今回も3編構成でいきます。ちょっとここからスピード上げます。
「これか.....解除できないようになってるのか。」
かといって通報したとしても証拠が無いから意味が無いか.....それに大森がいるからもみ消されるし。
「時限式.....まだ作動していないのは当然だな。」
「何をしているの?伊月くん?」
「ん?.....ツバサ?なぜここに?」
「ステージの視察に来たのよ。それに裏にも色々ありそうだから興味本位で来たんだけど....これは?」
「ん?時限式の爆弾だけど?」
「ば、爆弾!?」
「しーっ、声がでけぇよ。」
(なんでそんなものがここに....)
(色々事情があってな.....解除できないというか面倒な加工がされて付けられてる。起動するタイミングとそれまでのカウントが分からない。)
(じゃあ警察に通報したら?)
(警察?無理だ、あいつらは動いてくれない。)
(そう.....でもまずいわよ。これが分からないと私たちかμ'sか他のグループ.....もしくは全員死ぬ可能性があるということよ。)
(ああ.....というかお前安定してないか?)
(こういう系の小説はよく読んでいるから慣れているのよ。むしろワクワクしているわ。)
(ワクワクしてる場合じゃねぇぞ。....とにかくこのことは他のメンバーには内緒にしておいてくれ。混乱されたら相手にばれちまうからな。)
(分かっているわ、なら伊月くん、合図を出してくれる?私たちだけに分かるものを。出来れば他のスクールアイドルのリーダーもしくはセンターには教えてもらえたらありがたいのだけれど.....)
(無理だろ。お前やμ'sはともかく、他のスクールアイドルは一般人だ。爆弾しかけられたステージでまともにライブができるわけがねぇだろ。)
(そうね...でも君を狙うなら爆発するタイミングは私たちかμ's.....そのどちらかよ。私たちの出番前後、見てくれないかしら?)
(分かった.....合図はおって連絡する。)
(ありがとう.....それと伊月くんもステージを楽しんでね♪たまには肩の力抜いてさ。)
(ああ.....事が上手く進めばな。)
ピロピロ
「ん?伊月くん?どうかしたん?」
「希、一旦会話が聞かれないところ.....そうだな、屋上に行ってくれるか?お前にたのみたいことがあるんだ。」
「うちに?ちょっと待ってな.....」
「で、お願いって何なん?お付き合いならラブライブが終わったあとでお願いな。」
「別に告白したいわけじゃないんだ.....お前ら、明日アキバでハロウィーンイベントがあっただろ?」
「うん、それがどうかしたん?」
「それがな.....さっき見に行ったんだがステージの至る所に時限式の爆弾があったんだ。しかも御丁寧に解除できないように加工されてな。」
「爆弾.....それでうちは何をすればいいん?」
「思ったより動じないんだな.....」
「そりゃあ.....身近に物騒という言葉を体現した人がおるからね。」
「そりゃあ悪かったな.....」
「気にする必要はないんよ。それでうちは.....」
「俺が爆弾の確認をする。そして起動するタイミングが分かったら.....その少し前にお前にサインをおくる。そしたらお前はみんなでステージから離れてサプライズという形でファンの方に行ってくれ。」
「それってステージに近いお客さんはどうするん?」
「それなんだが.....城善寺にお願いしてそこら辺はあいつの護衛とかそういうのにしてもらった。それに 爆発だけが1番の危険じゃない、それの破片が飛んだり障害物で押しつぶされる可能性がある.....そうなればライブは愚か人が死ぬことになるからな。」
「でもそんなに派手に動けるん?」
「なんでも俺のせいにすればいいとでも思ってんだろ。そこら辺は俺の仕事だ。希、お前にはメンバーの安全を守ってほしい.....頼めるか?」
「......分かった。うちも頑張るよ。」
「悪いな、余計なものまで背負わせて.....」
「気にする必要ないんよ。伊月くんもそうやってうちらを頼ってくれてええんやで。」
「頼るってか.....普通に命を失いかねないような頼みをするかよ。」
「まぁさすがに無理なこともあるけど.....頼れることはええんやで。それに何かあっても伊月くんが何とかしてくれるしね。」
「俺頼りかよ.....」
「あくまでどうしようもなかった時だけやけどね。」
「まぁ...そのとりあえず頼んだ。予測外のことも兼ねて当日は俺も行くからとりあえずステージに集中してくれ。」
「うん、分かったよ。」
ピッ
「さてと....どうしたものか。」
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翌日
「すげぇな。この人だかり。」
「そういえば兄貴ってこういう人だかりの出来るイベントに来るのは初めてでしたっけ?」
「真夜中にこんなイベントあったら近所迷惑極まりないだろ。それにしても.....随分と凝ってるな。」
「兄貴、呑気に関心してる場合じゃないですよ。とにかく、アイドルさんに詳細を伝えないと。」
「そうだな.....なぁ、なんで大森の姿が見えないんだ?あいつここの責任者のはずだったのに。」
「さぁ.....爆弾の安否を確認しにいってるんじゃないですか?」
「だといいがな....」
「あら、今回のμ'sのセンターは穂乃果さんではないのね?」
「はい、うちですよ。ノリで決まったといいところもあるんやけどね.....」
「おそらくあなたのスピリチュアルという点において選んだのでしょうね.....でもあなたの占いは当たるのでしょ?」
「確かによく当たるけど.....確実性はないよ。」
「それもそうね.....今日のハロウィーン、楽しみましょ。」
「ちょっと、伊月くん待つのにここ来たのに帰ってどうするん?」
「あ、そうだったわ....うっかりしてたわ。」
「そうだな、そこをうっかりされたら困る。」
「あら、伊月くん、来ていたのね。」
「ところで伊月くん、合図ってどうするの?」
「とりあえず俺を見つけるのが難しいから....俺がこの旗を上げた時に動いてくれ。」
「この旗.....μ'sの応援旗やん。どこで手に入れたん?」
「昨日アイドルショップに行ってな。大きいから見えると思うぞ。そしてAーRISEの出番の時ならAーRISEの旗を振る。これでいけるか?」
「私たちは十分よ。μ'sの皆さんは大丈夫?今までのライブを見させてもらったけど幾度かステージから完全に目を離す時があるけれど.....」
「今回のライブはそれが少ないから見逃すということはないと思うよ。わざわざ心配してくれてありがとな。」
「いいえ、私たちも爆破のせいでライバルを失うのは悲しいもの。それに私たちのライブを潰される以上に辛いことは無いわ。」
「それもそうやね....伊月くん、任せたよ。」
「ああ....お前らもすぐ降りろよ。」
こうして、少し変わった.....ハロウィーンイベントが始まった。別の意味の恐怖が待っているってか.....俺もやらなきゃいけないことがある。
少し短いですがお許しを。
この『黒獅子』シリーズのμ's編に関しては3月入るまでには終われたらいいなぁと思っています。話数も100話を越えましたし。