海未ちゃんってフリルとか似合いそう(唐突)
「海に行こうよ!!」
「え?」
いきなりどうした、暑さで頭が壊れたのか?
「穂乃果、練習しなければいけませんよ。」
「だって暑いんだもん!!真姫ちゃんの別荘行って少しは和らいだけどやっぱり無理!!!」
「しかしあまり涼しいところにいますと暑さの耐性が無くなりますし.....」
「でもこの暑さはおかしいでしょ。海はともかく、プールとかそういう所に行きたいわね。」
「でもこれから練習があるのよ.....」
「じゃあこうしいひん?練習はするけど、その後に皆でプール行かへん?海に行きたいなら海でもいいけど、練習してからだと夜だからナイトプールとかになるんよ。」
「それいいね!!そうしよう!!!」
「ことり、水着あるかなぁ....?少しきつくなってるかも.....」
「そう言えば私も水着は買ってないわね.....希は?」
「うちはあるよ。この前別荘行った時に新しいの持っていってたし。」
「まあ楽しんでこいよ。俺はパスだ。」
「私は.....どうしようかな、伊月が行かないなら行かなくてもいいかな.....」
「伊月くんも行くんだよ!!!もし変な人がいたら穂乃果たちを守ってよ!!!」
「まず危ないところに行くな。それにナイトプールだかなんだか知らないけど、俺はそういうところがどうも苦手でな.....」
「私も.....男のいやらしい視線がすごいし.....」
「えー!!でも行きたいよ!!!」
「,.....那月、どうするんだ?俺は休みたい。というか、橘さん呼べばいいような気がしてきた。」
「橘さんは仕事中だよ。さすがに呼べないよ.....」
「というわけで伊月くんも来てもらうからね!!!」
「はぁ.....面倒だ。」
「ご愁傷さまね。」
「真姫、お前は行かないのか?」
「そうね.....さっきまではそう思ってたけどこれも皆と仲良くなれる機会かもしれないし.....行ってみるわ。」
「そうか.....お達者で。」
「あなたも来なさいよ。私だけ恥ずかしいのはごめんだわ。」
「何が恥ずかしいんだよ.....」
結局あの後、言い合いを続けたが、μ'sが凄い強情だったので折れた。.....そんなに公共施設がガバガバ警備してるわけないだろ.......
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P.M8:00
「おっまたせー!!!」
「おう、来たか。.....お前ら結構似合ってるな。」
「あら、嬉しいこと言ってくれるのね。」
「さっき道端で買ってきた水着のサイズが合って良かったね、希ちゃん。」
「そうやね、うちも結構きついから新しいのはいい感じやね。」
「ぐぬぬ.....なんであんなにでかいのよ。」
「にこちゃん嫉妬してるにゃ。」
「別に胸のでかさなんてどうだっていいだろ。どうしてそんなに気にするんだ?」
「女の子は気にするものです!!一条くんもそこら辺は全然分かってないんですね.....」
「そうか?逆に胸を気にしてる方がおかしいだろ。そういうところに意識を向けても特に何も無いし。」
「那月、あんたどういう教育してきたのよ。あの男、全然思春期の男子高校生とは思えないわ。」
「まあまあにこちゃん、伊月はそういう男女の関係とか全く気にしてないからね.....というか昔からあんまり女の子とは関わってきてなかったからかな?」
「とりあえず2時間後には帰るからそれまでは自由行動よ。ただしあまり人気のない所は行かないこと。いいわね?」
あいつら、楽しそうに遊んでるな.....夏の夜って言っても湿度が高かったりするから案外暑いんだよな。確かにプールとかに行ったらモチベーションの回復というかリフレッシュできるからいいのかもな。
「あれ?伊月くんは泳がへんの?」
「俺はあくまで付添だからな。お前らが変なやつらに絡まれないよう見ておくんだよ。だから遊ぶのは遠慮しとく。」
「伊月くんも折角水着に着替えたんやから、うちらと一緒に遊ぼう。」
「おい、希.....当たってるぞ。」
なんで腕に抱きついてくるんだ.....
「当ててるんよ。伊月くんにも少しは女の子を意識して欲しいからね。」
「俺には意味無いと思うんだけどな.....」
というか、ナイトプールだからなのか、希が妙に色っぽく見えるな。ライトアップひとつでこんなにも雰囲気が変わるもんなんだな。今度うちの地下スペースの電球変えてみるか。
「隙あり!!!」
「あ?.....水鉄砲か。お前もはしゃいでるな。」
「そうよ、こうやって遊ぶこと今まで無かったもの。思いっきり楽しむわ!!!伊月も来なさい!!」
「ちょ、引っ張んな.....て、うわっ!?」
「えっ.....きゃっ!?」
今の状況を説明しよう。絵里が引っ張ったことにより、希もろともプールに落ちた。今俺の顔は何かに挟まれている。息が苦しい.....しかも背中に希が抱きついているため、バランスが取れない。
「.....ぷはっ!!!死ぬかと思った....」
「もう、伊月も大胆ね♪」
「元はといえばお前が俺を引っ張ったからだろ.....あと、そろそろ背中から降りてくれないか?浮力があるからとはいえ、結構しんどい。そうやって首に抱きつかれると.....折れそう。」
「あっ.....ごめん。でもよくこんな不利な体勢で人を持てたね。」
「一応鍛えてはいるからな、女1人持ち上げられないようじゃいけないしな。」
「あっ、伊月くん!!凛たちと一緒に遊ぼう!!!」
「...もういいか。俺がそばにいりゃ襲われることもないだろ....分かった.....」
「海未ちゃん見て!!これすっごく美味しそう♪」
「穂乃果、また食べたら太りますよ?それに.....この雰囲気は少し破廉恥なような.....」
「そうかなぁ?ことり、こういう所も結構好きだよ。みんなの魅力が結構でるから。」
「そうですか.....」
「うん!!海未ちゃんもすごくスタイルいいよね!!羨ましいよ!!」
「なら、一緒にダイエットでもしますか?」
「うぐっ.....それは勘弁して.....」
「騒がしいわね。」
「ふん、何1人だけ優雅にくつろいでるのよ。」
「こうやって浮き輪で浮くのも案外いいわよ.....夜空見てると意外と歌とか思いつきそうだし。」
「へぇ、真姫もそういう事言うんだな、意外。」
「.....わっ!!!伊月!?あなたいつの間にここに!?」
「いや、単にお前らがどこいったか探しに来ただけだ。」
「.....その....伊月、この水着....どうかしら?」
「え?水着?すごく綺麗だと思うぞ。真姫の魅力をだしきってるんじゃないか?」
「あ、ありがとう.....///」
「ふーん。」
「な、何よ?」
「別にぃ、真姫ちゃんは一条の前では乙女になるんだなぁって。」
「べ、別にそんなことないわよ!!」
「にこも似合ってるんじゃないか?可愛いし。」
「.....ふ、ふん!!当然でしょ!?にこにーが着てるんだから魅力があるに決まってるわ。」
「何照れてるのよ。」
「べ、別に照れてなんかないわよ!!!」
「おい、お前ら一応公共施設なんだから静かにしろよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1時間半後
「あれ?花陽、お前はもういいのか?」
「はい.....本当に運動しました。」
「そうか、今日は楽しかったか。」
「うん、こうやって皆で遊ぶのは初めてだから.....いい思い出になったよ。」
「そうか.....」
「ねぇ、一条くん。」
「ん?.....お前。」
花陽がいきなり俺にもたれかかってきた。しかも抱きつき方が完全に当てに来ている。
「随分と大胆だな。」
「そうかな?....でも、折角こういう場所に来たんだから少しくらいはいいよね?」
「雰囲気は大事だが、羽目は外すなよ。」
「一条くんらしいね.....一条くんは今日楽しかった?」
「まあな.....こうやって遊びに来たのも悪くは無い、かな。お前らと一緒に来れて良かったよ。」
「へへ.....良かった。ねえ、一条くん。今、どきどきしてる?」
「いや、別に。」
「そうなんだ.....私の心音伝わってる?すごくドキドキしてるんだ.....」
「そうなのか.....?」
「うん、一条くん。.....ありがとう♪」
その時の花陽は、ライトアップの影響もあるのか、普段よりも大人らしく妖艶に、そして可愛く見えた。.....こういう一面もあるんだな.....
「俺こそ今日は来てよかったよ。お前らの違う一面を見れたからな。感謝感激とまではいかないけど、嬉しいんだぜ、これでも。」
「あっ.....えへへ.......」
俺は花陽の頭を撫でた。こう見るとやっぱり花陽だなって感じる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女子更衣室
「伊月くん、今日である程度わかってくれたかにゃ?」
「分からないわ、けれど少しは意識するようになったんじゃない?私たちも当てた時に少し反応してくれたし。」
「でも伊月は伊月ね。やっぱり冷静だわ。」
「まあそういうところがあるから安心して守ってもらえるもんね♪」
「穂乃果はずっと食べていたではありませんか.....」
「ち、違うよ!!希ちゃん達と少しビーチバレーボールで遊んだよ!?」
「そうですが.....」
「でも....伊月くんは少し変わったと思うよ。私たちとちゃんと話してくれるし、前よりも話すことが多くなったし。」
「今回は花陽が1番頑張ってたわね。これで伊月も少しは意識してくれた.....伊月にも普通の男子高校生がどんな風なのか知ってもらわないとね♪」
新規果南ちゃんがエロい.....というか可愛い。スクスタの画質本当にいいですよね。ぷちぐるのカードも良かった。
基本的にこういう系の話は、μ'sが伊月くんを攻略するみたいな感じになることが多いと思います。というか、こっちの方が本来書きたい形だったんですよ.....