翌朝
「那月、お前学校どうするつもりなんだ?」
「私もまだ意識が戻ってから1日経ってないから少し様子見しようかな?だから今日と明日は休むよ。」
「そうか、気をつけろよ。」
「伊月も.....そろそろ心を開いてくれないかな.....まぁそこは私たち次第だよねぇ.....」
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放課後
「.....え?台風?」
「そうなんです。もし台風が天気予報通りに来てしまったら、私たちは週末のイベントに参加できないんです。そのことを絵里や皆に言っておいてくれませんか?」
「わかった.....そっちも少しくらいは楽しめよ。」
「はい、お気遣いありがとうございます。」
「こっちはプールに来てるなんて言えないよな.....」
「わざわざプールに来る必要ないでしょ!?」
「何で!?穂乃果ちゃん達だけずるいにゃ!!だから凛達も少しは楽しまないと!!」
「いや、練習しろよ。」
「そ、そうだよ.....凛ちゃん.....」
「とりあえず真姫ちゃんもかよちんも入るにゃ!!」
「ちょ!?押さないでよ!?」
「あ、あわわ!!!」
「ったく、.....まぁ息抜きとしては充分か。」
ピリピリ
「はい、もしもし.....絵里か。どうかしたのか?」
「週末のライブの件なのだけれど、2年生の件は聞いたでしょ?」
「ああ.....それで、代理のことか?」
「そうね。でも今回は...1年生の誰かに任せたいの。一年後はきっとあなた達が主導になるから、今回もし2年生が帰って来れなくなったら.....その時は頼むわね。」
「あの、それメンバーのチャットで言わないんだ?なんで穂乃果といい俺に言うんだ?」
「あなたはサポーターだからね。私たちの仲間だけど、ステージに立たない。ならそれ以外の役割も果たしてもらいたいの。那月が戻るまではそういうことは伊月に任せるわ。これでいいかしら?」
「分かったよ.....じゃあな。」
「一条くん、何かあったの?」
「ん?ちょっと週末のライブでな....2年生の旅行先に台風が来るかもしれないからさ、その時の代理のセンターをたてるならどうするかってことで.....3年生が1年生の誰かにセンターを任せたいんだってさ。」
「それで、それって確定なの?」
「修学旅行先の天気によるが、直撃したら間違いなくそうなるだろうな。」
「じゃあそのセンターどうするの?」
「さぁ.....俺らの間で話し合うことになるけど.....どうする?」
「私はパスね。今回のライブの趣旨と私は合わないわ。」
「今回のライブの趣旨って何なんだ?」
「今回は確か花嫁?だったと思います......」
「なるほどね。じゃあセンターの衣装はおそらく.....相当着飾ることになるのか。」
「凛は絶対に嫌だよ!?凛に女の子らしい衣装なんて似合わないもん.....」
「その決めつけはおかしいんじゃない?だってあなた、今までのライブでも色々な衣装着てきたでしょ?それにあなたにもファンがいるのよ。だからその考えはおかしいわね。」
「それはことの成り行きだよ!!それに衣装が似合うのは真姫ちゃんみたいなスタイルが良くて可愛い人だけだよ!!」
「私は可愛いには入らないわよ.....あなたのような人の方が多くの人に好かれると思うわよ。」
「それは嫌味なの!?」
「嫌味なわけないでしょ!?なんであなたの自己評価が世の中の評価になってるのよ!!少なくともあなたのことを女の子らしくないなんて言う人はいないわよ!!」
「あわわ.....また喧嘩だよぉ.......」
「まぁあれは可愛い喧嘩だしいいだろ。というか.....やっぱり幼少期のトラウマは根強いもんだな.....」
「伊月はどう思う?」
「え.....俺に聞く?俺からしたらお前ら2人ともどっちも可愛いけどな。」
「ちょ!?あなた.....!?」
「伊月くん.....それは違うよ.....」
「違うかよ、俺がお世辞を言うような人間に見えるか?」
「全く見えないわね。」
「断定速すぎだろ。まあいい。とりあえずセンター誰にするかの話題に戻るぞ、仕方ない.....満場一致で決まらないなら.....多数決でいくぞ。せーの.....凛だな。」
「理不尽だにゃ!?」
「じゃあ仮のセンター指名していいんじゃないか。」
「だったらかよちんにやってもらうよ!!」
「え.....えぇぇぇぇぇぇ!?」
「とりあえず決定でいいか.....おい、練習戻るぞ。いつまでプールにいるんだよ、」
「そうね....そろそろ帰りましょうか。」
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病院
「敬一.....今日も寝たままか。」
「黒柳じゃねぇか。今日も来てたのか?」
「伊月か.....それと、那月か!?お前もう大丈夫なのか!?」
「はい!!一応様子見状態ですが、伊月の同行なら外出OKみたいなんで、来ました。お父さん.......」
「.......俺の力不足だ。」
「.......お父さんの状態はどうなんですか?」
「今はまだ昏睡状態だ。生きてこそいるが意識が戻るまではまだ安心できない状態だ。」
「そうなんだ.......」
「.......くっ!!」
「おい伊月!!どこにいくつもりだ!!那月、少しここにいてくれ!!」
「.........くそが。」
「ここにいたか.....どうしたんだ?」
「分かってて聞いてんのか?.....那月は、自分の本当の父親を、別の家の忌み子のような義理の息子を庇ってああなったんだ。それでその場にのうのうといられると思ってんのか。」
「お前......ふざけるな!!!那月がそんなこと思うわけないだろ!!」
「じゃあその確証がいったいどこにあるんだよ!!あいつは.....無理してんだ。俺に気を遣わせない為に心の中に闇抱えてるんだ。」
「それはそうだろうな、お前のことを本当の弟のように思ってるからな。だからこそその気持ちを踏みにじるようなことをするな!!お前の勝手な思い込みのせいで.....余計にあいつが苦しむんだ。それが分かってないのか!!!はっきり言って私も今はお前が少し憎い.....敬一は半ば強制でお前を育てることになったんだ。そのお前が.....お前のせいであいつは撃たれた。分かるか?親友が仕事上仕方なく引き取った人間のせいで命を失いかけたんだ.....」
「そうかよ............やっぱり信じることなんて間違いだ。お前らだって表面上上手くやって内心はいなくなってほしいと思っている。今回のことでよく分かった.....俺はもうお前らの目の前から消える。じゃあな、もう二度とお前らの目の前には現れない。もうたくさんだ.....」
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「ええ.....やっぱり無理なのね。」
「はい.....すみません。なのでイベントの方はお願いします。」
「分かったわ。私たち6人でなんとかするわ。海未達は修学旅行を楽しんできなさい。」
「はい.....ありがとうございます。あと、もうひとつ気がかりなのですか....」
「どうかしたの?」
「伊月に連絡できないんです.......電話でももう使われていないってことで。」
「そうなの.....」
「にゃぁ......」
「こ、これがセンターの衣装.....」
「随分と力が入っているわね。凛、良かったじゃない。」
「全然良くないよ!?こんなの.....凛には似合わないよぉ.....」
「ちょっといいかしら.....?」
「どうしたの絵里ちゃん?」
「最近伊月、学校に来ている?」
「ここのところ見てませんね.....連絡したの?」
「それが.....もう使われていないって。」
「困ったわね.....私たちは伊月を探すのは不可能。あいつのいそうなところを歩くってことは命を守れるほどの力がなければいけない.....私たちじゃ無理ね。」
「でも.....どうしたらいいんだろ.....」
「それもあるのだけれど、週末のライブ、センターは誰に決まったの?」
「そうやね、それを聞かしてほしいね。」
「希ちゃん!?いつの間に.....」
「一応センターは凛ということで決めたわ。」
「だから凛は納得してないよ!?」
「でも.....皆凛にして欲しいって思ってるんだし.......そこは1回やってみてもいいんじゃないのかしら?」
「絵里ちゃん.....仕方ないにゃ.....少しだけやるにゃ。」
「ええ.....お願いするわね。」
タグのオリジナル多めってつけておいたのはやっぱり正解でしたね.....
スクスタが急にスターを沢山くれるようになりましたね.....スクフェスでもラブカストーン欲しいですね。