憑依:復活の青い炎   作:shoon K

3 / 4
久々ですね!私shoonK、パソコンの修理に出しておりまして執筆活動が出来なかったんです許してくださいませ。

と、言うわけでこれからは投稿頻度上げてこうと思いますのでよろしくお願いします。


七武海

フーシャ村を離れて約2年が経過。俺達は再び偉大なる航路(グランドライン)へやって来ていた。俺の生まれ故郷もこの偉大なる航路(グランドライン)にある為故郷へ帰ってきたような感じだ。

...ただ、今日ばかりはそんな呑気な事は言っていられないのだ。何故かって?そりゃァ

 

「...久しぶりだな、()()()()

「......ウォロロロ...」

 

ウチの船長と“四皇”百獣のカイドウがご対面してるからです。正直帰りたい...家はこの船なんですけどね。

 

「...何度も言ってるがウチのマルコはやらねぇ。」

「あん?そいつぁ聞けねえ話だなァ!!お前にゃあもったいねぇ部下なんだよソイツは!!!俺の幹部をほぼ全員薙ぎ払ったんだぞ!!」

「それはお前の所の部下が弱すぎるだけなんじゃないか?」

「...ウォロロロ、どこぞの元見習いがほざきやがるぜ。今のお前の数倍は強ェな!」

 

ほら、開幕から俺の奪い合いが始まってるんだよ。本当は仲良くしてくれればいいと思ってるんだがなぁ。

まあ俺が欲しいってカイドウの気持ちも分からんでもない。だって不死鳥だぞ、どんな傷もすぐに再生するし見た目年齢も変わんないから一生現役の部下だぞ!?俺だって船長なら意地でも従えたくなる。

...シャンクスの下に付く過程には色々あったが今は後悔していない。腕を失わせたのも俺の責任だからなおさら他の海賊団の下には付けない。

 

「そりゃ嬉しい話だがお前の下にはつかねえよい。カイドウ。」

「なら絶対的な力を見せ付けてやってもいいんだぜ?“不死鳥マルコ”」

 

シャンクスと張り合えると言えど、カイドウ相手には流石に勝てる気はしない。

なので平和的解決と行こう。

 

「シャンクスが居る限りはこの海賊団から離れるつもりはねェし、シャンクスが死んだら俺は一般人に戻るつもりだからよい。」

「ウォロロロロロ!!!笑わせる!お前の懸賞金額でそれを言うのか!?なあ!!?」

 

そう言ってカイドウは俺に一枚の手配書を見せる。それは俺が見飽きるほどに目を通した手配書だった。

 

―DEAD or ALIVE 『不死鳥マルコ』―31億8700万ベリー

 

まあこの額はちょいちょい伸びてきた結果なのだが俺の初頭手配額には船員全員が驚いたもんだ。俺初頭で6億ベリーだったからな。

 

「部下で()()()()は異例そのもの!この額を見るとロックスん時思い出すぜ。」

「他の幹部も似たような懸賞金だよい。それよりただ俺を勧誘しに来ただけなのか?それの返事は勿論ノーだよい。」

 

「...それもあるが本題は違ェよ。赤髪!これを見ろ」

 

そう言って渡してきたのは政府が発行したとある紙。当然この内容は俺等の元にも届いていたし、まさかこの男が()()()()を気に留めるとも思っていなかったのだ。

 

「「王下七武海制度の制定!?」」

 

概要は政府が認めた七名の海賊をその収益の何割かを政府に献上する代わりに海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に認められると言う制度である。要約すると政府の犬になれって事だ。

 

「まあ市民を守る側の立場である政府がこんな事実施するって事は何か裏がありそうだよい。」

「ウォロロロ、この制度で四皇、海軍本部、王下七武海の三大勢力が成り立つってわけだ...だが問題は誰がこの王下七武海の枠組みに入るか、って訳だ。」

 

ほんとそれな。いや入ってくる奴全員知ってるんだがよ。そいつ等全員個性的だし何よりその立場を利用して悪さする奴が増えるわけだからな。例えばクロコダイルとかドフラミンゴとか、後黒ひげとか。

て言うかカイドウからすればドフラミンゴには入って欲しくなるわけで俺としては傷つく国を見てられないからな。何とか枠組みを減らしたいんだが...あ、そういえば。

 

「...シャンクス、昨日伝書バット一匹来てたよな?あれ何だったんだ?」

「!...ウォロロ、()()の所にも来てたか...」

 

シャンクスは黙ったまま懐から一枚の紙を取り出して俺に手渡してきた。

案の定中身は部下の一人から王下七武海に持ってこいって言う勧誘だった。いややるなぁ政府。こんなの送って四皇の逆鱗に触れたらたまったもんじゃねェ。

 

「当然俺は蹴るつもりだ、テメェはどうすんだ、赤髪ィ!!?」

「勿論俺も「俺が行くよい」......はぁああああああああ!!!????!?」

 

だが俺はやるつもりだ。そうすればこの海賊団はさらに世界を冒険しやすくなるからな。

 

「いやだって一味に王下七武海と四皇がいればどうだ?()()()()()も楽に遂行できるぞ?」

「いやお前がフラフラすんのはちょっと不味い!!立場分かってるのか?四皇の部下で!懸賞金も四皇の次に高くて!!」

「だからこそだよい、俺と言うぽっと出の化け物のせいで赤髪海賊団は再び注目を浴びてる。だから政府の目もこの海賊団に注目してるし、市民も俺を怖がってる筈だ。恐らくだが王下七武海ってのはどんどん拡大する俺達海賊と政府側の戦力、影響力を均衡に保つ為に用意した最終手段だよい!」

 

「...ケッ、民間人の心配をする海賊がどこに居る...興が削がれた、おらァ帰る!」

 

不機嫌そうになったカイドウはそのまま龍になって空を舞い、消えた。取り残された俺とシャンクスはそんな事お構いなしに話を続ける

 

「自分で言うのも何だが赤髪海賊団はピースメインだ、俺達が海賊しか襲わねェってのは周知の筈だろう?」

「それでもだ!事実王下七武海に入る事にはメリットしかねェだろい!?海賊行為は許される、懸賞金も取り下げられる、この一味に迷惑はかからねェし寧ろ敵は一人もいなくなるわけだ!!」

「お前の懸賞金が取り下げられるとどうなる?ウチの箔も下がるし何よりお前と冒険できる時間が少なくなるだろうがァ!!」

「うるせェ!!俺はこの海賊団のことを思って言ってるんだぞ!!!」

「この海賊団を思うならそんなモンに入るんじゃねェ!!!お前はただでさえ()()()()()んだから!!!」

 

この日は一日中甲板で大喧嘩が行われた。僅差で勝った俺は結局七武海に入る事にした。シャンクスは翌日俺が政府の所に飛び立つその時まで不機嫌そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

☆★

 

 

 

 

飛び立って数時間、俺の計算ではもっと到着が遅くなるかと思ったが案外速く着いた。広場に向かって急降下し、降り立つ時に人型に戻った。

どうやらこの行動はかなり目立っていたらしくものの数分で広場は海軍に包囲されたし、恐らく海軍はまだ俺がマルコだという事に気付いていない。その証拠に海軍全員に銃口を向けられた。

まあ気付かれないのも当たり前か。俺の能力は世間では半信半疑だし、今日俺パーカー着て来てるからね。

 

「何者だ貴様!!発言次第ではこの場で拘束するぞ!」

 

将校らしき男が警戒しながら声を掛けてきた。しかし俺がフードを上げると、その場に居た誰もが凍りついた。

 

「“不死鳥マルコ”、今はそれで通ってる。」

 

そう言った途端海軍はでんでん虫を起こし、本部に直接繋げた。

 

「げ、げ、元帥!!“不死鳥マルコ”がマリンフォード広場に姿を現しましたァ!!!」

《何ィ!!??》

 

俺はでんでん虫を掛けた男に接近して「ちょっと借りるよい」と言って受話器を取る

 

「久しぶりだよい、センゴク」

《マルコ貴様ァ!!何をしにここへ来たァ!!??》

「お前等が呼んだも同然だろい、王下七武海の件について話がある。」

《!!!......分かった、掛けてきた者と代われ》

「オーケー、ほらよい」

 

受話器を将校に戻すと将校はそのままセンゴクと会話を始めた。そして会話が終わるとすぐに俺に頭を下げ、まるで人が変わったかのように俺を本部に連れ出し、そのまま案内されるがまま俺はセンゴクの部屋に入った。そしてセンゴクの部屋にはガープ、おつると言った化け物達とサカズキ達大将も居合わせている。ちなみにおつる、ガープ、センゴクとは一度会ったことがある。

 

「...本当に()()()のまんまだね、マルコ。」

「アンタは老けたなぁ、おつるさん。」

「......殺されたいのかい?」

「俺ァ死なねぇから大丈夫だよい。それよりセンゴク、俺を王下七武海に入れろよい。」

「いやまさかその流れでその話行くか?」

「ぶわっはっはっは!!」

 

「......あー何だ、アンタセンゴクさん達と旧友のように接してるが昔会った事でもあるのか?」

 

天パのだらけてそうな男...クザンが俺に話しかけてきた。

 

「ああ、一度俺の故郷にこいつ等が来てね。その時に仲良くなったんだよい」

「元はとある噂を聞いてその調査に私達が出向いたんだが...その結果コイツがその噂の張本人だと分かってね。それから色々あった結果こうなったんだよ。だけどね...まさか赤髪の部下になるとは思わなかったけどね。」

「加入まではいろいろあったが今は満足してるよい。七武海に入るのも全部シャンクスの為だ。後俺の懸賞金の取り下げはしなくていいよい。そうしなきゃ赤髪海賊団の箔が下がっちまうとよ。」

「わかった、そう手配しよう...」

 

やーセンゴクは話が分かる男で助かる。

 

「んじゃ、そゆことで。俺は帰らせてもらうよい。」

「待て、“不死鳥”」

 

...この渋くドスの入った声、非常に嫌な予感がする...

 

「わしはこの制度に反対しとる。本心ではお前を今すぐにでも牢獄にぶち込みたいんじゃ。」

「ハッ、お前じゃ俺を牢獄送りに出来ねェよい。サカズキ。」

「......なんじゃと?」

 

まあ喧嘩を吹っ掛けるのは大抵俺からなんですけどね。

 

「確かにお前は自然系の能力を持ってる。だがそれがどうした?能力に頼りきりで覇気の方はさっぱりなんじゃねェか?」

「なんじゃ、消されたいのかおんどれェ!!!」

 

明らかな殺気を感じた俺は見聞色で未来を見た。能力を駆使した右の大振りが来る。それを察知した俺は先に左にかわして覇気を込めた右こぶしをサカズキの顔手前ですんどめで止めた。

直後発生する風圧と重たい空気がこの場を支配した。

 

「...サカズキ、俺を四皇の部下だからと甘く見てるんじゃないか、昨日俺はこの七武海加入の件で船長と拳を交えた大喧嘩を繰り広げてるんだ。まあ俺が打ち負かしたんだがよい。」

「.........!!」

「............ハァ、マルコ、サカズキを煽るんじゃない。」

「あー悪かったよい、ちょっとからかっただけだって、本気じゃないからよい。」

 

俺があっけらかんとした声で答えると重かった空気は一瞬にして晴れた。しかし目の前に立つサカズキの顔は冷や汗でグッショリ濡れていた。気持ち悪い。

 

「他には誰か七武海に入ってないのかい?」

「わっしの記憶が正しければ、“クロコダイル”と“バーソロミューくま”、後“海の悪魔”が内定を取ってた筈だねぇ~。」

 

...“海の悪魔”?誰だそれ、原作には居なかった筈だよな。

 

「“海の悪魔”?」

「懸賞金2億3000万ベリーの女海賊でリバリバの実の反転人間、アンタと同じでコイツは初頭でこの値段だからねェ~。危険視も兼ねての内定獲得だよぉ~」

「...しれっと会話してるがありがとよい、ボルサリーノ。」

「まあ、サカズキを手玉に取るようなヤバイ海賊だからねぇ~。こちらとしてもあまり大事にはしたくないんだよぉ~。」

 

リバリバの実かぁ。初めて聞く実だな。

 

「じゃあ一つ聞きたいんだが、今その海の悪魔って奴はどこに?」

「あれは確かドレスローザの方に居た筈じゃ。」

 

...よし、ちょっと様子見がてら見に行くかな。

俺は元帥室の窓を開け、手を不死鳥の羽に変える。

 

「わかったよい、そんじゃセンゴク!王下七武海の件は頼んだぞ!」

「...言っておくが、再起不能にするなよ。」

「わかってるって。」

 

俺は新世界へ向けて、飛び立った―

 

 

________

 

赤犬side

 

()()が去った後も、未だに体から吹き出る汗が止まらなかった。

先程の拳がもし寸止めじゃなく当てるつもりで打たれていたらと考えるとゾッとする。自然系の能力者で無ければ命は無かっただろうとさえ感じてしまった。

 

「......で?センゴク、マルコは加入でいいのかい?」

「ああ、赤髪とタメを張る男だ。こちらとしても手駒に置けるのは非常に強い。」

「...センゴクさん、あれは一体何なんですか、サカズキに放った殺気は本気じゃないと言っていたが、俺はあんなに冷えた殺気は見たことがねェよ。」

「知らん、少なくとも前会った時にはあんな殺気を出す奴じゃなかったんだがな。」

 

わしもひとつ気になったことがあるので口を開く。

 

「...センゴクさん、あれは一体どんな経緯であんな化け物になっちょったんですか。」

 

そう、あれほど高額な懸賞金の男が大犯罪を犯していない訳が無い。初頭6億から急に30億越えになるにはとんでもない事件を起こさなければ到底不可能だ。

 

「......そうか、世間には公表していなかったな。まず奴が手配された経緯を話そうか...ただし、この事は誰にも言うな。」

 

そうして、センゴクさんの話が始まった

 

「奴が初頭手配されたのは4年前、当時聖地マリージョアでフィッシャータイガー主犯の奴隷解放事件があっただろ、そこにあいつ...マルコもいたんだ。あいつは解放に関してはほとんど静観してるだけで手助けはしなかったそうだが、逃げてきた傷付いた奴隷達の治療を施し、奴隷を奪い返そうとする衛兵達を再起不能にしたらしい。そこでまず世間に奴の存在が露となり、懸賞金がついた。まあしばらくは6億の状態を保っていたんだが、一気に30億上がったきっかけは別にある。」

 

「2年前、赤髪海賊団と百獣海賊団の衝突があった。しかも両船とも幹部全員を連れた状態で四皇同士の全面戦争が起きたんだ。睨み合っているという情報は偵察部隊から聞いていたので軍艦を八隻持ってバレない程度の位置からその戦いを観戦していたのだ。そこでカイドウ船の甲板で大乱戦が起こるのだが物の数分でカイドウ側の幹部全員がその場に倒れ付したのだ。しかも倒れ付している三人の眼前に武装色で両腕を蒼く染めた男が立っていた。しかも無傷でな。」

「...それがアイツですけえ。」

「ああ、我々がその瞬間をこの目で確認出来たのは“旱害のジャック”一人だけだが、他の幹部も奴が倒してると思われる。確証はないが。」

「やるねぇ~あのタフネスマンモスを倒すなんてねぇ~」

 

...合点がいった。それはもう当然としか言いようの無い事をやっていた。四皇の幹部を無傷で下している。それが出来るのは全盛期の白ひげやロジャーぐらいなものだろう。

 

とんでもない奴が政府の味方になったという事だけは、処理が追いつかない今の状況でも理解できた。




すみません、アンケート取ってたんですがあれは無しの方向でお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。