「いったい、どうすれば……」
海に探しに行ったレオの父親は数時間で帰ってくると言っていたが数日経過しても帰ってこなかった。
「……」
それからも帰ってくることはなく、とうとうトレーラーハウスの食料が殆どなくなってしまったのだ。
「父さん……」
レオは父親が行っていた海も見に行ってみたが父親の姿はなかったのである。
「もしかして……俺は父さんに捨てられたのか?」
そんなはずはなかった、しかし、レオは不安からそう思ってしまった。
それからレオは残った食料を持って燃料切れにより動かなくなってしまったトレーラーハウスを置いてオーレ地方を歩いて回ったのだ。
そして、数ヵ月後、レオはアイオポートにたどり着いたのである。
アイオポートは以前、来た時のように客船や貨物船が何隻も行き来していた。
その時
「ポチエナ、かみつく」
「お前らたいあたり」
『『ポチッ』』
『『イーブイッ!!』』
近くでトレーナーがポチエナ2匹とイーブイ2匹を使いバトルしていたのだ。
そして、イーブイのたいあたりがポチエナに当たる前にポチエナたちのかみつくをイーブイたちはくらい戦闘不能になったのである。
「俺の勝ち」
トレーナーはポチエナたちをモンスターボールに戻した。
「君のイーブイ、本当に弱いね」
そう言いポチエナのトレーナーはこの場を去ったのだ。
『『イーブイ……』』
「……お前らなんていらねぇ!!」
『『イーブイ!?』』
「……ったく、あんな金かけてカントーから購入したのによ」
イーブイのトレーナーはイーブイを逃がすとこの場を去っていったのだった。
『……イーブイ』
『イーブイ』
そして、片方のイーブイの腹がなったのである。
『『イーブイ……』』
…俺と同じように捨てられたのか…
レオはイーブイに近寄った。
『『イーブイ?』』
「……捨てられたのか?お前ら」
『『……イーブイ』』
再びイーブイの腹がなったのだ。
「……これしかねぇけど……」
レオは持っていた最後のクラッカーを割りイーブイたちと分けたのである。
『『イーブイ!!』』
レオとイーブイは分けたクラッカーを食べた。
しかし、
『『……イーブイ』』
「……足りねぇよな」
『『……イーブイ』』
その時
「やるよ!!」
『ナゾ』
「えっ」
『『イーブイ?』』
近くにいたナゾノクサを連れた少年がレオにパンを投げてきたのだ。
「……なんで?」
『『イーブイ?』』
「……多く買っちまったからな」
『ナゾ』
「……」
『『イーブイ』』
「ほら、お前のイーブイも欲しがってるぞ」
『ナゾ』
「……俺のイーブイじゃねぇ」
『『イーブイ』』
「……そうなのか?まぉ、いいから食えよ」
『ナゾ』
『『イーブイ!!』』
「……感謝する」
レオはパンを3等分にしイーブイたちと食べたのである。
「お前、何て名前だ?」
『ナゾ』
「レオだ」
「そうか、俺はヤッチーノ、よろしくな」
「ああ」
「所でそのイーブイがレオのポケモンじゃないってどういうことだ?」
『ナゾ』
「ああ、さっきトレーナーがバトルに負けたこいつらを捨てていった」
『『イーブイ……』』
「ほぅ、ならレオが捕まえたらどうだ?」
「なんでだ?」
「て、モンスターボール持ってないか」
「いや、あるにはある」
レオは持っていた空のモンスターボールを出した。
その時
「見つけたぞ!!」
「やべっ!!見つかった」
『ナゾォォ!?』
「ん?」
「パン、くすねた場所の店主だよ」
「買ったんじゃないのか?」
「くすねたんだよ、戻れ、ナゾノクサ」
『ナゾ』
ヤッチーノはナゾノクサをモンスターボールに戻したのだ。
「お前も!!」
「なんで?」
「一緒にいるんだから捕まるぞ、早くイーブイをボールに入れちゃえよ」
「簡単に捕獲できるわけ」
「そんなこと言ってる場合じゃねぇぞ!!」
『『イーブイ!!』』
「わかったよ!!」
レオは持っていたモンスターボールをイーブイたちに当てるとイーブイたちはそのまま捕獲された。
「こいつら抵抗しなかったのか?」
「いいから乗れっ!!」
「クソガキ、待ちやがれぇ!!」
ヤッチーノのバイクにレオは飛び乗りヤッチーノはそのまま発車したのだった。
バイクは走り続け砂漠の中にあった洞窟の入り口にたどり着いた。
「ヤッチーノ……お前、なんでくすねたんだよ」
「そうしなきゃ生きてけねぇよ……てか、そのイーブイ、どうする?」
「えっ、ああ捕獲しちまったな」
「……もう、そのままお前のポケモンにでもしとけ」
「人のポケモンだった、捕獲したとはいえ言うことは聞かないだろ」
「どうだろう?出してみたら」
「ああ」
レオはモンスターボールからイーブイたちを出したのだ。
『『イーブイ!!』』
イーブイたちは何故かレオに懐いていたのである。
「なんで懐いてる?」
「さぁな、さて、レオ、ここが俺たちのアジトだ」
「俺たちの?」
「他にもたくさんいるからな、歓迎するぜ、まぁ、仕事はやってもらうけどな」
「……ああ」
『『イーブイ!!』』
イーブイたちは洞窟へと走っていった。
「さぁ、レオ、お前も入れよ」
「ああ」
そして、レオとヤッチーノも洞窟へと入っていったのだった。
これが後にレオのパートナーとなるブラッキー、エーフィーとの出会いです、スナッチ団にいるヤッチーノとの出会いはこの時期です、結構長い付き合いです