6月にシンエヴァンゲリオン┃┃:されますね
2カ月もお待たせしましたことをお詫び申し上げます
イズモ「敵を捕捉」
イズモ「敵、大気圏内へ侵入」
クデュック周辺の空が歪み、巨大な影が雲を押しのける。
その圧力だけで、大気が軋むような音を立てていた。
ミサト無線「了解。歓迎の全弾、思いきりお見舞いしてあげるのよ」
即座に各所の発射準備ランプが点灯する。
未来政府固定砲が地上から火を噴き、重力を無視した光条が空を切り裂く。
イズモの加粒子砲が連続照射され、空間そのものを焼き焦がす。
アスカのN2キャノンが唸りを上げ、直撃した装甲が爆散する。
レイのレールガンが無音で放たれ、貫通孔を穿つ。
カヲルはATフィールドを圧縮し、即席のボーガンとして射出する。
シンジはブースター全開のF型装備で突撃し、至近距離から攻撃を叩き込む。
集中砲火を浴びた戦艦群は耐えきれず、次々と機能を失っていく。
エンジンやボイラーに直撃した艦が爆発し、炎と破片が空中で散った。
イズモ「主力艦、健在だが随伴艦は沈黙」
イズモ「ユキ、朝倉艦のシールド中和を頼む」
ユキ無線「了解」
見えない壁が揺らぎ、次第に消失していく。
それを確認し、イズモは息を整えた。
イズモ「朝倉艦に乗り込む」
イズモ「やることは一つだ」
四号機が大きく跳躍し、主力艦の甲板へと着艦する。
直後、エントリープラグが射出され、イズモは単身で艦内へ侵入した。
――朝倉艦内部。
薄暗い通路を進みながら、イズモは腕部装備を展開する。
パルスガンと、超小型ロンギヌスの槍のコピーを組み合わせた即席兵装。
対人、対思念体、どちらにも対応できる切り札だった。
角を曲がった瞬間、視線がぶつかる。
イズモ「久しぶりだな」
朝倉「ええ、本当に久しぶり」
互いに微笑みながらも、空気は張り詰めている。
イズモ「懲りもせず舞い戻って、仲間を連れて、上まで消して」
イズモ「そこまでして、涼宮ハルヒを混乱させて世界を変えたいのか」
朝倉「そうよ」
朝倉「ねえ、取引しない?」
イズモ「取引?」
朝倉「涼宮さんをちょうだい」
イズモは即座に首を振る。
イズモ「無理だ」
イズモ「これ以上変えても、何も生まれない」
イズモ「降伏してクデュックに来い」
イズモ「それが一番、無駄がない」
朝倉「交渉決裂、ね」
朝倉「残念」
朝倉「じゃあ今度こそ、死んで」
朝倉が一瞬で拳銃を抜き、AATF弾を発射する。
だが同時に、イズモのパルスガンが弾道を叩き落とした。
間合いは一瞬。
ロンギヌスの槍のコピーが、迷いなく突き刺さる。
朝倉の身体は崩れ、LCLへと変わっていく。
イズモ「今度こそ、終わりだ」
通信が入る。
イズモ「全敵影、消失確認」
ミサト無線「お疲れ様。帰還して」
イズモ「了解」
――数日後。
クデュックsos団支部は、久々に賑やかな空気に包まれていた。
イズモ「紹介が遅れたけど」
イズモ「今回の件で入団を希望してきたメンバーだ」
イズモ「震回キイ、碇シンジ、渚カヲル、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー」
キイ「よろしくお願いします」
シンジ「よろしく……」
レイ「よろしく」
アスカ「よろしくね」
カヲル「よろしく」
ハルヒは腕を組み、満足そうに頷く。
ハルヒ「私は団長の涼宮ハルヒ」
ハルヒ「ここからは私が紹介するわ」
ハルヒ「まず、ここを紹介した最上イズモ」
ハルヒ「で、手前がイツキ」
ハルヒ「可愛いのがミクル」
ハルヒ「地味なのがユキ」
イズモ「よろしく」
イツキ「よろしくお願いします」
ミクル「よ、よろしくです」
ユキ「よろしく」
ハルヒ「まさか一気に六人も増えるとは思わなかったわ」
イズモ「今回の件で、勢いで入りたくなったらしい」
ハルヒ「でもキャラ被ってるわね」
ハルヒ「シンジはイズモ」
ハルヒ「レイはユキ」
ハルヒ「アスカは私」
ハルヒ「カヲルはイツキ」
ハルヒ「キイはミクル」
ハルヒ「まあ、ミクルほどドジじゃないけど」
イズモ「十人もいれば、多少は被る」
イズモ「役割分担しよう」
ハルヒ「いいわね」
――役割分担。
ハルヒ、団長。
アスカ、副団長。
カヲル、イツキ、計画班。
イズモ、ユキ、IT・経理班。
キイ、ミクル、マスコット。
イズモ「こんな感じで」
ハルヒ「問題なし」
アスカ「私も賛成よ」
新しい日常が、静かに動き出していた。
一旦ハルヒ、エヴァンゲリオン編はここまでで次回はリゼロ編です