黒獅子と9人の女神の物語   作:面心立方格子

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そろそろ終わらないとまずいですね。明日からラブライブフェスですね。センターと被るのは少しあれですけど.....


#87 その後、収束

校内にて

 

城善寺side

 

生徒と先生達は随分と焦っているようね.....恐らくは、μ'sのみんなや先生が無実を証明したからこの騒動を起こした自分たちの処分について考えているのかしら.....特に主犯の1年生は怯えている。下手なことしなければ良かったのに.....彼に喧嘩を売れば高い代償がつくのは分かっていたでしょ?

 

「城善寺さん、どうしたらいいの!!」

 

「私に聞かないで。どちらかと言えば私は彼の無罪側にいるのだから。」

 

「でもこのままじゃ私たち警察に捕まっちゃうよ!!」

 

「そうよ!!あいつが来たのが悪いのにどうして私たちがこんな目に遭わなきゃいけないのよ!!」

 

「あいつが来なければこんなことには.....」

 

「あなた達.....いい加減にしなさい!!」

 

「!!!!」

 

「あなた達はもう高校生でしょ!?それにも関わらずなぜ自分の行動に責任が持てないのよ!!あなた達が彼にけしかけたことの意味は、あなた達が本気の彼と闘うことになるということなの、世間や大人が味方だからってあなた達が無事でいられるわけがないでしょ!?」

 

「それはそうだけど.....」

 

「でもあいつがここに来た理由も分からないし.....」

 

「やっぱり理事長を脅したとかそういうことでしか.....」

 

「.....ふざけるのも大概にしなさい!!あなた達がまいた種だからあなた達でケリをつけなさい!!私はあなた達の都合の良いように扱われるお金持ちキャラじゃないわ!!もしそういうつもりで私と接してきたのなら.....二度と関わらないでもらいたいわ。それにそうやって曖昧なことを言って動いた結果がこれよ。まだそれが分かっていないのかしら?」

 

「そうじゃなくて.....」

 

「じゃあ聞くけど、この中で一度でも彼と関わった人はいる?」

 

「.........」

 

「0、ね。それでこの中で処分を甘んじて受けるつもりの人はどれくらいいるの?」

 

「.......」

 

「これも0、かしら。」

 

「で、でも私は悪くない!!私はあんなこと知らなかったし動画も知らなかった!!確かに署名をしてしまったけど.....でもそれは押し付けられたからで.....」

 

「ふぅん.....でも署名をした以上、あなたも同じなのよ。それに知らなかった?.....裏サイトではあなたが動画を提供しているのがあるのだけれどこれは何かしら?」

 

「そ、それは.....」

 

「人は窮地に陥った時に本性が表れるとはこのことね。今のあなた達は、自分を守るのに必死、過去のことを彼のせいにして自分を美化し、もし火の粉が飛んでくるなら他人のせいにして避ける....こんな感じかしら?もしあなた達が自分達の責任を軽くしたいなら.....今やるべきことを考えて動く事ね。それに先生が出したあの項目を彼が守り続けた理由は分からない?」

 

「.......」

 

「それは、彼が自分のせいで皆に悪影響を及ぼさないようにする為よ。彼は最初はμ'sのメンバーとすらあまり自分から関わろうとしなかった。けれど時間がそれを変えた。こんなことを言ったところであなた達が認めるとは1ミリたりとも思っていないけれど。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職員室にて

 

「城善寺さん、相談があるのだけれど.....」

 

「何ですか?」

 

「あなたの家に行かせて貰えませんか?謝りたいので.....」

 

「謝りたい?何故ですか?」

 

「このような事態が起こったら.....預けてくださった親御さんに申し訳無いですし.....」

 

「はぁ.....(どこもかしこも自分を守ろうと必死ね.....)、すみませんがその必要はございません。」

 

「何故ですか!?」

 

「そうやってお母様に媚びを売って自分だけは正しい、そう示したいのでしょ?」

 

「大人に向かってそんな口を聞くのかね!!」

 

「はい、私はあなた方のような方を見上げるための目はありませんし、何より今回の事件に協力したのは.....あなた達でしょ?」

 

「ち、違う!!これは生徒がやったんだ!!私たちは巻き込まれたんだ!!」

 

「まぁそう言うでしょうね.....それにあなた達は私が転入してから給料が上がったでしょ?もし学校で不祥事が起こり、それがお母様に悪印象を与え、減給されたら.....さぞ大変でしょうね。」

 

「だから私たちを助け『社会人なら未成年の人達がしたことで頭が下げられるくらいの度量はないのですか?』.....」

 

「すみませんが、私はあくまで彼の無罪を主張する立場です。責任転嫁や自己防衛の為の道具ではありませんので.....では。」

 

 

 

 

 

「じょ、城善寺さん!!」

 

「あら、小泉さん、どうかしたのかしら?」

 

「り、理事長室に来て!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

理事長室

 

「本当に今回は.....ことりや皆に迷惑をかけたわね、大人として申し訳ないわ。」

 

「そんな、気にしないでください!!」

 

「私たちは伊月を想って動いただけで.....むしろ私たちが勝手な行動を取ってしまいすみませんでした!!」

 

「.....理事長、にこ達の処分はどうなるのですか?」

 

「にこっち.....?」

 

「仮に許可を出したとはいえ、あんなに大胆にやった上にメディアの前で退学届まで出した。それで何事もなく、はいかないわよ。にこ達はアイドルだもの。」

 

「それもそうですね.....」

 

「理事長、私たちは如何なる処罰も受けるつもりです。退学になさるのなら遠慮なくなさってください。私たちは退学届は持っていますのでいつでも抜けられます。それに理事長達にはご迷惑をおかけしました、申し訳ありませんでした。」

 

『申し訳ありませんでした.......』

 

「私も同じです。彼女達に協力したのと、私がはっきりしなかったせいで他の同級生に『城善寺さんが守ってくれるから』と安易に思わせてしまいました。贔屓目なしに処分をください。それから.....彼女達を退学にするのだけは辞めていただけませんか?」

 

「.....それはどうして?」

 

「先日、私は一条伊月と接触しました。その時に彼からこう頼まれたのです。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『あなた、これからどうするつもりなのよ?』

 

『暫くは学校にも行けないだろうな、残念だ。』

 

『あなたはああいう行動を起こした人に何も思わないの?』

 

『そんな訳ないだろ。内心怒りで満ちていた。』

 

『そうでしょうね.....あなたはどうして欲しい?』

 

『どうして欲しい?.....どういうことだ。』

 

『今回の騒ぎを起こした生徒によ。あなたは今回名誉毀損されたのよ。それに教育委員会から不当な扱いを受けた。その女子生徒達を退学処分にする、とか、委員会の職員を引退させるとか、そういう望みよ。あなたは被害者、それを訴える権利はあるわ。』

 

『そうか.....特段求めるものはねーよ。その生徒たちの心から俺を悪く思うことは消えないだろうし、暫くは世間の風当たりは厳しいだろうな、だからな城善寺.....もしそういう処分の話が出たら、退学だけは阻止してくれないか?』

 

『.....なぜ?』

 

『そういう環境で生きていくことが1番自分を懺悔するのに適しているからだよ。刑罰を下すのは簡単だけど、残るのは自分をそういう状況にした原因に対する憎しみ、自分のしたことよりも刑罰を受けたから自分が悪いと思う。それじゃあ意味がねぇんだよ。あっちが世間を利用したんだ.....だったら俺が世間を利用してあいつらに贖罪の意味もこねて生活させれば、俺も納得するさ。その中であいつらが成長してくれればの話だけどな。』

 

『.....恨みはあるけれど、そういう寛大な処分を求めているのね?』

 

『寛大?そんなわけないだろ、これ以上に生きていて辛いと思うことは無いんだよ。結構性格が悪い方だからな。』

 

『分かったわ.....もし伝える機会があれば伝えておくわ.....それと。』

 

『ん?なんだ?』

 

『早く戻ってきなさいよ。μ'sのみんなをいつまでも放っておけば彼女たちが悲しむわよ。あなたは彼女達にとって大切な仲間だから.....』

 

『てめぇなんでも知ってるんだな。』

 

『予習しておいたから、私たち城善寺家を舐めないで貰いたいわね。』

 

『ああそうかよ。じゃあ俺は去らせてもらうぜ。ここにいても気持ち悪い。』

 

『ええ、止めて悪かったわね。』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「城善寺さん、いつ伊月くんに会ったの!?」

 

「記者会見の後よ。あの時、彼は警察の突入を防いでくれたのよ。もし彼が来ていなかったら私たち、皆今頃警察に口合わせを強要されていたところね。」

 

「それはありがたいわね.....話は反れたけど、先生、今回のことは私たち1年生が中心で起きたことです。ですからもし処分を下すなら私たちを1番重くしてください。私も、凛も、花陽もそれを受け入れる覚悟はしています。」

 

「はい、理事長.....」

「そうね.....あなた達はこれからもここで学び、過ごしなさい。」

 

「.....え?」

 

「確かに今回のことは生徒たちが起こしたことだし、あなた達も伊月くんを守ろうとしたとはいえ少し大胆な行動に出すぎた。スクールアイドルにも多少は影響するかしら.....でもだからこそ、学校生活をする上でそれを償ってほしい。一概に責任と言うのは簡単よ。でもそれは意味が無い。罪をしたというのなら.....そう思うなら、それと向き合って生きていかなきゃいけない。それが間違いを正すことにもなるし、『やり直し』になると思うわ。それにそうやって『責任』という言葉を使えるのは私たち大人だけよ。まだあなた達は未成年、責任こそあるけれど自分に責任というのはまだ早い。ただ、今回の1年生の行動はあまりにも酷かった.....犯罪にも抵触する可能性もある。だから今日から3週間、小泉花陽、星空凛、西木野真姫、城善寺冴子、一条伊月を除く1年生全員を謹慎処分にします。」

 

「.....じゃあ。」

 

「凛たちしばらく5人で授業うけるのーー!?補習みたいで嫌だにゃー!!」

 

「凛ちゃん、ここは文句を言ったらいけないよ.....」

 

「ふふっ、冗談よ。一応あなた達も謹慎処分という形にはするわ。そしてあなた達はまずイメージを取り戻さなきゃいけない。そこで、今度あるハロウィーンイベントに参加してきなさい。ここで、ちゃんと顔を出してきなさい。また細かい謝罪とかは私がするわ。」

 

『あ、ありがとうございます!!』

 

「ええ、でもあなた達も今後あんな無茶なことはしないように!!ちゃんと私たちの許可が降りてからよ。」

 

 

 

「あれ?城善寺さんは?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お嬢様、どういうおつもりですか?あの男を庇うなど.....」

 

「私は間違っていることに間違っていると言っただけよ。透谷、まさかお母様が何か言ったの?」

 

「いえ、特には。ですがこのような家の品格を落としかねない事態に首を突っ込むのはおやめ下さい。最悪、強硬手段を使うことを許可されていますので.....では。」

 

「.......お母様、透谷.....あなた達は何を知っているの.....?」




少々強引かもしれませんが、なんとか事態を収束させました。やっとアニメの時系列を進められるというものですね。
それでは、センター試験頑張ってください、自身の100%の力を発揮できることを願ってます。
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