黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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いよいよ学校編を始めます。ただ、オリ主が高校1年のため、まだ少しオリジナル展開が続きます。ご了承を。


#4 学校へ

とうとう来た。俺の高校生活が!と言っても編入なんで、入学式とかはなく、全校生徒の前でという公開処刑ものはなかった。本当に良かった。

 

「さてと、俺は1年だから....と思ったら1クラスだけか。生徒数が少ないんだな。」

 

あれかな。生徒数を少なくして、より教師の目が届くようにしてるのかな。そういう方針の学校もあるだろう。少なくとも、その時の俺はそう思った。

そうこう考えてる間に、職員室に着いた。担任に会わなくちゃならないんだとよ。

 

「めんどくせぇけど仕方ない。失礼しまーす。共学化テスト生の一条伊月です。1年生の担任の先生はいらっしゃいますか?」

 

「はい!あなたが一条さんですね。初めまして。担任の神崎 百合子(かんざき ゆりこ)です!君のことは、優花から聞いてるよ!」

 

「え?お前、橘さんの知り合いなの?」

 

「む、お前とは失礼ですよ!橘さんは、私の幼馴染です。よく黒獅子、つまり君の話はよく聞くよ。面白い子だって!」

 

「失礼。面白いって....あの人らしいですね。先生は俺の事黒獅子って知ってるなら、先生は俺に対して偏見とかないんですか?」

 

「うーん、最初は怖い人だと思ったよ。年下だけどね。でも、優花が信用してる人間なんだし、今会っても怖い雰囲気を感じないしね!」

 

なんか、こういう感で人を信用する所も、橘さんに似てるなー。

 

「じゃあ、時間になったら教室に移動するから、それまではここでゆっくりしておいてね。」

 

「うっす。」

 

それからしばらく1人で待たされた。悲しい。

 

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花陽side

「ねぇねぇ聞いた!?今日うちに共学化テスト生が来るんだって!」

 

「それ聞いた!楽しみだよね!」

 

私は内心不安だった。怖い人だったらどうしよう。

 

「かよちーん、どうしたにゃ?」

 

「凛ちゃん.....」

 

「共学化テスト生のことが心配なのかにゃ?それなら心配ないにゃ!凛がかよちんのことを、ぜーーったい守ってあげるからにゃ!」

 

凛ちゃん、私の幼馴染がこう言ってくれて、少しは安心した。けど、やっぱり不安だった。ダレカタスケテーと内心叫びたい。

 

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「じゃあ、時間になったし行こうか!」

 

「分かりました。自己紹介の長さはどれくらいなんすか?」

 

「うーん、大雑把でいいから2分くらいでいいよ!それより短くてもいいし。」

 

そして、俺はとうとう教室前に来た。いよいよだ......

 

「はい!皆、静かにして。今から皆が知ってる通り共学化テスト生が来るからね!じゃあどうぞ!」

 

「えと、失礼します。初めまして。俺..じゃなかった。僕は一条伊月です。身長は、181センチです。中学時代、部活は入ってませんでした。これから1年間、至らないところもあると思いますがよろしくお願いします。」

 

決まった!俺の完璧なスピーチが。これで1年間安泰だ。

 

と思ったら、この前会った西木野さんが思いきり教室にいた。あ、終わったわ....

 

「じゃあ皆!仲良くしてあげてね!」

 

これでHRが終わった。意外と雑なんだな。

 

「て、俺の席は、どこだァァァァァーーー!」

こんな抜けてるところも橘さんにそっくりだな。

 

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真姫side

ま、まさか共学化テスト生があいつだったなんて!べ、別に嬉しいわけじゃないけど、これで彼にお礼ができるし、彼のこともよく知れる。最初は、共学化テスト生なんてどうせ下心の持つ男子が来るものだと思ったけど、彼だったから安心した。それに、これで黒獅子の噂がデマだってことも証明される!それは、私にとってはなぜだか分からないけれどとても嬉しかった。

 

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どうやら俺の席は、小泉さんの隣らしい。あの子、眼鏡掛けてるけど、外したら絶対可愛いだろうなぁ。人見知り感が凄いけど。

 

「とりあえず、小泉さん?だったかな。いろいろよろしくね。」

 

「はい.....よろしく.....お願い.....します。」

 

こりゃあ前途多難だな。この子と打ち解けるのは、相当時間がかかるみたいだ。まぁいいか。馴れ馴れしいのもかえって怖いし。

1限目は、数学Iだった。俺は聞かなくても分かる内容だったので、適当に教科書を読んでいた。

 

「ん?小泉さん、そこの式、3をかけ忘れてるよ。3乗の展開式は、そこ抜けることがたまにあるから気をつけなよ。」

 

「あ、ありがとう...ございます。」

 

「気にしないでいいよ。小泉さん、字が綺麗だなぁ。ノートすげー見やすいし。」

 

「.....」

 

あ、これはやってしまった。最初から積極的に関わろうと思ったけど、かえって小泉さんには、逆効果で、怖がらせてしまったかな。

 

「なんか、ごめんね」

 

 

時は流れて昼休み。

「ねぇ」

 

「ん?お前は、誰だっけ?」

 

「星空凛だよ。ねぇ一条くん、さっきからかよちんが困ってるでしょ。話しかけるのやめなよ。」

 

「さっきのことか。確かにあれは小泉さんを困らせてしまった。けどそれは謝罪したよ。だからさっきのことは大丈夫だよ。」

 

「それはそうだけど.....とにかく!一条くんはかよちんに関わらないで!」

 

お前が口挟んでくるんじゃねぇよと本当なら言ってやりたい所だが、星空さんは、きっと小泉さんが大事なんだろう。さっきのあの行為が、悪く見えるのも無理はない。

 

「関わるなって、要求は呑めないな。でも、あんたこそ少しは考えた方がいいよ。」

 

「え...?どういうこと!?」

 

「あんたは小泉さんの事を大切にしている。それは結構だよ。でもな、俺と関わるかどうかを決めるのは小泉さんだよ。あんたの決めることじゃない。でも今の状態を見ると、小泉さんのことをあんたが決めてるみたいじゃないか。それはどうなのかって思うよ。言葉が悪いかもしれないけど、それは優しさの皮を被った押し付けだよ。大切に思ってるのは本当に素晴らしいことだけどね。」

 

そう言って俺は教室から去った。けど、これである意味クラスの注目を集めてしまったな。嫌な意味で。てか西木野さん何気に教室にいなかったな。どこ行ったんだろ。

 

 

 

 




オリジナル展開は、書いてて結構難しい。次回は、真姫ちゃんも含めて書きます。
あと、評価をつけてくれた人がいて驚きました。その評価に応えるよう、頑張ります!
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