黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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スクスタのスノハレのスーパーライブ、だいぶ力入れてますよね。僕はスノハレ大好きなので、アニメとは違っていましたがかなり本気出してて嬉しかったですね......


#60 各々の強化期間

翌日

「新曲?」

「はい。今回のラブライブのエントリー校が多く、中にはプロの真似をしているグループもあるんです。そこで、今回の予選は新曲でなければならないというルールがあるんです。」

「大変なんだな、でもうちのグループって今までに既存曲で戦ったことあったっけか?」

「いえ.....再始動する時には同じ曲を使いましたが、ラブライブなどの曲は被ってないです。」

「なら、特に気にする必要ないんじゃないのか?」

「それじゃ駄目なんです!!」

「近い.....近いよ、花陽。」

前も思ったけど、どうして女性はこういい匂いがするんだ.....香水とかつけてないのにさ。

 

「あ、.....ご、ごめんなさい。」

「別に嫌って訳じゃないからいいんだけどさ、で?なんでダメなんだ?」

「今までのランキング形式とは違って、今回はAーRISEを筆頭に、本戦出場経験のあるグループや、ランキング上位がこの地区には沢山います!!つまり、今まで通りでやっていたら負けてしまうんです!!!」

「そんなもんなのか.....でもだからといって実力を強化する時間がそんなにないぞ。新曲を作るにしろ、真姫や絵里の負担も大きくなるしな....どうするんだ?」

「あぅぅ.....」

「とりあえず部室行って話し合ってみるか。」

 

一番合理的な方法は、どこかで合宿みたいなのを開いて、徹底的にやるのがいいがもしかしたら他にもいい方法があるかもしれないな.....

 

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「伊月くん、なんで穂乃果達を集めたの?」

「これからどうするかってのを話し合わないといけないからな。」

「それで、何が言いたいのよ?」

「まず現在お前たちはラブライブに向けて練習している。そして今回、ラブライブの予選ルールとして、新曲でなけれはならないという物があるらしい。」

「ということは、今までの曲で挑むことが出来ないということですね。」

「ああ、だがここで1つ懸念すべきことがある。」

「そうね、今回は地区で戦うわけだから、レベルが高くないといけない.....その上新曲となるとこのまま何もしないで挑めば勝つのはかなり厳しい、そういうことね?」

「その通りだ。かといって俺たちは学生。勉学も両立しなければならない。短時間で徹底的にやってその後もレベルの高い状態を維持しなければならない.....さてどうする?」

「うーん....休日練習もしてるしなぁ......」

「それに曲を考えるのも時間がかかるわ。」

「振り付けも、曲が完成してからじゃないと考えられないし.....」

『うーん.....』

「.....やっぱりもう一度やるしかないわね.....」

「絵里ち、何か思いついたん?」

「えぇ.....合宿よ!!」

「おお!!確かに!!」

「.......いけるか?」

「さぁ.....話してみないと分からないわ。でも、伊月には色々世話になったから多分いけるわよ。」

「伊月くん何かしたの?」

「まぁ色々な.....」

「じゃあ今度の週末、真姫の別荘で1泊2日の合宿をやります。メンバーは11人、それでいいかしら?」

「それは辞めて欲しい。」

「何故?」

「この前までは特に何もなかったから良かったが、最近何かと物騒になりつつある。俺一人でも守れる範囲には限界がある。もう1人助っ人を連れてきていいか?いつどこで誰の手を出すか分からないからな.....」

「因みにお義父さん連れてくるの?」

「いや、今回は橘さんについてきてもらう。女性の方が、自由時間とかも自然と守れるからな。」

「分かったわ。じゃあ今日の練習を始めましょうか。」

「俺は橘さんに話にいくから今日は抜けさせてもらうよ。」

「ええ。後で連絡してちょうだい。」

 

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「というわけで、ついてきてくれないか?」

「伊月くんからお願いされるなんてなんだか不思議だなぁ。この前まで小さかったのにね.....大きくなったねー、伊月くんも。」

「何年寄りみたいなこと言ってるんだよ、それで?いけるか?」

「うーん、私今ちょっと抱えてるからねー。黒柳さんに言ってきてくれる?伊月くんの方が話聞いてくれると思うし。」

「遠回しに俺をパシるなよ....」

「でもお願いしてきたの伊月くんじゃん!!だったら上司の人にも言っておいてね!!」

 

 

 

 

 

「黒柳、いるか。」

「なんだ伊月。今は仕事中だ。」

「週末に橘さん借りたいんだけど、いいか?」

「週末....いいだろう。連れていくといい。ただその代わりこちらも要求がある。」

「なんだよ、金は取るなよ。」

「誰がそんな子供じみた事をするか。.......お前の部下と那月を少し貸してほしい。」

「何故?」

「お前も分かっているとは思うが、最近は城善寺財閥の動きが目立ってきている。KBを平気で使うほどにな.....今KBややつらの差し金とまともにやり合うことが出来るのは、敬一、私、伊月、橘、透谷、この5人だ。これから刺客も多くなる.....大幅な戦力強化をしておきたい。.......自分の身を自分で守れるくらいにはな......」

「分かった.....その要求をのもう。」

「助かる。橘には週末伊月の方に行くよう後で連絡しておこう。」

 

 

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「おい、戻ってきたぞ。」

「敬一か、どうだった?」

「相当やばいぞ。この街について調査したんだが、KBの被験者は基本的にこの街の人間が六割、それ以外が四割みたいだ。更にアンプルの数も尋常じゃない。おそらく貯めていたんだろうな.....」

「やはりか。.....奴はいたか?」

「ああ。だがかなり厄介な奴もいた。白鴉もいる。」

「何.....!?あの殺し屋もいるのか!?」

「不気味なもんだよな.....俺たちがこう一堂に会するようで。」

「本当に呪われているんじゃないのか.....」

「だが、俺たちの世代のことは俺たちでケリをつけなきゃいけない。.......本当に、嫌な感じだよな。」

「伊月もこのことを多分聞きつけるだろう。その時はどうする?」

「あいつの因縁はあいつがケリをつければいいさ。だがな、俺らの飛び火があるなら、話は別だ。あいつには手は出させない。」

「.......行くぞ。」

「おいおい、今からどこ行くって言うんだよ。」

「少し体が訛っているからな、敬一、相手をしてくれ。」

「ああ。.....疲れても知らねーぞ。」

「本気でいく。お互い拳銃を使用してよいものとしよう。」

「まじじゃねーか.....じゃあやるか。」

 

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「お前ら、少し耳かたむけろ。」

「どうしたんすか?兄貴。」

「今週末、うちのつてに稽古を付けてもらうことになった.....お前らがな。」

「え!?何でですか!?」

「理由は簡単だ。俺たちはとてつもなく大きな組織と戦うことになる。城善寺財閥.....世間じゃとても良心をもつ財閥とな。」

「やっぱりそうなんだね。彼らがKBを.....」

「ああ。だからこそ俺たちは今のまじじゃ太刀打ち出来るかすら怪しい。そこで最低限自分の身を守れるレベルまでは強くなって欲しいということで、腕がたつやつがお前らを鍛えるらしい。」

「兄貴はどうするんすか?」

「俺はその日、スクールアイドルの合宿についていって、あいつらの警護をしなきゃいけない。あいつらは恐らくこっちの足元を見ている。あいつらを襲って俺の場所を奪うこともあるだろう。それにあいつらは綺麗な世界で生きているんだ.....俺たちみたいな汚い世界は見せたくない。皆、頼めるか?」

「勿論ですよ!!兄貴の為に俺達も強くなってきます!!」

「あの、伊月.....僕は?」

「与助、お前もだ。お前は木刀とかを持てば強いが、素手での組手に弱い。護身術か何かを学んできて欲しい。」

「了解だよ。」

「失礼ながら伊月様。私はどのようになされたらよろしいでしょうか?」

「俺たちの方は大丈夫だから.....街の見回りとこの場所の警備を担当して欲しい。.....いけるか?」

「はっ。お任せを。」

「よし、それぞれ週末は頑張ろう。」

 

 




活動報告のところで、こういう話が欲しい、みたいなの募集してるのでもしあるならコメントください。
次回は合宿(2回目)になると思います。

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