「よし、ひとまずはこれで完成だね。」
机の上には一通りの装甲パーツを付け終わったスティレットが立っていた。
彼女はゴミ箱の方を気がかりな表情で眺めているようだ。
恐らくスティレットは武装に対して思い入れの強い娘なんだろう。多分。
うーん、やっぱり落ち込んでるのかなぁ...。
「そうだ、名前決めようよ名前」
元々足りない頭を捻った結果、
僕は話題を転換することで気分を逸らすことにした。
「名前?」
「そう、名前。スティレットって名前も可愛いいけどさ、やっぱり名前はオンリーワンだよ。うん。だからさ、何か新しい名前を考えようよ」
「そうね、うん。名前を付けることは重要だと思うわ。」
おっ、反応した。よし
「どんな名前がいいかな?ゲレゲレとか?」
「ちょっと待って?!私にそんな名前付ける気?!」
おっとこれはダメか。そりゃそうか
「うーん...、名前ねえ...。」
名前ねぇ...なんかあったかなぁ...?
厨二病的にはやっぱドイツ語がいいと思うんだよ。
「あ、アルフレート!アルフレートってのはどうかな?適当に頭に浮かんだ物だけど」
「へぇ、貴方にしては中々良さげじゃない。ま、さっきのよりかは全然マシだわ」
これは気に入ってくれた様子だ。そりゃそうだドイツ語はよくわかんないけど断然かっこいい。
◆◆◆
「とりあえずはテストプレイだね。つまりは試し斬り。新しい武装の性能を確認しなきゃ」
説明書によるとこのセッションベースってのを使うらしい。
「こうやって見るとコップ置きみたいだね。」
平たくて六角形状。少し大きめの湯呑みなんかが置けそうだ。
「私達の元となった実験機体はこのセッションベースを鍋敷きとして使ったらしいわ」
「えっ?」
「冗談...ではないらしいのよね。私はそう教わったわ。」
「えぇ...」
◆◆◆
「えーっと...?まずアプリをインストールして...?」
インストールしたアプリを起動すると
すぐに装備のプリセット画面が表示されたので、
作成したパーツを画面上のモデルに装着させる。
「成程、テストプレイ用の仮想敵のデータも設定できるわけね。」
ステージは...市街地でいいか。
「マスター、準備はいい?始めるわよ」
セッションベースに充電君とかいうガールなのかボーイなのかよくわからないロボットも取り付けた。
後はガールがベースに立って叫べばシステムが起動するらしい。
「行くわよ!アルフレート!」
「フレームアームズ・ガール!セッション!」
アニメではステージは完全ランダムっぽいのですが、
この小説ではテストプレイに限り自由に設定できるっていう感じで行きます。
基本的にアニメ等の原作を基準にするつもりなので原作でなにか辻褄が合わなくなったら変えます。
そういえば小説内で大きな変更があった時は皆様後書きに修正内容を書いているすね。
そらいきなり変わったらびっくりするからか。
元々のタイトルは「ウチの子には名前を付ける。これ鉄則※個人の感想です」でしたが
デフォの名前で可愛がっている方もいる中このタイトルは流石に横暴だと思ったので現在の名前に変更しました。
一応評価を気にしてでは無く私個人としても気に入らなかったタイトル故の修正です。
2020/5/14 細部修正