ResidentEvil FrontLine   作:廼瀧

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すいませんでした!仕事が忙しかったのとアイスボーンをやり込んでいた為遅くなってしまいました!
設定ですがイーグルの設定を1話後書きに、ファルコンの設定を2話の後書きに載せます。それに伴い、設定を削除します、初めてのハーメルンなのでこのようなミスも多いですがアドバイス等して頂けたら嬉しいです。


隼と404小隊

2013年6月30日、中国、今中国は大規模なバイオテロの脅威に晒されていた、ネオアンブレラが所有する超巨大空母より、カーラ・ラダメスの研究により発見された、新型のウィルス兵器であるC-ウィルスを搭載したミサイルがターチィに撃ち込まれ、ウィルスが蔓延、一晩でターチィの町はバケモノが闊歩する、地獄へと変貌した。

 

「ヘレナ!無事か!?」

 

ターチィの一角、そこで茶髪に片目を隠した男は声を張り上げる。

 

「ええ!無事よレオン!」

 

ヘレナと呼ばれた女は応える、しかし状況は芳しくなく、寧ろ絶望的だった。

 

「チィッ、武器が効いてない…どうすれば…」

 

レオンと呼ばれた男、本名をレオン・S・ケネディ、ラクーン事件を生き抜き、数多のバイオハザード事件を解決し、合衆国のエースエージェントへと成長した生きる英雄の1人である、そんな彼を持ってしてもこの状況を打破するのは難しかった。

 

「弾薬も少ない…このままではやられる。」

 

レオンはHG(ハンドガン)[センチネルナイン]を構えながら呟く、持っていた武器は粗方使い切ってしまった、ヘレナも弾薬が残り少ないSG[ハイドラ]を撃ち込むが目の前の恐竜のようなバケモノには大した効果は認められない。

 

目の前の恐竜、このバイオハザードの黒幕であるディレック・C・シモンズが強化型C-ウィルスを投与され変異した姿である、(以降シモンズ)最早ヒトとしての原型等留めておらず只目の前の獲物を喰い殺す事だけを目的としてシモンズはレオン達に襲い掛かる。

 

「レオン!こっちもほぼ弾切れよ!」

 

「ヘレナ!君は逃げるんだ!このままでは2人ともやられる!」

 

ヘレナだけでも逃がそうとレオンは少ないセンチネルナインをシモンズの目や急所付近を狙い撃つ。シモンズは微かによろめき、レオンへとその視線を向ける。

 

「さぁ、来いシモンズ!」

 

レオンはセンチネルナインを構える、シモンズがその顎門を大きく開けてレオンの元へと駆け出した瞬間、低い銃声が鳴り響く、レオンがその音の発信源を見遣るとジープが一台とヘリが飛んでいた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ファルコンside

 

「こちらファルコン、ポイントRを通過、道中に妨害等は無し、作戦は順調に進行中、オーヴァー。」

 

“こちらHQ、現在のルートを維持し、ポイントスペードを目指せ、オーヴァー”

 

「ファルコン了解、アウト」

 

レオンとヘレナがシモンズと死闘を繰り広げているエリアから少し離れた場所、乗り捨てられ、炎上している乗用車やトラック等が散乱している道路を走るジープの運転席にて通信を行なっているのはヘッドバンドのようなイヤーマイク、口元だけを覆うバラクラバを装着し、タイトな戦闘服に身を包んだ薄紫色の髪をした男だ、助手席には彼のプライマリーウェポンであろう入念にカスタムされたUMP9が置いてある。

 

「それにしても酷い光景だ…あの時のラクーンを思い出してしまうな。」

 

片手で左肩に着いた《BSAA》のワッペンを握り締め、1人呟く、ファルコンと呼ばれたこの男はこのBSAA創設に伴い、スカウトされる前に所属していた、SPEC OPS時代、ラクーン事件解決の為、地獄の町を奔走していた時を思い出していた、そこで出会ったレオンは大切な戦友であり、良き親友であった、BSAAにスカウトされた際はバイオテロの最前線で戦えると思い、高揚したがやはり実際の現場を見るのはいつまでも慣れる事はない。

 

「クリスやピアーズ、マルコ達は無事だろうか…まぁクリスは死ぬ光景があまり浮かばんが…ん?」

 

別働隊であるクリス・レッドフィールド率いるアルファチームの身を案じ思わず口を零す、その時、曲がり角の向こうで銃声が鳴り響き、不審に思ったファルコンはジープを停め、ジープの後部座席に着けられた銃座の下からドローンを取り出した。

 

「生き残りの可能性がある、ゴーレム、こちらファルコン、銃声が聞こえた、ドローンを飛ばすがヘリからの確認を要請する。」

 

『こちらゴーレム、了解、』

 

上空を飛ぶ同じくBSAA所属のヘリパイロット、ゴーレムへと要請を飛ばす、

 

『見えたぞファルコン、茶髪の男が1人と同じく茶髪の女が1人だ、望遠レンズから撮った映像を送る。』

 

ファルコンの端末にゴーレムからの映像とドローンからの映像が送られる、その映像を見たファルコンは驚いた。

 

「レオンじゃないか!ゴーレム!この映像は確かなんだな!?」

 

『おいおい!落ち着けよファルコン、いつも冷静なお前らしくないぞ?』

 

いつもと様子が違うファルコンにゴーレムは慌てて宥める。

 

「すまん、だが俺は2人の救援に向かう、ゴーレム、お前達はそのままポイントスペードを目指せ。」

 

『なーに言ってんだ、俺達も行くぜ?その慌てようだと大方知り合いか何かなんだろ?ヘリからの援護くらいはしてやるさ。」

 

ゴーレムの言葉にファルコンは微かに笑みを浮かべた。

 

「…すまん、恩にきる。」

 

そしてファルコンはジープのアクセルを深く踏み込み、レオン達の元へと急行した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うぉぉ!!」

 

シモンズが吹き飛ばしてきた瓦礫を間一髪で回避したレオンは近くのタンクローリーを撃ち、シモンズの足止めを試みる。

 

グォォォ!!

 

狙い通り、シモンズは怯み数歩程後退りをした。

 

「いよいよヤバイな…ハッ、泣けるぜ。」

 

もう弾も僅かしか無くいよいよ諦めかけたその時。

 

「レオン!!無事か!」

 

瓦礫の向こう側からジープが勢いよく飛び出し、運転席のファルコンが叫ぶ。

 

「オイゲン!?オイゲンなのか!?」

 

嘗ての戦友であり親友である男の顔を見てレオンが驚愕の声を上げる。バラクラバで隠されてもその顔を見分けるのは簡単だった。

 

「何故ここに?それに何だあれは?」

 

レオンはファルコン…オイゲンに説明をしようとしたがそんな猶予は残されていない。レオンが口を開く前にファルコンが後部座席を示し。

 

「まぁ良い、2人とも、乗れ!」

 

レオンとヘレナが後部座席に飛び込むように乗り込むとファルコンはアクセルを全開に踏み込み、ジープを急発進させる、当然、シモンズもその強靭な脚で

ジープの追跡を行う。

 

「もっとスピードは出ないの!?」

 

ヘレナが機銃をの引き金を引きながら叫ぶ。

 

「悪いな、これが限界だ!」

ファルコンの言葉に偽りはない、シモンズのスピードが想定よりも早く、3人の人間に武装を積み込んだジープではどうしてもスピードは出ない。そしてシモンズが近くの車を咥えジープへと放り投げる。

 

「うぉぉぉ!?」

 

ファルコンが思い切りブレーキを踏み込んだ事でどうにか軽い衝突で済んだがシモンズがすぐ近くまで迫って来る。

 

「レオン!ヘレナ!兎に角撃ちまくれ!ヤツを近づけさせるな!」

 

言葉通り、レオンとヘレナはシモンズの頭部に機銃を撃ちまくる。ヘリからも同様に機銃弾の援護も開始され、シモンズは大きく仰け反る。

 

「今だ!」

 

勢いよく方向転換を行い、空いた道路を再び全速力で走る。

 

「良いぞ!そのまま弾丸を喰らわせてやれ!」

 

何とか奮戦するも遂にシモンズがジープのサイドに噛み付いた。

 

「ヤバイ!!レオン!ヘレナ!飛び降りろ!」

 

このままではマズイと直感したファルコンは2人に飛び降りろと叫ぶ。

 

「ヘレナ!飛び降りるぞ!」

 

レオンがヘレナを抱き抱え、ジープから飛び降りる。

 

「うぉぉぉ!?」

 

レオン達が飛び降りると同時にシモンズは掬い上げるようにジープを投げ飛ばす。

 

「ファルコン!?」

 

ヘレナはファルコンの身を案じ声を荒げる。

 

「大丈夫だ!お前らは早く行け!」

 

ファルコンはレオン達に大丈夫だと応えるが、ファルコンの乗っていたジープは何とか走れる状態ではあったがフロント部分が凹み、ブレーキ側の脚が挟まってしまっていた。

 

「…ここでレオン達を死なせる訳にはいかないな…」

 

フッと微笑を浮かべファルコンはある決断をくだす。

 

「レオン、何があっても振り向かずに走れ!俺がシモンズを足止めする!」

 

ファルコンはアクセルを踏み込み何とシモンズに向かって突貫していく。

 

「オイゲン!?何をしている!やめろ!」

 

ファルコンの行動を理解したレオンは悲痛の顔を浮かべファルコンに叫ぶ。

 

「レオン!絶対世界を救え!良いな!俺には出来ないがお前ならできる!」

 

それがファルコンの最期の言葉だった。

 

ドォォォォン!!

 

ファルコンのジープはシモンズの足元へ衝突し、大爆発を起こした。

 

「「オイゲェェェェェェン(ファルコォォォォォォン)!!!」」

 

レオンとヘレナの悲痛な叫びが木霊する。此処に英雄を護った歴史に語れる事の無い、誇り高き隼は散って逝った。

 

 

 

筈だった…

 

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ファルコンside

 

「う、ううん…?此処は?」

 

ファルコンは日差しを感じ、目を覚ます。

 

「何だ…?あの世っていうのはこんなに荒廃した世界だったのか?」

 

確かに死んだ筈、そう思ったファルコンは周りに広がる廃墟や荒野を見て溜息をついた。

 

「ごちゃごちゃ考えても仕方ない、周囲を探索してみるか。」

 

何故か側には装備がそのまま残っていたので回収し、周囲をクリアリングしながら廃墟を出る。

 

「まるで核が落ちた後みたいだな、それにしてもマスクを装備してて良かった。」

 

とてもマスクを外しての呼吸ができるとは思えないほどの砂塵が舞う中ファルコンはUMP9を構えながら廃墟の街を進んでいく。

 

ーーーーーーーーーー

 

???side

 

「はぁ…はぁ…」

 

とある廃墟の中、1人の少女が脇腹を抑えながら歩いていた、その脇腹からは血のような液体が流れている。

 

「油断した…!まさか待ち伏せを喰らうなんて…」

 

明るい茶髪をツインテールに結び、右目に切創が付いた可愛らしい顔立ちをした少女だ、その顔は今は痛みに歪んでいる。

 

「45姉…助け…」

 

弱々しく呟き、少女は倒れんでしまった。

 

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ファルコンside

 

「しかし人っ子一人いない…あるのは鉄屑だけだな。」

 

ファルコンはさっきまで居た街とは別の街に辿り着いたが相変わらず人が居なく、変わったのは鉄屑が転がっているくらいだった。

 

「ドローンでも飛ばせば周囲がわかるか、なぜ気づかなかったのか…」

 

一旦落ち着き、回収したドローンを真上に飛ばす。

 

「ふむ、ダメだな、周りは同じく荒野と廃墟だけか…この街も外れか…ん?」

 

ふと映像の隅の方に何かが映り込む、不審に思ったファルコンはドローンを操作し近づける。

 

「おいおい…何で女の子が倒れてるんだよ…」

 

ファルコンはドローンを戻し少女の元へ向かう事にした。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「さて、ドローンの位置情報ではこの辺りに…」

 

あの後ファルコンは少女を発見した場所付近へ移動し、周囲を見渡す。

 

「居たな、って怪我してるのか、それに血の跡がある、かなり無茶をしたらしいな。」

 

少女の歩いてきた道には血の跡が点々とありどうやら負傷した状態で歩いていたのだろうとファルコンは考える。

 

「まずは止血だな、緊急だから勘弁してくれ…よっと。」

 

ファルコンは少女をお姫様抱っこで抱え、近くの廃墟に入る。

 

「良し、止血完了、包帯は無いか…」

 

止血処置を終わらせたファルコンは近くに転がっていた椅子に腰掛けUMP9のメンテナンスをしながら少女が目覚めるのを待つ。

 

「う?此処は…?」

 

あれから数分程で少女は目を覚ました。

 

「目が覚めたか。」

 

「!?」

 

ファルコンが少女に声を掛けると少女は咄嗟に身構える。

 

「お前は!?アイタタ…」

 

「おいおい、無理はするな、まだ止血したばかりだぞ?」

 

少女は脇腹を抑え踞り顔をしかめ、ファルコンは無理はするなと声を掛ける。

 

「これ…貴方がしてくれたの?」

 

少女は脇腹のガーゼを指差し尋ねる。

 

「ああ、包帯は生憎持ち合わせていなくてな、すまんが勘弁してくれ。」

 

ファルコンは少し申し訳無さそうに言うと少女は笑顔を浮かべ。

 

「ううん、ありがとうね、それにその銃、少し形が違うけどUMP9でしょ?」

 

「へぇ、良く分かったな、おっと、自己紹介がまだだったな、俺はオイゲン、オイゲン・Y(ユリ)・ボーデヴィッヒ、コードネームはファルコン、まぁオイゲンでもファルコンでも好きに呼んでくれ、君の名前は?」

 

ファルコンも笑顔を浮かべ少女に名前を聞く。

 

「UMP9!9(ナイン)って呼んでね!」

 

「UMP9?本当に本名なのか?そう言えば側に落ちてた銃もUMP9だったな、まぁそれよりもだ、9は何故あそこで倒れていたんだ?」

 

大方コードネームか何かだろうとファルコンは考え、一番の疑問を9に問いかける、すると9は急に涙目になり。

 

「そうだ!45姉達とはぐれちゃったんだ!どうしよう…」

 

「落ち着け、まずははぐれた状況を説明してくれないか?」

 

取り乱す9を宥め、ファルコンは軽く背中をさする。

 

「うん、私達は404小隊って言う小隊を組んでいて、作戦行動中に鉄血の待ち伏せを受けて私だけはぐれちゃったんだ。」

 

断片的ではあるがおそらく負傷したせいで鉄血とやらに集中的に狙われていたのかもしれない、弱い敵や負傷した敵から狙うのは戦場の定石だ。

 

「それなら集合地点やRZ等はわかるか?それと無線などもあれば有難い。」

 

ファルコンが尋ねると9は腰に下げたバッグから地図を取り出す。

 

「私がはぐれた場所は此処、そして指定のRZは一番近い所でも此処だね。」

 

9が指差す二ヶ所は森を隔て、そこそこ離れている、おそらく無我夢中で逃げていたのだろう。

 

「ふむ、無線は有るか?」

 

ファルコンは無線の有無を尋ねる、彼の無線を使っても良いがそれだと通信相手に不審に思われてしまう為最終手段だ。

 

「ううん、私達戦術人形達は基本、人形間の通信規格があるから無線は基本持たないんだ。」

 

首を横に振る9を横目にファルコンは暫し思案する。戦術人形、鉄血、人形間の通信規格、聞いたことのない単語の数々にUMP9、そして戦術人形を名乗る少女、少なくともファルコンはどれも聞いたことはない。

 

「わかった、その通信規格は使えないのか?」

 

今は生き残ることが最優先だ、一般人ならば取り乱すだろうが、歴戦の兵士であるファルコンは余計な考えは頭から消し去り、生き残る為の手段を模索する。

 

「実は攻撃を受けた時そのシステムに一部エラーが出てるんだ、だから下手をすると鉄血に位置がバレちゃうと思う。」

 

通信ができないとなるとRZまでステルスで移動し、そこでファルコンの無線を使うか直接404小隊とやらと合流するか、どちらかしかない。

 

「9、戦えるか?同じ銃なら弾薬は少しは渡せる、RZまでのルートを辿り、小隊と合流しよう。」

 

ファルコンは404小隊と合流する方法を取る、恐らく傷の状態からして時間はあまり経っていないだろう、痕跡や指定されているであろうルートを辿れば合流できる筈だ。

 

「良し、急ぐぞ9、背中は任せるぞ?」

 

「…うん!任せて!」

 

UMP9とファルコンは行動を開始する、果たして無事に合流することはできるのか…。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

404小隊side

 

「9…無事で居て…!」

 

ファルコンと9が行動を開始して数時間、ファルコン達が居た場所から数キロ程離れた薄暗い森の中を3つの影が疾走している、先頭を行くのは暗い茶髪に9とよく似た顔立ちの少女だった、その後ろを追従するのは銀髪にベレー帽を被った少女と白髪に帽子の様なものを被った少女だった。

 

「45!落ち着きなさい!このままだと鉄血の奴らにまたバレるわよ!?」

 

「うう〜…待ってよぉ〜。」

 

45と呼ばれた少女は走るスピードを緩めず後ろの少女に振り返らず返事を返す。

 

「奴らに奇襲されて9が負傷したのよ!このままだと奴らに殺される!416!G11も早くしなさい!」

 

416と呼ばれた少女…HK416とG11は取り乱す45…UMP45に追いつき、その両肩を抑えつける。

 

「心配なのはわかるけど落ち着きなさいと言ってるでしょう!こんなんじゃ鉄血にバレて私達もやられるわ!少しは隊長として考えて行動しなさい!」

 

416が怒鳴ると45はハッとした表情を浮かべ苦虫を噛み潰したような顔になる。

 

「ねぇ45、9とはぐれてまだ数時間もたってないよね?ならはぐれた場所に戻った方が多分良いよ、それかグリフィンに救援を要請した方が絶対良い。」

 

「えぇ、私もG11に賛成ね…ッ!?敵!10時の方向!複数よ!」

 

416が銃を構える、森の茂みからバイザーをつけ、SMGを持った黒や紫のカラーリングをしたアンドロイドが10体、飛び出して来た。

 

「くっ…敵の増援部隊ね!押し通るわよ!」

 

404小隊は黒紫のアンドロイド…【Ripper】との戦闘を開始した。

 

ーーーーーーーーーー

 

「9、だいぶ近づいたと思うがまだか?」

 

「ちょっと待ってね…うん、この森を抜ければその先がRZだよ。」

 

ファルコンと9は森の手前で立ち止まり、ルートの確認を行う。

「良し、日が暮れる前に森を抜けよう、ん?銃声が聞こえるな。」

 

ファルコンのヘッドセットの集音マイクが銃声を聞き取る。

 

「この音だと…ケースレス弾?となるとG11か、随分変わり種の銃を使うな…それと.45ACP弾か。」

 

音の周波数や、音の聞こえ方を分析しファルコンは銃の種類を予想する。長年の経験からすれば大まかではあるがこのくらいはできるだろう。

 

「9、恐らく戦闘が起きている、慎重に行こう…おい9!?」

 

「きっと45姉だ!ファルコン!ごめん!先に行くね!」

 

ナインは弾かれた様に森走り出し、森の中へと行ってしまう、慌ててファルコンも後を追いかける。

 

ーーーーーーーーーー

 

「カバー!G11!援護して」

 

45が左側面のRipperの頭を撃ち抜き、G11へ指示を出すその声の一瞬後反対から飛び出して来たRipperが四肢と頭を撃ち抜かれる。

 

「45!どうする!?敵の数がなかなか減らないわ!」

 

接近して来たRipperの首をナイフで切り裂き、蹴り飛ばした416が指示を促す、少し離れた岩陰から狙撃をしているG11も弾薬が残り少ないだろう、空になったマガジンが周りに散らばっている。

 

「チッ…弾幕を張りつつ後退!とにかく森を抜けるわ!」

 

「「了解!」」

 

ファルコン、9、到着まで後数分

 

「9!迂闊に飛び出して何のつもりだ!?また敵の待ち伏せを喰らうぞ!」

 

息を切らせながらファルコンは怒鳴る、仲間が近くに居るかもしれない、確かに急ぐ気持ちはわかるが今は敵地の真っ只中、これでは撃ってくれと言っている様なものである。

 

「ごめん…ッ!?ファルコン、あそこ!」

 

 

ナインが指差す先には9とよく似た少女に赤紫の人影が銃口を向けている光景が飛び込んできた。

 

「クソッ!間に合え…!!」

 

ファルコンはUMP9を構えその人影の頭部に狙いを付け、引き金を引いた。放たれた9㎜パラベラム弾はその人影の頭を真っ直ぐに撃ち抜いた。

 

「ッ!?誰!?」

 

9とよく似た少女は不意の銃撃に素早く反応し手に持つ銃…UMP45を構える。

 

「45姉!話は後!この人は私を助けてくれたんだよ!だから今は鉄血の殲滅に集中して!」

 

「9!?無事だったのね!兎に角きちんと説明して貰うわよ!」

 

45は9の姿に安堵の表情を浮かべるが次の瞬間には表情を引き締める、そして404小隊全員がRipper達を睨みつけ。

 

「虫ケラが…立ったまま死ね!」

 

「やっと何時もの45に戻ったわね、寝坊助!しっかり援護しなさいよ!」

 

「うう〜…わかったよぉ…いい加減寝たいし…」

 

そんな404小隊の面々を見て9もファルコンに声をかける。

 

「行こう!ファルコン!」

 

「ああ!」

 

もちろんファルコンも負けていない、UMP9をリロードし偶然か9とほぼ同じタイミングで同じ言葉を発した。

 

「「俺(私)の行く道を邪魔するな!」」

 

ーーーーーーーーーー

 

9とファルコンの参戦で数で勝るはずの鉄血部隊は逆に蹂躙されていた、45が正確な射撃でRipperの急所部位である頭や胸を撃ち抜き、416は自分と同じ名のAR、HK416のアンダーバレルに装着したグレネードランチャーから榴弾を放ち、複数のRipperを吹き飛ばす。G11はスコープを覗き、各々が仕留め損ねたRipperに確実にとどめを刺す。2人の参戦から僅か数十分で包囲していたRipper達は物言わずの鉄屑へと成り果てた。

 

「状況終了、皆、無事かしら?」

 

「えぇ、大丈夫よ、完璧に仕留めたわ。」

 

45の言葉に胸を張りながら416は答える。

 

「何体か仕留め損なってなかっ…」

 

「なんか言ったかしら?寝坊助。」

 

ボソッとG11が声を漏らす、それとほぼ同時に416はG11の頬を片手で抓る。

 

「ひゃめてよぉ〜…イタタタ…」

 

416とG11のコントを横目に45はファルコンに向かい言葉をかける。

 

「9を助けてくれて感謝するわ、私はUMP45、404小隊の隊長を務めているわ、できれば仲良くしましょう?」

 

笑みを浮かべ、ファルコンへ握手を求める、その笑顔にファルコンはナニカを感じるが今は向こうに合わせた方が良いと判断し差し出された手を握り返す。

 

「BSAAエコーチーム、コードネームはファルコン、自分こそできれば友好的にできればと思っている。」

 

2人は然りげ無くお互いの細部を観察する、一瞬ではあるがどちらも見たことの無い装備に、腕につけたワッペンと腕章、結論から言えばお互いに何もわからなかった。

 

「一先ずRZまで急ぎましょう、続きはグリフィンに帰還してからね。」

 

45の言葉にファルコンは了承の意を示す。

 

「わかった、だが、行ったらいきなり銃を突きつけられる様な事態は止めてくれよ?」

 

「おぉ!ファルコンも一緒だね!よーし急ごー!」

 

ナインの笑顔を見て、ファルコンは416とG11の方へ歩み寄り。

 

「ファルコンだ、少なくとも道中足を引っ張らない様にする所存だ、よろしく頼む。」

 

ファルコンが416へ手を差し出し、同じく握手を求める。

 

「HK416よ、先程の戦闘の動き、見事だったわ。」

 

「G11だよ…お休みぃ〜…」

 

強気な瞳を向け、差し出された手を握り返す416と立ったまま寝てしまいそうになっているG11とも自己紹介を済ませ、5人は森を抜け、RZへと足を進めた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

異世界へと足を踏み入れた誇り高き隼と存在しない部隊が出会う、そして隼と鷲の邂逅、少女が前線に立ち戦乱渦巻くこの世界、激化する鉄血との戦闘、隼と鷲、2人の猛禽がこの世界に降り立つ時、遂に歯車が動き出す、まるで待っていたかの様に、その結末は神のみぞ知るのかもしれない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!二話やっとこ完成しました、書きたかった事が多かったのと久しぶりの投稿で少し長くなってしまいました…相変わらず不定期ですが気長に待ってて下さい。又、感想、評価いつでも待っています!どうぞお気軽に見て行って下さい!


ファルコンの設定です。

名前:オイゲン・Y(ユリ)・ボーデヴィッヒ(織斑虎太朗)
コードネーム:ファルコン
容姿:Fateのガラハッド
国籍:ドイツ(孤児)
所属:SWAT→SPEC OPS→BSAAオリジナルイレブン→BSAA北欧支部SOU
武装
SWAT:SMG(UMP40)HG(USPコンパクト)
SPEC OPS:SMG(UMP45) HG(USPエキスパート)
BSAA:SMG(UMP9) HG(USPタクティカル)

人物:本作の主人公の1人、見た目は北欧系の出で立ちであるがこれは隔世遺伝のもので血統は日本人である、その見た目から他人は愚か、実の家族からも謂れのない誹謗や中傷を受けていた、その為日本とは遠く離れたドイツの孤児院へと預けられることになる、その為、「家族」というものに特別な思いを持っている。成長後はアメリカへ渡り、SWATに入隊、優秀な成績を収め、SPEC OPSへと抜擢され、更にはBSAAオリジナルイレブンに選出され、対バイオテロにおいてあのクリス・レッドフィールドと肩を並べるほどの実力を身に付けた。しかし、中国で発生した大規模バイオテロ事件の際変異シモンズに襲われていた既知の友人であるレオン・S・ケネディとその相棒ヘレナ・ハーパーを援護した際シモンズの攻撃を受け、乗っていたジープを突撃させ身を呈してレオン達を助け、その後ドールズフロントラインの世界へ転移する。
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