夕焼け少女達と紡ぐモノガタリ   作:希望光

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どうも希望光です。
今回はタイトル通りひまりの誕生日回となっております。
そして、時系列が毎度の如く吹き飛んでおりますが悪しからず……。

それでは、本編の方どうぞ


ひまり誕生日回:少し違ったいつものメンバー

 とある日、羽沢珈琲店に集まった一同は、ひまりの誕生日について話し合っていた。

 

「今年どうしようか〜」

「毎年やってるとサプライズ感出すの難しくなってくるよな」

 

 モカの言葉にそう返す巴。

 その直後、雷輝が口を開く。

 

「……逆に考えるんだ……普通に誕生日会をやるだけで良いんじゃないかと」

「それ、読者からすると味のしないスルメかまされてるのと同じ気持ちだと思うけど?」

「メタすぎるよ!!」

 

 リキヤの言葉に叫ぶ雷輝。

 

「そうか?」

「十分メタだよ!」

「あのさ、2人だけで盛り上がらないでくれる?」

「「すいませんでした……」」

 

 蘭に対して即座に土下座する2人。

 

「そ、それじゃあひまりちゃんに何をあげるか考えよ……!」

「そうだな」

 

 つぐみの提案に頷く巴。

 

「何か提案ある人?」

『……』

 

 雷輝の問いかけに黙り込む一同。

 するとモカが口を開く。

 

「ライライを女装させてプレゼントすればいいと思いま〜す」

「いや、それは——」

「良いね!」

 

 雷輝の言葉を遮りモカに賛同するリキヤ。

 

「なんでそうなるんだよ」

「1番最適だと思ったから」

「おかしいだろ、他のみんなもそう思うよね?」

 

 雷輝の問い掛けに目を逸らす蘭、巴、つぐみ。

 

「なんで目逸らしちゃうのさ……」

「雷輝君には悪いと思うんだけど……凄く良い案だと思うんだ」

「私も同意見」

 

 つぐみの言葉に同調する蘭と頷く巴。

 

「なんでさ……」

 

 それを聞いて大いに落胆する雷輝。

 すると、雷輝の肩に手が置かれる。

 

「諦めろ、これも運命(さだめ)だ」

 

 サムズアップしながら雷輝にそう告げるリキヤ。

 その日、羽沢珈琲店内に鈍い音が響き渡った——

 

 

 

 

 

 迎えた10月23日、ショッピングモールに集まった一同。

 

「「「「「ひまり(ひーちゃん)(ひまりちゃん)(上原)誕生日おめでとう!」」」」」

「みんな〜ありがとう!!」

 

 一同からのお祝いに歓喜するひまり。

 

「早速だけど、プレゼントを用意していま〜す」

「何々〜?」

「こちらで〜す」

 

 モカの言葉を皮切りに、その場から退く一同。

 そして、姿を現したのは、軽くおめかしした雷輝。

 

「え、雷輝君?! どう言うこと?」

「今年のひーちゃんの誕生日プレゼントは、ライライを好きな様にコーディネートすることになりました〜」

「雷輝君こんな調子だけど大丈夫……?」

 

 雷輝を見ながら不安気な表情(カオ)をするひまり。

 それもそのはず、今の雷輝は虚ろな目のまま『……シテ……コロシテ』と呟き続けている状態なのだ。

 

「あー、それに関しては放っておけば治るよ。その姿で人前に出された事に関してそう言ってるだけだから」

「そ、そうなの?」

「そうそう。ほら、ライライしっかり〜」

 

 そう言いながら雷輝を揺さぶるモカ。

 

「ハッ……あ、ひまり。誕生日おめでとう」

「うん。ありがとう。それで……」

「ああ……不本意だが構わないよ」

 

 ため息を吐きながらそう返す雷輝。

 

「本当に! ありがとう! あ、でもお金が……」

「そこに関しては私達がみんなで出すよ」

 

 ひまりの疑問に答えたのは蘭。

 

「良いの?!」

「主役に払わせるわけにはいかないだろ?」

「そーそー。今日の主役はひーちゃんなんだからね〜」

「みんな……本当にッありがとう!」

 

 感謝を述べたひまりは踵を返すとこう言う。

 

「じゃあみんな、早速いこう! えいえいおー!」

『……』

「なんでよ!」

 

 本日も、ひまりの号令は不発に終わった。

 

「やっぱり安牌を取るに限るから……かな?」

「だね〜」

「もう!」

 

 そんな具合で歩みを進めていく一同。

 この後、ブティックにて雷輝は完璧な女の子へと変身した挙句、リキヤが冗談めいて告白し鉄拳制裁されることになるのだが、それはまた別のお話。




閲覧ありがとうございました。
以上でひまりの誕生日回は終了となります。
最後に、ひまり誕生日おめでとう!
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