人数分のお茶を持って部屋に戻ると、先輩がアルフレートに質問攻めをしているのが見えた。
「自然な表情の動きも気になるが、やはり一番はスムーズな会話...。君、ロボットならどんなプログラムを?そうだ、ボディの構造は?単体でホバリングが可能なのか!エンジン構造は?駆動系は?出力は?」
「あ、マスター!この人をどうにかしてくれる?」
アルフレートはこちらを見るなり僕の方へ飛んできて先輩から隠れる。
「先輩、彼女困ってるんで一旦落ち着いてください、ね?」
鼻息の荒い先輩をなだめながらテーブルにお茶を置く。
「ナオキ、FAガール買ったんなら言ってくれよ、水臭いぞ?」
「え?ああゴメン。っていうか透もFAガールやってたっけ?」
「成程、このロボットはFAガールと言うのか。今度調べておこう。」
興奮した先輩を前に会話に入り込めなかったらしい透を横目に先輩がメモを取る。
するとアルフレートがちょいちょいと腕をつつく。
「マスター、この人達はマスターのお友達?」
「ん?ああ、そうだ紹介しなきゃね。僕の友人の
一人一人指しながら名前を紹介する。
「よろしくな!」
「よろしく頼む。」
「それで、こちらはFAガールの...
「アルフレートよ!」
アルフレートは僕が紹介し終わる前に自己紹介をする。
「どうやら榎本もこのロボットを知っているようだが、一体全体なんのロボットなんだ?」
先輩が目を輝かせながら質問する。
学習する事が好きで探究心も強い先輩はやはりそこに興味があるのだろう。
「これはな、フレームアームズ・ガールというファクトリーアドバンス社の製品で、恐らくテストプレイキャンペーンで貰える特別な奴だ。」
「ファクトリーアドバンス社!どうりで作りが精巧な訳だ。」
透の説明に先輩が納得する。
「まさかお前がFAガールに手を出すなんてな〜。」
「じゃあ透も持ってる訳?」
「おう!武装もいっぱいあるぜ!今度持って来てやるよ」
透は両手を広げて"いっぱい"を表現する。
「お〜、ありがとう。それで今日は何の用があって来たの?」
「"いつも通り"だ。」
フフ、と先輩が笑い透が付け足す。
「おう!特に用は無いぜ!」
「了解、じゃあいつも通り暇を潰そうか。アルフレートはどうする?」
「私はまだ充電が済んでないから、寝ているわ」
アルフレートは欠伸をしながら充電くんの方へ行き、口を閉じていつもの喘ぎ声を我慢するようにしながらプラグを指すと横になる。
「FAガールか...面白そうだな。」
先輩は一人で呟いた。
2020/6/3 タイトル変更
親友達との日常@紹介編→イカしたメンバーを紹介するぜッ!