?」

山の麓と言われたけど、入り口どころか遺跡っぽい

すら存在しない。

「ここだよな?木札も立ってるし・・」

「これ・・もしかして・・」

「直進するぞ!」

そう言ってこうは山に思いっきり走りぶつかる

っと思った瞬間消えた・・

「まって!」

そう言って私も飛び込む

「ほぇぇ・・真っ白なんだな」

「おお!」

中は明るく、そして真っ白な道だった・・

一面真っ白・・

「何だこれ・・」

そこには「第・4・木・・・・ター」と書いてあった

「あちこち消えてるな・・何だろ」

「先行こうよ!」

「おう!そうだな」

進んで行くにつれて光が、点滅してバチバチといい

始めた・・

「流石に遺跡なだけあるか・・あちこちガタが

来てるな・・」

そうこうは言う・・

さらに進むと今度は広場に出た・・

「広いな・・えっとあかねさんは確か広いところ

が宝物庫って言ってたけど・・」

「何もないね・・」

「最初から無かったか、誰かが持って帰ったか・・」

「でもまだ道が続いてるよ!もしかしたらここは

違うかも知れないし」

「そうだな・・てか目が痛くなるな・・」

さらに進む

灯も消えて真っ暗になる・・

「もうないんじゃ・・」

「ほらあそこに光が見えるだろ?あそこがきっと

宝物庫だよ。さっさといくぞ・・」

「実は怖かったりしない?」

「ばっそんな訳ないだろ!?」.

あ〜たぶん怖いんだろうな・・

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やっとゴール・・って外かよ・・どおりでここら

辺が苔だらけなのか・・」

光の正体は外だった・・大体察してたけど・・

「ほらリテヌート、手ぇ貸せ」

「んっ」

こうに引っ張り上げられる・・

そこには・・広範囲に広がるガラクタ達に地面は

初めてみる石でできた場所だった・・

「すごい・・」

「یوکوسوکا شپ یارڈ?・・いや関係ないか・・」

何だろ・・よくわからない単語だけど・・

「!?・・リテヌート目瞑れ」

そう言ってこうは私の目を覆い隠した・・

「なんですかいきなり・・」

「こりゃ見たらダメだ・・グロ過ぎだろ・・

おいリテヌート・・ここはやばそうだ。さっさと

逃げ・・」

「やぁやぁお嬢さん方。こんなところに来ては

行けませんよ?」

突如男の声が聞こえてきた・・

「お前誰だよ・・」

「それしかは答えられないし答えても意味ないな」

「何言ってん・・」

パァン

軽い大きな音が響く

「なかなかやるなぁ・・」

「当然だろ・・リテヌート・・お前は逃げろ

振り返るな・・急げ!」

「うん」

ただ駆け出した・・

「逃がさないよ」

「おっと相手はこの俺だ・・この先には一歩も

進ませないぞ」

「おっと・・そうか・・」

声も聞こえなくなってくる

ただひたすら走った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

入り口に着いた・・

「はぁ…はぁ…流石にここまでは来ないよね・・」

「リテヌート!避けろ」

「ふぇ!?」

ドォォォォン

こうと長身の男が飛んで来た

こうの方はボロボロだ・・

「グァッ・・」

「この程度か・・」

「まだだ・・」

「はいはいそこまで!」

「あかねさん!?なんでここに!?」

「正直大丈夫だと思ってだんだけど強力な魔力反応

があったから・・心配で」

「新手か・・うーむこれはやばそうだ・・さっさと

撤退しよ」

「札術・・爆破」

その瞬間強力な爆発が起きた

「チッ・・逃げられたか」

「流石あかねさ・・」

「あんた相手の力量も把握できないの!?馬鹿?」

「いやだってあれは戦闘不可避じゃん。理不尽だよ」

「うぐぐ・・」

「仲良いですね・・」

「良くない!」

息ぴったりで言われても・・

「とりあえずこう・・こっちきなさい」

「はーい」

「札術・・回復・・よし」

「よし!これで・・」

「暫くは安静にしなさい」

「はい・・」

そういえばアニマートは大丈夫だろうか・・

今は生きてることを願うばかうばかりだ




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