清掃員の日記   作:ウザラ

1 / 4
清掃日記

 

 

○月○日

最悪だ。

せっかく清掃員である俺が食堂を掃除してやったのに、何処の誰がやったのかは知らないが、白いお粥みたいなのがキッチンの真下に落ちてやがった。

マジふざけなよ何処の誰かさん。結局掃除すんのは俺なんだぞ?しかも今日はスタッフの奴らにパシられて余計に腹が立つ。

 

というか何だこの白いお粥みたいなのは。変な匂いがすんだけど?

まさかゲロとかじゃないよな………?でもこの今までに嗅いだことのない独特の匂いは…………いや、これ以上考えるのはやめよう。

 

それにしても何で清掃員が俺だけなんですかねぇ?もっと他の奴らにも掃除させたらいいのに。

例えば、俺をパシらせてくるカルデアのスタッフとか。あと暇そうに俺をパシらせてくるカルデアのスタッフとか。

 

 

 

○月○日

スタッフにシュミレーションルームの清掃を言い渡された。

ざっと小学校の体育館並みに広いんだけど、これを俺一人でやれと?でも、スタッフにそんな権限ないよな?

当然、俺は数人に囲まれてる状態で抗議した。

 

 

「あ、あの、これ俺一人でするんですか?」

 

「いやぁ、ほんとゴメンね?御岩くん。俺たちスタッフはなにかと仕事が多いからさ。これも人助けだと思って、ね?」

 

「そうそう。スタッフの私達には私達だけしか出来ない仕事があるし…………それに比べて掃除だったら誰でもできるでしょ?」

 

「あ、はい……そう、スね。」

 

「でしょ?じゃあ後はよろしくね☆」

 

 

やべぇ、ぶっ○してぇ。あいつら俺がコミュ障だからって馬鹿にしてない?

こっちとら生まれ時から陰の者なんだよ。小中高からのあだ名はシャドーマンって言われてたからな?

恥ずかしながら小学校と中学校の時はシャドーマンって何かカッコいい!みたいなこと思ってたけども、周りからの蔑みの目線とクラスの端っこで集団を作っているクラスメイトが時々こっちを見て笑われた時は流石の俺でも馬鹿にされてるって気付きましたよ。

その中に好きな子も混じってたから余計に辛かったんだよなぁ。はぁ。

 

そんな黒歴史を思い出しながら掃除する今の俺ってほんと哀れ。それにシュミレーションルームって何かと人が入るから割と埃があるんだよね。めんどくさ。

 

 

 

○月○日

今日は意外な人と喋った。あの自称天才とか美少女とか言ってるダ・ヴィンチさんだ。

と言っても、ほんの2分ぐらいしか喋ってないけど。

あの人割とフレンドリーに話しかけてくるからコミュ障の俺にとっては苦手なタイプかもしれない。でもその分優しかった。

話の内容は最近は調子どうだい?とかお茶飲む?とか言われただけなんだけど今の俺にとってはダ・ヴィンチさんは天使に見えた。

だってカルデアに来てからこんなに優しくされたの初めてだもん。まるで捨てられた子犬が初めて優しさを知ったみないな?感じだった。

 

だけどそこは流石のコミュ障。まともに話なんてできずに会話が終わった。

…………この時だけはマジで自分がコミュ障なのを恨んだね。

でもダ・ヴィンチさんは、そんなことは気にも留めない様子で俺に喋りかけ続けた。

あれ?もしかしてこの人俺のこと好きなんじゃね?と一瞬、ガチの初恋みたいな感じで思っちゃったけど騙されてはいけない。

この人の姿はどこからどう見ても美少女だが、生前は男だったと聞く。そんな見た目は子供、頭脳は大人みたいなどっかの探偵よりもバージョンアップされた感じの人が俺を好きになる訳がない。

ヤバイヤバイ。危うく実質的にホモになるとこだった。

一部の層ではこういったTS系が好きな人がいるらしいな。最初ははぁ?普通の女の子の方が良いに決まってんじゃん。元男とか気持ち悪いだけだろ。って思ってたけど、今日の出来事でちょっとだけTSは良いと思ってしまった。

その後はダ・ヴィンチさんと別れて、俺は元の仕事場に戻った。何だか今日はスタッフのパシりもないし良い日だったかもしれない。

 

 

 

○月○日

スタッフにパシられた。良い日だと思った次の日にコレかよ。何か知らんが、自分の机にバイタルチェック用の報告書を忘れたらしく、それを取ってきてほしいのこと。

知るかボケ!自分で取りに行けや!!と言いたかったが、そんな強く言う度胸もない俺はいつも通りパシられたとさ。めでたしめでたし。

 

しかし取りに行く途中で気付いたんだが、あのスタッフの机ってどこにあんの?と思った俺。聞いてなかった俺にも責任があると言うか、そもそも自分で取りに行けって話だけど、せめて机の場所ぐらいは言ってほしかった。

 

なんとか四苦八苦して見つけだすことに成功した俺は早足であのスタッフの所に届けに行った。これでいいだろうと思った矢先にスタッフは俺の手から報告書をぶん取って舌打ちしながらどっかに行きやがった。

死ね。氏ねじゃなくて、死ね。

せっかく取ってきてやったのに何だよその態度は。言っとくけどお前が報告書の場所を言わなかったせいでこんなに遅れたんだからな。

はぁ、もういいや。なんか最近イライラとかが積もって頭が痛い。今日はもう寝る。

 

 

 

○月○日

今日の清掃場所は無難に廊下の掃除をした。できるだけ人通りが少ない所でやるのが一番のポイントだ。

スタッフとかの奴らにも会わなくて済むし。やっぱり一人の方が気楽でいいよね。偶に人肌が恋しいときもあるけど…………。

 

この掃除に難点があるとすれば、それは廊下が広すぎるということだけだ。なので一日に全部の廊下を掃除するなんてもんは無理な話なので、何日かに分けてそこら中を掃除してたりする。

大体のものは埃が見えてくるまで掃除をせずに放置するのが一番楽に仕事ができる方法だと学んだ。

 

なんせこのカルデアの清掃員は俺一人だけだからね!

 

なんせこのカルデアの清掃員は俺一人だけだからね!

 

はい、大事なことなので二回言いました。てか大事すぎてもう一回言わなきゃ気が済まねぇわ。

此処に居る奴らは、もっと俺という有難い存在を敬うべきだと思う。

 

 

なんせこn(ry

 

 

 

○月○月

また白いお粥みたいなのがキッチンに落ちてやがった。マジで誰だよ。

ゲロか何か知らないけど、食い物を落としたら拾って捨てるか、拭くかだろ普通。

偶にいるよな、こう言う捨てても自分は知らんぷりみたいな奴。

 

それにしても、一体夜な夜な誰がこんなモンをキッチンに落としてるんだ?

食堂のキッチンを使うのって料理上手なサーヴァントが使うぐらいな筈なんだけどな。こんなゲテモノを作るなんて考えにくいし…………。

あ、もしかしてこっそり料理練習をしてる奴がいるとか?いや、それなら尚の事落ちたもんは拾えやって思うのは俺だけではないはず。

 

なんにせよ、こう言う俺の仕事を増やすのは辞めてほしい。

 

 

 

○月○日

白いお粥みたいなのが落ちてた。まさかの二日連続なのか(困惑)

しかも今回はキッチンの床だけではなく、ワークトップとシンクのところまでブチまけてた。

これキレていいよな?

流石の俺も二日連続は予想できなかったぜ。

 

とりあえずこの白いお粥をブチまけた犯人を探さないと、これからも俺の仕事が増えていく事は明らかだ。

 

これからは、なんらかの対抗策を用意しなければ、後々後悔するに違いない。

と、言うことで明日からは早めに起きるとしよう。起きたらすぐに食堂に行って、犯人をとっ捕まえる。これで一件落着だ。

なので明日は早く起きるため、いつもより早く寝るとする。

 

 

じゃあ、おやすみ。

 




初投稿なんで、(誹謗中傷のコメントは)許してください!お願いします!なんでもしますから!!

続きは俺の頭が覚醒してから(覚醒するとは言ってない)書きます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。