ここで宣言しておきます。
読む価値は多分無いです。でも、それでも多分共感者はいるだろうな、共感してくれると良いなってそんなお話です。
まあ、半分愚痴なんですけどね、これ。
多分叩かれます。 まぁ、感想欄に考察なり共感した〜だとか書いていってください。罵倒は多分ガラスメンタルに効きます。Mでは無いので是非止めて頂きたい。

考察に正解した方にはハンターポイント1点差し上げます。集めても何にもありません。
だって、この世界に価値など何もありゃしないのだから。




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明転


第1話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はこの世界が嫌いだ。

 もう沢山辛い思いをした。もう死んだっていいじゃないか。なぜ死なせてくれない。なぜこの世界は私を殺してくれない。なぜ、私は死んでくれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 別に、死ねない身体なんて事は無い。

 手首を切れば血は流れ、痛みは感じる。

 高層ビルから飛び降りて、頭から大量出血すれば孰れ私は死ねるだろう。

 

 ...試した事は無いが。

 

 

 

 死ねるのに、死ねないんだ。

 ホームから飛び降りようと思った。足が竦んで動けなかった。私を横切る特急列車が嘲笑う様で嫌だった。死にたかった。

 

 ...死ねないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう...またその話か。ってね。いや別に良いんだ。話してるのは君で、君に悪気は一切無い。悪いのは私さ。過去の事をズルズルと引き摺ってる私が、悪いんだ。いい加減断ち切れたって思えたのに...はてさて、人間とは余程愚かな人間らしい。

 私は、そんな私が嫌いだ。勿論君の事も、ね。いい加減嫌いにならなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夢というものが無いわけじゃあない。寧ろそこら辺の学生よりかは遥かに夢に近い大学に入ってるし、専門的な内容を学んでいる。

 ...おかしいな、高校時代の方が熱があるじゃないか。全く君って奴は...バカの一言じゃ言い表せないな。

 

 そんな君に存在価値はあるのかい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふと考えてみた。なんで生きてるんだろうって。だって私はこんなに辛い思いをして生きてるのに、周りはさも当たり前のように生きてるのに...なんで私はこんなに辛いのかって。

 辛い思いは、この思いは解消できない。この思いは大きく、黒く、重い鎖となって私の首輪に繋がっている。その長さに終わり等無く、永遠と付き纏う。

 

 ...せめてマントだったら脱げたのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや無理か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生きるのが辛いよ...前向きに生きてみようか。そうしよう。まずは過去の事を断ち切りましょう。そして現在のことを考えましょう。

 

 辛い思いを吐き出してみましょう。文にして...吐き出して、誰かに共感して貰うのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ...だから

 そこにはずっと消さなきゃいけないものがあって辛くて辛くて...どんなに身代わりを用意してもそれは仮初にしかならなくて、消えなくて...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生きる意味...ってあるのかな?

 

 これは盲点だった。もしかして天才か...?

 確かに、こんなに辛い思いをしてまで生きる意味等あるだろうかいや無い。そう、無いんだ。

 

 なーんだ。じゃあ死んじゃえよ。もう...死んじゃえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 動悸が激しくなる。黄色い線より下がってしまった。

 

 君はそんなに聞き分けのいい子だったのかい?

 

 ...これで何本目だろうか。もう、鎖が重いよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふと思い出した。小学三年生の夏。何もかもが嫌になり、自分も、自分を取り巻く環境全てに嫌悪感を抱いたあの夏。生きる事に重圧を感じ、よじ登ろうとしたマンション最上階から目的地までのスタート地点。

 

 ...足が短くて登れなかった。

 

 ...ホントに愚かだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの時あの場所で成功させていれば...

 

 俺は...俺...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生きなくて済んだのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ア」

 

 ココは空白。虚無。

 あるのはボロボロの台所と沢山の器具や調味料が並んだ机。あと椅子と食器棚。あ、オーブンレンジもあったかな。換気扇の音が嫌に響いてて、私は台所と机の間にへたれ込むように座ってて...

 

 私の心臓には包丁が刺さってて、赤い血潮が両手にベッシリとこべり着いてた。ここで血を舐めれば満足かい?

 

 ...違うか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな世界...クソ喰らえ...だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 って、そんな台詞吐いとけば君は満足かい?

 

 

 

 




暗転


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