殿がだんじょんなどに行くのは間違っておりますぞ! 作:志葉親子を見守る天井
リヴェリア様はこれまで見てきたエルフ系キャラで一番と言っても過言でない程好きです、美人すぎる······。
ロキ様×リヴェリア様もすこってこ······。(CP厨並感)
それはそうとこの大遅刻はユルシテ・・・ユルシテ・・・ゴメンネヨワクテ・・・
「・・・行くね、タケルさん」
目の前で金髪の少女が細身の剣を構え、こちらを睨み付けながら問いかけてくる。
それに対し丈留は、言葉の代わりに相手を誘う様にシンケンマルの切先を少し左右に揺らす。
恐らく、目の前にいる彼女は強い。
見た目からして
不謹慎ではあるが、外道衆との戦いが終わってからは時折尋ねて来る薫や侍達以外に強い者と戦う機会に恵まれず、「同じ人と戦いすぎて変な癖ついてないか」とか「アレ、平和ボケし過ぎか?」と不安になっていた丈留にとって復帰戦にはこれ以上ない程に相応しい相手だ、と思っていた。
ただ一つ、たった一つだけ言っても良いのだとすれば迷いなくこの言葉を選ぶだろう。
───どうしてこうなった、と。
「·········別の世界、か。俄に信じ難い事ではあるが」
「
ギルドに所属しているハーフエルフ、エイナ・チュールに導かれ一堂に会した侍と異世界の戦士達に神。
一般人やそこら辺の冒険者であれば腰を抜かしかねない空気が漂っている。因みに案内役のエイナは退室している。今度またちゃんとした出番作りますごめんなさい。
そして「雰囲気?知るかんなもモン」とばかりに彼らの間でかっちゃかっちゃかっちゃかっちゃ動きまくる獅子折神。散々『二の目』の猛者とやり合ってきたクソ度胸が遺憾無く発揮されている。
「それにしても面白いなぁジブンら、気付いたら変なトコに家ごと飛ばされてましたー、なんてなぁ!」
「・・・ロキ」
「あぁゴメンな、別に悪意はないねん!ただ長い事生きててこんな面白い話いっぺんも聞いた事なかったモンやから!これで
HAHAHA、と場違いな程朗らかに響く
この様に場の空気は若干アレなものの、会合は順調に進んでいた。
ただ、侍側に一つの懸念、というより序盤からずーっと気になっている事が一つ。
「・・・・・・・・・」
(な、何故あの童は神の膝に座っている?)
(何故さっきからずっと俺は睨まれているんだ・・・)
「・・・タケルさん、だっけ」
それまで
「・・・あぁ、俺が志葉 丈瑠だ」
「アナタは、強いの?」
「アイズ」
尋ねた少女は強い眼差しをひたすら丈瑠に向けている。強いのかと問うたが既に彼女の中で結論は出ているのだろう。
そのアイズと呼ばれた少女をロキの逆隣に座る《勇者》フィン・ディムナが
「・・・さぁな、それは戦った後に決める事だろう」
「・・・・・・」
初めて出会った幼女に睨まれ続けて傷心気味だった丈瑠は、しかし特に気にした様子もなく応える。
しかしその答えに満足いかなったのか、徐々に頬を膨らませていく。カワイイかよ。
(母上、一体どうすれば)
(私に聞かれても困る)
視線で会話を交わす
他にももっと話すべき事が山積みなので致し方なしとスルーしようとした時だった。
神が、その僅かな沈黙を破った。
「───なら、
「正気かロキ!?」
「シツコイなぁ、マージ・マジ・マジーロのマジやーって言ってるやん」
「相手はついさっきこの地へ来たんだぞ!?その者に
「・・・悪いがロキ、僕も反対だ。彼女が加減が苦手だという事は君だって分かっているだろう」
腹心の部下二人が主神たるロキに容赦なく詰め寄る。
特にリヴェリアはアイズをより近くで見てきた母のような存在であり、彼女の実力などを誰よりも知っているだけあってその焦りは顕著だ。
それでも尚、
「まぁ見ときって、二人ともあっと驚くやろうから」
「・・・危なくなったら即座に止めるからな」
「ええよん♪なんなら今後1ヶ月の禁酒も賭けていいで?」
「そうか、なら今の内に回覧板に貼らせておくべきだったな」
「何やねんそのいらない信頼」
「───はぁッ!」
「何───」
最初に仕掛けたのはアイズだった。
最初に踏み込んでからの消える様な加速に丹波が思わず驚愕の声をあげる。
・・・が、
ギャリィィイイイイイイッ!!
「成程、確かに強いらしいな。フッ!」
「な、キャッ!?」
丈瑠はその一閃を容易く受けとめ、そのまま小さな体躯を弾き飛ばす。
「だが、そんな倒す気の無い剣で俺は倒せないぞ」
「・・・今のは様子見。調子に、乗らないで!」
僅かに気が動転していたものの、すぐに立ち直り再び丈瑠に斬り掛かる。
そこから繰り広げられたのは嵐が如き剣戟。しかも
「馬鹿な、
「・・・いや。それだけじゃないぞ、リヴェリア」
「何?」
フィンが漏らした呟きにリヴェリアが問い返す。
「彼、タケルの身体能力だが、恐らく普通の人間やエルフのそれの範疇を出ていない」
「・・・なんという剣士だ」
しばらく激しい斬撃の応酬を繰り返していたが、やがてアイズが後方へクルリと軽やかに飛び退り離脱した。
その表情に怒りを添えて。
「・・・バカに、してるの」
「何?」
「私が女だから?それとも子供だから?だから本気を出さないの?」
これには丈瑠も困ったような表情を浮かべた。
丈瑠の場合は別に相手が女子供とて戦となれば手抜きなど頭に微塵も浮かばない。特に自分と方を並べられる程に強い女性を3人程知っているので尚更だ。
ただ、志葉家は侍の教えとして無闇に相手を傷付ける事はいけない事なのだと力の振るい方共々真っ先に教えられており、基本クソ真面目な丈瑠はこれをきっちりと守っている。
それに対人で稽古をする時はシンケンマルではなく竹刀を使っていた為に、恐らく無意識のうちに制御がかかったのだろうと丈瑠は思い至った。
ただ、相手はそんなことを知る由もなく、今の状態では何を言っても言い訳にしか聞こえないだろう。
それをどう伝えるか口下手な丈瑠が短い間で考えを巡らせた結果。
「・・・今の(事情を知らない)お前にとって関係のない事だ(だから後でちゃんと説明させて欲しい)」
(当主殿ぉ!?)
(全く・・・!)
(しまったぁ、殿・・・!)
単なる煽りになってしまった。
が、
「・・・そっか、じゃあ、約束」
「あぁ」
(((((えぇー・・・)))))
類は友を呼ぶ。
さて、真剣勝負にも関わらず緊張が抜けてしまいましたが、この先に果たしてどの様な決着が待っているのでしょうか。
シンケンジャー外伝、まだまだ続きます。
───チリン
というか第一話の時点で相当距離が離れているだろう龍之介達に、しかもあんな高い精度で矢を届ける彦馬さんも充分人間やめてるよね。
それはそれとしてお巡りさんこのクソザコ物書きです(デリート許可)