「あら、いらっしゃい。」
「ここに入るのって結構苦労するな....設備が新しいのがほんとくるよ....」
「お疲れ様、少しお茶してから練習しましょ?」
「本当に俺はやることないぞ。スクールアイドルと俺らが使ってる体術とかは、あんまり共通点無いしな。」
「けれど、そういう複雑な動きをこなす上では、そういう力がないと難しいわ。私たちはそれを教えてもらいたいの。」
「分かったよ、.....今回のラブライブのルール見たか?」
「確認したわよ、あなた達μ'sと戦うことになりそうね。」
「俺はμ'sのサポーターだけどな。」
「一緒よ。おそらく彼女たちは少なくともあなたの影響を受けているのよ。はっきり言って、μ'sは今回の私たちの最大の敵になる。私たちはそう踏んでいるわ。」
「一応理由は聞いておいていいか?」
「まず、メンバーに個性がある。それぞれ被らない上に濃い個性、それは多人数グループの強みなの。それに、歌唱技術、ダンスなど伸びの勢いがすごい。彼女たちは今年結成して半年足らずでトップレベルに成長した。」
「随分と買い被ってるんだな。あいつらはそう思ってないと思うけどな。」
「それにあなたもいる。あなたはグループを裏から支える柱、その存在がどれだけメンバーの精神的支えになっているか、あなたは自分を評価すべきよ。それに他のグループはそれを知らない......だからこそあなた達は私たちを脅かす程大きくなった。」
「俺はあいつらに絡んでる事件や問題を解決するために動いただけで、あいつらの為になったのかは知らないが、そうなったのは結果論だ。誰かを助けようなんて綺麗な心は持ち合わせてねーよ。」
「では何故あなたはμ'sのサポーターを務めているの?」
「俺のジレンマみたいなものを取り払うためさ。」
「そう.....さてそろそろ時間ね。練習、見てもらおうかしら。」
「ああ、視察させてもらおうかな。」
「どうも、私はAーRISEのコーチを務めさせていただいてる者です。あなたにはこれから練習を見てもらうのですが、口出しは一切しないでください。」
「それだったら俺がここに来た意味がないだろ。」
「初心者の意見を彼女たちに参考にさせたら困るんですよ。だから意見を言いたいなら私を挟んでからにしてもらいます。」
「あっそ。好きにしたらいいじゃないか。」
「それじゃ、まずアップから始めるわ。各自柔軟と発声練習をするように。」
「おい、各自でやらせるのか?」
「当然です。こんな基礎的なことをいちいち全員でやる必要はありません。時間もくわれますし、彼女たちにもそれぞれペースというものがありますから。」
(あいつらだったら.....皆でやってるんだけどな。おそらくこのコーチが従わせてるという感じがすごいな。まるで傀儡.....)
「何か文句でもあるのですか?」
「いえ、何も。他校のやり方にいちいちケチつけるのはナンセンスですから。」
「つくづく気に入りませんね、その態度。あなたどうやって彼女たちと知り合ったのですか?」
「ツバサとたまたま会ったんですよ、路地裏で。当時はまだAーRISEの存在すら知りませんでしたけど。」
「そうですか。アップが終わり次第、次回のラブライブに向けて振り付けの確認を行います。」
『はい。』
「お互いアドバイスとかさせないのか?アップにしても他のいいやり方があるかとか模索しないのか?」
「そんなもの不要です。これは洗練されたメニューなんです。」
「なんかな.....これじゃだめだな。」
「1、2、3、4、5.......優木さん、少し遅れています、綺羅さん、そこのパフォーマンスはもっと大胆に!!」
「す、すみません、コーチ。」
この光景はなんか見慣れてるんだよな、園田先輩とかと同じこと言ってるし、この人も経験があるのかかなり厳しめにいってる。
「10分休憩します。各自自分が指摘されたところを見直して次の合わせる時にはそこが出来ているようになっていてください。」
「休憩させる気ないでしょ、あんた。」
「何ですか?だらけるのは良くありません。こう時間を有効的に使ってこそ、よりレベルが高くなるのです。」
「なんか殺風景なんだよな、あんた、何したいんだ?」
「私はAーRISEのステージのレベルを高めるのが仕事です。それが何か?」
「レベル、ねぇ。あんたの理想を体現させるためにこいつらは練習してるわけじゃないんだけどな.....」
「あなた、随分と偉そうな口をきいてきますね、何様なんですか?」
「何様って、最近急成長しているスクールアイドルグループのサポーターですけど。」
「あなたが?冗談も程々にしてほしいものね。」
「あんた相手に嘘なんかつこうなんか思いもしないよ。」
「.....ならば、今のあの子たちの課題とその解決策を言ってみなさい。傍観者でもサポーターとは言えるもの。それくらいはできるわよね?」
「アドバイスしていいんだな?後で文句を言うなよ?」
「ツバサ、柔軟運動は誰かと一緒にやった方がいい。外から力がかかれば、普段伸ばしきれてないところも伸ばせるからな。」
「ええ、心がけてみるわ。」
「あんじゅ、お前は重心が揺れている。ヨガとかしたり、バランストレーニングを強化したりして、重心の安定をやってみろ。」
「はい♪」
「英玲奈、お前は3人の中では一番身体能力はいい。だけど、複雑な動きをこなすのが苦手なのか動きと動きの間が目立つ。ひとつひとつの動きをマスターするか、次の動きを想定しながら動いてみろ。」
「分かった。やってみよう。」
「口で言うのもあれだ.....個人個人相手になろう。俺の動きを真似してみてみろ。それが慣れたら、1回合わせてみろ。」
そこから俺はある程度ステップ多めの動きをした。3人共頑張ってついてきている。普段から9人の動きは細かく観察しているから3人だと相当楽だな.....ただ違うのは、μ'sは絵里を中心に基礎的なところを徹底的にやってるから軌道修正とか、変化が早いんだよな.....そこがAーRISEとμ'sの違い、とでも言うべきかな。これでも一応ちゃんとメンバーの動きとか見てるんだぜ.....いつ無茶ぶりされてもいいように.....特に凛とか急に聞いてくることがしょっちゅうなんだ.....
「...........」
「どうした、なんかあんのか?」
「いえ....先程は無礼なことを言ってしまって、すみませんでした。」
「そっちか.....気にしてないから安心しろ。.....と言いたかったが.....」
「何拳銃隠し持ってんだよ、てめー。」
「!?」
「分かってたんだぞ、隠せてるとでも思ってたのか。」
「くっ.......」
「あいつらにばれないようにするのは簡単だろうが.....俺には通用しない。俺があいつらにアドバイスしている時、あんたが打てないように動いていたのに気づかなかったのか?」
「.........一条伊月、お前は敵だ。お前がいなければ全てが上手くいったんだ。じゃなければ、息子はあんな怪物にならずにすんだ。」
「KBか....だがそれはいちゃもんじゃねぇか。やったのは城善寺財閥だろ。俺は襲われてる側なんだ。」
「違う!!お前がいなければまずあんな怪物が生まれることはなかった!!」
「お前の息子を被験者にしたやつを恨めよ.....」
「だからお前を.....」
「残念だな、あんたのハンドガンはここだ。」
「いつの間に!?」
「こっそりくすねるのは慣れてるもんでね.....本来ならあんたをボコボコにしてやりたい気分だけど、今回は見逃す。」
「...........」
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"お前が生きているから皆死んだんだよ!!"
"ほんと、死んだ人が可哀想だ、こいつのせいで罪もないのに死んだ"
"汚らわしい!!近づくな!!"
「ほんと.....嫌なこと思い出したみたいだな....」
俺にとって人間不信に陥ったきっかけ....あいつのセリフで思い出してしまった.....
「俺が生きているから.....か。あながち間違いではないのかもしれないな。あの日、全てが終わっていたら、俺が死んでいたら.....今頃城善寺財閥は、一般市民の人達に関わらずに済んだのかもな.....だけど俺は約束を果たさなきゃいけないんだ.....これ以上増やさないためにも、あの人との約束を.....果たすんだ。」
読んでて面白くない場面かもしれませんが、どうかお付き合いください。
最近のスクフェスのラブカストーンの溜まるスピードが異常なくらい速い。前に尽きたと思ったらもう10連できるくらいまで溜まってるし.....