やはり俺が雷門中に入学したのはまちがっていなかった。   作:シェイド

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もう土日に書いて書いて書きまくってストック作って毎日投稿にしようかと真面目に考えています(なお作者は受験生である)。

……低評価つけても全然いいんですけど、感想とかで理由とか聞かせてくれると助かります。
気に入らねえんだよ!!でも全然いいんで。

それにみなさん感想ありがとう!!
これからも面白く書けるように頑張ります!!


後輩ができました

「おはよう!比企谷!」

「おう、円堂か」

 

 今日は始業式、つまり今日から俺たちは中学2年生となる。

 今年のクラス分けでは円堂と一緒だった。これはクラスぼっちを卒業するかもしれない……。

 

「今日から2年だな!まだ実感ないけど……」

「そりゃ春休みも平日と変わらずほぼ毎日練習してたからな。これといって日常に変化はないし」

「比企谷だいぶ上手くなったよな!最初はパスすら上手くできてなかったのに」

「そうだな、これもお前と木野と小町のおかげだ。あと半田と染岡」

 

 今ではある程度ならボールを操れるまでになった。

 努力して出来るようになるって達成感が半端じゃないな。すでに染岡と半田を8割方ドリブルで抜けるようにまでなったし。

 あ、逆だったらほぼ止められないんだけど。

 ディフェンスって難しいよね……。

 

「染岡も半田もクラブ時代よりは上手くなったって言ってたし……よぉし!今年こそ部員集めてフットボールフロンティアに出るぞー!!」

「お前はいつもそればっかだな」

 

 フットボールフロンティア。

 それは中学サッカーの日本一を決める大会。

 円堂が染岡や半田がまだ入部してない俺と2人の時から部室の壁に貼っているポスターにも書かれているものだ。

 円堂が必ず2日に1回は言ってくるもんだから、気になって調べてみると、同じ東京にある帝国学園がずっと負けてなかった。途中で優勝校を遡ることすらやめたほどだ。強すぎだろ。

 動画を調べてみると、本当に凄かった。『こいつら人間か?』ってぐらいの強烈なシュートや連携を見せ、個人技も相当だ。もし戦うことになったらずっとベンチにいたいまである。

 

 

***

 

 

 始業式が終わり、いつも通り部室に向かう。

 いつも違う点は円堂と一緒なことだ。

 いや、ほんとに嬉しい。ぼっちでもたまには友達(想像)との下校とか部活に行くとか想像しちゃうんだよ!

 

「おっ、半田と染岡、もう来てたのか!」

「ああ。俺たち同じクラスだからな」

「お前ら2人も同じクラスなんだろ?」

「ああ」

 

 部室に入れば半田と染岡がすでにおり、いつもの4人に。木野は今日用事があるとかで来ないはずだから4人で練習だな。

 

「よぉし!早速練習しようぜ!!今年こそ、フットボールフロンティアに出場するんだからな!」

「って言っても円堂、まず人数が足りてないだろ」

 

 染岡の言うことはもっともだ。あと最低7人集めなければ試合を組むことすら不可能だしな。

 

「新入生が入ってきてくれたらいいけどなぁ。4人ぽっちしかいない部活に入ってきてくれるやついるのかな……」

 

 半田がついという感じでぼやいたが……そうか、1年生という手があったか。

 

「円堂、チャンスだぞ。勧誘の絶好の機会だ。去年勧誘始めたのって途中からだろ?年度始めからやれば人集まるはずだ」

「たしかに!明日から勧誘頑張るぞー!!」

「お前の『サッカーやろうぜ!なぁ、頼むよ~一緒にサッカーやろうよ~!!この通りだ!』の流れで頭下げたりすれば、1年なら確実に罪悪感から入ってくれるはずだ」

「比企谷、お前って結構円堂のことバカにしてるよな……」

 

 何を言う。実際俺が入部した1番の原因これだぞ。サッカーやろうぜ!!から始まる勧誘文句は、円堂だからこそ許されるものだ。俺なんかがやったら「キモっ」とか「あ?」とかなるのが目に見えてる。……よくよく考えたら宗教団体の勧誘っぽい気がしてきたぞ?円堂教か、悪くないな……気持ち悪いですねすみません。

 

「まぁ勧誘は後で考えればいいし、とりあえず練習しよう」

「また河川敷行くか?この時間だと小学生が遊んでるだろ」

 

 前言撤回、練習場所が学校にないサッカー部に誰が入るんだろうか。

 

 そんな時だった。

 

 コンコン。

 普段しないはずのノック音がドア越しに聞こえてきたのだ。

 

「し、失礼します!!」

 

 ドアがノックされたかと思えば見知らぬ生徒が4人部室内に入ってきた。

 見たことない顔だ。ある程度学校内をぶらついてる俺ですら見たことないってことは……こいつらまさか新入生か!?

 え?なんでぶらついているのかって?そんなの去年のクラスに居づらかったからに決まってんだろ!寝たふりするのもだるいときとかあるんだよ。サッカー部に入って練習するようになってからは、運動神経も上昇してきて動きたいってのもあったがな。

 その点、今年のクラスだと円堂いるしぶらつく回数も減るだろう。

 初々しい制服姿で入ってきた4人は、緊張しながら俺たちの前に横一列で並ぶ。

 

「え?」

「は?」

「ん?」

 

 円堂、染岡、半田の三人は揃って目を点にしている。そりゃ入ってくるやついなくね?とか話してた時に新入生らしき生徒が4人もきたらそうなるわな……。

 

「あ、あの!僕たち入部希望……です!」

「「「えええええええ!!?」」」

「そうか」

 

 それからはもうテンション上がった3人+1人の2年とガチガチに緊張していた1年4人による交流会が始まった。

 入部してきた1年生は壁山塀吾郎、栗松鉄平、少林寺歩、宍戸佐吉の4人。

 全員サッカーやりたいオーラが滲み出ていた。

 やる気のある1年生が入ってくれたからか、円堂がめちゃくちゃ感動してる。半田や染岡も声かけに行ったりしている。

 俺?いや、知らない人に絡みに行けるほどコミュ力上がってないよ?

 

「部員ってここにいる人だけなんですか?」

「ああ。去年作ったばっかりでさ。でも、今年こそ部員を集めてフットボールフロンティアに出場するつもりだ!」

「よ、よろしくでやんす!」

 

 そう言って1年生の自己紹介が終わったため2年の順番になった。

 

「俺は円堂守。このチームのキャプテンだ。ポジションはGK、よろしくな!」

「染岡竜吾。ポジションはFWだ。よろしく頼むぜ!」

「半田真一、ポジションは今のところMFになってるけど、DFもいけるよ。よろしくな!」

 

 円堂、染岡、半田が自己紹介をしたあと、3人の視線が俺に注がれる。

 1年生4人もこちらを見てくる。

 

「次、比企谷の番だぞー」

 

 ちっ、何も言わないでおこうと思ったのに……半田め。自己紹介とか何言えばいいんだよ。ぼっちは自己紹介苦手なんだぞ。でもたしかにここでしなかったらチームスポーツであるサッカーできないか。うん、そうだね、渋ったっていいことないなこれ。

 

「比企谷八幡。ポジションは一応DF………よ、よろしくな」

「……よ、よろしくっす」

 

 ほら見ろ、慣れないことしたから1年生ちょっと緊張しちゃったじゃん。

 

「いや、多分比企谷の目が腐ってるのが悪いと思うぞ」

「自己紹介関係ないのかよ」

「この1年でだいぶ見慣れたが……未だにお前がこっちに視線向けるとき、少しひいてしまうしな」

「ちょっと?染岡さん?1年の前でそういうこと言うのやめてね。ほら、ちょっとひいてんじゃねえか。誰のせいだよ」

「「お前だよ!!」」

「あははっ!相変わらず比企谷はいるだけで面白いな!」

「ついに俺の存在自体が笑いになったか……」

 

 友達になって約1年だが、円堂のツボがよく分からない。

 

「ひ、比企谷さんの目はどうして腐ってるんですか!?」

「新しいカラコンでやんすか?」

 

 そう言ってきたのは宍戸と栗松だった。うん、そりゃ気になるよね。

 でも栗松、カラコンでこれはないだろ。誰も得しない……芸能人とかの変装とかには使えそうだな。

 

「……これはデフォだ。いつからだったかもう忘れたが、小学校高学年くらいからはこの目だった」

「えぇ……」

「こ、怖いっす……」

 

 おいおい少林寺に壁山、露骨に引くな。やめろ、悲しくなるだろ!

 

「ところで、1年生のポジションはどこなんだ?」

 

 ナイスだ円堂。この話題そろそろつらくなってきたからやめて欲しかったんだ、さすが俺の第1号友達、もう親友と言ってもいいんじゃね?……ごめんなさい調子に乗りました。

 1号と言ったのは夏休みに染岡と半田とも友達になったためだ。4人で海行ったりもしたし、友達っていいもんだと心から思ったもんだ。

 聞けば栗松と壁山がDFで、少林寺と宍戸がMFだと言う。

 

「お前らはクラブとか行ってたりしたのか?」

「俺は行ってたでやんす」

「お、俺も少しだけ!」

「僕は初心者です」

「お、俺もっす!」

「そうなんだ。初心者でも安心だぜ、なんたって中学から始めたのは比企谷も同じだからな!」

「そうだな」

 

 実際、俺はまだ1年もサッカー経験ないんだよな。毎日毎日サッカーばっかりやってるからか昔からやってる気になってしまうが、初心者なのである。

 総合力でのうまさ順だと、2年では安定の最下位、1年でも栗松と宍戸より下手かもな。

 

「そ、そうなんですか?」

「おう。俺がサッカー部入ったのは円堂に誘われ続けたからだ。むしろ円堂と出会わなかったらサッカーなんてすることがなかったまであるぞ」

「本当に初心者だったんすね!」

 

 それはどういう意味なんだろうか、初心者とは思えなかったのか、はたまた俺のことを疑っていたのか……おっといけない、友達が4人いるからといってもまだ俺のまずは疑うということは変わっていなかったらしい。

 ごめんな栗松。お前に罪はない。

 

 その後もこれからのこととか練習をどうしているか、などを話し合っていると気づけばもう帰る時間である。

 ……今日は鉄塔広場で練習かな。

 

「よぉし!これから一緒に頑張っていこうぜ!!」

「「「「はい!!」」」」

 

こうして、俺にとっての初めての後輩ができたのだった。

 




下手い!!なんだこの文章は!ちゃんと書きたいことを言語化したいものです。

明日も投稿するんでどうぞよろしく!!
次回……いや、次の次に帝国戦に入ります。
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