黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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昨日10連したら、新規UR穂乃果と絵里ちゃんのURが出ました。多分今月分の運を使い果たした気がします。


#36 親世代の戦い

「まさかここまでとはね.....」

「一条くん、これはさすがにまずいよ.....」

今軽く真姫と花陽が作った小テストを解いたら、まさかの0点でした。これは流石にまずいな.....

 

「ことりちゃん」

「なぁに?穂乃果ちゃん、あと1問だよ。」

「おやすみぃ。」

「あ、穂乃果ちゃん!!穂乃果ちゃ~ん!」

 

「ほら、ここの問題はどうするんや?」

「えっとここの問題は.....にこわかんなぁい。,.....や、辞めて!!わしわしは辞めて!!」

「ふざけてるとわしわしするよー。」

 

「はぁ。」

園田先輩が完全に呆れ果ててますよ。かく言う俺もその原因のひとつでしょうけど。

「ことり、私は弓道部に行くので、穂乃果をお願いします。」

「分かった!!穂乃果ちゃん、起きて!!」

 

 

「あー!!白いご飯にゃー!!」

いやいや凛よ、さすがにそれで騙されるやつはいないだろ。

 

『え!?どこどこ?』

え?花陽と那月騙されてるじゃん。お前ら大丈夫かよ。

「そんなんで騙せると思ってるの。」

「那月、お前こんなのに引っかかってどうするんだよ。」

「し、仕方ないじゃん!!迫真の演技だったんだから!!」

「いや、言い訳になってねぇぞ.....」

 

こうして俺たちのカオスな勉強会が始まった。.....本当にこれで大丈夫か。

 

 

 

.......嫌な予感がする。

 

「すまない。一時的に抜けさせてもらう。後で戻る。」

「ちょ!?伊月、どこ行くのよ!!」

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絵里side

亜里沙が誘拐されてからあれこれ2週間。「妹を返して欲しければ、音ノ木坂にあるスクールアイドルを潰せ」それが指示だった。相手のやりたいことが全く分からない。どうしてそこまでこの学校に拘るのか。.....そして何より、GPS付きの盗聴器を付けさせられている。だから外したりしたら亜里沙が.....

 

 

「ちょっといいかしら?」

「先生?何か御用ですか?」

「あなた、まだあのアイドル部を潰せていないじゃない。どういうことかしら?」

「生徒会の権限で、部活を無くすことは出来ないんです。だから.....」

「言い訳をするのですか。早くしてください。さもなければあなたの妹は.....」

「.....分かっています。」

「.....これは命令です。彼女達を襲いなさい。その為の人員は渡します。彼女達が動けなくなるくらい痛めつけても構いません。あなたが主犯だということは揉み消しますので。」

 

.....これは嘘だ。私は感じた。おそらく校内で事件を起こして、アイドル部を潰してこの学校の評判を下げるつもり。.....私は黒幕と出会ってしまっているから、それが分かっている。

 

「.....分かりました。.....でも亜里沙は返してください。」

「それはわかっているわ。でもあくまで成功したら、よ。」

 

 

 

 

「へぇー。いいこと聞いちゃったな。ね、理事長。」

「ええ、そうね。伊月くんの言う通り怪しい人がいたわね。」

「でも、まさか教員までもが間者になってるとは.....」

「そうね.....ここ数日少し観察したけど、確かに不審な動きは多かったわね。」

「.....スクールアイドル達は俺に任せてください。.....守り抜きます。」

「そういう所は、ほんとお父さん譲りね。分かったわ。なら私は.....綾瀬さんの身の安全を保障しなければね。.....そういえば先輩は何をしているの?」

「親父ならおそらく.....多分もう乗り込んでると思いますよ。」

「え!?」

 

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UTXにて

「よう、桝井。20数年ぶりか。お前も随分と過激になったもんだな。」

「一条.....敬一....!」

「なぁ、昔からそうなんだが、実力を磨いて頂点に立とうと思わないのか?やり方が汚いぞ。」

「そうね.....私はあなたと黒柳のせいで、いつも学力は3番手だった。それが憎かった.....何より、自分より上に人がいるのが気に入らなかった。.....私こそ頂点にいるべき人間、その名誉のためならどんな手を使う。」

「ほんと、変わらないな。お前は勉強はできるが.....人間性という面は全く成長してねーな。それもこれもお前が「あの財閥のおこぼれ」として冷遇されたからか。」

「黙れ!!私は優秀なんだ.....財力も地位もあるのよ。」

「.......そんなもん、意味はねぇよ。お前は子供だ。自制を知らないバカだ。現実と向き合えよ。それが出来てりゃお前はあの財閥御曹司より良い人間になれたんだがな。」

「.....だがお前には知られてしまった。ここから生きては帰さん。」

「.....烏合の衆で俺を殺せるとでも思ったのか.....俺も随分と舐められたもんだな。それにここは学校。生徒がいないから来たってのに、騒ぎを起こせば他のやつに勘づかれるんじゃないのか?」

「それはないわ。この部屋は防音加工してるの。ちょっとの音くらい消せるわ。」

「.....ここは学校だよな?なんだこの悪のアジトに乗り込んだみたいな雰囲気。一応拳銃持ってきておいて正解だったぜ。」

 

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「さて、どうしたものか。」

「伊月くん、今日家にこない?少し話しましょ?」

 

.....え?家?

「姐さんの家に行くんですか?」

「ええ。最近ことりも『伊月くんとせっかく会えたのに全然話せてないんだよね.....』って悩んでたし。.....まぁそれはあくまでついでよ。」

「分かりました、行きましょう。」

 




短いですが、お許しを。また今晩投稿しますので....今日遠足で、書く時間が少ないんですよ。

あと、こういう感じのやつかいてほしい、もしくはこのキャラメイン(オリキャラでも)の話が欲しいというリクエストがあったら、感想かコメントで送ってください。なるべく対応します。

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