黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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アニメからどんどん離れていく.....なんとかしないと。皆さんはラブライブフェス、当たりましたか?僕はお金不足のせいで先行抽選に参加出来なかったので、アプリのやつでやってます。ggったら倍率が15倍近くあるとか.....まぁでも宝塚歌劇の学校の試験の倍率よりマシですし、当たるといいなぁ.....(あそこ、倍率が48倍とかあったような.....)


#71 突撃

「あれ.....義父と黒柳じゃねえか。」

「伊月.....透谷はいないな。」

「おっちゃんから言われて来たからな。あいつはらいねーよ。」

「あいつから見せられたか.....あれ。」

「ああ。これで確信した.....神山町で誰かが捕まって今もより強い血を求める為に実験を繰り返しているのを。」

「だろうな.....俺たちの今回の任務はその捕虜扱いされてるやつの救出、城善寺と戦うことじゃない。それは分かっておけよ。間違っても情に流されて動くなよ。」

「分かっている.....同じ間違いは繰り返したくない。」

「では、行くぞ。今回は警察で家の設計図を貰ってある。送っておいたからその裏口から入る。」

「だがあいつらの見張りをどうかいくぐる?あの野郎は隙がない。おそらく裏口に見張りか監視カメラか何かしらはつけてるぞ。」

「だからまず俺が監視カメラを取り纏めている部屋に行って操作してくる。それからお前と黒柳で突撃しろ。だが人質を取り戻す前に白鴉みたいな実力者に出会ったら.....逃げろ。ここでくたばったら終いだ。」

「分かった.....敬一、お前も気をつけろよ。」

「分かってるよ.....こんなところでくたばってたまるかよ。」

 

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「それにしても....随分と複雑だな.....」

「それはそうだろ。簡単に作られていたら意味が無い。」

「監視カメラは.....ないみたいだな。」

「そのようだな.....だが、ここから地下に行くのは相当面倒だな.....」

「地下にいるのか.....」

「さっき所長を派遣してな。捜査協力やその他の関係についての話し合いという目的で出たんだ。だが問題なのは.....」

「所長の安全は保障されていない、さらに言えば.....」

「目的に気づいて警察に脅しをかけてくるかもな。あいつらの金はマスコミを操れる。つまり、バレたら終わりだ。」

「だがバレずに行くのは不可能だ。さすがに実験体をのさばらせるほど甘くないだろ。」

「だろうな.....こっちだ。」

「なぁ.....黒柳。」

「ん?どうした?」

「お前らの世代で一体何があったんだ?」

「私たちの世代?どういうことだ。」

「義父が言ってたんだけどさ.....元々義父とお前、城善寺のやつも皆同級生だし、そこで起きたいざこざに俺が巻き込まれたって.....」

「あいつ.....余計なことを.....」

「教えてくれないか?何があったのか。」

「.....この件が済んだら話す。それまでは待て。」

「分かった.....」

「今で8分32秒.....あいつが監視室を乗っ取るのが予定で10分.....あと1分半。」

「一応あのドアを通ったら地下に行けるのか。」

「そうだな.....」

 

 

 

 

 

 

 

「よし、行くぞ。」

「ああ。」

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「よしっと.....覗き見とはいい度胸だな、白鴉。」

「一条、久しぶりだな。お前も学生の頃から変わってないようだな。」

「俺の妻を殺しておいてよくそうのうのうと出てこれたな。」

「妻.....?3年前のあの女か。あの女の血は量産型のようでつまらんかった。」

「なんだと.....!!」

「言っておくが一条、今俺はこの家に雇われている。貴様の血など価値が見当たらないが、ここで死んでもらう。」

「悪いが俺にはお前にくれてやる命なんか持ってねーよ。ここを出させてもらう。そして.....決着をつけようじゃねーか。」

「そうだな、貴様と自分、どちらが強いか決めようじゃないか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「見張りがいない、どういうことだ。」

「潜んでる可能性もない.....不気味だなこりゃ。」

「人質はあれか.....酷いな、これは。」

 

俺たちは人質を見つけることが出来た。だが.....あまりにもむごい。今は世の中で拷問が禁止されているが....これはまるで中世の拷問じゃないか。いや、それよりも酷い。椅子にも、腕のところにも棘、生命線になる主要部分だけ残し、それ以外を痛めつけ血を出している。本人も息こそしているものの、意識がない。いくら対応力の高い血を出させるためとはいえ.....これは酷すぎる。

 

 

「おい....脈自体はある。やはり血の力は侮れないな。」

「とりあえず....黒柳、この人を頼む。」

「お前はどうするつもりだ?」

「退路を見てくる。この人を安全に運ぶ為にも.....安全だけは見なきゃいけない。」

「わかった。だが騒ぎだけは起こすなよ。

 

 

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「てめぇ.....本当に血に適応したとはな.....」

「なんだその言い方は。一条はいいよな、そうやって才能に甘えて....俺はまずそんなものなかった。何も特別なものはない.....力を求めて何がいけない。」

「いけないんじゃねぇ.....道を踏み外すなって言ってんだ。どうして殺し屋になった?」

「君のような才能に甘えてる人間が反吐が出るくらい嫌いでね。特にそういうやつはルールを作る側にいる。だから殺す。個人的な血への興味もあるがな。」

「子供か.....話にならん。」

「珍しく話が一致したみたいだな。」

「ちっ.....あぶね!!!」

「なんの真似だ、城善寺!!」

「あら、協力したにも関わらず随分と傲慢なものいいね、白鴉。」

「ふざけるなよ、こいつは俺の獲物だ。血の最後の一滴まで俺のものだ。邪魔するんじゃねぇ!!!」

「2対1か.....くそが。」

「ちっ.....逃げられたか。」

「まぁ良い。そろそろあいつらも終わりだ。」

「何をするつもりだ?」

「社会的制裁よ.....私に楯突いたこと、死ぬほど後悔させてやる。」

「貴様の目的には興味はないが、あいつを殺せるなら今はまだ従おう。」




今日はバンドリの方も投稿したので.....字数は少ないですが許してください。

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