黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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最近ガチャが爆死しかしていないような気がします.....なぜなんだろう。
久々の日常回。書くスピードが上がりました。
ただ.....ぼらららというかオープンキャンパスの所ををカットしてしまったんですよね。ごめんなさい.......


#44 隠したいことってあるよね

「姐さんが、変?」

「そうなんだよ!!ことりちゃん、最近訳も言わずに練習を抜けちゃうんだよね!!なんでかな?」

「いや、俺が知るはずないじゃないですか。」

 

姐さんでも、練習抜けることあるんだ.....

 

「さぁ.....姐さんに男でも出来たんじゃないですか?ほら、最近何かとカップルとか出来てるじゃないですか。よく見回りしてる時も、自撮りするために物を買って、使わずに捨てるカップルとかいたんですよね。その場で、軽く注意はしましたが.....」

「ちょっと!!最初の言葉は聞き捨てならないわね!!」

「矢澤先輩、どうしたんですか?」

「アイドルに恋愛なんてアウトよ!!それくらいあの子は分かっているはずでしょ!!」

「いやだから知りませんて.....あくまで予測ですよ。」

「でも、確かに気になるね。」

「そうにゃ。ことり先輩って、しっかりしているイメージがあるから少し驚いたにゃ。」

「でも、個人的な予定とかもあるでしょ?そこら辺も考えないと。」

「真姫の言う通りよ。ことりにだって、色々あるんだし。」

「でも、このままだと練習に集中出来んしね。本人は伏せてるけど、明らかにしておかないと、うちらも心配やしね.....」

「.......で、俺を呼んだのは、その調査をしろってことなのか?」

「ううん。伊月くんには穂乃果たちのボディーガードを頼みに来たんだよ!!」

「護衛?.....何故?」

「もし、ことりが悪い人達に脅されて、何かをしていたりした時の為です。一条さんには、その場合、その人たちを木っ端微塵にしてもらうのと、私たちの護衛を頼みにきたんです。頼めませんか?」

「木っ端微塵.......表現が暴力的だな。まぁ姐さんが変なのに絡まれてたらあれだしな.....分かった。一緒に行こう。」

 

てか、こいつら練習してるよな?.....なんかいつも話してるところしか見ないが.......あと園田先輩が、過激な言葉を使ったのも驚きだな。だが、最近何かと物騒なことも多い.....心配だな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「って、暑ーーーーーーい!!!!!!」

「というか、にこ先輩、こんなことする必要あるんですか!?」

「あったり前でしょ!!私たちはアイドルよ。こうやって、顔を隠さないと。」

「やってられないわ。」

 

なんか.....怪しいな。この人ら、大丈夫なのか?こっちの方がかえって目立つぞ。

 

「というか.....俺だけ隔離されて別行動なのね。」

矢澤先輩曰く、顔を隠してるとはいえ、男と一緒にいたらスキャンダルになるため、俺だけ別行動らしい。.....スクールだしそこまで気にする必要ないと思うんだけどな。

 

「といっても、俺が動けば目立つしな.....さてどうしたものか。.........ん?」

「あれは.....ツバサ達か.....本当にあいつら有名なんだな。」

「あら、やっと分かってくれたのかしら?」

「ああ、すげーなっ........て、ツバサ!?」

「久しぶり、伊月くん♪こんな所で何してるの?」

「いや.....うちの学校の生徒が、最近不審な行動をしてるから、変なやつらに絡まれてないか心配でな.....今その情報収集してんだよ。」

「そういえば、伊月くんってどこの学校だったっけ?」

「あ....元々行ってなかったんだけど、今は音ノ木坂学院の共学化テスト生として学校に行かせてもらってるんだ。」

「へー.....ハーレム築いてるの?」

「んな訳あるか。黒獅子がバレて、思いっきり引かれてるよ。生徒&教員の9割以上が俺を拒んでるんだ。そんで、何か不祥事案件があれば、すぐ俺のせいにされるんだよな.....仕方ないとはいえ、酷いもんだよ。」

「ふふふっ、苦労してるのね。どうしても噂とかあると、勘違いされるよね。」

「まぁ.....もう仕方ないってことで割り切ってるさ。」

「.......ところで伊月くん、うちの理事長がそっちに迷惑かけて本当にごめんね。まさかあんな人だとは思わなかったよ.......」

「何故お前が謝る?悪いのはあいつだろ。.......あいつがしたことも許せないが、一番許せないのは、その事実を揉み消したことだ。あれなんだろ?お前ら生徒には転勤ってことで伝わってるんだろ?しかも世間も隠蔽のせいで、ほとんど知らない。.....たちの悪い野郎だ。」

「私はよく、理事長室に変な人たちが行き来してるのを見てたからなんとなく分かってたけど.....本当にごめんなさい。」

「だから謝るな。お前が悪いわけじゃないだろ。.........お前も人がいいな、全く。」

「ありがと。少し寄って欲しいところがあるんだけど、ついてきてくれる?」

 

 

 

 

 

 

 

「ここよ。」

「ここは.....スクールアイドルショップ?」

「ええ。スクールアイドルに登録されているアイドルの商品があるの。......もちろん、私たちAーRISEやあなたの学校にいるμ'sも。この前、オープンキャンパスの時にライブしてたでしょ?」

「俺は行ってないから知らないんだ。その時は、色々と後処理が大変でな。」

「そう.....μ'sの人達に伝えておいて。負ける気はないって。じゃ、私も用事があるんで、失礼するね。」

「ああ。じゃあな。」

 

 

「やっぱり伊月くんは、私をスクールアイドルとしてではなく、普通の女の子として見てくれてる.....やっぱりいい人ね♪」

 

 

 

 

 

 

 

俺.....姐さん探すの忘れてなかったか?

「あれ!?伊月くんじゃん!!」

「あ、高坂先輩。」

「ことりちゃんいたー?」

「いえ、ここにはいませんでしたよ。」

「そー.....え!?これって穂乃果たち!?石鹸じゃないよね?」

「おおおお落ち着きなさい、なんでアイドルショップで石鹸が売ってるんですか!?」

「ちょ.....どきなさいよ。にこのグッズは.......」

「あ、そういえば、ツバサが伝言で、負ける気はないってさ。」

「一条くん、そのツバサって.......」

「ん?綺羅ツバサって奴が言ってたぞ?」

「え!?あの綺羅ツバサが!?私たちに!?」

「うん。あいつそんなにすごいのか?有名なのは、最近知ったけど。」

「あったーーー!!!にこのグッズよ!!!」

「というか、一条くん、あの綺羅ツバサと知り合いだったんですか!?」

「知り合いというよりか.....普通に前ライブに招待してもらったしな。」

「あんたがUTXにいたのって、そういうことなの!?」

「ああ。矢澤先輩とはあそこで初対面だもんな。」

「う、羨ましいです.....あの綺羅ツバサと関係があるなんて。」

「いや、関係というか、ぼーっとしてたらなんか会ってな。最初はスクールアイドルってことすら知らずに知り合ったんだよな。」

「ふーーん、」

「どうした、真姫、絵里。そんな怖い顔して。」

「いえ、あなた、意外とタラシなのね。」

「ええ。全くその通りよ。」

「え?タラシ?俺そんな人を口説いた覚えほとんどないんだけど。.........というか無言で足を踏むなよ。」

 

一体なんで怒ってるんだ?あれか?ライバルと関係があるのは、情報漏洩とかが有り得るからってことなのか。

 

「別に俺はお前らの情報とかを漏らしてるわけじゃないし、というかツバサと会ったの3回しかないし。どうしてそんなにきれてるんだよ?」

『そういうことじゃないわよ!!!』

ヽ(  ´・ω・`  )ノ

 

 

 

 

「なあ、これって姐さんじゃないのか?このメイド服の。」

「本当だね.....ことりちゃんだね。」

 

「あ、あの!!」

「?」

「ここに...私の生写真があるって聞いたんですけど.....ダメなんです!!撮影禁止だったんです。今すぐ返してもらえませんか?」

「ことりちゃん?」

「ひっ!!.....ことり、ホワットどぅーなたですかー。」

「が、外国人。」

いや、あれで騙せるわけねーだろ。」

「ことりちゃんだよね?」

「ちがいマース!!では、ごきげんよう、皆の衆.....さらば!!」

「あ、ことりちゃん!!」

「待ってください!!」

「ほう.....俺相手に逃げられてるとでも思ってるのか。」

「伊月くんが別方向に燃えてるにゃ.....」

さっきにツバサに色々教えてもらったんだ、絶対逃がさないぜ。

 

 

 

 

 

 

「はぁ.....はぁ.....はぁ.....良かった、逃走用の道を考えておいて。」

「ああ。確かに上出来だな。だが、逃げていった方向からいって瞬時に道を特定できちまうけどな。もう少し綿密にしといた方がいいぜ、姐さん。」

「い、伊月くん!?なんでここに?」

「さぁ.....なんででしょう、とりあえず姐さん、大人しくしてもらうぞ、なあ、希。」

「あちゃー、ばれてたか.....でもことりちゃん、大人しくしないと、わしわしするよー。」

「ひっ!?.....ごめんなさぃぃ。」

「さて、どこに連れていこうか?」

「とりあえず、この服装の理由が分かる場所に行かんとね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇぇぇぇえ!?」

「じゃあ、ことり先輩があの有名なミナリンスキーだったんですか!?」

「.....そうです(地声)」

「ひどいよ、ことりちゃん!!教えてくれたら、ジュースとかご馳走してもらったのに!!」

「そっち!?」

うん、俺もそう思った。まあこっちの方が高坂先輩らしいけどさ。

「でも何故にバイト?小遣いでも足りなかったんですか?」

「ううん、そうじゃなくて.....自分を変えたいなって。.....ことり、穂乃果ちゃんや海未ちゃんと違って何も無いから.....」

「そんなことないよ!!ことりちゃん、歌やダンスだって上手じゃん。」

「それに、衣装だってことりが作ってくれてるではありませんか。」

「少なくても、2年の中で一番まともね。」

.......そうなのか?高坂先輩はともかく、園田先輩はまともなような気がするけど.....違うのか?

「ううん、やっぱりことりには、穂乃果ちゃんみたいにみんなを引っ張れるわけじゃないし、海未ちゃんみたいにちゃんとしてないから.....」

 

 

うん、これは重症だな。気持ちが分からんでもない。どうしても、他人と自分をくらべると、相手のいい所よく見るよな。それも幼なじみとかだったら尚更劣等感とか感じるのか.....

 

「あれ!?伊月くんじゃん!!どうしたの?」

「あ、姫野さん、てことは、姐さんって姫野さんのところで働いてたんですか。」

 

あれ?おかしいな。昨日はいなかったんだけどな。

 

『ガシ!!』

「ん?真姫、絵里、姐さん?なんで俺の肩掴んでるんですか?」

「伊月、あんた、あんな大人の人とも関係持ってるのね.....」

「どういうことかきかせてもらおうかしら?」

「そうだよ、伊月くん!!いつ店長をおとしたの?」

というか、姐さんはさっきまで落ち込んでましたよね?あの暗い雰囲気はどこにいったんですか?

 

「あの、姐さん?さっきまで落ち込んでましたよね?」

「それとこれは別の話だよ。さ、伊月くん、ちゃんと話してね。」

 

この人ら、怖ーよ。というか、見てないで助けろよ!!希に関しては、ビデオ撮ってるじゃねーか!!




久々に伊月くん絡みじゃない話を書けました。.......やっとですね。
この前も言ったような気がしますが、展開がデジャブとか、オチがおかしい、もう少し展開考えろとか指摘、または要望などが気軽にコメント下さい。

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