ラブカストーンが枯渇気味です。今月ももしかしたら課金ですかね......
今日は凛の誕生日だにゃ。でも皆とパーティーするのは夜。
「ん?メール?なんだろう.......て伊月くんから!?」
凛へ
今日昼間特になにも予定ないって言ってたよな?じゃあさ、俺とスポーツセンター行かないか?俺も久々に体動かしたいし。
「そういえば凛も最近ダンス練習はよくするけどスポーツとか全くやってなかったにゃ.......うん!!行こう!!!」
そう言って凛は伊月くんにOKの返事をした。昼からかー。楽しみだなー。
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「ごめん!!伊月くん、少し待った?」
「いや、全然待ってないよ。」
「良かったぁ .......」
「こんな所で話してるのもあれだ。早速行こうぜ。」
「うん!!」
「凛、お前、バドミントン上手いんだな。」
「凛はスポーツ大好きだからね!!相手が伊月くんでも負ける気がしないにゃ!!!」
「そうか、じゃあ俺は男として負けちゃいられないな!!!」
そこから凛たちはバドミントンを1時間近くやった。途中周りの人が見ててびっくりしたにゃ。
「ねぇママ。あそこのカップル仲がいいね!!」
「しっ!!邪魔しちゃだめよ!!」
カップル.....凛たちが.....凛と、伊月くんが.....
「おい、凛、大丈夫か?顔が赤いぞ。」
「え?うんうん!!大丈夫だよ!!じゃ、他のスポーツしよ!!」
「ああ。じゃあ次は.....バスケでもするか。」
「うん!!」
「ん?凛?どうして手を繋いでいるんだ?」
「伊月くんの手って温かそうだなぁって思っただけだよ!!.....凛たちって周りから見たらカップルに見えてるのかな.....?」
「そうかもな。」
もう!!伊月くんも少しは恥ずかしがってよ!!結構凛、勇気だしたんだけどなぁ.....
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「はぁ.....はぁ.....凛、お前ほんとすげーな。」
「伊月くんもだよ。.....はぁ、凛とここまで張り合える人あったことないにゃ。」
「いくら凛とはいえ、負けたくないからな。本気でやってるんだよ。」
「凛も伊月くんに勝ちたいから本気でやってるよ!!」
「そうか.....良かった。」
凛たちは1on1でお互いの点数を競っている。やっぱり思う存分体を動かせるのは本当に気持ちがいいにゃ。
「甘いな!!ほらよ!!」
「行かせないにゃ!!」
「お、引っかかったな。そい。」
「あ!?.....負けたにゃ、」
「バドミントンで負けたんだ。これで一勝一敗だな。」
「絶対に勝ってみせるにゃ.....最後は.....」
「だったら.....卓球するか。他の種目だと、やっぱり体格とか影響してくるしな。」
伊月くんはこういうところはよく考えてるよね.....凛が一方的に不利になる勝負は一切しようとしない。
「分かったにゃ。絶対に勝ってみせるにゃ!!」
「おう、俺も負けるつもりはない。」
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「勝ったにゃーーーー!!!!」
「くそ.....あんなところでサーブミスをしなければ.....」
結果的には凛の勝ち.....伊月くんがある程度手加減してくれたとはいえ本当に楽しかったにゃ。
「それにしても珍しいよね。伊月くんから遊びの誘いが来るのって。」
「そうかもな.....まぁ今日がお前の誕生日ってのもあるけどな。」
「そうなんだ....」
素直なのはいいけど、こういうところをはぐらかさないあたり、伊月くんって不器用だよね!!最後の一言が余計だよ!!
「まぁでも日々思ってたけどな。音ノ木坂学院の中でお前と運動能力が並ぶやつがいないから本気で体とか動かすことってあるのかなって。走るならともかく、ラケット種目とか1人で出来ない種目とかあるだろ?だから今日はお前が精一杯体を動かして、フレッシュすることが出来ればいいなって思って誘ったんだ。」
「そうだったんだ。ありがとうね、伊月くん!!」
「気にすんな。今日はお前が主役なんだ。.....凛、少し場所を変える。バイクで移動するぞ。」
「う、うん!!!」
そう言って伊月くんはどこかに凛を連れて行った。どこ行くんだろう.....?
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「ここは...?」
「ちょっとした穴場スポットだ。どういうことかは時間が経てば分かるさ。」
「で、何をするの?」
「誕生日プレゼントを渡そうと思ってな。ほら、これ。」
これって....ブレスレット?しかも節々に宝石のような装飾が施されてある。.....可愛い。
「これは.....?」
「ブレスレットだ。11月の誕生石、トパーズとシトリンで装飾してるんだ。凛っぽい感じで作れてるかな?」
....そんな手間かけて作ってくれたんだ。でも.....こんな可愛いの凛には似合わないよ。
「ありがとう伊月くん。嬉しいにゃ!!!」
「凛.....お前は可愛いよな。」
「.....え!?」
伊月くん、いきなり何を言い出すんだにゃ!?この状況でナンパとかじゃないよね!?
「お前は陰ながら花陽を支えていたり、周りに元気を振りまいたり.....そんなお前を俺は可愛いと思うし、そんなお前と関われているのが本当に嬉しいよ。」
「.......」
絵里ちゃんや、ことりちゃんが言ってたやつってこれのことだよね.....?確かにドキドキする。伊月くんだからこそ、なのかな。
「改めて.....凛、誕生日おめでとう。普段お前の元気さに励まされたりして、本当に世話になったな。あと俺は凛に言っておきたい。お前は可愛い。そんなに気にする必要ないぞ。」
「........」
「お前がそういうコンプレックスを持ってるなら.....治せるまで俺がそばにいてやるよ。俺たちは、友人、だろ?」
「!!.....うん!!」
伊月くんには凛はお見通しだったんだね。凛は自分が女らしくないということで悩んでいた。今も少し戸惑いはあるけど。.....でもμ’sの皆や、伊月くんは可愛いと言ってくれた。それに伊月くんは、凛を1人の女性として対等に接してくれる。胸とかそういうの関係なしに。
「ねぇ.....伊月くん、1つ聞きたいんだけど.....」
「なんだ?」
「なんで伊月くんは....凛のことを女の子として見てくれるの?」
「え?.....お前何言ってるんだ?お前は立派な女性だろ。親友のことを支えようとしたりして。俺はお前のそういう姿は尊敬するぞ。お前の過去に何があったかは全然分からない.....俺が言うのもあれだが、過去と今は違うんだ。お前をちゃんと見てくれる人がいる、見ようとする人がいるんだ。俺はお前を1人の女の子らしい女の子だと思ってる。その思いには偽りはないよ。」
.......すごい、じんとくるね。伊月くんは、自分の過去があるからこそ、他人のことをちゃんと見て判断しようとしている。凛は自分が他の子に比べて女の子らしくないとよく思うことがある....でもこのブレスレットや伊月くんの言葉が教えてくれた。.......いい人と巡り会えてよかったにゃ。
「凛、お前は立派な人だ。俺も1人の男として『女の子らしいお前』を守れる人間になりたい。危険なところに行くって言うなら一緒に行くさ。俺はそれくらいの覚悟はある。」
....え!?それって.....プロポーズ!?
いや待って.....過去に伊月くんがそういうのをやらかすというのを那月先輩に聞いたことがあるにゃ。でも.......言われて1番嬉しいことを言ってくれる.....やっぱり伊月くんはすごいよ。
「うん....凛も、これからもよろしくね!!!」
「ああ。.....いい頃合いだな。凛、左を見てみろ。」
「左......うわぁ....!!!!」
そこには、夕焼けに照らされてる街があった。こんな都会にこんな景色を見られる場所があったなんて.....
「いい場所だろ?これで俺からの誕生日プレゼントは以上だ。今日は半日楽しかったぜ。」
「.....うん!!凛も本当に楽しかったよ!!」
「ああ、そりゃあよかった.....じゃ、パーティー会場まで連れていくよ、後ろにのって。」
「分かったにゃ!!!」
神様、こんないい人に会わせて本当にありがとうございます。おかげで、凛は今日人生で1番嬉しい誕生日になりました。
そのあと、凛は穂乃果ちゃんの家で誕生日会をした。伊月くんといっぱい遊んで、μ’sの皆と遊んで、本当に楽しかったにゃ!!!
凛ちゃん、誕生日おめでとうございます!!!
1番女の子らしいところや、花陽ちゃんのことを思ったりと優しいところが僕は好きです!!