私の居場所を求めて   作:足でされたい

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今回少し短めになりますごめんなさい。
グリザイアのアプリやりすぎて全然書けなかった……


妹みたいだね

彩香がスヤスヤと寝息を立ててからどれぐらい経っただろうか。私も読書に集中していて全く時計を見ていなかった。

 

「んー……」

 

「起きた?」

 

「起きた……私寝ちゃってたんだ」

 

眠たそうに目を擦りながら布団からゆっくりと彩香は顔を出した。

 

「おはよ。すぐ寝ちゃうんだもん。びっくりしたよ。私も気付かなかったけど1時間以上寝てたみたいだよ」

 

「マジで!?そろそろ帰らなきゃ。ごめんねせっかく色々話せるかと思ったんだけど寝ちゃって……」

 

流石の彩香も本格的に寝るとは思ってなかったのだろう。顔に動揺の色が見えていた。

 

「疲れてたんでしょ。今日色々して貰ったお礼って事にしとくよ。玄関まで送るね」

 

「ありがと」

 

彩香は布団から出ると直ぐに私の部屋を後にしようとしたが私はそれを止めた。

 

「あーちょっと待って彩香。布団入ってたからだろうけど髪乱れちゃってるよ。櫛で少し治してあげるから待ってて」

 

「大丈夫だよ帰るだけだし」

 

「おばさんが心配するかもだし、それに女の子なんだからそれぐらい気にしなよ……とにかく座ってて」

 

「まぁそこまで言うならお願いしようかな」

 

そう言うと彩香は再びちょこんとベッドの上で座っていた。私は、楓お母さんが使わなくなった化粧台の引き出しから櫛を出すと彩香の後ろに座った。

 

「1回ゴム外すよ?ポニーテールも治してあげるから」

 

「なんだか彩葉ってお母さんみたいだね」

 

「せめてお姉ちゃんって言ってよ……」

 

彩香は笑いながら私にそう言った。っていうか年齢的にはわたしのほうが妹なんだけどね。

 

彩香を私の前に座らせて思ったのはやっぱり小柄だなと改めて思った。私と20センチぐらい違うのかな?まさかこんなに私も身長伸びると思わなかったけどね。

 

「髪綺麗だね。いつも自分でお手入れしてるの?」

 

 

「そーかな?ありがとう。自分でやる時もおるけど叔母さんにやってもらう事の方が多いかな。彩葉もその長い髪めちゃくちゃ綺麗だよね」

 

 

髪を褒められて恥ずかしかったのか、彩香の首の辺りが少し赤くなっていた。照れ隠しかは知らないが彩香は私の毛先を撫でていた。お母さんと紅葉さん以外に髪を初めて触られたからは分からないが少し照れくさかった。

 

「ありがと」

 

照れた事を気付かれないように私は彩香の髪を纏めると、彩香の肩をぽんと叩いた。

 

「終わったよ。ちょっとなんでよっかかるのよ……」

 

「んー?なんとなく居心地良かったからちょっとだけ甘えちゃおうかなって」

 

彩香は、私に体重を預けて体を楽にしていた。彩香の小さな体は柔らかく女の子特有のいい匂いがした。

 

「まぁ別にいいけど。なんかホントに妹みたい」

 

「えー!絶対私の方がお姉ちゃんっぽいって!それに彩葉って私より1つ下なんでしょ?」

 

いやいや、よっかかって甘えるお姉ちゃんってどーなのよ……

 

「え?知ってたの?」

 

「自分が有名人って自覚がないのね……堂場さんが月村の名前を聞いた時に小学校が同じだった子を探して色々情報を聞いたのよ。しかし飛び級って凄いね。私なんて勉強とかはホントにダメだからさ」

 

「あー……まぁ私が歳下って分かっても同じように接してくれるなら何でもいいや。ってかいつまでこうしてるのよ。いい加減重い」

 

「そろそろ帰るよ。今日はありがとう」

 

そう言うと、彩香はベッドから降りた。少しだけさっきまで感じていた彩香の温もりを寂しく感じたような気がした。

 

「こちらこそありがと。送って行こうか?」

 

「玄関まででいいよ。エレナさんと楓さんに挨拶してきてもいい?」

 

「うん」

 

私達はリビングにいるエレナお母さんと楓お母さんの元へと向かった。

 

 




乾梨花(先生)「エレナと楓ちゃんの子供すんごい美人だったよ。そろそろ私達も子供欲しくない?」
綾小路由紀(彩香の叔母)「んー……欲しいとは思うけどやっぱり難しいよね。今は彩香もいるしさ。何より私と梨花が付き合ってるってバレたらあの子も梨花と接しずらいと思うしね。姉さんが彩香を置いて家を出て数年経つけどホントに大変だったなぁ……子供の育て方なんて分からなかったからメイドの皆に協力して貰ってなんとかなったって感じだもん。それでうちの彩香についての感想はないの?」
梨花「小さくて可愛い子だよね。彩葉ちゃんと仲良くなったみたいだよ。そうだね。しばらくは由紀と付き合ってる事は内緒にしておくね」
由紀「色々話聞いて貰ってありがと。愛してる。おやすみ」
梨花「私も愛してるよ。おやすみ」
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