黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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タイトルが意味不明です。そこは気にしないでください。スクフェスで新しいイベント始まりましたね。あれにmasterの12を足して欲しいとつくづく思います。9~11は簡単なものが多いので。


#13 久々の盛況

姉が音ノ木坂に来る。それは別に構わない。俺が1番心配してるのは...

「那月、これだけは守って欲しい。昼休みとか俺の教室に来んなよ。」

「え!?なんで?」

「クラスからの視線が集まるからだろーが!いい加減そのブラコン治せよ!!」

「でもー、伊月のことは大好きだよ!!それは譲れないね。」

そう、こいつの最大の弱点は外でもブラコンを出すことだ。家の中だけならともかく外は困る。

「まぁでも女子校だし、男子は伊月しかいないんでしょ?だったらお姉ちゃんはクラスの人とお昼食べたり話したりするよ!!伊月とはこうやって家で話せるしね。まぁ、伊月成分が無くなったら行くかもだけど」

「それを辞めてくれ。」

姉は中学校時代にいつも男子からご飯誘われたり告白されたりと何かと忙しかったのを覚えてる。中には、姉に近づく為にあえて俺の近くに来るやつもいた。そういうやつは、大抵ろくな奴じゃなかった。

「だったら、せめてお姉ちゃんって呼んでよ!!」

「恥ずかしいわ!!それだったら那月の方がいいわ。」

「下の名前で呼んでくれるのは嬉しいんだけど、それだと伊月と距離を感じて.....嫌なの。ダメ.....かな?」

こういうのを仕組まずにやってるのも姉に治して欲しい。

「なんていうか、まだ俺の中でも抵抗があるからな。呼べるようになったら呼ぶよ。」

「.....え!?てことはいつか呼んでくれるんだね!!やったーーーーーー!!」

これで大喜びするのか。単純だな。

「おっ邪魔しまーーす!!那月ちゃん、久しぶりーー!!」

「あ、優花さんじゃん。本当に久しぶりーーーーー!!」

「おい橘、せめて靴は揃えろ。伊月、悪いが邪魔する。」

「おう、くつろいでいってくれ。」

黒柳と橘さんが来たことで我が家は一層賑やかになった。

「あれ?黒柳さんじゃないですか?お久しぶりです!!」

「相変わらず元気だな、那月。イギリスでの生活はどうだったんだ?」

「それこの後話すよ!!ご飯の時にいっぱい話したいしね!!」

「そうか、それは楽しみだ。」

「ちょっと黒柳さん!?私と那月ちゃんで態度違いすぎじゃないですか!?」

「お前は抜けているんだ。那月はちゃんとやることはやってるだろ。」

「ぶーぶー」

相変わらず元気だな、皆。昔は俺もあの輪にいたんだな.......

「おい、料理が出来たぞ!!皆で食べようぜ。」

「やった!!久しぶりのお父さんの料理だ!!」

「今日は哲二や優花さんも来てるからな、腕が鳴ったぜ。」

そう言って宴会のような晩御飯が始まった。

「でさー、その時先生の英語が早すぎて全然聞き取れなかったんだよね!1年くらいで慣れたけどさ!!」

「イギリス英語か。多少はアメリカの英語とは異なるんだっけ?」

「うん!!本当にびっくりしたよ。」

「そうか、色々苦労してたんだな。」

「あの伊月が人を労ることを知ったなんて.....お姉ちゃん感激だよぉ!!」

「大袈裟なんだよ。俺だってそれくらいのことはできる。」

「聞いてくださいよ!!黒柳さんったら、ちょっとミスしただけですぐ怒るんですよ!!カルシウムが足りないんですよ!!」

「それはお前がいつも忘れ物をするからだろーが!!少しはこっちの身にもなれ!!」

「それでさー、そん時社長ってば、俺に仕事を押し付けてくるんだぜ!!そりゃあもう.....って哲二聞いてるのか!?」

「お前の愚痴は随分とスケールがでかいな!!その愚痴を聞くのは今回で4回目だ。」

親父は酔ってやがる。黒柳のやつ、飲んでるってのに酔わないのはスゲーな。

「そう言わずにさー、聞いてくれよ哲二ィ!!!」

「おい、飲み過ぎだ!!あと離せ!!苦しい!!」

やっぱ同級生だけあって仲がいいんだな。.....俺にもそんな仲間が欲しかったな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

わぁぎゃあとやかましかった食事も1時間半過ぎたら皆各々食器を片付け少し静かになった。橘さんと姉は疲れたからかソファーで寝てる。無防備すぎるだろ。親父と黒柳は外に行ったみたいだ。まぁ語りたいこともあるんだろうな。

「ったく、いつまで経っても世話のかかる姉だよ。」

そう言って俺は2人をベッドまで運んだ。途中姉が「いつきー、ここでそれは恥ずかしいよー」とか言ってたけどそれは無視した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁ哲二、俺が伊月を学校に行かせることに反対しなかったがどうしてだ?」

「伊月もそろそろ人との関係を築くべきだと思ったからだ。あいつも弱くない。姉の力があったとはいえあそこまで立ち直れたんだ。別に反対はしないさ。」

「.....そうか。俺は最初躊躇ったんだ。でも、な。いつまで経っても女々しいだけのあいつを見るのは嫌だったんだ。ただの自己満ってところもある。」

「情けないのはこっちもだ。この街の安全は今あいつのおかげでなってるようなもんだ。私たち大人は、あんな子供に力を借りてるんだから、少し情けないよ。」

「お前がそう思うのは珍しいな。」

「.....そうだな。でも、最近はそれを特に思うよ。」

「でもさ、学校に行き始めてからあいつの顔、気のせいか少し明るくなってんだよ。南さんが迎えてくれて、あいつはまだ人と信頼関係を築けてないかもしれないけど、アイツなりに向き合ってるんだ。俺達はそれを見守ろうぜ。」

「.....確かにな。あいつの顔は少し変わった。過去に追われて目に光がなかったからな。いまでも無いに等しいが、少し光が宿ったように思う。それは嬉しいよ。」

「那月をわざわざ呼び戻す必要もなかったかもな。」

「お前が呼び戻したのか?.....なんとなくそう思ったが。那月も音ノ木に行くのだろう?伊月の所に行き過ぎないといいんだが.....」

「まぁ大丈夫だろう。俺達も大人になったな。こう感傷に浸ってるとさ。思うんだ。」

「そうだな。中身は学生の頃から変わってないが、やはり大人になったんだな、私達は。」

「今日は月が綺麗だ。月見がてらもう少し飲もうぜ?」

「また飲むのか.....程々にしろよ。」

 

 

 




今回は、オリキャラ達の平和な一時を書きました。μ'sメンバーは一切出てきませんでしたが、オリキャラのキャラとか理解してもらいたかったので書きました。次回くらいからはちゃんとfirst liveの所を書きます。展開が遅いかもしれませんが、お付き合い下さい。
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