黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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スクスタで絵里ちゃん欲しいなぁ.....あの花嫁絵里ちゃんまじで欲しいんですよ.....でも爆死してるわけでもなく、今日10連して果南さん(Aqoursの推し)が出た時は発狂しかけましたね。


#69 にこを追え

「矢澤先輩が最近おかしい?」

「そうなんです。最近練習に中々来なくなって.....理由を言わずに帰っちゃうんです。」

「そうなのか.......別に特にと言った変な案件は聞いてないからな。なんかあるんじゃないか?」

「でも、やましいこととかじゃなかったら普通話すよね?」

「詮索もあれだしな.....俺も直接聞いてみるか。」

「そういえば、那月先輩の体調はどうなんですか?」

「まだ眠ってるよ.....ただ、症状はだいぶなくなってるからあと1週間もすれば目を覚ますくらいには治ると思ってる。」

「そうですか.....良かったぁ.....」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「矢澤先輩、どこ行くんですか?」

「あ、あんた.....別に、ちょっとした用事よ。」

「どんな用事なんですか?」

「そんなことはあんたには関係ないでしょ!!ほっといてよ!!」

「あらら.......これはちょっと固いな。」

「どうする?にこはこうなると本当に喋らないから.....」

「後を追うっていうのはどうなん?」

「追うのはいいんだが.......見つかったら気まづくないか?」

「でもそんなこと言ってる場合じゃないよ!!ラブライブに向けて練習するのに、にこちゃんが欠けたら始まらないよ!!」

「では.....あまり気は進みませんが、尾行しますか?」

「よし!!にこちゃんを追うにゃー!!」

「うるさいとすぐバレるぞ。」

「ぅぅ.......」

「とりあえず行くぞ.....見回りも兼ねてな。」

「そうね.....伊月、私たちの命は任せるわ。」

「簡単に任せるなよ.......危なかったら逃げろ。それと、集団で行動しろ。単独行動が一番危険だからな。」

「分かりました.....」

 

 

 

 

 

 

「あそこね。」

「スーパーに入って行きましたね.......」

「スーパーでバイトでもしてるのでしょうか?」

「なんとなく想像できるな.....それ。」

「そうではないみたいよ。」

「何買うんだろう.....」

「夕食の準備じゃないのか?矢澤先輩、妹や弟がいるらしいから母親の手伝いとかで動いてるんじゃないの?」

「それだと今まで練習に来れたことがおかしくなります.....」

「それもそうか.....母親が仕事、とかじゃないのか?」

「そうなのかな.......」

「でも怪しいよ!!にこちゃん、なんか嬉しそうに買い物してるじゃん!!」

「それに買い物をするだけで練習を休むのでしょうか.......」

「よっぽど大事な人が来ているとか.....」

「その人に料理を振る舞うためとか......」

「おいおい、想像がどんどん変な方向に行ってるぞ。」

「ダメです!!これはアイドルとして一番ダメなパターンです!!!」

「声、声がでけーよ。気づかれたら.....あっ。」

「.......,.....」

⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

 

 

「ああ!!逃げた!!」

「なんであんた達が来てるのよーー!!練習しなさいよ!!」

「待ちなさい!!」

「練習はにこちゃんのことが終わった後だよ!!」

 

 

 

「なんでよ!!......ええ!?」

「さすがにこ。裏口を使うとは、ね。」

「ガシッ さぁ大人しく訳を聞かせてもらうよ〜」

「んんー、はぁ!!」

「あ、逃げた!!」

「待てー!!」

 

 

 

 

「希、にこは.....って何車の間に入ろうとしてるんだ?」

「胸が大きくて通れないんよ......」

「ご愁傷さまです。ということは.....にこはここの先、か。」

「そうやね....」

「希ちゃん、にこちゃんは!?」

「.........」

「...,.......なんで凛を見てるの!?」

「凛、お前にしか頼めないことがあるんだ.....この車の隙間を通って矢澤先輩を追ってくれ。」

「え.....?う、うん!!でも.....なんか不本意だにゃぁ〜.......」

「ふふふっ.....」

「もう、にこちゃん!?.....いないにゃぁ.....」

「女っていうのは......あれだな、色々あるんだな.....」

「おお、伊月くんもだいぶわかってきたみたいやんね。」

「女の子のことはわかって欲しいけどこういうことはあんまり知らなくてもいいんだよ!!」

「そうなのか.....?その、なんだ。これが那月が言ってた胸の格差社会ってやつか。」

「そうだけど.....女の子は胸の大きさじゃ決まらないからね!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「結局逃しちゃったねー。」

「まぁ本気でやれば一瞬で自宅あぶりだせるんだけどな。」

「伊月くんが本気出したら街が騒ぎになるよ!!」

「それにしてもどうして休むのかしら.....?」

「あ、あれ!?にこちゃんじゃない?」

「え.....?でもにことは少し違う雰囲気ですね....」

「でもにこちゃんそっくり....小さいにゃーー!!!」

「あら....あなた達は?」

「あれ?君どこかで.....」

「あっ!!この前のお兄さんじゃないですか!!お久しぶりです!!」

「久しぶり、あの後は大丈夫だったか?」

「はい、特に巻き込まれていません。」

「えっと.....伊月くん、この子は?」

「あ、すみません。自己紹介が遅れてしまいました。矢澤にこの妹、矢澤こころです!!」

「.......え?」

『ええええええーーーーーー!!!!!』

「嘘!?」

「全然違うにゃーー!!!」

「にこっちより落ち着いてて、丁寧やね。」

「皆さんは、μ'sの方々ですか?」

「え、知ってるの!?」

「はい.....それはそれとして.....こっちに来てください。」

 

 

 

 

 

 

「それで.....どうして車の裏に隠れてるの?」

「もしかして、殺し屋に狙われちゃってる?」

「それはないだろ.....さすがにお前らを標的にはしないだろうさ。」

「しーっ、.....パパラッチに捕まるか分かりませんし.....」

「パパラッチ?なんでそんな海外スターでしかないような現象が起きるんだ?」

「皆様が有名だからです。お姉様のバックダンサーとして。」

「......ん?バックダンサー?」

「はい、お姉様が言うには、アイドルとしてはまだまだで8人揃ってやっと見られるレベルだと言っていました。」

 

あぁ.....見栄張ってるパターンか。まぁ、自分を大きくみせたかったんだろうなぁ.....妹や弟の前であんまりかっこ悪い自分は見せたくないし.....那月とかよく言ってたな.......

 

「えっと、こころちゃん、だったかな?とりあえず矢澤先輩の家まで案内してくれるかな?.....君たちが共同生活している方の家だよ。」

「分かりました、改めてお礼も兼ねて.....案内します。」

「伊月くん、いつからこの子を知り合ったの?」

「真姫を助けた時に同じ場所にいたんです。なんかふっかけてかえって巻き込まれたらしくて.....そん時は助けましたが.....意外と繋がってるもんなんですね。」

「そうだねぇ.....じゃ、にこちゃんの家に行こうか。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ここです。」

「普通のアパートみたいな感じなんだな。」

「お姉様は別の家があるのですが.....」

「その話はまた後で矢澤先輩がいる時に聞くよ。」

「ごめんね、少しにこに電話かけてもいいかしら?」

「はい、構いません。終わったら言ってくださいね。」

「ええ.....伊月、その間その子を見ておいて。」

「うん、で、絵里?殺気が漏れてるよ。」

「何も怒ってないわよ?」

 

絶対嘘やん、殺気がすごい。

 

ピロピロピロピロ

「にっこにっこにー!!矢澤にこでぇーす!!今ぁ、電話に出ることが出来ませぇーん。なので、メッセージがある方は、残してください♪それじゃあ、にっこにっこー!!!」

 

...,これ、すごいな。まさかここまで自分で設定しているとは.....そして、それ、まじで煽りになってるから火に油を注いでるようなもんだぞ。

 

「もしもし、あなたの『バックダンサー』を務めさせていただいてる、絢瀬絵里です。もし聞こえてるなら.....すぐ出なさい!!!」

「出なさいよ、にこちゃん!!」

「バックダンサーってどういうことですか!?」

 

 

「なぁこころちゃん、次いでに聞くけど俺はどういう立ち位置にいるんだ?」

「お兄さんは.....いわゆるマネージャーだそうです。何せ、お姉様専用のボディーガードですよね?」

「なるほど....俺はそういう立ち位置にいるのか。」

 

まぁ.....異性だしかと言って無関係でもないから、ある意味その役職にいれてる時点でラッキーかもな。というかこころちゃん達、知ってるならあれだよ?世間的に悪者扱いされてる人がアイドルのボディーガードってある意味問題のような.....

 

「にこ....専用?」

「それはぁ、少しおかしいよねぇ.....」

「ちょっと!?その事も説明しなさいよ!!」

「そうにゃ!!!なんでにこちゃん専用なの!?」

「いや、お前ら俺のことはどうだt『そんなわけないでしょ!?』........そうですか。」

「これは由々しき問題ね。」

「とりあえずにこちゃんを捕まえて問い詰めないとね。」

 

 

 

 

 

「希、あいつら怖い。」

「まぁ.....あれは仕方ないよね.....」

「伊月くんも無自覚だしね.....」

「これは.....そうなりますよね....」




次のスクスタフェス限定って誰だろう.....?キャラのバランスだけで考えたら、凛、茉莉、虹ヶ咲学園の誰か(果林さん以外)でしょうけど。というのも、初回の真姫ちゃん、曜ちゃんの共通点として、2枚目のURが出てなかったことなんですよね。そう考えると配布も含めて2枚目のURが出てないのは、凛、にこ、茉莉、虹ヶ咲学園の果林以外なんですよね。

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