私の居場所を求めて   作:足でされたい

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体調くそ悪い原因は尿膜管遺残というものらしいです……成人の数パーセントにしか見られないはずなのになんでそんなものになるかな……更新ペース遅れてしまってホントに申し訳ありませんでした。


ホテル到着!

「彩葉起きなさい。着いたわよ」

 

「ん……あれ、ここは……」

 

エレナお母さんに体を揺すられて目を覚ました。

 

「何寝ぼけてんのよ。沖縄着いたわよ。それと貴方が抱き着いて離さないから楓が困ってるから離してあげて」

 

「え?」

 

私はエレナお母さんに言われて、自分の両腕が何かを掴んでいることに気が付いた。

 

「おはよ彩葉。体調は大丈夫?」

 

「え、えっと……うん」

 

私は知らない間に楓お母さんに抱きついていたらしい。怖さによるものかそれとも好きな人に抱き着きたいという本能から来るものかは分からないがとても恥ずかしかった。

 

「それじゃ行こっか!」

 

「うん!」

 

楓お母さんは私の手を取って飛行機の出口の方へと歩いて行った。ずっと座っていたからか、立ち上がると体が少しフラフラする感じがあった。

 

出口へと行くとエレナお母さん達が待っていた。

 

「もう大丈夫そうね。これからの予定確認するから集まってちょうだい」

 

エレナお母さんはカバンからiPadを取り出すと、当日の予定のメモを私達に見せた。

 

「まずホテルにチェックインして荷物を置いて、そこで水着に着替えてそのまま海に行きましょうか。ホテルから海は目の前だから歩いて5分もかからないわ。夜は浜辺でバーベキューって感じでどうかしら?」

 

「いいんじゃない?さゆりと楓ちゃんと彩葉ちゃんもそれでいい?」

 

「賛成!」

 

「私もそれで大丈夫です。彩葉もそれでいい?」

 

「うん!」

 

私達がそう返すとエレナお母さんと天音お姉さんは空港の出口を出るとタクシー乗り場の方へと向かった。

 

「タクシーで15分ぐらいでホテル着くと思うよ。ホテルからの眺めは絶景だから期待しててね!」

 

自信満々で天音お姉さんが私を見ながら言った。

 

「楽しみです」

 

私は笑顔で天音お姉さんに返事を返した。

 

タクシー乗り場で待つこと数分、タクシーが到着すると、私達はトランクに荷物を入れ、車の中へと入っていった。

 

「どちらまで行かれますか?」

 

「シーサイドホテルまでお願いします」

 

天音お姉さんがタクシーの運転手に伝えると運転手は車を走らせた。

 

「お母さんと旅行かい?楽しんでいってね」

 

タクシーの運転手さんはミラー越しに私を見て話した。

 

「はい。ありがとうございます」

 

「お父さんはお留守番かい?お土産買っていってあげなね」

 

「えっと……はい」

 

まぁ普通の人はお父さんがいると思うよね。タクシーの運転手さんは悪気があって聞いてるわけじゃないんだし素直に返さなきゃだよね。しかし、横に座るエレナお母さんを見ると、不機嫌そうな顔でタクシーの運転手さんを睨みつけていた。相変わらずおっかない人だなこういう所は……

 

「ちょっとエレナお母さん目が怖いよ」

 

私はたまらずエレナお母さんの耳元でタクシーの運転手さんに聞こえないようにエレナお母さんに話しかけた。

 

「え?あーごめんね。あまり顔には出してないつもりだったんだけど」

 

「バリバリ顔に出てるから……エレナお母さんわかりやすいからね?」

 

「気を付けるわ。そんな事より左側見てみなさい」

 

エレナお母さんに言われるがままに私は左側の窓から外の景色を見た。

 

「うわぁ………綺麗……海ってこんなに綺麗なんだね」

 

タクシーの窓から外を見るとそこには一面の海が広がっていた。太陽の光に反射して水面はキラキラと光り輝いていた。

 

「そんなに喜んでくれるなら連れてきて良かったよ。あ、あそこが泊まるホテルね」

 

天音お姉さんが指をさした方を目視するとそこには、海岸沿いに大きくたっているホテルがあった。いったいここに泊まるのにいくらかかるんだろうか……私は気になったが、お金のことは余り聞かない方がいいって本に書いてあったから聞くのをやめ、言葉を飲み込んだ。

 

「到着しました。お嬢ちゃん楽しんできてね」

 

「ありがとうございます」

 

最後まで愛想のいい運転手さんだった。沖縄の人は皆あんな感じなのかな?

 

「それじゃ行くわよ。ホテルの部屋割りは天音とさゆり、私と楓と彩葉の3人ね。2人部屋だけど彩葉の背丈なら私か楓と同じベッドで寝れると思うから3人部屋は取らなかったわ。それで大丈夫よね彩葉?」

 

「え?うん大丈夫だよ」

 

エレナお母さんの意図はだいたい読めたが私は、何も問題ないよ。といった風に真顔で返事を返した。

 

「そ。それじゃ荷物置いて着替えて裏口に集合しましょ。幸い夏休み前ってこともあってそんなに人はいなさそうだし」

 

「おっけー!さゆり行こ!」

 

「あー!ちょっと待ってよ天音!鍵もらわなきゃ入れないってばぁ!」

 

ダッシュで部屋へ行こうとする天音お姉さんを必死にさゆりお姉さんが止めていた。

 

「ふふ、相変わらずだねあの二人」

 

私は2人のやり取りを見て笑ってしまった。

 

「高校生ぐらいからあんな感じだから私達は見慣れちゃったよ。それじゃ私達も行こっか!」

 

「うん!」

 

私は楓お母さんの手を掴むとホテルのフロントへと向かった。そう言えば前に比べたら大分自然に楓お母さんと手を繋げるようになったかな。親子だから当たり前のことなんだけど私にとってはとても大切な事に思えた。

 

「エレナ何してるの?早く行こうよ」

 

「ん?あぁごめんなさいちょっと考え事してたわ。今行く」

 

何を考えていたんだろうか?どーせ私への嫌がらせか何かだろうし放っておいていいよね。

 

この8時間後エレナの考えていた事を知ることになるとはいざ知らず……




天音「彩葉ちゃん大丈夫かな?多分告白するならこの旅行中のどこかだよね」
さゆり「そう言えば期限つけてたもんねエレナさん。しっかり自分の気持ち伝えられたらいいんだけど……」
天音「あの子なら大丈夫だよ。しっかりしてるもん。ほらさっさと着替えなよ。遅れちゃうよ?なんなら私が着替えさせてあげようか?」
さゆり「結構です」
天音、さゆり「「それではまた次話でお会いしましょう!」」
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