第15話の時に白夜君の家にいつか泊まりに行くという事を書いていたので次回とかはそうする予定です!
メンバーは倉橋、渚、茅野、カルマ、杉野、神崎、岡野、磯貝、千葉、矢田、黒崎、殺せんせーの合計12人を予定してます。
それでは第21話計画の時間どうぞ!!
…黒崎side
俺が転校してきた日の放課後。磯貝と白夜の会話が聞こえた。
「じゃあな白夜!明日、お前の家に行く事忘れるなよ。」
「ああ、分かってる。それじゃあまた明日。」
そう言って白夜は帰った。にしても明日は土曜日だけど何かあんのか?
「おーーい!磯貝!明日、何かあんのか?」
「ん?ああ、黒崎か。実は明日、白夜の家に泊まる事になってな。」
「そうなんだ〜。良かったら黒崎君も来る?裕翔君の友達だし喜ぶと思うけど?」
白夜の彼女の倉橋が誘ってくれた。そういえば白夜に好きなタイプを聞いたら…
『好きなタイプ?オレとしてはドラゴンタイプだな。』
『ポ○モンじゃねぇよ!!好きな女子のタイプとかだ!』
『そうだな……明るくて優しい人だな。』
って言ってたな。なるほど、倉橋は白夜のタイプだった訳か。……あの時はポケ○ンが返ってくるとは思わなかった。
ちなみにその後、ドラゴンタイプに有利なタイプでやったらドラゴンタイプが1匹もいなかった。理由を聞いたら『お前ならそうすると考えたから。』だったか?
白夜ってメンタリストか何かなの?しかも、小学4年で断言するから恐ろしい。
「お!良いのか!?まあ、サプライズとして行ってやるか!そういやもう、6月の下旬か…。そろそろアイツの誕生日だよなー。」
「アイツって?」
「え?白夜の誕生日だろ?」
「「「「え?……えええーー!!!?」」」」
クラスに残った奴の絶叫が響いた。え?もしかして知らなかったのか?
「え?」
「えっ!?白夜君の誕生日っていつなの!?」
「6月25日だが…もしかして知らなかったのか?」
アイツ教えてなかったのか!?いや、アイツなら「聞かれなかったから。」とか言いそうだな。
「6月25…来週の金曜日か…。」
「そういえば聞いた事なかった……良し!まだ時間あるし今からでもプレゼントを買いに行こ〜!」
と、倉橋はテンションを上げるが……
「でもさ、白夜君って何を送れば良いんだろう?」
そう、問題はここだ。アイツに何を送れば良いのか分からない。アイツ欲が少ない。金銭欲も金持ってるからあまりないし、睡眠欲も食欲もそんなにある訳じゃない。マジで何が欲しいんだアイツ?
「金を持ってる奴へのプレゼントってムズイ…。」
大抵の物は買えるんだよなーアイツ。
「う〜ん…何か裕翔君なら「プレゼントなんて用意しなくてもお前らが祝ってくれるだけで嬉しいぞ。」とか言いそうだな〜…。」
「「「ありそうで怖い。」」」
満場一致かよ!……いやマジでありそうだな。
「さり気なく聞いてみる?」
「まあそれが1番手っ取り早いよなー。」
反対意見がなかったので倉橋が白夜に電話する。スピーカーモードにして聞こえやすい用にしてくれる。prガチャ!出んの早っ!?
「…あ、もしもし!」
『もしもし。どうかしたのか?』
「う〜ん?何て言えば良いのかな…裕翔君って今欲しい物ってある?」
『欲しい物?特にはないが……何かあったのか?』
マズい!アイツと心理戦になったら絶対勝てない。この計画がバレるとサプライズじゃなくなる。…ていうかアイツって前から思ってたけど超能力者か何かなの?妙に予想当たるし、運めっちゃ良いし。まあ、電話越しだし大丈夫だよな?多分。
「ううん、特に何もないけど…。」
『そうか。…ン。まあ、強いていうなら服とかアクセサリーとかか?』
何か意外だな。結構持ってそうなイメージがあったんだが。
「え?」
『いや、オレ持っている服とかが少なくてな。スーツとかならあるんだが私服が2着か3着しかないんだ。』
…なんでスーツとかはあるんだよ。そんなツッコミをしそうになったが心の奥に留めておく。
「そうなんだ〜。ありがとね!教えてくれて!」
『まあ、こんな情報でも役に立ったなら良かった。』
「うん!役に立ったよ!それじゃあまた明日ね!」
『ああ、また明日。それと、駅からオレの家までのルートをメールで教えとくから悪いんだが案内役を任せる。』
「オッケー!それじゃあね!」
『ああ。』
倉橋が電話を切る。
「…服とかアクセサリー、か〜。」
「んーどうしたものか……。」
「ヌルフフフ。皆さんお困りのようですねぇ?」
「あ、殺せんせー。」
殺せんせーが教室の扉から現れた。…お菓子が大量にあったのは見なかった事にする。
「それで?何の話ですか?」
「誕生日と明日の話をしてたんだけど、アイツって何をあげれば良いのかってな。」
「ふむ……白夜君の好きな物は?」
「えーっと…甘い物とゲームと読書と料理じゃないかな?」
殺せんせーの質問に白夜の彼女の倉橋が答える。ん?料理?
「え?アイツって料理すんの?」
「毎日3食自分で作って食べるんだってさ。」
「「「女子力たけぇな!!」」」
…すげぇ…息ピッタリじゃん!団結力ヤベェな。
「それじゃあゲームとかは?」
「いや、アイツめっちゃ金持ってるからゲームとか全部持ってる。」
「となると本もダメかー。」
「では何か甘い物でも作ってみては?」
「あの味に勝てる気がしない……。」
そう言って倉橋は落ち込む。…何か白夜が悪い気がしてきた。
「あれ?何か……」
「…やっぱり白夜君が悪いような……」
渚(あれ?この流れって何処かで……)
「「「「つけいる隙がなさすぎる…!!」」」」
(やっぱり白夜君が悪い事になってるー!!)
アイツもうちょっと弱点とかねぇのかよ!!世間知らず以外によぉー!完璧過ぎるんだよ白夜ー!!
「う〜〜ん…じゃあどうすれば……」
「やはり皆さんの思い思いの物を渡せば良いのでは?誕生日のプレゼントは価値が全てじゃないでしょう?」
「まあ、そうなるわな。」
「じゃあ、服とかアクセサリーとかを皆で裕翔君に似合いそうな物を選んで渡そー!!」
何か倉橋のやる気が凄い。…白夜の事が相当好きなんだな。あーあ…俺も彼女できないかなぁ…。
「「「「おーーー!!!」」」」
「それでは皆さん!また明日、駅に10時集合です!!」
その殺せんせーの声を最後にこの『白夜裕翔の誕生日プレゼントを考える回』は幕を閉じた。
「…ックシュ……風邪か?生まれてから一度もなったことないんだがな……?」
はい、ワンフォーワンです!!
次回は白夜君の家に泊まります!!
原作とかアニメを知っている人なら分かると思うんですけど、野球大会の話があるじゃないですか?
自分……野球のルール知りません。なんとか他の作品を参考にして書こうと思います。
それではまた次回でお会いしましょう!!