ポケモンコロシアム―外伝―   作:中2病人間M

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ダニエルとキャサリン

また月日が流れレオは12歳を過ぎていた。

 

 

「なぁ、ダニエル」

「どうしたんだ、レオ」

「今さらだがなんでダニエルはこのアジトにいる?」

「……」

「答えられねぇならいい」

 

 

その時

 

 

「……別の地方からみんな来たんだよ」

 

 

ルーカスがやって来たのだ。

 

 

「あ?どっから」

「俺もダニエルもキャサリンもアリスもイッシュ地方って場所から来たんだ、ヤッチーノは単純にオーレでさ迷ってた所を拾ったんだけどな」

「……ヤッチーノ以外は同じ場所の出身ってことか?」

「そうだ、まぁ、理由は様々だけどな」

「レオ、俺とキャサリンさ、幼なじみなんだけどな、自分の家にいたポケモン、ハンターに誘拐されたんだ」

「ハンター?」

「ああ、このオーレ地方は治安の悪さから他の地方でハンターが捕まえたポケモンの売買や経由の場所として使われる」

「まさか、ダニエル、キャサリンと一緒にハンターから取り返すために……」

「ああ、そうだ、あのポケモンはキャサリンの大事なポケモンなんだ、だから、俺とキャサリンはオーレに向かう貨物船に乗り込んだんだよ、そしたらその貨物船にルーカスとアリスが……」

「奇妙な偶然だな……てか、なんでルーカスとアリスはオーレに?」

「……俺の話しはいい」

「……そうか、所で結局そのハンターは見つかったのか?」

「……いいや、全然だ」

 

 

そこへヤッチーノもやって来たのである。

 

 

「そんなのとっくに他の地方へ売られちゃったんじゃねぇのか?イッシュのポケモン需要あるし」

 

 

その時

 

 

後ろの方からすすり声が聞こえてきた。

 

 

 

「「「「!!」」」」

「………もう見つかるまであの子の話しないって約束したよね、ダニエル……」

「キャサリン……」

「悪い、キャサリン……俺がダニエルに聞いちまったんだ」

「……レオ、分かってるよ……でも、会いたいよぉ……」

 

 

キャサリンは泣きながらアジトから出ていったのだ。

 

 

そして、そこへアリスもやって来たのである。

 

 

「みんな、酷いです」

 

 

アリスもキャサリンを追いかけ出ていったのだった。

 

 

「レオ、やっぱりお前が聞くからだぜ」

「ヤッチーノ、てめぇが売られたとか言うからだろ」

「は?俺のせいって言うのか?」

「……いいや」

「ん?」

「ヤッチーノ、俺とお前のせいだ」

「へ?」

「ダニエル、そのポケモンは何だ?」

「……クマシュンってポケモンだ」

「……初めて聞くポケモンだな……」

「どうする気だ、レオ?」

「ハンターぶっ飛ばしてそのクマシュンがどうなったか聞き出す、可能なら取り返す」

「おい、マジで言ってる?」

「当然だ、やったことの責任はとるぞ……ヤッチーノ、ダニエルも来てくれ、俺はそのクマシュンってポケモンのことはよく分からねぇ」

「おう!!」

「……しょうがねぇな」

『ナゾォォ』

 

 

レオたちはアジトから出ていった。

 

 

「レオ、お前は真っ直ぐだな」

 

 

ルーカスはそう言いながらコーヒーを飲んだのだった。

 

 

 

 

「大丈夫ですか?キャサリン」

「……ごめんね、アリス」

「ううん……」

「あのね、前にも話したけど私のせいなの」

「……」

「あの子はダニエルから貰ったタマゴを私がイッシュで孵化させたんだけど……」

 

 

 

 

 

数年前、イッシュ地方のとある町。

 

 

「ダニエル、見て!!」

「ん?……!!キャサリン、タマゴが……」

 

 

そして、キャサリンの持っていたタマゴからクマシュンが孵ったのだ。

 

 

『クマシュゥン』

「「かわいい!!」」

 

 

 

 

 

「その後、私とダニエルでお世話して仲良くなってずっと一緒だと思ったのに……」

 

 

 

 

 

ある日の夕方、公園。

 

 

「ん?どうしたのクマシュン」

『クマシュゥン』

「あ、わかった、お腹空いたんだ」

『クマシュゥン!!』

「まっててポケモンフーズ持ってくるから」

『クマシュゥン』

 

 

 

 

キャサリンはポケモンフーズを取りに帰って再び公園に戻ってきたのである。

 

 

「あれ、クマシュゥゥン!!……どこいったのかしら?」

 

 

そこへ、

 

 

「どうした、キャサリン?」

「あ、ダニエル……あのね、クマシュンにポケモンフーズ持ってきたんだけど……」

 

 

その時

 

 

『クマシュゥン!?』

「「!?」」

 

 

クマシュンがトラックのゲージに入れられいた。

 

 

「クマシュン!!」

 

 

キャサリンはクマシュンを取り返そうとするがトラックは行ってしまったのだった。

 

 

 

 

 

「そのあとトラックを必死で探したんだけど見つからなくて警察に相談したら私とダニエルが見たトラックの荷台の形はオーレによくあるタイプの荷台でちょうどその日にオーレまでの貨物船が出ていったらしいの……だから……」

「キャサリン……」

「私、あの子がね、本当に大好きなの!!会いたいよぉ、うわぁぁぁぁん!!」

「……わたくしもキャサリンに協力します」

「……でも、オーレにいるかも分からないよ」

「……それでも……わたくしは探します……」

「……ありがとう……アリス」

「……はい、わたくしはキャサリンをこんな目に合わせた悪い奴らを決して許せません……」

「……うん」

 

 

 

 

 

その頃、とある砂漠の前にレオたちはいたのだ。

 

 

「はい、注目!!」

「ヤッチーノ、何でお前に注目しなきゃならない」

「レオ、そんなのどうでもいいだろ!!……で、ダニエル、クマシュンの情報なんかあるか?」

「う~ん?わかんねぇわ」

「そうか……」

「……なら、ハンターを見つけてしばくしかねぇか」

 

 

レオのモンスターボールからイーブイたちが出てきたのである。

 

 

『『イーブイッ!!』』

「いや、レオ、俺たちで出来るのか?」

「ヤッチーノ、やるしねぇだろ、今回の件は俺たちの責任だ」

『『イーブイ!!』』

 

 

そして、ヤッチーノのナゾノクサもやる気満々だった。

 

 

『ナゾォォ!!』

「ナゾノクサ、お前までやる気なのか?」

『ナゾォォ!!』

「当然だ、ヤッチーノ…….ほら、行くぞ、ダニエル」

『『イーブイ!!』』

「おう!!」

「まじかよぉ……」

『ナゾォ』

 

 

 

 

 

とある砂漠にてポケモンが何匹か檻の中に入れられていた。

 

 

「これがカントー地方から入荷したポケモンだ」

「ほっほっ、これはこれはまたもやいいポケモンたちですねぇ」

「こんだけあるんだ、報酬は弾むよな」

「ほっほっ、もちろんですとも」

 

 

ハンターとスーツの男が取引していたのだ。

 

 

「因みにこのポケモンはどうするんだ?」

「それは守秘義務ですよ」

「そうだったな」

「……まぁ、いいでしょう、アローラ地方やガラルに送りますよ」

「ん?」

「カントーのポケモンは同じ種類のポケモンでもあっちでは姿が違うのがいるので原種であるカントーのポケモン、いい人気何ですよ、特にライチュウなんてもうすごい人気で」

 

 

その時

 

 

「レオ、ヤッチーノ、ハンター見っけた」

「どうする」

『ナゾォォ』

「やるしかねぇだろ」

『『イーブイ』』

「なんですかね、彼らは?」

「……俺が潰しておきますから報酬の用意を」

「ええ、わかりました」

 

 

ハンターはモンスターボールからストライクを出したのである。

 

 

「ストライク、やつらを殺れ」

『ストライク!!』

「やばくね!?」

「おいおい、逃げるぞ」

『ナゾォォ!?』

「……俺がやる」

『『イーブイ』』

「「レオ!!」」

『ナゾォォ』

「俺があのストライクを止める、お前らはクマシュンのことを調べろ」

『『イーブイ』』

 

 

その時

 

 

「レオ!!」

「ストライクが来やがるぞ」

『ナゾォォ』

「!!イーブイ、たいあたり」

『『イーブイ』』

 

 

しかし、

 

 

『ストライクッ』

 

 

イーブイのたいあたりはストライクの攻撃に弾かれた。

 

 

『ストライクッ』

「スピードスター、ひみつのちから」

『イーブイ』

『ストライク!!』

 

 

スピードスターが放たれるもストライクは全て弾いたのだ。

 

 

『イーブイ!!』

 

 

そして、ひみつのちからがストライクに直撃するも全く効いていなかったのである。

 

 

 

「教えろっ!!」

 

 

ダニエルはハンターの男を問いただしていた。

 

 

「何のことだ」

「イッシュ地方からクマシュンを連れてきてないかっ!!」

「……そんなポケモン知らないな」

「ダニエル、こいつは無関係なのかもな」

『ナゾォォ』

「……くそっ」

「…………クマシュン……!!って、そのポケモンってあんたが数年前に購入したっていうポケモンじゃないのか?」

 

 

ハンターはスーツの男にそう言ったのだ。

 

 

「「なにっ!?」」

『ナゾォォ!?』

「!?知らないっ!!あのクマシュンはイッシュに旅行に行ったときに捕まえたものだっ、余計なことを言わないで!!」

「だったらてめぇの家にいるクマシュンを見せろっ!!」

「そうだそうだ」

『ナゾォォ』

「ほら、お前の家はどこだっ!!」

「…………!!ダニエル、こいつ見たことある」

『ナゾォォ』

「えっ!?」

「こいつたしかフェナスシティの議員の男だ、家もすぐわかるぜ」

『ナゾォォ』

「よし、行くぞっ」

「……フッ、その通り、私はお前らの言う通りフェナスシティの議員だ、それも時期市長、お前らがどうしようとどうにでもなる」

「なんだとっ!?」

「くそ……」

『ナゾ……』

 

『ストライク!!』

『『イーブイ……』』

「……イーブイ……」

 

 

イーブイたちはストライクに追い詰められていたのである。

 

 

「くそっ、全然敵わねぇ……」

 

 

そして、

 

 

『ストライクッ!!』

 

 

ストライクはイーブイたちに止めをさそうとした。

 

 

その時

 

 

「ん?」

『『イーブイ……』』

 

 

サイレンの音が聞こえてきたのだ。

 

 

「まずいっ!!」

 

 

スーツの男は逃げようとしたのである。

 

 

「逃がさねぇよ!!」

「ぐっ」

 

 

ダニエルはスーツの男を蹴り飛ばした。

 

 

「ストライク、俺らも逃げるぞっ」

「そうはいかねぇよ、ナゾノクサ」

『ナゾォォ』

 

 

ナゾノクサはハンターにねむりごなをかけて眠らせたのだ。

 

 

『……ストライク』

「流石、ヤッチーノ」

「ダニエル、もちろんだぜ」

『ナゾォォ』

「警察が来る、行くぞ」

『『イーブイッ!!』』

 

 

レオたちはバイクに乗り走り去ったのである。

 

 

 

 

 

その後、フェナスシティの議員の家の前には覆面をしたレオたちがいた。

 

 

「どうするんだ?」

「ダニエル、ピッキング出来ないのか?」

『ナゾォォ』

「無理だ」

「……時間がねぇ、窓ガラス破壊するしかねぇだろ」

『『イーブイ!?』』

 

 

レオは窓ガラスを蹴り飛ばして割ったのだ。

 

 

「「まじか!?」」

『ナゾォォ……』

 

 

そして、レオは割ったところから鍵を解錠してレオたちは中に入ったのである。

 

 

「時間がない、すぐに探すぞ」

『『イーブイ』』

「どこを探せばいいんだ?」

『ナゾォォ?』

「クマシュン、どこだぁ!!」

 

 

その時

 

 

『クマシュゥン!!』

「「「!!」」」

『ナゾォォ!!』

『『イーブイ!!』』

「レオ、ダニエル、あの部屋だ」

『ナゾォォ』

 

 

レオたちは鳴き声のした部屋に入った。

 

 

「………………クマシュン……間違えない、お前だよな……」

『クマシュゥンクマシュゥン!!』

「これがクマシュンってポケモンか?」

『『イーブイ』』

「本当に見つけた……こんなの奇跡だ……けど……どうやって解放する?」

『ナゾォォ』

 

 

クマシュンは部屋にいたが鍵の付いたゲージに入れられていたのだ。

 

 

「おい、クマシュン、下がれ」

『『イーブイ』』

『……クマシュゥン』

「……イーブイ、スピードスター」

『イーブイ』

 

 

イーブイのスピードスターがゲージの鍵に直撃したのである。

 

 

「イーブイ、ひみつのちから」

『イーブイ』

 

 

そして、イーブイのひみつのちからでゲージは壊れた。

 

 

『クマシュゥン!!』

 

 

レオたちはクマシュンを連れて去っていったのだった。

 

 

 

 

 

「ありがとう、アリス……」

「ううん」

「……もう大丈夫、私、クマシュンを絶対に探す……」

「うん……」

 

 

その時

 

 

『クマシュゥン!!』

「「え」」

 

 

キャサリンの元へとクマシュンがやって来たのだ。

 

 

「……どうして……」

『クマシュゥン!!』

「……あ……あ……クマシュン!!」

『クマシュゥン!!』

 

 

キャサリンはクマシュンを抱き締めたのである。

 

 

「クマシュン、会いたかったよぉぉ!!ごめんねぇ!!」

「キャサリン……本当によかったです……みんなが見つけたんですか?」

「ああ、でも、本当に偶然だ、たまたま見つけたハンターが取引してたフェナスシティの議員が昔、買って自宅に置いてたようだ」

『『イーブイ』』

「そして、そのあと俺らが取り返したってことよ」

『ナゾォォ』

 

 

ダニエルはレオとヤッチーノに頭を下げた。

 

 

「レオ、ヤッチーノ、本当にありがとう」

「……ああ」

『『イーブイ』』

「気にするな」

『ナゾォォ』

 

 

 

 

 

その頃、フェナスシティの議員の家にはある男がいたのだ。

 

 

「俺は国際警察の871(バンナイ)

「ええ、どうも」

「それにしてもこの被害……」

「ほっほっ、所でそれにしても空き巣で国際警察のお方とは……どうゆうことですかね?」

「……ああ、実はポケモン売買の捜査をしていて、その件について話を聞こうと思って来た」

「………」

「ついさっき、カントー地方からポケモンを密輸していたハンターを逮捕したがそのハンターが貴方との関与を仄めかしてるが?」

「ほっほっ、そんなの言いがかりですよ、証拠なんてないですしね、そんなことよりここの監視カメラに映っている3人組を捕まえてくださいよ」

「そうか、それはもちろん、ただ覆面だから調査が大変だな、使ってるポケモンはイーブイ2匹とナゾノクサ、年齢は10代って感じだな」

「ええ」

「その前に先ほどハンターを逮捕した警察の車両が到着する直前に警察のドローンが向かったんだが、そのレコーダーに貴方の姿があるがどうゆうことだ?」

「!?私だけ」

「ああ、貴方だけだ、十分な証拠だな」

「………」

「因みにこれは?」

 

 

バンナイは近くにあった布を取ったのである。

 

 

「これはイッシュ地方のクマシュンってポケモンだな」

 

 

布を取るとゲージがありクマシュンがいた。

 

 

そして、そのクマシュンはメタモンになったのだ。

 

 

「おや、メタモンだったか」

「だから何です?」

「このメタモンがクマシュンに変身したということはこっちの壊れたゲージにはクマシュンがいたってことか?」

「……そうなりますね」

「実は数年前にイッシュ地方からクマシュンの行方不明届けがあったんだ、そのゲージにある残っている毛、状況から見てクマシュン……その毛を調べさせてもらう、一応な」

「え」

「そのクマシュンの家族が毛を提供している、念のためその毛を調べさせてもらう」

「え……いや、その……」

「……やっぱり、お前、密輸されてるポケモンを買っていたか、これだと令状が出せるな、そうすればお前はもう社会的に終わりだな」

「……どうすれば……」

「分かってるだろう、いくらか包め」

「なに……」

「断れば令状を申請する、他にも知られちゃいけないこともあるだろう、安いものだ」

「………くそっ」

「ついでにこのメタモンも貰っていくぞ」

「……」

 

 

 

 

バンナイはメタモンを車に乗せたのである。

 

 

「君はいいメタモンだ、俺のポケモンになれ」

『メタ』

「あの議員、バカだな、もちろん令状を請求してやるよ」

 

 

 

 

 

数日後、フェナスシティの議員は様々なポケモンの密輸や違法行為が明るみになり逮捕されたのだった。




この頃のレオって本当に弱いんですよね、でも、弱くても必死になると力を発揮するので敵わないストライクとも戦ったり窓ガラス割ったりと本当に芯が強いんです。
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