黒鉄の英雄簿   作:kouti

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不観測のクジラ

朝起きるとベット・・折りたたみ式の

ベットだった・・

「おう・・起きたか」

「オルガヌム?あれ?木の葉の監視は夢?」

「現実だよ・・そいつを事実上監禁できない

ってファルが言って来たなぁ・・ドア作る

とかもう対策方法がない」

「結界は?」

「この船に張れる人が居ない」

「出てきたら殺せば・・」

「そもそも簡単に出れるならすぐ出てるだろ?

でもあいつは全然出なかった・・まぁ魔力切れ

の可能性も捨てきれないけどな・・あと穀潰し

は減らしたい・・」

穀潰し・・私のことだね・・

「オルガヌム・・私でも出来る仕事無い?」

「うーむ・・あのジジイに聞くのは癪だが

聞いてくるか・・少しぶらついとけ」

「了解!」

 

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意味は無いけど甲板に出た

そもそも船内暗いし、狭いし息苦しい快適な場所

を探した結果だろう

「おいリテヌート、これをやれってさ」

そうやっていきなり話し掛けて来たオルガヌムは

分厚い本を渡してきた

「これは?」

「この船の日誌、いつ何が起きたか書いていくん

だ、これなら体力無くても出来るだろ?」

「なるほど?でも重要なものじゃ・・」

おそらく歴史書とかみたいに大切なものじゃない

のかな?

「正直お前以外書いてる時間がある奴がいない」

どんだけ忙しいんだろう・・この船って常に人が

足りないとか言ってるけど、どうなってるの?

とりあえず、この日記って奴を書けばいいんだね

「あと注意事項として、あ〜面倒だから今日書く

時に見せろ・・細かく教えてやる」

面倒だからって・・まぁ教えてくれるしいいかな?

 

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眠い・・というかもう周りが殆ど見えないぐらい

真っ暗・・オルガヌムって教えるの下手なのかな?

だって、説明がわかりにくい・・文章を固くとか

何言ってるのやら・・アニマートはすでに寝ている

オルガヌムも寝てる。そういえば木の葉はこの船の

速度を上げてるらしい、というのもとにかく早く次

の港に着かないといけないため、魔石で早くしてた

らしいけど、木の葉の魔法の方が速くなるとか

よくわからないけど魔力多い方がやっぱいいのかな

まぁ眠いし寝よ・・

その時だった・・

一面が真っ白になった。

いつものお日様の光とか、ロウソクの火じゃない、

明らかに強すぎる光・・影が異常に濃く感じた

「何!?」

アニマートは驚いて起きたかと思うと装備一式を

取り出し甲板に駆けて行った。

「リテヌート!行くぞ」

私はオルガヌムに引っ張られながら甲板に上がった

そこには・・この船の3倍はあろう巨大な黒い物体

があった・・そしてそいつはこの船を異常なほど

強い光で照らしていた

「おいどうなったんだ!?夜間組・・」

「いきなり現れたのよ・・」

あれ?木の葉昼もいた気が・・ローテーションで

昼と夜で人が入れ替わるはずなんだけど・・

「てかお前昼番じゃ・・」

「夜の照明役よ・・」

「寝なくて大丈夫なの?」

「平気平気!十日ぐらい寝なくても大丈夫だよ!」

どうなってんの!?

そこにファルも上がってきた

「・・アカシックレコード・・」

いきなりファルがそう呟くと

足元に小さな魔方陣が現れた

「わからない・・何も・・」

「ん?ファルは今何したの?」

そう聞くと、オルガヌムが

「世界に記録されてる物から探し出そうとしたんだ

ないらしいけどな」

といった。

「ねぇ・・あれは敵?それとも・・」

「わからねぇから攻撃すんな・・クジラか?にして

はでかいし、背びれも太い、しかも背びれにヒレが

付いてるなんて・・なんなんだ?」

すると「クジラ」はその強すぎる光を点滅させた

そしてその強すぎる光が消えた

「・・札術・・「照明」・・」

木の葉の周りに程よく明るい光が放たれる

しかし、「クジラ」はすでに潜ってしまったようで

そこには水面しか無かった・・

「なんだったんだよ・・」

その後10分ほど探したけど、見つからなかったため

昼番は全員ベットに戻った・・

 

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12日目の朝

頭が痛い・・昨日寝るのが遅かったから?

わからない・・ちょうどアニマートが起きた

「おはよう・・リテヌート」

「おはようアニマート・・昨日のクジラ・・

いったいなんだったんだろうね」

「?クジラ?いつ見たの?」

「昨日の夜中に見たじゃん」

「いや・・昨日の夜は寝てたよ?夕方に寝たし」

どういうこと?話が噛み合わない・・

「あと・・リテヌート・・左目どうしたの?」

「?」

左目?どういうことだろう・・

「ようお二人さん・・アニマートどうした?硬直

してるぞ?」

「オルガヌム・・リテヌートの、左目が・・」

「リテヌートの左目?・・!?どうしたんだ?

リテヌート・・」

「二人ともどうしたの?」

「お前の左目・・真っ赤だぞ?目の真ん中のが」

「両目とも金色だよ!しかもオッドアイじゃない

よ!左目だけ真っ赤なんておかしい」

ちょうど木の葉が通り掛かる・・

「おい、木の葉・・鏡持ってるか?」

「持ってるけど・・」

「ちょっと貸せ」

「ほい・・」

そして鏡を見せられた・・そこには・・

確かに真っ赤に染まった左目が写っていた




どうもkoutiです。
怒涛の勢いでフラグ増えますね。
多分全部回収できるはず・・
ではまた!
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