結局今までと同じセンター試験みたいになるんですかね
ちょっと後半にグロテスクなものがあります。ご注意ください。
「ここが我が家です!!」
「お邪魔します.....矢澤先輩はいないみたいだな。」
「でも、すぐ帰ってくるでしょ。」
「それでにこちゃんの部屋ってどこなの?」
「お姉様の部屋はこちらです。」
「ありがと.....ん?弟?」
「はい!!弟の虎太郎です。」
「虎太郎くん、お姉ちゃん達は、なんて言われてるの?」
「.....バックダンサー。」
「でもさ.....ライブとか見てるなら、にこが圧倒的とは見えないはずなんだが.....そこはどう考えてるんだ?」
「お姉様が言うには、皆さんを引き立たせる為にあえてセンターをやっていない時もあると言っていました。」
「ねぇ.....見てこれ。」
「これが....にこっちの部屋?」
「あれ?これ穂乃果だよね.....顔がにこちゃんになってるよ.....」
「こっちも.....私の顔を切り貼りしているわ。」
「なるほど.....こうやって信じさせてたのね。」
「でも、そんなに隠すことあるのかにゃー?別に1番じゃないとまずいことなんてないと思うけど.....」
「にこっちも色々あったからね.......」
「まぁ.....姉として、妹や弟に誇れる自分を見せたいんじゃないか?それに家でどう伝えても良いし.....そこら辺は仕方ないところもあるな。」
「あんた達.....」
『あっ.......』
「あ、逃げた!!」
「待てー!!!」
「なんであんた達ここまで来てるのよ!!?」
「はぁ.......こころちゃん、ちょっとうるさくなるけど許してくれよ.....」
「いえ!!別に構いませんよ。」
「ボディーガード.....」
「あながち間違ってはいないんだよなぁ.......まぁ専属ではないけどな。」
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「では.....事情を聴きましょうか。」
「あれ?1人増えてる.....」
「あ、矢澤ここあです!!」
「似たような名前だね.....」
「とりあえず妹と弟達は、あっちで俺と遊んでおくか。」
「ほんと!?じゃあ外でかくれんぼしよ!!」
「別にいいけど.....俺が鬼、だな?」
「うん!!じゃあ行こう!!」
「私も参加します!!」
「虎太郎は、どうするんだ?」
「.....僕は見とくー。」
「オッケー、じゃあ行くわ.....」
「さて、話してもらおうかしら?」
「妹さん達もいないことですし.....正直に話してくださいね、にこ。」
「.....お母さんが出張でしばらく家にいないのよ。だからあの子達の面倒を見なきゃいけないのよ。練習には行きたいのだけれど.....あの子たちの面倒を見るのが最優先なのよ。」
「それはそうね.....それならそうと話してくれればよかったのに.....」
「そんなこと話して、あなた達に迷惑かけるわけにはいかないでしょ、わざわざ家のことであなた達を巻き込むのは.....」
「じゃあ、あのポスターとかは?」
「見たのね.....別に私が家でどうしようと関係ないでしょ。」
「別に『あれ』はいいのよ。多少勝手なところもあるけれど、にこの言う通りだし、そこは許せるわ。.......でも、専属ボディーガードのことは聞き逃せないわね。」
「あっさりして大丈夫なのですか.......」
「ああ.....一条のこ.....ひっ!?」
「それじゃあ裁判を始めましょうか?にこ。」
「そうね、はっきりさせてもらうわよ!!」
「専属はぁ.....聞き逃せないよね♪」
「かよちん、絵里ちゃんが怖いにゃー。」
「生徒会長だった時より怖いよぉ.....笑ってるから尚更。」
「恋って怖いね.....絵里ちも燃えてるねぇ.......」
「それじゃあ、裁判を始めさせてもらうわよ。にこ。」
「なんでこんなコメディのような展開になるのよ.......」
「何か言ったかしら?」
「.......なんでもないわよ。」
「さて.....何故専属と言ったのかしら?」
「それは.....そっちの方が響きがいいでしょ。ただのボディーガードとは違うし。」
「『あなた』専用のボディーガードと言わなくても良かったんじゃないかしら?別に『私たち』でも。」
「どうせこころから聞いてるでしょうけど.....私、家ではスーパーアイドルということにしているのよ。そしたら、ただのボディーガードだったらおかしいでしょ?」
「なるほどね.......そこはいいわ。じゃあ真姫、さっき見つけた物を見せて。」
「ええ.....これね。」
「これは.....一条君の写真!?」
「これいつ撮ったんですか?」
「那月に頼んで撮ってもらったのよ。元々、ここあ達が一条の顔を見たいって言うから必要だったの。特に、こころは『あぁ.....一条さん.....』ってよく言ってるしね。」
「さすがね.....伊月。」
「それでこの写真の何が不味いわけ?」
「単刀直入にいうわ.....なんでこれを共有しなかったの?」
「.......え?」
「1年生の宿泊研修も事件のあれこれで延期になって伊月の生写真がまだ無いの。.....本人もあまり撮られたくないみたいだし.....」
「それがどうかしたのよ?」
「私ね、μ'sに入ってから皆の練習風景とかをちょくちょく撮ってるのよ.....思い出残し、っていうのもあるんだけどね。」
「絵里、そんなのしてたの?」
「真姫達には気づかれないようにこっそりとね.....たまに伊月にもお願いしたし。でもね.....ここには、伊月の写真が何一つないのよ!!だから欲しいのよ。」
「なるほどね.....でも那月には『伊月とか皆には内緒でね♪これ撮るの本当に苦労したんだけど.....バレたら私がおわるしね!!』って言われたから中々公開出来ないわ。」
「そう.....ならこの裁判は無罪判決ね。でもね、にこ。これは一応言わせて。あなたが妹さん達にスーパーアイドルとして見せるのはいいのだけれど.....私たちはひとつのグループなのよ。11人でひとつなの。だから.....もし出来るなら、これからは.....やっぱりなんでもないわ。」
「絵里も少しおかしなことを言うのね.....まぁいいわ。特に用がないなら、今日は帰って。お母さんが帰ってきたらちゃんと練習には戻るから。」
「分かったわ.....お邪魔したわね。」
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「ここだな....ほい、捕まえた。」
「うわー、また捕まったよ!!」
「やはり一条さんは強いですね!!」
「そりゃあ生きてた年齢が違うからな.....お前らよりも知恵も知識も土地勘もあるんだよ。それはそれとして.......お前らはμ'sのこと、どう思ってる?お姉さんがいる以外で評価して欲しい。」
「そうですね.....でもやっぱりお姉様が鍛えてるだけあってやっぱりすごいと思います!!私も昔のPVを見たのですが.....お姉様が入ってから本当に変わったなと思いました!!アイドルが何たるかを分かったような.....」
「.....お姉ちゃん、一時期つらそうだったよね。」
「ん?何かあったのか?」
「それは分かんないけど.....お姉ちゃん、一時期暗い時期があってさ.....こっちには気づかないように振舞ってたけど.....内心気づいてたんだよね。でも最近また明るくなってさ.....バックダンサーの人たちには感謝だよ!!」
「あいつらバックダンサーじゃないんだけどな.......ん?」
なんかこっちに頭に刺青してるおっさんが来てるんだが.....あれは.....
「おお一条のガキやんけ。元気にしとったんか。」
「おっちゃん、久しぶり。相変わらずごついな。」
「お前さんには言われとうないわ。」
「あの.....この方は?」
「わいは犯罪者、密売者専門の商人や。この一条の父の同期や。」
「それで....どうしてここに?」
「後でお前に見せなあかん代物が出てきたからや。これはたまげたで.....」
「その話は一旦後だ.....とりあえずこの子達を家に返してからな。」
「おう。ここで待っとるで。」
「ああ。それでここあちゃん達。」
「ん?何?」
「実はさ.....」
「ありがと.....ここあたちと遊んでくれて。」
「遊んだというか、矢澤先輩達の話し合いの邪魔にならないように動いただけなんですけどね。」
「お兄ちゃんまた遊んでねー!!」
「時間があればな、では失礼します。」
「あの、お姉様?」
「どうかしたの?」
「一度.....μ'sのお姉様を見てみたいです!!」
「μ'sの.....」
「こころ.....」
「.....あっ!?ごめんなさいお姉様、なんでもありません。」
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「おい.....これって.......」
「わいも最初見た時はたまげたで。まさかこんなもん売りに来る奴がおるっちゅうことにな.....」
俺たちの目の前にあるのは.......まだ微妙に動いている人間の腕である。しかもただの腕ではなく、なにか小動物に指を食べられ.....そして変な形で再生している指、見るにたえないものである。
「誰が売りに来たんだ.......」
「けったいな男やで。顔は見えんかったが、おそらく城善寺の人間やろうなぁ.....しかもこの腕、比較的最近切り落とされたもんやで。まだ動いとる.....あいつら、まだこんな実験しとるんか。」
「実験.....まだってどういうことなんだ?」
「なんや、知らんのか。あの日から3年、なんでKBが絶えてないと思う?」
「それは.....あの日死体から大量回収したからじゃないのか?」
「それもあるやろうけど.....よく商品を送ってくる連中がな、城善寺家は、人体実験やその他諸々やばいことしてるらしいねん、という噂をよく話すんや。しかも、千世の代からそうらしいねん。」
「ということは.....まさか.......」
「この腕はおそらく.....その実験体にされている人間のもの。だがそれが売却されたということは.....間違いなく、あの家の中にこちら側に何かを伝える誰かがおるっちゅうことや。」
「.........!!!」
「やっぱり行ってもうたか。.......もしもし、一条か。」
「なんだこんな時に.....」
「作戦開始や。城善寺の家にいる人間を助け出す。予定通り動くんや。周りは任しとけ。退路は作ってある。」
「綿密な根回し、ほんと感謝するよ。」
「ったく.....いつまでこの物騒な争いは続くんや。」
オリジナルは、ここから一気に展開していく予定ですね。アニメはもう少し後(大体8話くらい?から段々意識し始めてた?)でしたので、流れ的にはいいかなと。